【議事録】H30第1回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(平成30年2月28日)
文教委員会(平成30年3月7日)
予算特別委員会(平成30年3月9日~3月15日)
 


平成30年2月28日 本会議・一般質問


◆5番(瀬順弘君) 公明党の瀬順弘でございます。
 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。
 まず1点目、歯と口の健康についてであります。
 平成23年8月に施行された歯科口腔保健の推進に関する法律では、第1条、目的に、口腔の健康が国民が健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割を果たしている、また国民の日常生活における歯科疾患の予防に向けた取り組みが口腔の健康の保持に極めて有効であると、歯科口腔保健の重要性が明記されております。
 歯科口腔保健の重要性が注目されるようになったのには、近年の研究から、歯周病が全身の健康に深く関係することがわかっていることが背景にあります。
 平成26年の厚生労働省の調査では、歯周病の有病率は20歳代で約7割、30から50歳代で約8割、60歳代は約9割に上るとの結果が出ております。
 歯周病は、歯周病菌が増殖して歯肉などに炎症を起こす細菌感染症で、進行すると歯の土台である骨が溶け、最悪の場合には歯を失うこともあります。歯の喪失は全身の健康を脅かしかねないだけではなく、歯周病そのものも多くの病気とかかわっていることがわかってきております。特に、メタボリックシンドローム、糖尿病、心臓病との関係が注目されており、ほかにも動脈硬化、肺炎、認知症などとの関係性も指摘されております。
 そこでまず、歯と口の健康について大局的にお伺いしますが、立川市において歯科口腔保健の重要性についてどのように認識されているのかお示しください。
 続けて、歯科健診についてでありますが、冒頭に紹介いたしました歯科口腔保健の推進に関する法律の第2条、基本理念には3項目あるわけでありますが、その第1番目に、予防に向けた取り組みを行い、早期発見・早期治療を促進することというふうに明記されております。
 予防、早期発見ということでは、健康診査が大変重要になってくると思いますし、立川市においてもさまざまなステージで歯科に関する健康診査事業が実施されていることと思います。
 そこで、現在立川市では歯科口腔保健関連事業としてどのような事業が実施されているのかお答えください。
 次に、2点目、冬季の備えと対応についてであります。
 1月22日から23日にかけて降った雪の影響により、高速道路では通行どめが相次ぎ、東京都内では雪の影響と見られる交通事故が800件以上発生、鉄道はダイヤの乱れや運休が発生するなど、帰宅時間帯には大きな混乱が見られました。
 今回は、2014年2月以来4年ぶりの大雪となりましたが、4年前の大雪の際には、公共施設ではひさしやテント類の傾き、破損、立川駅北口ペデストリアンデッキではシェルター、屋根のガラス破損などの被害が発生しております。また、農業では、農業用ハウスの倒壊や植木の枝折れなどが多数発生するなど、市内でも大きな被害が発生いたしました。
 また、この記録的な積雪の後、1月25日には過去最強クラスの寒波が襲来し、東京では48年ぶりの冷え込みを記録、その後も厳しい冷え込みが続きました。
 そこでまず、積雪について伺います。
 今回の積雪の影響として、市内の状況、被害などはどうであったのか、市が把握されている状況についてお示しください。
 次に、公共施設についてですが、冷え込みの影響で水道管が凍結したり、また破裂するといったことが報道等で指摘されております。立川市内の公共施設において水道管の破裂など寒波の影響はあったのかどうかお示しください。
 大きな3点目、通学路の安全点検についてです。
 全国では通学中に児童生徒のとうとい命が失われたりけがを負うなどの被害に遭う交通事故が依然として発生しております。
 ことし1月9日には、前橋市内で始業式へ向かう高校生の自転車に車が突っ込み、2人が意識不明の重体に、昨年10月18日には大阪府枚方市の小学校前で児童の列に車が突っ込み、子どもら6人が負傷する事故が発生しています。
 子どもたちの通学中の安全確保は大変重要な課題であり、保護者にとっても常に関心の高い事柄であります。
 児童生徒の通学の安全確保と教育環境維持のための道路が一般的に通学路と言われ、立川市内の小学校においても各校で通学路が指定されていることと思います。
 そこでまず、通学路の安全点検についてお伺いする前提として、各学校で指定される通学路というのはそもそもどのように決定されるのかお尋ねいたします。
 次に、安全点検の実施状況について伺います。
 平成24年4月の京都府亀岡市での交通事故を受け、文部科学省、国土交通省、警察庁は、全国へ通学路緊急合同点検の取り組みを要請し、立川市においても、平成24年、25年、緊急合同点検が実施されたものと承知しております。また、緊急合同点検以降も安全点検を実施されているものと思いますが、緊急合同点検も含め、これまでの通学路安全点検の実施状況についてお答えください。
 4点目、立川駅西地下道についてお伺いいたします。
 JR中央線の南北をつなぐ立川駅西側にあります西地下道は、一昨年12月より改修工事が行われ、それまで市民の方からも多く指摘をいただいていた地下水の排水の改善や路面舗装が行われ、またLED照明への交換によって暗かった地下道が随分と明るくなり、昨年6月に工事が完了いたしました。
 その後、立川駅北口西地区市街地再開発組合により3台の防犯カメラが設置され、またJR八王子支社によりコンクリート片等の剥落防止工事が実施され、西地下道の環境が大きく改善されました。
 しかしながら、その後、路面や壁の継ぎ目から地下水が流出している状況があり、前回の定例会でも安東議員が一般質問で取り上げ、床からのもの、また壁からのもの、それぞれに対応する予定との御答弁がありましたが、その後の対応状況や地下水の流出状況はどのようになっているのかお示しください。
 以上で1回目の質問を終わります。

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◎市長(清水庄平君) まず歯と口の健康についてでございます。
 市民が健康で質の高い生活を営む上で、基礎的かつ重要な役割を果たしており、日常生活における歯周疾患の予防に向けた取り組みが極めて重要であると認識しております。
 市では、妊婦歯科健康診査や幼児歯科健康診査、成人歯科健康診査事業のほか、健康教育事業や運動教室における歯科講座、歯と口の健康週間期間中に無料の歯科健診や歯科相談、児童生徒によるポスター展等を実施しております。
 また、平成30年度からは新たに後期高齢者を対象に嚥下機能評価等、高齢者の特性を踏まえた健診項目を成人歯科健康診査に追加することで高齢者の口腔機能の保持、誤嚥性肺炎やインフルエンザの気道感染の予防、栄養の改善等につなげています。
 次に、積雪についてでございます。
 積雪の影響や被害につきましては、通行の困難性以外は特に把握しておりませんが、市民の方からは、除雪や融雪剤の散布の要望などが70件程度あり、順次対応いたしました。
 また、スリップ事故によるガードレールやカーブミラー等交通安全施設の破損も10件あり、こちらも順次修繕を進めております。
 なお、農業被害につきましてはなかったと伺っております。
 その他、担当から答弁いたします。

◎行政管理部長(田中準也君) 公共施設のことしの冷え込みの被害ということでございます。
 学校施設では小学校8校で11件、中学校7校で12件の被害が出ております。主な被害の状況は、受水槽や高架水槽のオーバーフロー、給水バルブや給水管の破損による漏水などが確認されております。
 現在は18件について修繕等対応を完了しておりますが、5件については漏水系統に係るバルブを閉栓するなどして修繕の手配をしているか、緊急性のないプール系統等のふぐあいは時期を見て修繕するということにしております。現在は直接的に学校運営に支障は生じておりません。
 その他の公共施設でございますけれども、3施設、5件の被害が出ております。
 具体的には、清掃事務所の防火水槽からの漏水、ドリーム学園の蛇口破損、空調機の冷温水ポンプの破損、ガス給湯器の漏水となっており、これらについてはいずれも修繕を完了しております。
 しかしながら、中砂第二学童保育所の足洗い場給水管漏水については部品の入荷待ちとなっておりまして、入荷次第修繕を実施いたします。
 以上です。

◎教育部長(栗原寛君) 通学路の安全点検について御答弁いたします。
 通学路につきましては学校長が指定いたしますが、指定する際には、児童が安全に登下校できるかという視点を第一に、PTA等と協議しながら決定し、その内容を年度当初の通学路安全マップに反映しております。
 通学路安全マップは、全児童と地域の主な団体等に配付し、学校、家庭、地域が連携して子どもたちの登下校の安全確保に努めているところでございます。
 通学路の合同点検でございますが、全国的に登下校中に児童生徒が巻き込まれる交通事故が相次いだことから、先ほど議員から御指摘があったとおり、文部科学省、国土交通省、警察庁から通学路の緊急合同点検を実施するように東京都を通じて平成24年5月に通知があったことを受け、本市におきましても平成24年度から実施しております。
 年度別の実施状況でございますが、平成24年度に全20小学校区において、学校や関係機関、地域と連携して初めて通学路の合同点検を実施いたしました。
 平成25年度は小学校区で17校、中学校で9校、平成26年度は小学校区で20校、平成27年度は小学校区で14校、中学校2校で実施いたしました。
 平成28年度と29年度は学校が統合する2小学校区と学区域を変更する1小学校区、平成29年度はさらに立川警察から指定されました1小学校区において実施したところでございます。
 平成24年度に実施した点検において対策必要箇所は78カ所でございました。平成25年度以降に実施した際に指摘された箇所を含めると、約80カ所でハード面等の改善対策箇所がございましたが、市道への注意喚起の看板設置や塗装の塗りかえ等を実施した結果、大部分の対策は終了しております。
 交通管理者や東京都等関係機関へも必要な対策についての要望は伝えておりますが、信号機の設置、歩道の拡幅等は長期的に取り組まなければならない課題と認識しているところでございます。
 以上です。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 西地下道の地下水につきましては、壁面のつなぎ目部分及び床面から流出しておりましたが、壁面にはといを追加し、床面では試験的に一部舗装補修を実施いたしました。現在は渇水期ということもあり、地下水は流出しておりません。
 また、地下水につきましては完全に止水することは難しいため、雨季になり地下水位が上がると流出する可能性がありますので、その都度壁面にはといの設置、床面では試験的に舗装した状況を確認し、効果があれば同様な補修をしてまいりたいと考えております。
 以上です。

