Archive for 2018年 10月 4日
柏地域医療連携センターを視察
10月4日(木)
公明党会派で柏地域医療連携センターを訪問。
柏市が先駆的に取り組んでこられた「地域包括システム」に
ついて視察を行いました。
平成22年から柏市、東京大学、UR都市機構が協定を結び、
その後、医師会など三師会の協力があり、柏地域医療連携
センターを中核拠点に在宅医療・介護連携の体制を推進し
ています。
これから加速する高齢化の時代。
病院ではなく自宅での看取りが出来るような環境整備が求め
られています。
地域医療連携センターが機能することで病院から在宅に戻る
際の調整支援や医師・多職種による在宅医療・看護・介護の
コーディネートなどがスムーズに行われるようになり大きく
前進できたとの事。
これからの課題としては、看取りも含めた在宅医療について
もっと多くの市民に知ってもらえるようパンフレットや出前
講座等で周知を図るとしています。
特筆すべきは築50年を迎えたUR賃貸住宅、「豊四季台団地」
の建替えに合わせた24時間対応のサービス提供拠点とサ—ビス
付き高齢者向け住宅の設置。
UR、柏市、東大IОG、医師会などの検討会で地域の医療
福祉拠点の形成に必要な医療、介護機能を十分に吟味・選定
した上で、URが必須用途(①サービス付き高齢者向け住宅
②訪問看護ステーション③小規模多機能型居宅介護事業所
④在宅療養支援診療所⑤豊四季台地域の主治医診療所⑥地域
包括支援センター⑦学童保育施設⑧薬局)を詳細に指定し、
公募条件としました。
また、自立高齢者の生きがい就労や多世代の支え合いなども
考慮されています。
豊四季台団地における団地再生モデルは、今後全国の団地へ
展開予定。
間も無く築50年を迎えるUR団地に住んでいる身としては、と
ても身近な課題でもあり、大変に参考になりました。