9月1日午後1時30分より東商ホールでおこなわれた認知症市民公開講座「守りたい記憶の絆」に参加しました。
内容は基調講演「認知症治療薬の新しい選択肢」と題して、独立行政法人 国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長の遠藤英俊先生より、本年に入って3つの新しい薬が認可されたことを紹介され、基本的な薬のアリセプトと共に併用をすることにより、進行を遅らせることが出来るとの話がありました。
次に、映画監督の関口祐加さんが製作中のドキュメンタリー映画「此岸、彼岸」の一部を上映しながら、自分の母親を「無理をせず楽しく」介護することの大切さを訴えていました。次に「認知症の人と家族の会」代表理事の高見国夫さんが、介護の話をするなかで、主な介護者は夫婦が約50%、子30%強となっており、老老介護と親の年金をあてにしている男性介護者が増えているとの話がありました。同会の合言葉「ボケても心は生きている」を二組のご夫婦の体験を交えて話をされていました。