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◆5番(瀬順弘君) お答えいただきましたので、2回目の質問をさせていただきたいと思います。
 まず1点目の歯と口の健康についてであります。
 状況、また市の歯科口腔保健の重要性についての御認識を示していただきました。非常に重要な役割、極めて重要であるという認識を持たれながらさまざまな事業が行われていることもお示しいただきました。
 それでは、幾つか挙げていただいた事業がございますけれども、この中で幼児歯科相談、それから成人歯科健診、妊婦歯科健診、これの受診状況がどのようになっているのかお示しいただきたいと思います。
 また、その受診状況から、市民の歯科口腔保健に関する意識というのはどのようになっていると市のほうでは捉えていらっしゃるのかお示しいただきたいと思います。
 また、歯科健診について続けます。
 昨年6月9日に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針2017には、口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組むと記され、ライフステージの特性を踏まえた生涯を通じた切れ目のない歯科口腔保健施策が必要とされております。
 さきに御答弁いただいたように、立川市においても乳幼児期、また学齢期、そして成人、また30年度からは後期高齢者に新たな健診が追加されるというようなことで、さまざまなライフステージに応じたところを取り組んでいらっしゃるかと思います。
 こういった健診、また実際に治療を受けるといった場合には、当然対象となる方が歯科医療機関やまた健診する健康会館などに足を運ばなければならないわけであります。しかしながら、障害をお持ちの方であったり、また在宅の要介護者、足を運んで歯科健診等を受けることが困難な方も市民の方にはたくさんいらっしゃいます。
 そこでお伺いいたします。
 障害をお持ちの方、要介護者、長期入院患者など、外出が困難な高齢者も含め、足を運んで歯科健診や診療を受けることができない方々に対する歯科口腔保健施策について市はどのようにお考えなのかお示しください。
 次に、8020運動について伺います。
 8020運動とは、当時の厚生省と日本歯科医師会が1989年より推進している80歳になっても20本以上の自分の歯を持とうという運動です。高齢になっても豊かに楽しく過ごしていただくために、いつまでも自分の歯で自分の口から食事をとることが大切であり、20本以上の歯があれば食生活にはほぼ満足することができると言われております。
 8020達成者は、非達成者よりも生活の質を良好に保ち、社会活動意欲があるとの調査結果もあります。
 このようなことから、8020運動は市民の健康を促進し、健康長寿社会をつくるために重要な運動と考えますが、立川市ではどのように取り組んでいらっしゃるのかお示しください。
 次に、冬季の備えと対応でございます。
 積雪のほうは大きな被害というのはなかったようでありますが、多くの市民の要望も寄せられたということでありました。
 また、公共施設では、小学校、またその他の施設においてもさまざまな被害があったということで状況をお示しいただきました。
 市のほうにも多くの声が寄せられているということでありましたけれども、私のほうにも幾つか市民の方から御意見などいただいております。
 そこで、今回の積雪に対する市の備えであったり、また対応の状況ということを少し細かく何点かお聞きしたいと思います。
 まず1点目、融雪剤のストック、また手配については今回どのような状況であったのかお示しください。
 次に、2点目、児童の通る通学路の確保の状況についてはどうであったのかお示しください。
 3点目、一部の公共施設では駐車場を数日間閉鎖していたところがあったようでありますが、駐車場についてはどのような対応をされていたのかお示しください。
 最後、4点目ですが、職員の方、いろいろと頑張っていただいたのは見聞きしておりますけれども、職員の皆さんや、また委託業者による除雪作業の状況、これはどういった対応だったのかお示しください。
 続けて、公共施設の寒波による影響についてお聞きしたいと思います。
 さまざまお聞きしたわけであります。また、その被害の対応についてもお示しいただきました。
 私のほうには、練成館も水道管の破裂があったというようなことをお聞きしているわけでありますけれども、こういったこと、頻繁に起こることではないのかもしれませんけれども、今回の状況をよく検証していただいて、今後の対策を考え、実行しなければならないと思います。そのあたりについて、現在の市の考え方をお示しいただきたいと思います。
 次に、3点目、通学路の安全点検についてであります。
 点検の状況などお示しいただきました。また、通学路の指定についてのプロセスについてもお示しいただきました。
 保護者の方とお話ししておりますと、今指定されている通学路よりこちらの道路を通ったほうが安全じゃないのかなというような声をお聞きすることもあります。また、地域の方々も、見守り活動をしていらっしゃる方からのお声、また朝夕の子どもたちの登下校の姿を見ながら、いろいろと御意見をお持ちの方がたくさんいらっしゃるように思います。
 そのように、地域の方が関心を持っていただいているというのは非常にありがたい話だと思いますけれども、こういった声をこの通学路の指定に生かしていくためにはどのように伝えていけばいいのかお答えいただきたいと思います。
 また、安全点検の結果、お示しいただきましたが、特にここ数年については実施されている学校、またされていない学校があるようでありました。
 昨年9月の文教委員会で私は、今後の通学路安全点検の実施の計画について質問したところ、教育委員会では「中長期的な計画は策定していない」という御答弁でありました。そのため、ぜひ計画を持って子どもたちの安全を守るため通学路の安全点検を進めていただきたいというふうに要望いたしましたが、その後、点検の計画については何か検討していただいているのでしょうか。もしお考えいただいているようであれば、今の検討状況などお示しいただきたいと思います。
 4点目、西地下道についてであります。
 地下水の対応状況などわかりました。なかなか、どこからいつ出てくるかわからないという難しい状況もあるようでありますが、しっかりと今後も引き続き注視しながら対応していっていただきたいと思います。
 この西地下道は、今後アート化が進められていきますので、制作作業や、また完成後の作品に影響が及ばないよう、ぜひ道路課と地域文化課でしっかりと連携をとりながら進めていただきたいと思いますので、要望しておきます。
 壁面アート化については、先日の佐藤議員の代表質問の答弁で、電車でつなぐ西地下道アートプロジェクトということで明らかになりました。3月のキックオフイベントを皮切りに制作がスタートし、平成30年度末までに完成予定という概要が示されました。
 この西地下道壁面アート化については、平成29年、30年度の2年度にわたる事業でありますが、平成29年度予算の審議において、企画の具体化は、武蔵野美術大学とアール・ブリュット立川実行委員会に協力をお願いしていると説明されております。
 そこで伺います。
 アール・ブリュット立川実行委員会とはどのような連携、協力をされ、この壁面のアート化にアール・ブリュットがどのように取り入れられるのかお示しください。
 以上で2回目の質問を終わります。

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◎保健医療担当部長(横塚友子君) 歯と口の健康につきまして、歯科健診の平成28年度の受診状況は、1歳6カ月健診が97.3%で前年比3.4ポイント増、2歳児健診が65.2%で5.2ポイント増、3歳児健診が95.1%で0.9ポイント増、妊婦歯科健診が24.4%で1.0ポイント増、成人歯科健診が0.77%で0.21ポイント減となっております。
 成人歯科健診は28年度から対象者を20歳以上に拡大いたしましたが、受診率は減少いたしました。しかし、全体的に見ますと受診率は向上しており、市民の歯と口の健康に関する意識等が向上しつつあると考えております。
 歯科医院に行けない方等の健診の対応につきましては、在宅医療と介護の連携のあり方も含め、今後、立川市歯科医師会と研究してまいりたいと考えております。
 次に、8020運動の本市の取り組みといたしましては、先ほど御答弁いたしました健診による予防や健康教育による正しい知識の普及啓発等、生涯を通じて歯と口の健康を維持することがこの運動につながるものと考え、各事業を推進しております。
 また、昨年から、立川市歯科医師会が歯と口の健康週間事業に合わせて8020達成者を表彰する事業を行っており、市も歯科医師会と協力、連携して取り組んでおります。
 以上です。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 積雪に対する融雪剤につきましては、冬季前に確認し、最低200袋は備えております。
 今回の積雪では約160袋の融雪剤を使用しましたが、現時点で約280袋を確保しておりますので、今後についても問題ないと考えております。
 除雪につきましては、デッキや富士見高架などの坂道、通学路を含め順次作業を行っておりますので、通学路を優先して対応することはできない状況にあります。
 また、除雪作業の体制につきましては、1月22日17時15分から23日8時30分まで、22名体制で立川駅南北デッキや東西地下道、横断歩道橋、富士見高架などの坂道などを中心に除雪を行い、動線を確保いたしました。
 なお、市だけでは対応し切れないため、委託業者に依頼し、あわせて南口デッキや坂道、武蔵砂川駅周辺等の対応をしていただきました。
 以上でございます。

◎教育部長(栗原寛君) 通学路の除雪についてでございます。
 学校の中には、前日から自治会長等へ降雪時の除雪を依頼し、降雪後には地域全体で通学路の除雪を実施した地区もあったと聞いているところでございます。
 今回の降雪時には教育委員会として統一的な対応を行っておりませんが、学校や行政の力だけで通学路全体の除雪はなかなか難しいところがございますので、このような事例を地域連携の一つのモデルとして校長会等で紹介して、地域との連携を深められるよう促していきたいというふうに考えております。
 続きまして、通学路の安全点検でございます。
 市内では、シルバー人材センターの地域班による登下校の見守り活動が実施されております。学校では、見守り活動を行っている方々との懇談会等を実施し、地域の皆さんの御要望について伺う機会を設けております。また、青少研の定例会等、地域の会合には校長または副校長が参加していますので、そのような機会に通学路の安全対策について御意見を伺うこともできると考えております。
 点検の計画についてでございます。
 今後の通学路の合同点検につきましては、立川警察交通課と平成29年秋に協議し、3年で全国を網羅すべく点検を実施することを一つの目安としております。
 そこで、今後の安全点検につきましては、1年に6校から7校を対象に実施してまいりたいと考えております。実施に当たっては、事故等が発生した校区を優先的に実施していくことも考慮しながら合同点検を実施する校区を決定してまいります。
 以上でございます。

◎行政管理部長(田中準也君) まず、積雪の影響ということで、駐車場が利用できなかったということでございますけれども、各公共施設の駐車場につきましては主管課での対応ということに基本的になりますので、全体の把握は私どものほうではできておりません。
 ただ、庁舎の場合ですと統括管理という者がおりますので役割分担が決まっておりまして、降雪時の危険箇所の初期対応というものは統括管理者で行うということ、それから降雪しているものの除雪につきましては、行政管理部の中で連絡網というものを持っておりまして、職員が早出して除雪するというような仕組みはできております。
 それから、今後の対応ということでございますけれども、今まででも大雪等が予報で出ている場合は、施設課から保全ニュースというものを出しまして、掲示板などで注意喚起を行ってきたわけでありますけれども、ことしも12月にはそれを出したんですけれども、今回の場合は非常にそれ以上の冷え込みということがございましたので、施設の中で外気に面した部分で凍結が想定される部分であるとか、そういうところにつきましてはカバーするとか、それから毛布をかけるというようなことも含めまして、どのようなことが効果的であるかということを検討させていただきまして、適切な防寒対策については改めて周知していきたいというふうに考えております。

◎産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 壁面アート化におけるアール・ブリュットにつきましては、アール・ブリュット立川展で展示された作品の中から数点の一部分をモザイクタイル画にして取り入れることと、立川市在住の作家さんにじかに壁に描いていただくことで調整を進めております。
 また、アール・ブリュット立川実行委員会には、作家や作品管理者との橋渡しなどで今後御協力をいただいているところでございます。
 以上です。

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◆5番(瀬順弘君) それでは、お答えいただきましたので、3回目、最後の質問をさせていただきたいと思います。
 まず1点目の歯と口の健康についてであります。
 歯科健診の状況をお示しいただきました。成人歯科健診については減になっているようでありましたけれども、その他の健診については全てプラスということで、全体的な意識向上が図られているということでありました。とはいえ、成人健診、若干減っているということでありますので、引き続きこのあたりの意識啓発は、今もしていただいていると思いますが、引き続きお願いしたいと思います。
 また、成人歯科健診については、それまで40歳以上であったものを20歳以上ということで、平成28年度から拡大していただきました。先ほど述べましたとおり、全てのライフステージに応じてすき間なくやっていくという意味合いでは、本当にこれは非常に大きな判断をしていただき、拡大していただいたというのは非常にすばらしい取り組みだなというふうに思っておりますので、そういった意味も含めて、ぜひこの成人歯科健診、今後しっかりと健診率が上がっていくように引き続きお願いしたいと思います。
 それから、障害をお持ちの方、また要介護者等、外出の困難な方の歯科の健診また治療等については、今後歯科医師会と研究されていきたいということでありました。もちろん、例えば訪問診療、訪問健診などしていくには体制のことなどもありますし、予算のことなどもあるかと思います。そういった意味では、しっかりと歯科医師会と綿密な協議を進めていただきまして、丁寧に検討を進めていっていただきたいと思いますので、要望させていただきます。
 また、8020運動についてでありますけれども、先ほどの御答弁でもありましたとおり、歯と口の健康週間で昨年初めて達成者の表彰が行われたということでありました。この表彰を受けるためには事前に立川市歯科医師会所属の医療機関で無料健診を受けていただくか、または健康週間の中でも無料健診をされておりますので、事前にそれを受けていただいて判定してもらい、80歳で20本を達成した方には表彰状と粗品が授与されたというふうに聞いております。今回の表彰対象者は189名もいらっしゃったということで、表彰を受けられた方は大変喜んでいらっしゃった、この表彰事業というのが好評であったというふうに伺っております。
 一方で、市も一緒にやっているなら表彰状に市長の名前もあったらよかったのにというような声や、頑張って達成したのでもうちょっといい記念品を出してほしいというような声も一部ではあったようであります。物をもらうためにやっているわけではありませんが、頑張ってそのように歯の健康を保ってこられた方、そういった方には本当に温かい気持ちで表彰してあげる、今回の事業が始まったことについては大変評価させていただきたいと思います。
 この事業、表彰を実施したのが歯と口の健康週間ということでありましたが、これについては立川市歯科医師会へ委託している事業だと思いますけれども、そこで行われたということで、この8020の達成者表彰というのがこの委託の中の事業という位置づけだったのかどうなのか、細かいことは、予算も絡むことでありますので、また予算特別委員会などほかの機会でここの中身については確認していただきたいと思いますが、いずれにしましても、この表彰の事業を続けていっていただきたいと思いますし、今後もっと市も積極的にかかわり、事業を充実していっていただきたいと思いますが、見解を伺います。
 続きまして、積雪、また寒波の影響でございます。
 積雪につきましては、今さまざまな状況、また準備の対応等についても詳細にお示しいただきました。市でも想定されること、事前の準備等も含めてさまざまな対応をしていただいたかと思います。
 私もまちの状況を見て回りますと、多くの市民の皆さんが雪かきをされている状況も見ましたし、このような市民の皆さんの協力がなければとても対応し切れないというのはもちろん私も感じるところであります。
 しかし、市内には例えば地域的に極端に高齢者の方が多い地域など雪かきがなかなか進まず、その後続く厳しい冷え込みで積もった雪が凍ってしまい、道路が大変な箇所も散見されました。
 先ほど、被害の状況ということで、車のスリップによってガードレールやカーブミラーの被害が一部あったというようなお話もありました。このようなところは恐らく発生するところというのは決まっている、また日中もずっと日陰になりやすい場所など、そういう場所だと思いますので、今後も引き続き今回の状況をしっかりと引き継いでいただきながら、今後目を行き届かせていただければというふうに思います。
 雪かきを実際にされていた市民の方から、雪かきをするんだけれども、かいた雪を置くところがなくて、どこまでやればいいんだというようなことを悩みながら雪かきしたというふうなお声も聞いております。
 いずれにいたしましても、今回のような積雪になりますと、自主的に、また積極的に雪かきをされる市民の方々がいらっしゃるわけでありますので、そういった方々、特に何も言わなくても黙々としていただいてはいるわけでありますが、そういったことへの感謝の気持ちも込めて、市民の皆さんに市のほうから協力の呼びかけをしていただいたらいかがかというふうに思います。また、作業される際には転倒や屋根からの雪の落下などで危険も伴い、けがにも十分注意していただく必要がありますし、ほかにも作業の上で注意していただきたいことなどありましたら協力の呼びかけとあわせて広く周知していただきたいというふうに考えますが、いかがでしょうか。
 それから、通学路の確保についてでありますが、お答えでもございましたが、当然学校の教員や、また職員だけで全てを対応するというのは非常に難しいというのは同感であります。また、事前に学校長が地域の自治会長にお願いしたとか、また地域の方と協力しながらうまく割り振りしながらやったようないい事例も今回できているというようなことでありましたので、やはり日ごろからのコミュニケーションというのも非常に重要なのかな、またこういった事例をぜひ教育委員会が把握しながら広げていっていただきたいなというふうに思います。
 このような協力をいただいていくということでありますので、一つ提案でありますが、学校にある程度の雪かきの道具を常備しておいたらいかがかなというふうに思います。
 近隣の方や保護者の方もお手伝いしたいなと思っても、道具がないのでなかなかいけないという方もいらっしゃるかもしれません。道具は用意していますので、ぜひ可能な方はお手伝いにきてくださいというような呼びかけをしてみてはいかがかと思います。それほど頻繁に使用するものではありませんし、地域の道路事情などによって、学校によってどれぐらい必要かというのは変わってくるかと思いますので、そういったところは各学校の現場に考えていただくとして、こういったことは教育委員会としてしっかりと各校に必要な数の雪かきの道具を配備しておくことができないのかなということで見解をお伺いしたいと思います。
 それから、水道管の破裂については、保全ニュースというのを出されて事前の周知はされているということでありました。特に露出した水道管などについては事前に毛布を巻いておくだけでも随分違うというようなことも報道では言われておりますし、そのあたり、しっかりと今回の検証、また他の事例の研究などしていただいて、今後につなげていただければと思います。
 続きまして、通学路の安全点検についてであります。
 今、3年で全校を網羅してということで、優先度を決めながら年に六、七校で小学校で実施していきたいということでお示しいただきました。
 これからどの学校というのは具体的にということであるかと思いますけれども、3年ぐらいたちますと地域の環境が変わることもあろうかと思いますし、また小学校では半分の子どもたちが入れかわっているという時期でもありますので、ぜひその周期で続いていけるように、また子どもたちの安全・安心がきちんと守られるように丁寧に進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、西地下道のアート化についてであります。
 今、アール・ブリュットの関係、また連携の状況、具体的にお示しいただきました。
 このアート化事業については、市のほうでは、本事業を通してアール・ブリュット作家の発掘と支援、市民や学生と作家の交流、地下道でつながる商店街等と連携した南北の回遊を促すイベントの実施などに取り組むことを検討していると説明されております。
 これらの一つ一つをきょうはお聞きはいたしませんが、単に壁面に絵を描くだけではなく、そのプロセスも含めてしっかりとシティプロモーションに生かしていくべきだと考えますし、市もそのように考えていることと思います。
 3月のキックオフイベントが先日明らかになったわけでありますが、お聞きしますと、3月1日から3日間行われるということで、あしたから行われるわけであります。広報の2月25日号には掲載されておりましたので、そちらのほうでも見ることができるわけでありますが、恐らく市のホームページにも掲載されていなかったのではないかなというふうに思います。せっかくのそういった取り組みが余り周知されていないというのは非常に残念でありますし、今後不安がちょっとよぎるところでもあります。
 アール・ブリュットの作家については、市内在住の方に直接描いていただくというようなことでありましたが、恐らくこの想定されている方は海外の展示会なんかにも出展される方だと思います。そういった方にまさにライブペイントというようなことで直接描いていただくところをしっかりといろいろな方にも見ていただけるようなライブペイントのような形にしていくと、また大きな話題が出てくるのではないかなと思います。
 いずれにいたしましても、もう少しこの事業について積極的にシティプロモーションとして生かしていただきたいなというふうに思いますが、市の見解をお伺いいたします。

◎保健医療担当部長(横塚友子君) 8020達成者の表彰は立川市歯科医師会の事業として始められたものでありますが、8020運動につきましては生涯を通じた歯科保健対策として重要であることは市としても認識しております。
 本市としての取り組みについては、関係機関等の御意見も伺いながら検討してまいります。
 以上です。

◎教育部長(栗原寛君) 通学路の除雪をするためのスコップ等の用具についてでございますが、学校予算の範囲内でスコップ等を準備することは可能と考えておりますが、除雪される地域の協力体制などを踏まえて対応については今後検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 除雪についての住民への周知につきましては、市が全市域を除雪することは不可能であり、地域や事業者の方への協力が不可欠となりますので、今後広報やホームページに協力のお願いや注意事項等を掲載し周知を図ってまいりたいと考えております。
 なお、地域の方々が除雪する場合につきましては、歩行者動線を確保していただき、雨水ますや側溝の水道には雪を置かないよう注意していただくとともに、議員もおっしゃったようにけがしないようにお願いしたいというふうに考えております。
 以上です。

◎産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 3月のキックオフイベントは、本事業についての最初の情報発信になります。タクロス内窓口サービスセンターの多目的スペースにおいて、完成イメージの展示等のほかに、武蔵野美術大学の学生による一部壁面のライブペイントを実施いたします。
 今後、アール・ブリュット作家や市民の方々によるライブペイントの機会も設ける予定で、制作過程にさまざまな方に参加していただくことで事業の周知を図るとともに、多様な交流を創出したいと考えております。
 また、今後も制作過程の節目、節目において情報発信をしっかり行って、シティプロモーションにも寄与していくような形で進めていきたいと思っております。
 以上です。

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◆5番(瀬順弘君) それでは、最後、何点か要望だけさせていただきたいと思います。
 まず、歯と口の健康週間について、今後、歯科医師会が始められた運動であるけれども、市も一緒にどういうことができるか検討されたいということでありました。
 先ほどちょっと触れました歯と口の健康週間の事業の委託ということで考えると、予算も絡んでくると思いますのでまた別途お聞きしたいと思いますが、いずれにしても、こういったことも含めて歯科医師会とよく協議して進めていただきたいなと思いますので、重ねてお願いしたいと思います。
 それから、西地下道のアート化ですけれども、具体的なところも今最後の御答弁でいただきましたし、今後シティプロモーションに生かしていくということでありました。
 ちょっと繰り返しで小言のようになりますが、今回のことについては、決まったのが遅いのかもしれませんけれども、余りにもちょっと周知が遅いのかなと。せっかくやるのでありますので、しっかりとその辺、広がりを持っていけるようにぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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平成30年3月7日 文教委員会


[若葉台小学校開校に向けた取り組みについて]
◆委員(瀬順弘君) それでは、若葉台小学校について、ちょっとお聞きしたいと思います。今、模型も、また映像も使っていただいて、非常にイメージがよくわかりました。
 ちょっと1点、確認といいますか、多目的室1というのが学校でも使われるでしょうし、地域でも使われると思うんですけれども、こういうしつらえですから、講演会であったり、ちょっとした演奏会みたいなのもできるのかなというふうに思うんですけれども、今映像見ていますと、上部2階のフロアのところが廊下との仕切りがないような形だと思うんですが、例えば、音楽もそうですし、しゃべりもそうですけれども、音響的に何か少し音がかなり拡散しちゃうような構造なのかなという気もするんですが、そのあたりは何か注意をされているとか、検討されているのはあるんでしょうか。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 音響等の面で御質疑いただきました。具体的に音響設備をどのようにしていくかというところの検討は、まだこれ設備の部分ですので、今後、実施設計の中で検討していくところでございますので、まず仕切りについては、現段階はないという形で考えているところでございます。今、柵という形で、子どもたちが気軽に上級生の例えば活動を見たりできるようなつくりを考えているところでございます。
 音響等については、今後、ちょっと検討していく課題かなと考えているところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) すみません。音響機材じゃなくて、要は箱として、いわゆる長方形の立体的な箱ではなくて、一部廊下の部分が出ているということで、音の反射であるとか、構造躯体的に音響設計まで入れるようなあれなのか、どうなのか、わからないですが、その辺が考慮されていればいいんですけれども、いざ使ってみて、講演会をやって、しゃべっている声が音の反射の仕方で非常に聞き取りづらいとかいうようなことが、ちょっと私の中では懸念するんですけれども、その辺は、何か設計の中で課題として挙がって、配慮されているのかどうか。
 もし、されていなければ、ちょっとそういうところ、ぜひ注意を払っていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 今のような御指摘は、今までちょっとなかったところでございますので、これ実施設計をする中で、どのような形がいいか、当該校とちょっと調整しながら考えていきたいと思います。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ちょっと配慮だけしておいていただければと思います。このままで問題なければ、当然それで結構ですので、お願いいたします。

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[学校事務の共同化について]
 あと、5番の学校事務の共同化について、ちょっとお聞きしたいと思います。
 これ去年9月の文教委員会でも、イメージを御報告いただいていましたので、具体的にこれで進めますということだと思いますけれども、ちょっとまず1点確認したいのが、第一小学校が共同事務室の設置校になると。そこにはいわゆる学校事務室、学校の事務をする方も配置されると思うんですけれども、この共同事務室と学校事務室というのは、部屋としては分離されているのか、同じ部屋なのか、まず確認させていただきたいと思います。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 今の御質問でございますが、共同事務室はまた別個に設けてまいりますので、具体的に申し上げますと、一小のコンピューター室をそこに事務室としてしつらえますので、ちょっと距離的に離れている形になります。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 それから、昨年9月の文教委員会の出していただいた資料で、メリットとか、共同化することのさまざまなところが書かれていて、その中で今後の課題っていうのも書かれています。
 いろいろこれ検討して実施に向けてということだと思うんですけれども、この課題で挙げられている一つに、ICT導入を検討し、可能な限り業務の効率化を図るというところがありました。
 こういう形になると、各学校と共同事務室の連携、連絡というのも非常に重要になってくるのかなと思いますが、そのあたりでICTの活用なんかが図られるのか、そのあたりちょっとお示しいただきたいと思います。

◎教育総務課長(庄司康洋君) ICTの活用ということでございますが、まず、もちろん共同事務室につきましては、各学校間とつながるようなもの、具体的に申し上げますと財務会計システムであるとか、立川市で供用をしている公開羅針盤とか、そこはまず必須でつなげてまいります。それから、学校との連絡を密にするために、これはやってまいります。
 今後は、来年度予算で計上させていただいている校務支援システム等が、どのようにこの中で使っていけるのかということも含めて検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 これから学校間ネットワーク、校務支援、具体的な検討に入っていくと思います。それぞれ効率化であったり、そういうところで選定をされていくかと思いますけれども、まず、学校の事務の共同実施が先行で行われるということだと思いますので、そういった意味では、そこの中のものもしっかりとネットワーク構築、校務支援のシステムの構築に生かせるような視点を、もう具体的に共同事務が始まれば、そういう視点で一つ一つピックアップしておくと、その後の検討に役立っていくのかなと思いますので、そういう視点を持ってスタートしていただければと思いますので、お願いいたします。
 以上です。

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[いじめ・不登校への取組について]
◆委員(瀬順弘君) 御報告ありがとうございます。それでは、資料8-3、いじめ・不登校への取組についてのところで、1点だけ教えていただきたいと思います。
 一番上の表やグラフがある中の一番右、28年度いじめの解消等件数というところ、お示しいただいておりまして、小学校で解消した、また取り組み中、これ足すと99.5%ということで、0.5%残るかと思います。恐らく人数にすると2人ぐらいかなと思いますけれども、これの取り組み中でもないというのは、これどういう状態なのか、教えていただけますでしょうか。

◎指導課長(小瀬和彦君) ありがとうございます。さすがに鋭いところを突いていただいた結果でございます。
 実は、私も疑問に思って、どういうことかなと、御推察のとおり2人でございます。これは転出によるもので、要するに、最終的にしっかり確認し合ってやる前に転出してしまったというのが2人おります。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。転出してしまって、これって例えば転出先に、例えばこちらの教育委員会でつかんでいた情報なんかを、転出先の教育委員会にお伝えしたりとかというのは、行き先がどうなっているのかとか、いろいろあるかもしれませんが、その辺の状況、もしわかれば教えていただければと思います。

◎指導課長(小瀬和彦君) 実は、この2件とも軽微なものではあったんですが、教育委員会を通じて、こういうことでトラブルになったということで、新しく行った先で、また似たようなトラブルにならないように、一声、校長、副校長先生に声をかけてくださいというお願いはしてございます。

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[所管事項質問]
◆委員(瀬順弘君) それでは、1点通告いたしました学習等供用施設のマッサージチェアについてということで、ちょっと細かな話になるかもしれませんが、お伺いしたいと思います。
 うちも、近所の学供施設に行きますと、ロビーのところにマッサージチェアが置いていまして、そんなに学供施設毎日行くわけじゃありませんので、どれぐらい使われているのかよくわかりませんが、私が行くと、余り使っているところ見たことないなという気もいたしますが、まず、私近所というのは滝ノ上会館なんですが、市内のほかの学供施設にも、このマッサージチェアというのは配置されているんでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) マッサージチェアでございますが、学習等供用施設の全11館に1台ずつ配置されております。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。11館に1台ずつということでした。これは導入の時期、年がわかりますかどうかというのと、あと、11館全部一遍に入れられたのかどうか、おわかりでしたら教えてください。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 導入いたしましたのは、平成22年6月ということで、全11館同時というふうになってございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。先ほど、最初に私が見た感じはというお話をしましたが、活用の状況なんか、もし把握されていればお示しください。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 活用の状況でございますが、これは会館によってまちまちでございます。ほとんど利用されていない館もあれば、ほぼ毎日利用されている館もございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。これ要らないよって言っている館があるようなお話も伺いますが、生涯学習推進センターのほうでは、そんなお話を聞いたことございますでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 私どものほうで、来館者の中でマッサージチェアの利用希望がなく、それで置き場所のほうに苦慮しているという施設から、相談を受けている件がございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。そのような声が届いているというか、置き場に苦慮しているというようなお声でした。
 導入されたのが22年ということなので、10年近く前だと思います。当時は、こういうの欲しいねなんて声ももちろんあったんでしょうし、利用も、今とは状況が違うのかもしれませんけれども、導入から随分たって、今、そういう館も実際にあるというようなお話であります。
 置き場に苦慮しているというような館があるということですが、もし、もう要らないよってなると、こういったものって廃棄の処分なんかはできるんでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) まず、現在、配置されております11台のマッサージチェアにつきましては、稼働状態にあるというふうに認識しております。
 このことから、整理をするということでございますと、まずは有効活用する方向で検討したいと考えております。
 しかし、備品ということでございますので、今後のランニングコストですとか、それから、年数もたっておりますので、修繕費用、こういった課題ですとか、それから先ほど申し上げましたように置き場所の確保、こういったさまざまな課題がございますので、そうしたことを考慮した上で、庁内の中で調整検討したいと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 実は、具体的に言いますと、高松会館、地元の議員とお話をしておりまして、そこの管理運営委員会の方が、ちょっと置き場も、場所的にも困っているんだというようなお話があるということをお聞きいたしました。
 先ほど、廃棄処分できないのかと聞きましたけれども、今、稼働できる、動いているものだというようなお話でしたので、確かに動くものを捨てちゃうのももったいない気がしますので、先ほど御答弁いただいたとおり、有効活用できればいいなと思います。
 有効活用ということでは、もし欲しいとか、引き取っていいよというような施設があれば、そういうところに移すというようなことはできないのか、お尋ねいたします。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 先ほども申し上げましたが、備品ということで登録してございます。移管という形で移動することは可能でございますので、前日の課題などを踏まえた上で、検討してまいりたいと考えております。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。移管、移動することは可能だということで、お答えをいただきました。
 実際、そういう声の上がっているところについては、それでは移動先の調整といいますか、そういうマッチングといいますか、そういうところをちょっとぜひやっていただきたいと思いますので、そこは、先ほど具体的な会館名申し上げましたが、まずはそこの対応をお願いできればと思います。
 ほかの会館についても、利用されていてそのままでよければ、もちろんわざわざ動かす必要もないでしょうけれども、いや、実はうちもこれ場所的に困っていたんだとか、もう誰も使っていなくて、このままでいいのかなと思っていたんだというところがもしあるようであれば、この機会で、一度確認していただいて、引き取ってほしいという声があるところについては、どこか引き取り手を探していただくというか、受け取っていいよ、うち持ってきていいよというところを、ぜひ、この課だけではなくて、全庁的に、市の施設の中でそういうところないのか、ぜひ確認いただいて、調整図っていただければと思いますので、お願いをして質問を終わります。
 以上です。

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平成30年3月9日~3月15日 予算特別委員会

一般会計歳出予算 第2款総務費


[ホームページ運営について]
◆委員(瀬順弘君) すみません。では、2款で何点かお聞きしたいと思います。
 まず1点目、主要施策の概要版のほうで55ページ、ホームページ運営があると思います。この事業の概要の説明の中で、「平成31年度当初のリニューアルに向け、現行システムの改修を進める」というふうにあります。リニューアルをするというようなことだと思うんですが、リニューアルに向け、現行システムの改修と、ちょっと内容の説明をいただければと思います。

◎広報課長(秋武典子君) 現行ホームページシステムが、契約期間が平成31年5月いっぱいで満了いたします。そのため、平成30年度は次期ホームページに向けた契約と、そのシステムの改修を行う予定でおります。そのため、平成30年度の予算では平成36年度までの債務負担行為を組ませていただくという案となっております。
 内容としましては、現行ホームページはシステムに大きな課題はないため、現行のシステムを引き続き使用することとして、小規模な改修のみ行う予定と考えております。
 改修の主な内容といたしましては、アクセシビリティの対応として、平成28年4月に公表されました総務省の「みんなの公共サイト運営ガイドライン」に示されました新しいJIS規格に基づいて必要な対応を行うこと、それから情報分類。見出しとして出させていただいているその情報分類の一定程度の改善、それから運用上で少し不便がある箇所がありますので、そういったところの改善、それから大きいところでは、地域発のページ、そちらのデザインですとか構成がこれまでのままでよいのかというところを検討したいということで考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。詳細にお答えいただきました。
 ちょっとさまざまなお声を聞いて、立川のホームページは見づらいという声もお聞きしますし、こんなものだろうというようなお声もお聞きします。コンテンツが非常に多いので、どういうふうにすると見やすいか、人それぞれな部分もあるのかなと思いますが、今ちょっと若干の課題的なところもお示しいただいたので、ぜひ改善に向けて進めていただきたいと思います。
 ちょっと私が使っていて、例えば、リンクをクリックしたときに、新規ウインドウで開くやつと同一ウインドウで開くやつが、これはルールがあるはずなんです。ところがルールどおりになっていないリンクが散見されますし、あと、検索をかけたときに、検索結果が何ページかにわたって出てくる、例えば3ページ目の検索結果のところを見に行って、ブラウザで戻ると、検索結果の1ページ目のところに戻るんですね。非常に使いづらいなと思うところがあります。ちょっと細かいことですみません。
 そんなこともありますので、ちょっと改善とともに、ルールの徹底をこれを機にぜひ図っていただければなと思いますので、その辺、考慮した上で検討を進めていただければと思います。

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[庁舎管理運営について]
 続きまして、事項別明細の93ページです。庁舎管理運営、この中で庁舎管理業務委託料というのが2億2,229万1,000円というふうについていると思います。管理業務ということなので、非常に幅広い業務を委託されているのかなと思いますけれども、ちょっとこの中の主な業務の内容について若干、概略で結構ですので御説明いただければと思います。

◎総務課長(亀井寿美子君) 一番大きいところは、この庁舎を中央管理室で管理しているところと、それから電話交換と窓口の案内、ここの管理委託業務が、2点、大きなところとなっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ここの委託費が昨年よりもふえているのかな。29年度当初の予算と、結構な額ふえているのかなと思いますが、幾らぐらいふえていて、その理由というのをお示しいただけますでしょうか。

◎総務課長(亀井寿美子君) これは5年間の委託になっておりまして、ここで新たな5年間の委託をお願いするところですけれども、30年度から5年間ということで。そうしますと、5年前までと比較し人件費がかなり、ふえております。
 それから、今までは庁舎の北側のルーフドレインの1年に一度の委託ですとか、フロン法が改正になりましたので、フロン法の改正に伴う委託、それから汚水、雑排水の排水管の委託、貫流ボイラーの休缶作業の委託、圧力容器の性能整備作業委託、防火設備の点検委託、これらは1年に一度、行わなければいけなかったんですが、別途、委託として外出ししていたものです。それを1年に一度、やっていく作業ということで、仕様書の中に盛り込んだものです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ちょっと6,000万ぐらいだったので、随分大きな額だなと思いましたが、承知いたしました。

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[プレミアム婚姻届について]
 それから、主要施策の概要の117ページ、先ほど江口委員が質問しておりましたプレミアム婚姻届のところで、撮影コーナーの改修、改善をするというようなお話がありました。非常に期待をしたいなと思うんですけれども、これは先ほどデザインコンセプトを生かしたというような形でおっしゃっておりましたけれども、この場所は今ある場所でやられるのか、また別の場所で考えていらっしゃるのか、教えていただければと思います。

◎企画政策課長(小宮山克仁君) 写真撮影コーナーの場所でございますが、現状は、新年度に入って予算が成立してからの調整になろうかと思いますが、現在のところは、今ある場所で庁内の総務課等とも調整を進めているところでございますので、若干、日によっては暗く感じる場合があるですとか、そういった御指摘もいただいておりますので、間接照明ですとか、そういったものも含めて検討していきたいというふうに考えてございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。来て、出して、写真を撮って喜ばれるような形で、ぜひ進めていただければと思います。

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[交通災害共済事業について]
 次に、事項別明細111ページ、交通災害共済事業ですね。ちょこっと共済のことだと思います。
 これの明細で111ページ、一番下の行に、特別加入対象者会費負担金、次のページ、113ページの一番上に公費負担対象者会費負担金というのがあると思うんですけれども、この特別加入対象者と公費負担対象者、どういった方の分なのか、お示しください。

◎生活安全課長(杉山久徳君) 特別加入対象者と公費加入対象者の件でございます。
 特別加入対象者と申しますのは、3歳から14歳のお子様に関しまして、自動的に、Bコース分ということで500円の会費の分なんですが、こちらを負担させていただく部分でございます。
 それから、公費負担対象者といいますのは、70歳以上の方と、あわせて市の障害者手当を受給されている方、こちらにつきましては、自動加入ではなくて、申請をいただき、申し込まれた方ということでございますが、こちらの方に関しまして、やはり費用分を負担するというものでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 これはそれぞれ、平成29年度当初予算から額が少なくなっていると思います。対象者が少なくなっているのかなというふうにも思いますが、この減額されている数字的な根拠がわかりましたらお示しください。

◎生活安全課長(杉山久徳君) 特別加入に関しましては、実は、こちらの制度自体、組合のほうで見直しがございまして、今まで1人350円、補助をお出ししていたんですが、こちらのもとの額自体が250円に引き下げられましたので、それで金額が落ちているということでございます。
 公費負担に関しましては想定の人数です。人数に関しましては、毎年度、想定の人数を出しておりますので、変動があるということでございます。
 特別加入のほうが減りましたのは、そのもとの掛金が減ったということでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。特別加入のほうは、ではそれでわかりました。
 公費負担、70歳以上、また障害者手帳をお持ちの方の分、これは、これまでの実績も含めて、この額で大丈夫だろうということだと思いますが、一応確認させてください。そういうことでよろしいでしょうか。

◎生活安全課長(杉山久徳君) おっしゃるとおりでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。

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[交通安全対策支援について]
 続きまして、概要の概要版、これの41ページです。交通安全対策支援ということで、先ほど松本まき委員のほうから交通安全教室用信号機のお話がございました。配備の計画についてはそこでわかりました。教えていただきたいのは、これはいつごろ配備される予定なのか。それから、各学校に置かれると思うんですけれども、各学校、保管場所の確保というのは大丈夫なのか、2点お示しください。

◎交通対策課長(浅見知明君) 配備の時期でございますが、実は年度の終わりのころに毎年配備しているということで、御指摘はいただいております。なかなか事務方の作業が煩雑なといったところの言いわけはないんですけれども、入札で実際に購入するといったところでは、なるべく早目に手配をしたいというふうに考えておりますので、可能な限り年度の早い時期に準備をしてまいりたいというふうに思っております。
 それから、各学校の場所の関係でございますが、それぞれ配置場所も異なるといったところでは、よく校庭の倉庫などを使って置いているといった話も聞きます。頻繁に使っていればそれほど奥にはいかないんですけれども、年に数回といったところでは、奥にしまわれてしまって、なかなか取り出すのが大変だといった声もありますが、そこはぜひ場所のほうは確保いただくということで各学校にお願いしたいというふうに思っておりますので、そちらは各学校の対応にお任せしたいというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。場所の件は、予算が成立をして配備が正式に決まれば、早目に教えていただいて、こういうのが入るから場所を用意しておいてねということでぜひ早目に声をかけていただければと思います。
 これはいつも、かつて3校に1セットぐらい。本年度、29年度、入れていただいて、2校に1校ぐらいの数になって、それでもやはりPTAの方、これを持って動いたりとか、あと複数の学校でやっていますので日にちがかぶらないようにの調整とか、その辺でいろいろ御苦労されているという声もありましたので、今回、全校配備になるということで非常にありがたいなというふうに思います。
 あと、先ほど御答弁でもありましたけれども、その年度の教室が終わってから物が入っているというような状況で、入札のお話とか、あと、これはそんなに、汎用品といいますか、大量生産のものではないのかもしれませんので、なかなか難しいところもあるかと思いますが、ぜひ早目に手配をしていただいて、できれば30年度、間に合えば、本当にPTAの方も喜ばれるかなと思いますので、ぜひ御努力をお願いしたいと思います。

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[女性総合センター管理運営について]
 それから、すみません、事項別明細の121ページ、女性総合センター管理運営の中でお尋ねいたします。
 次のページになりますが、123ページ、13節のところに、舞台操作委託料というのがありまして、これは平成29年度当初から200万弱ぐらい額が少なくなっているかと思います。その理由を教えてください。

◎男女平等参画課長(伊藤京子君) 女性総合センター・アイムホールの舞台操作につきましては、専門事業者のほうに業務委託をしております。長期の契約ということで、今年度、平成29年度がちょうど契約をする年度だったので、その契約によって金額が下がった分、平成30年度は金額が下がっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すみません。ちょっと理解できなかったので、すみません、もう一度お願いできますか。

◎男女平等参画課長(伊藤京子君) アイムホールの舞台操作につきましては、専門事業者に業務の委託をしております。複数年の長期契約をしております。平成29年度からの契約、29年度が初年度だったので、契約額によって実際の決算額が下がりました。予算は、初年度だったので見積もりでとった見込みの額で少し大きくなっていたのが、実際には入札によって金額が落ち、その金額で平成30年度は予算計上してございます。
 以上です。

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[文化芸術のまちづくり協議会支援事業について]
◆委員(瀬順弘君) 金曜日お聞きしましたが、2款であと3点お聞きしたいと思います。
 58街区活用事業と文化芸術のまちづくり協議会支援事業と、それから自転車等対策、この三つお聞きをしたいと思います。
 まず初めに、文化芸術のまちづくり協議会支援事業、事項別明細103ページです。
 この文化芸術のまちづくり協議会でホームページを運営されているかと思います。資料請求をさせていただきまして、資料御準備いただきましてありがとうございます。タブレットが動かなくなりました。
 資料出していただいて、立川ビルボードのアクセス数を出していただいたかと思いますけれども、この件数についてのまず見解を伺いたいと思います。

◎地域文化課長(岡本珠緒君) 立川ビルボードは、平成27年度から立ち上げたまちづくり協議会のホームページです。アクセス件数につきましては少しずつ伸びてきてはいるものの、これからもっと伸ばしていかなくてはいけないなというふうに感じております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 これは何か目標とか、これぐらいのアクセスをほしいなとか、目標設定みたいなのはありますでしょうか。

◎地域文化課長(岡本珠緒君) 具体的な目標については、協議会の中でまだ何件ぐらいというような話にまではなっていないのですけれども、年間でもう少したくさんの方に見ていただけるようにしたいとは思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 文化芸術のまちづくり協議会の役割の一つに、情報の収集と発信というのがあるかと思います。それに基づいてこういうホームページを運営されていると思うんですけれども、一つの役割として、例えば市民活動をしていく中で、いろんな自分のサークルとか団体が発表会をするとか、いろんなコンサートをやるとか、いろんな活動をしていく中で、そういった活動を周知する、応援の一つに役立てられないのかなと思いますけれども、今のビルボードの発信している内容だとか、ちょっとそういうところを簡単に御説明いただければと思います。

◎地域文化課長(岡本珠緒君) ビルボードの内容についてですが、幾つか項目があります。アーチストについて紹介する部分ですと、美術系をやっている方、音楽をやっている方、パフォーマンス全般をやっている方について御紹介する部分に分かれています。それから、もちろん文化活動についての情報発信もしているのですが、一つ特徴的なものとしては、ヒストリーという部分がございます。こちらは立川市内にあります企業などが行っている様な事業ですとか、企業の歴史、そういうものも文化の一環であると考えて、そちらについても取材させていただいて発信している部分でございます。
 簡単ですが、以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ちょっと先ほど言いましたけれども、市民の活動されている方、そういう方が情報発信するツールとして使えないのか、またそういうことに使おうという検討がなかったのかお示しください。

◎地域文化課長(岡本珠緒君) 実は、立川ビルボードというホームページの前にまちづくり協議会では、たちまちねっとというサイトを持っていました。そちらのほうは、登録した団体がみずから情報を発信していくという形のサイトだったのですが、登録してすぐのときには皆さん発信してくださるのですが、御自分たちで発信していく件数がだんだん減ってきてしまったということがございました。
 そこで、新たに立ち上げましたビルボードでは、実際にアーチストの方などを取材して、もちろん取材を受けた方については自分で情報発信することもできるような仕組みにはなっているのですが、まちづくり協議会のほうで取材をして、それをアップしていくというほうに力を入れております。今、記事を書いてくれる方を育成するようなことも行っておりまして、今後もっと情報発信の件数をふやしていくことでサイトを見ていただけるようにしたいというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 情報発信という部分では、今されていることについては、それはいろいろな意味での情報を掘り下げて発信をされているのかなと思いますので、それはもちろん続けていただいて、たちまちねっとで件数が何で少なくなってきたんだとか、そういう検証はぜひしっかりとしていただきたいなと思います。
 やっぱり聞く声としては、チラシ配るにも物理的には限界がある。今、ネットの社会で発信する。ただ自分たちで運営している自分たちのサークルのサイトでは発信力が弱いというような声も聞いたりもしますし、少なかったら少なかったなりの検証をしながら、一つの市民活動の支援という部分では、どういう形がいいのかはしっかりと検証していただければと思いますが、ぜひ今後考慮していただきたいなと思いますので、これは要望としておきます。

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[58街区活用事業について]
 続きまして、58街区活用事業で事項別明細書は105ページです。ここの事業の事業費予算の中では、工事等負担金、それから工事関連業務負担金という形になっておりますけれども、あわせて主要施策の概要の116ページのほうに事業の内容が書いてありますけれども、自転車等駐車場地域特産品等販売、情報発信機能など、市が導入する施設機能の具体化についても引き続き検討を行うというふうにされております。
 それで、昨年の第4回定例会の総務委員会で、活用方法案について報告がされておりまして、この中ではコミュニティーFM放送を通じて立川市や多摩地域の地域総合情報の発信拠点として活用する、また南口のにぎわい創出への取り組み等々というふうに書かれております。
 そして、その資料の最後には、今後のスケジュールということで、30年1月からの動き、そして30年度に入ってからの動きというのが示されておりますけれども、現状、昨年の12月の総務委員会以降の検討の動き、それから30年度それを受けてどういう取り組みがされていくのかお示しください。

◎企画政策課長(小宮山克仁君) 58街区につきまして、3階部分の情報発信拠点につきまして、さきの12月議会におきまして、コミュニティーFMを中心とした情報発信コーナーを設置するというようなことで、これから検討を進めるという御報告をさせていただいてございます。
 その中で、30年1月から民間事業者サウンディング調査等ということで、これは今回立川市で初めて公開型の事業者ヒアリングというのを行います。これは当初予算上計上されておりませんが、特段経費のかかるものではなくて、公開型ですので、きちんとホームページ等で公開をした上で、この活用案についてそれぞれ案がある事業者の方に集まっていただいて、それで御意見をいただくというようなことを想定してございます。
 現在のところ、このサウンディング調査は初めて行うものですので、それの制度設計を行っているところでございます。他市の取り組みなども参考にしながら、今、行っているところでございますが、まずスケジュールといたしまして、4月に入ってからになると思いますけれども、実際にホームページ等で公開をしてこの調査の実施を行いたいというふうに思ってございます。
 その際には、放送に関することですとか、費用負担に関すること、それから営業日や営業時間、そういったことに関することなどもそれぞれ我々の考えていることと、それから事業者の考えていることとの間にやはり相違等もあると思いますので、そういったところをきちっとヒアリングをした上で、今後の候補者選定に当たります仕様書の作成に反映させていきたいというふうに考えてございます。
 早ければ4月から5月にかけて、このサウンディング調査の参加募集を行って、5月から6月あたりで聞き取りを行っていければというふうに今のところ考えているところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。詳細にお示しいただきました。
 これ、資料を見ますと、昨年の11月には南口まちづくり協議会等との意見紹介もされているということで、それを踏まえた形で今検討が進められているのかなと思いますけれども、ぜひ今後も丁寧にさまざまな意見、事業者もそうですし、またまちの声というのもさまざま変化もあるかもしれませんので、そのあたりはぜひ丁寧に、そういった意味で公開型のヒアリングという手法を今回とられるのだと思いますけれども、ぜひ丁寧に進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

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[自転車等対策について]
 3点目、最後ですけれども、自転車等対策ということで、事項別明細113ページでございます。主要施策の概要のこっちの薄いほうのさらに概要版というところの44ページに自転車等対策ということで、この丸が三つ書かれておりまして、三つ目の自転車等駐車場管理運営のところに、平成31年度の指定管理者更新に向けた仕様等の整理や事務手続を進めるということで、これが30年度準備をされるということだと思いますけれども、この自転車駐車場に関しての現時点で指定管理を更新するに当たっての、ちょっと整理しないといけないこととか、課題などありましたらお示しください。

◎交通対策課長(浅見知明君) 次期指定管理者の更新に向けた課題の整理でございます。
 まず、施設に関しましては、ここで58街区、現在の南口第2有料自転車等駐車場が撤去されるということで、周辺の施設に今後利用者の方には移っていただく。そういうことでは新たな施設の指定管理者の管理が始まるといった、まず施設のここで改廃が動くという点が一つあります。
 それから、レンタサイクルにつきまして、T-BIKEの話もこれまでしておりましたが、今後、市としてレンタサイクル、これをどう位置づけるか、仕様としてどう位置づけるかと、こういったソフト面の考え方もございます。
 それと、あとは全市的に見たときに、立川駅周辺以外の西武線沿線、それからモノレール沿線含めた今後の施設のあり方、管理をどうするかと、こういったところが大きな課題として認識しております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) はい、わかりました。31年度に向けてということなので、今、挙げていただいた課題整理しながら検討していただければと思います。
 一つちょっと確認ですけれども、前に一般質問でも取り上げましたが、一部の自転車駐車場で、満空表示のサービスがされているということで、されているところとされていないところがありますので、この指定管理の更新のタイミングで、今までできていないところ、できないのかなと思いますが、そういったところを検討に入れていただく余地があるのかどうかお伺いします。

◎交通対策課長(浅見知明君) 御指摘いただきました満空情報の表示が施設によって偏りがあると、一部になっているという点は、これまでも議会で御指摘いただきましたので、内部でも検討は進めております。当然、現時点で何ができるのか、また今後の指定管理者更新に向けて何ができるのか、ここは短期的、中期的に整理をしなければというふうに考えております。
 現時点では、当然、現在市が契約している各設備ございますので、そこをどうするかといった大きな問題もございますし、現在のままの設備機器で進んだ場合に、その情報をどうネット上に飛ばせるかといったところの費用対効果の問題もございますので、ここは次の指定管理者更新に向けた仕様書の中で具体的に何が書き込めるのか。書き込めない場合は短期的にどういった対応ができるのか。ここは具体的な作業として進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 前にお伺いしましたら、たしか今表示されているところは入出庫の管理の機器が指定管理者のもので、それも含めた指定管理になっているところが独自に仕組みを取り入れてくれているというようなお話だったかと思います。
 長期継続契約の資料を見ますと、北口の第1有料自転車駐車場、曙口南臨時、それから北口西地区、あと西国立の第1、第2、第3、ここが市が独自に契約しているシステムが入っているところだと思うんですけれども、これを見ますと、長期契約で最終年度が31年度、32年度、33年度、それぞればらばらな時期なのかなと思います。
 そういった意味では、指定管理の更新の時期に合うもの、合わないものがあるかと思いますけれども、ここもうまく考慮していただいて指定管理の始まった1年間、こっちのシステムのリース、長期契約が切れる1年間だけ今のものを使ってもらって、そのあとは指定管理者が用意しなさいよとか、そんなことで指定管理の仕様の中にうまく盛り込めればそういうことが可能なのかなというふうに思います。
 その仕組みを今のものと一緒に組めるのかどうかとか、現実的な問題はあるかもしれませんけれども、先ほどできること、できないことを検討されるということでしたので、期待をして検討を見守りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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一般会計歳出予算 第3款民生費

[子ども育成活動事業について]
◆委員(瀬順弘君) それでは、民生費二つお聞きをしたいと思います。子ども育成活動事業と児童館民間運営事業、二つでございます。
 子ども育成活動事業、事項別明細209ページです。
 立川市には、立川市子ども会連合会、また市内12地区に分かれて、それぞれの地区で単位子ども会があるというような形で、子ども会の活動がされているかと思います。市のホームページ見ますと、単位子ども会およそ100あるということで書いておりました。私の地元の地域にもたくさんの子ども会が活動されております。
 この目的として、子どもたちが仲間との活動を通して成長することを目的に、大人が指導や協力しながら活動されているというようなことで書かれております。
 まず、この子ども育成活動事業というのは、この子ども会の活動の支援の事業だと思いますけれども、この事業の概略についてお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 事業の概略でございます。
 補助対象経費の100分の50ということが補助金の金額となっておりまして、各地区の子ども会連合会には上限15万円、12地区ございます。ボーイ・ガールスカウトにつきましては上限20万円、単位子ども会につきましては上限4万円ということになってございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。この事業の今、補助金の内訳、このような補助をしながら支援をしていくということでわかりました。
 単位子ども会にちょっと注目して、今上限4万円の補助であるということで教えていただきましたけれども、平成30年度、全部でこの補助金が予算では260万円計上されていて、先ほどおっしゃっていただいた各地区、それからボーイ・ガールスカウト、そして単位子ども会と振り分けられていくのかなと思いますけれども、この単位子ども会に回っていく分というのは、これまでの申請、また補助実績から考えて、平成30年度、この事業の予算で予算的に充足しているのかどうなのか見解をお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 補助金の決定につきましては、今申し上げたその上限の中で決めていくんですけれども、ことしも同じように決めていきたいと考えてございまして、今までは特に補助金の増額等についての御要望はいただいておりませんので、充足していると考えてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 子ども会の活動、特にその活動を支援している育成会とか保護者の方々とお話をしておりますと、最近子ども会に入ってくれる子どもが少なくなってきたというような声をよく聞きます。町民運動会なんか各町対抗で、町会対抗で競技をしていくわけですが、子どもの競技になかなかもううちの町会、子ども会に入っている子どもが少なくて競技に出られないんだというような切実な声もよく聞こえてきて、これからの子ども会の活動のあり方も考えないといけないようなお話もちらほらと見聞きをしています。
 子ども自体減っていないと思うんですね、立川市では。スポーツであるとか、習い事であるとかさまざまなものもあって、子ども会の活動ができないとか、入らないという子が多いのかなといういろんなお話を聞くとそういう印象を持っているわけでありますが、もう一点、では入ってもらおうと思って、例えば新入生が入ってきたころに、ぜひ子ども会にどうぞって勧誘をしたいんだけれども、今個人情報のことなんかも厳しくて、昔は何か学校から名簿もらえたなんていうお話もあったようでありますが、今なかなかそういうことも難しいというお話を聞いております。
 そういったこと、現状としては難しい部分もあるのかなと思いますが、子ども会にぜひどうぞとか、そういうチラシの配布なんかをするというようなことはできないのか、またはそういった面での、市としての支援ができないのかお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 立川市の子ども会連合会では、そのような子ども会へ入ろうというようなチラシを作成してございます。こちらのチラシをですね、平成27年度、28年度につきましては小学校に御協力いただきまして、配布をさせていただいております。
 ただ、29年度につきましては、子ども会連合会のほうにチラシがありましたら小学校のほうに御協力をというふうなお話も差し上げたところなんですけれども、届かなかったということで、今年度は配布してございません。ですので、チラシ等の配布を小学校のほうにお願いをするということは、以前からしてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。私もちょっととある方からそのチラシ、コピーですけれども、いただきました。子ども会に入ろう、楽しい仲間づくり、みんなで遊ぼう、いろいろ書いています。行事もドッヂボール大会、キャンプ、子ども祭り、芋掘り、お楽しみ大会、クリスマス会といろんな楽しいよということで、声かけをしていたのだと思いますが、今のお話ですと29年度は配られていなかった。
 このチラシ自体がなくなっちゃったのかどうなのか、何らかの理由があるのかもしれませんが、これ29年度、配られなかったということは、30年度も配る予定はないかどうかお聞きでしたらお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 30年度につきましては、また、立川市子ども会連合会のほうに確認いたしましてということになります。今の、現在の時点では、30年度に配るということは予定しておりません。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 このチラシ見ますと、お問い合わせ先が書いていまして、立川市子ども家庭部子ども育成課青少年係子ども会担当、電話番号は市役所の番号が書いてあります。地域の方と、子育てをされている方とお話をしておりますと、市役所に電話するのはちょっとハードルが高いなというようなお声も聞いたりしました。
 これは地区の総意とか、市子連の総意というわけではないですが、育成会で保護者の方で活動されている方から、例えば地元の地域の幾つかの単位子ども会、学校区あたりで、例えば自分たちでチラシをつくって、ここにお住まいの方はここの子ども会で連絡先はここですよというような形で配れば、電話するほうもちょっとハードルが下がるんじゃないか、学校でもしそういうのを配布してくれると、少し子ども会入る子が出てくるかもしれないなというようなお話がありました。
 それを地域の、ではみんな全単位子ども会が賛同するかどうかそれはわからないですが、もしそういう話が出てきて、そういうふうなものを配ってほしいということであれば、先ほど市子連の配っていただいた実績があるということなので、同様にそういったことは市のほうから教育委員会通じてなのかもしれませんが、お願いしていただくことということは可能なんでしょうか。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 加入促進のチラシを小学校のほうにお願いして配布をしていただくということについては、私どもも子ども会の活動の応援という意味合いではいつもやらせていただいておりますので、ぜひ小学校、教育委員会のほうにもお願いをして、そのようにさせていただきたいと思います。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 そういった声が出てくれば、また違う方法でこういう支援はしてほしいというふうな声があれば、ぜひ子どものころからやっぱり地域のコミュニティをつくっておくというのは非常に大事なことだと思いますし、また、子どもの健全育成、情操の発達にも非常に重要な活動だと思いますので、ぜひ支援をお願いしたいと思います。

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[児童館民間運営事業について]
 それから、事項別明細205ページ、児童館民間運営事業についてお伺いいたします。
 これ管理運営委託料、指定管理者へということで、今8館全館民間の運営になっているかと思います。まず、この児童館の利用の状況というのを把握されているかと思いますので、概略で結構ですが、どのような状況かお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 児童館の利用状況はどうかというお尋ねでございます。平成27年度から全ての児童館が指定管理者制度を導入しておりますが、小学生、中学生、高校生ともに利用者数が増加している状態でございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。利用者がふえているということで、お示しいただきました。
 来た方の満足度というか、そういった調査はされているんでしょうか。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 満足度の調査でございます。児童館のほうから小学校のほうにお願いをしまして、毎年アンケートを行っております。そのアンケートによりますと、来館している子どもたちからは、おおむね満足をいただけているというふうに回答がございますので、私のほうも満足していただけているのかなというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。多分来ている子たちであれば満足しているという、楽しみで来ているのかなというふうに思います。
 サービスの向上で考えますと、逆に利用されていない方の声というのも非常に大事かな、何で来ないのか、何が不満なのか、何が嫌なのか、そしてどういう条件だったら行けるのか、そういうこともサービス向上につながっていくのかなと思いますが、そういう児童館に来ない子たちの意見という何か聞く方法とか、やっていることありましたらお示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 来館していない子どもの声は聞いているのかというお尋ねでございます。アンケートは、ほとんどの小学校には御協力をいただいておりまして、全児童に配布することで来館されていない子どもさんの御意見も聞くというふうになってございます。
 回収については、各学校に回収箱を置かせていただいて、その回収箱に子どもたちが入れてくれたものの中で分析というふうになりますので、配布しているものが全てが回収できるというわけではございませんが、その中では子どもの声は聞くことができていると考えてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。では、配布は全部していただいているということで、ふだん児童館に行かない子も書いて入れてくれている子たちもいるのかなというふうに思いました。
 児童館は、小学生だけではなくて、一応規定上はゼロ歳から18歳まで利用できるということになっているかと思います。なかなか高校生ぐらいになると状況の把握というのも難しいと思いますが、例えば今小学校でアンケートをされているというようなことでありましたけれども、これ中学生がどれぐらい来ているのか、また、中学生に対してそういったアンケートができないのか、やっているのかどうか、お示しください。

◎子ども育成課長(神崎恵子君) 中学校でのアンケートの実施でございます。全校ではありませんが、御協力いただいている中学校もございます。あとは来館してくれる中学生にアンケートを配って回答していただくということもしております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。全部ではないですがということだったと思います。
 中学生また高校生なんかが児童館に来れば、異年齢の幅も広がりますので、特に地域周辺の人たちが利用するわけですから、先ほどの子ども会活動とも通じますけれども、将来の地域コミュニティをつくっていく上では、非常に多くの年代の子どもたちが集って交流をするというのも、ひとつ非常に大事な観点かなというふうに思います。
 中学校もできれば全校アンケートをしていただけるともっと状況の把握ができるのかなと思います。
 教員のほうも、学校も、働き方改革とかいろいろあるかと思いますけれども、先ほど小学校のほうでは配布だけはしていただいて、回収は回収箱でということで、恐らくこれも余り負担かけないような工夫の一つかなとも思いますので、中学校のほうもぜひ負担の少ない範囲で多くの学校に御協力いただけるように、ぜひ市のほう、また教育委員会のほうと連携を深めて進めていただきたいなというふうにお願いしておきます。
 以上でございます。

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一般会計歳出予算 第8款土木費

[細街路拡幅整備事業について]
◆委員(瀬順弘君) すみません、では事項別明細283ページ、細街路拡幅整備事業についてお伺いをいたします。
 資料請求させていただきました。資料請求ナンバー29、細街路拡幅整備事業の整備状況ということで出していただきました。ありがとうございます。
 この表を見ますと、平成29年度に25件の整備がされまして、この25件のうち、平成25年度分のものが1件、27年度分が5件、28年度分が14件、そして29年度、当該年度分が5件整備をされたということであります。
 最終的に過年度分も含めて、平成30年2月末現在ということで表をつくっていただきましたが、市で整備しないといけない残件数がまだ48件あるということであります。
 この表の下のほうに、「内、申請者起因によるもの」ということで、書類がまだそろっていないですとか、支障物がまだあるということで、整備したくてもできない状況のものも30件あるということですけれども、そうしますと、これ差し引いた残り18件というのは、要は予算がなくてできていないという理解でよろしいんでしょうか。

◎道路課長(平出賢一君) この18件につきましては、今の予算の範囲内で整備ができなかったものということであります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 この表を見ますと、過去の年度の分もまだ残っているものがあるんだなというのがわかりました。30件も申請者起因のものが残っているということなので、古いやつは、予算というよりは、そっちの問題なのかなというような推測もするところであります。
 この表で29年度だけ見ますと、29年度中協議が整って市で整備しますよという件数が、このC列のところだと思いますけれども、37件あると。実際に今年度、29年度整備されたのがF列のところで5件ということで、今年度整備予定のうち、差し引きました32件は30年度以降に持ち越されることになるかと思いますけれども、この32件のうちで申請者起因によるものという内訳、もしわかりましたらお示しください。

◎道路課長(平出賢一君) 29年度分の申請者の起因によるものは19件ございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 同様に--同様にといいますか、29年度分、そういうことで内訳も含めて、わかりました。
 これは積み上げていただいている表だと思うので、年度ごとでちょっと確認をしたいんですが、この事業が始まった27年度以降で、今29年度はこの表でわかりましたので、27年度それから28年度、年度中に協議が整って整備をしないといけないというものについて、翌年度以降に--その年度中できなかった残件数というのをそれぞれ何件か、わかりましたらお示しください。

◎道路課長(平出賢一君) 平成27年度におきましては27件、平成28年度は22件となっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 27年度は27件、翌年度以降に持ち越されている、また28年度は22件、そして29年度も次年度以降に持ち越されるのが32件ということで、最初にも出ていましたけれども、申請者起因によるものも当然ありますので、これがゼロになるというのは難しいことかなというふうに思いますが、じゃ、果たして予算がどうであるのかということで事項別明細を見ますと、この拡幅整備工事、これが2,925万ということで計上されておりますが、この金額でどれぐらい工事ができるのか目安がありましたらお示しください。

◎道路課長(平出賢一君) 平成29年度、今年度は3,000万という予算をいただいて、2月の末現在ですけれども25件という整備になっております。
 工事につきましては、工事の規模ですとか、昨今、資材ですとか労務費の高騰などの要因で前後することはあると思いますけれども、30年度につきましては29年度と同等の25件程度は整備できるものと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 これお聞きしたのは、まちを歩いていますと、セットバックしたところ、舗装されずに砂利のままとか、残っているところが結構あるなという感覚を持っていて、きちんと市と協議している、していないというのもそもそもにあると思いますし、いろいろな事情もあるんでしょうけれども、申請した方からも、いや、結構な間、1年以上は先になりますよとか、そういうふうに市のほうには言われているんだというようなお声も何件かお聞きしたことがありましたので、ちょっと今状況をお聞きしました。
 予算の範囲内でやっていっているものだと思いますけれども、全部の工事件数で言うと、平成27年度は58件で、平成28年度37件、平成29年度25件、それが年度内工事された数だと思うんですけれども、先ほども御答弁にありました舗装する部分の面積だとか、またあと年度によって労務単価変わっているとか、いろいろな事情はあるのかなとは思いますが、工事できている件数が減ってきている。そのうちで申請者起因のものについては今推定の範囲なので何とも言えませんが、これは少なくとも何十件と残工事になっている、翌年以降に持ち越しているというようなことなので、これどこかで少し予算をふやしてもらって、がっと解消することができないのかなと思いますが、見解を伺います。

◎道路課長(平出賢一君) 細街路の拡幅整備事業につきましては、委員おっしゃられるように、予算がふえれば工事件数はふえると。ですので、期間は短くなるということになるかと思います。
 実は、以前は、この整備事業については、道路維持管理費というものから充てておりました。現在よりも進捗が図れない状況でおりましたけれども、平成27年度からこの事業の単独ということで予算をいただいて実施をしてきています。
 現状、まだ整備には時間は要しているところでございますが、だんだん期間的には短縮はされてきているものと、効果は少しずつ出ているというふうに考えているところでございます。
 予算増ですることで、さらに短縮はできると考えますけれども、申請者側の理由により整備が延びているという件数も相当数ありますし、また申請件数につきましても、なかなか想定ができないこと、あとさらに現在の財政状況ですとか、行政経営上の視点も考えあわせると、なかなか予算の増額というのは難しいんではないかなというふうに考えております。
 したがいまして、現行の予算の中でなるべく効率的に進めていけるように考えてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 さまざまな課題もある中でということだと思います。年度内に出たものを年度中にやれというのはなかなか難しい話、年度末時点で協議が整えば、当然もう翌年度に回っていくんでしょうからあれですけれども、少なくとも申請が出て協議が整って、なるべく早い時期にということで、財政上の問題もあるとは思いますけれども、これ要は協議が整えば、どんどん先送りで、先で結局費用がかかっていくわけですから、そのあたりはよく勘案をしていただきながら、これから人口が減っていって税収が減になっていくという中で1年、2年と工事費用がどんどんと残っていくのがいいのかどうか、いろいろな考え方もあるかと思いますけれども、とにかくそういったところ、しっかりと拡幅をして舗装をして、例えば緊急車両が通れるようにとか、非常に大事な事業だと思いますので、ぜひその辺はうまくバランスもちょっと勘案をしながら、今後の予算についても検討していっていただきたいなと思いますので要望しておきます。
 以上です。

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一般会計歳出予算 第9款消防費

[避難所機能の整備について]
◆委員(瀬順弘君) すみません、じゃ、続きをちょっとお聞きさせていただきたいと思います。
 事項別明細313ページ、避難所機能の整備ということで、発電機の話が今種々出ておりました。主要施策の概要版のところに「発電機用燃料を新たに配備する」ということで記載がありますが、これは従来、先ほどのやりとりも含めて、従来配備されている0.3キロワットのポータブルの発電機と、あと大規模改修が終わったところには大きな発電機も配備されているということだと思いますが、これ新しい配備された発電機用の燃料を配置するということでよろしいのかどうか、お答えください。

◎防災課長(茅沼孝治君) 平成30年度予算化したエネルギーとしては、委員御指摘のとおり、五小、六小、八小、九小の大規模改修が行われたところに発電機が2種類ございます。以前のもの含めて3種類になるわけですが、そのディーゼルとなる、ディーゼル発電機の燃料となる軽油缶とガソリン発電機の燃料となるガソリン缶を配備する予定となっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。これこの事項別明細で言うと、燃料費・ガソリン、燃料費・軽油というのがありますが、そこでいいのか。この18の備品の中、ほかに含まれているのか。これどちらになりますでしょうか。

◎防災課長(茅沼孝治君) 消耗品費の中のほうでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 この予算で言うと、ガソリンが1万円、軽油が5,000円ということで、大した量ではない、量的には大した量じゃないのかなと思います。
 保管については火災予防条例とか消防法等で届け出許可の規定の量があるかと思いますが、この量だと、この金額で買える量だとすると、そこまでいかないのかなというふうに理解をいたしました。
 それで、大規模改修が終わった小学校に新たに発電機が配備をされているということで、先ほど明かりのこと、照明のこと云々の話がありましたが、この新たに配備された発電機というのは、どういった目的で使われるのか確認をお願いいたします。

◎防災課長(茅沼孝治君) 従前から委員から御指摘があったように、避難所の明かり対策というのは非常に重要ですが、なかなかそこがうまくいっていないという状況でございますので、大規模改修が行われたところに二つの発電機を配備したところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 去年の3月の門倉議員の一般質問で避難所の明かりの話をされていて、体育館で今投光器1台しかなくて、明かりが足りるのかということに対して、部長のほうからは「1台だと足りている状況ではない。今後計画的に配備したい」ということでありました。
 発電機が配備されたのはわかりましたけれども、投光器も一緒に配備をされているのか。今後、もしくは配備をされる予定なのか。投光器、明かり自体についての考え方をお示しください。

◎防災課長(茅沼孝治君) 現在の投光器ですと、非常に明かりに限度がございますので、最新のLEDが最新的に主流となっている昨今の中で、例えば今消防団の訓練でLEDを利用した最新式の投光器というのを訓練で実際には使用しております。それは、かなり遠く離れたところでも照度を保つということですので、いろいろな形で、先ほど副市長からも答弁があったように、明かりであるだとかエネルギーという部分は日進月歩進化しておりますので、何がそこでのベストミックスなのかというものをあわせて検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。じゃ、とりあえず発電機だけ入れたというふうな感じだとちょっと思ってしまったんですが。
 投光器、日進月歩いろいろあるんでしょうけれども、じゃ、いつ入れられるのか。30年度の予算に投光器の予算というのは含まれているのかどうか、お示しください。

◎防災課長(茅沼孝治君) 平成30年度は、まだ予算には含まれてございません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) その次の年度以降入れたいとか、何かお考えはあるんでしょうか。

◎防災課長(茅沼孝治君) もちろん、明かりの部分では充足することが最善でありますけれども、財政面の負担も大きいですので、いろいろな側面を考慮に入れながら検討してまいりたいと思います。
 それと、先ほど消耗品費というのは燃料費の誤りでしたので、訂正させていただきます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 需用費の中の燃料費ということですね。(「はい」と呼ぶ者あり)--承知しております。ありがとうございます。
 投光器--発電機入れて燃料も用意しましたと。じゃ、あした、あさって、1カ月後災害が起こったときに、発電機あるんだけれども投光器がない。ちょっと片手落ちかなというふうに思ってしまいます。今回入れているのは、3.1キロ2台と5.5キロ2台。容量としてはかなりの容量の発電機が入っていると思いますけれども、じゃ、これ先に発電機ばっかりがーっと配備していって、後でどこかで考えて投光器入れます。ちょっと何だろう、その考え方はという気がせざるを得ないんですが、これ発電機と投光器セットでという考え方はなかったんでしょうか。

◎防災課長(茅沼孝治君) 委員御指摘のとおり、投光器は1台しかありませんので、今後どういった形が良いのか、先ほどの最新式のものも含めまして、検討してまいりたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 昔からあるやつ、0.3キロで、今回そういう意味では何十倍もの容量の発電機が入っていると思いますけれども、例えば5.5キロ2台入れる。でも投光器がないというのと、5.5キロ1台だけど、投光器が幾つかあるというのだと、どう考えても後者のほうがいつでも使える体制だと思いますので、ここはちょっとしっかりと考えた上で、せっかく発電機があっても何の役にも立たないというような状況にならないように今後の手当て、早急に考えていただきたいと思いますので、お願いいたします。
 以上です。

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一般会計歳出予算 第10款教育費

[屋外体育施設管理運営・生涯学習活動推進事業について]
◆委員(瀬順弘君) それでは、何点かお聞きしたいと思います。
 まず、事項別明細書385ページ、屋外体育施設管理運営。あとちょっと絡みまして363ページ、生涯学習活動推進事業。ここの中の生涯学習情報システム運用委託料。これは施設予約システムのことだと思いますが、これらに絡めて、まずお聞きしたいと思います。
 今定例会の厚生産業委員会で、庭球場の無断キャンセルに対するペナルティーを制度として導入するということでありました。
 まず、この点に関しまして、この庭球場の予約は施設予約システムを使っていると思いますが、このシステムの改修とか、そういった経費が必要になっているのか、いないのか、お答えください。

◎スポーツ振興課長(久保義彦君) システム改修の経費についての御質問でございます。
 ペナルティー制度の導入に当たり、システムの改修は最小限に抑え、経費を抑制する方針で今回臨みました。
 主幹課として、小変更のシステム改修であっても、事業者に問い合わせたところ、多額の経費がかかることがわかりましたので、システムの改修をせず、現行のシステム内でペナルティー制度を構築いたしました。よって、システム改修の経費はかかっておりません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 無断キャンセルをして、実際にペナルティーをかけるというところで、何らかのシステム上改修をせず、現行のシステムということですので、職員の方の作業負担というのが若干出てくるのかなと思いますが、具体的な利用停止までの作業について、教えてください。

◎スポーツ振興課長(久保義彦君) 職員の作業についての御質問でございます。
 無断キャンセルの発生を庭球場の管理人よりスポーツ振興課職員が連絡を受けた後、無断キャンセル者の方に対し、翌月、または翌々月よりシステムに3カ月間アクセスできないお知らせを郵便で通知いたします。
 また、システム上では、スポーツ振興課職員が管理者権限で、該当日より無断キャンセル者がアクセスできない処理を入力するような形となります。
 ペナルティー終了の3カ月経過前には、職員がアクセス停止の解除を再度入力し、ペナルティーが終了となります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 若干システムに入力をするとか、解除の作業、これは人が介するところだと思いますので、そういう意味では、運営上、よく気を使いながらやっていただければと思います。
 これはそもそものペナルティー制度を導入するということですけれども、私も一般質問で取り上げて、要は予約がいっぱいなのに、実際、テニス場の横を通るとあいている日が多いんじゃないかというような市民の声があったところから、そういうことを考えてはどうかということで取り上げさせていただいたわけですが、一応確認で、この制度を導入する目的を改めてお示しください。

◎スポーツ振興課長(久保義彦君) 制度の目的ということでございます。
 庭球場の利用につきましては、予約者による無断キャンセルが課題となっておりました。議会や市民からも改善を求める声も上がっておりました。
 ペナルティー制度を導入することにより、公平な利用の促進と利用率の向上を目的としております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 あくまでも目的は制裁を科すことではなくて、有効利用していただく利用率の向上、それが当然使う側の市民にとっては公平な利用につながっていくというようなことだと思います。
 そういったことを考えた上で、私、個人的にはというか、テニス場をよく使われる方に、実はこんなことが始まるんだよというお話もしたわけですけれども、1回の無断キャンセルで3カ月停止というのは、結構きついんじゃないかなということで、例えば朝、テニス場に向かっている途中で事故に遭っちゃって、電話する間もなくなっちゃったとか、急な御不幸があって、ちょっとばたばたしていて、連絡できなかったと。そんなこともあるんじゃないのかなというふうな気がしました。
 私、一般質問のときは、悪質な、故意とまでは言わないんでしょうけれども、そういうのを繰り返す方に対してはペナルティーが必要じゃないかということで申し上げたんですが、これは制度としての検討をさまざまされた中でのこういう形だと思いますが、これは他市の状況なんかも調べられた上で、この制度、こういった形ということになっているのか。そのあたり、検討の経過など、お示しいただきたいと思います。

◎スポーツ振興課長(久保義彦君) 都や他市の状況なども確かに確認しながら検討を進めていきました。
 東京都と多摩26市では、7市がペナルティー制度を導入しております。うち、3カ月のペナルティーを科しているところは東京都と3市となります。他の4市は1カ月のペナルティーとなっております。
 こうした状況の中、市の無断キャンセルは予約者の約5%と高く、無断キャンセルを繰り返している利用者がいると考えてございます。市民がより多く庭球場を御利用いただくため、無断キャンセルに対し、抑止力を働かせるため、庁内検討も経て、3カ月のペナルティーといたしました。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 今、他市の状況もお示しをいただきました。1カ月のところと3カ月のところ、東京都を含めて、7つのうち3と4ですかね。半々ぐらいなのかなというふうに思いました。
 その内容も、私、調べた内容を教えていただいたりもしましたけれども、もうちょっと厳しい、利用日の3週間前以降はキャンセルすると一定のペナルティーが入るというようなところもあったので、それぞれの考え方かなというふうに思います。
 今、御答弁いただいたとおり、繰り返している方が多いんだろうなというような御答弁だったのかなと思いますので、そういった意味では、そういう方に対しては一定のペナルティーを与えるという考え方は理解できます。
 そういった仕組みの中で、さっき申し上げた、どうしても急な事情ができちゃったとか、うっかりということももしかしたらあるかもしれませんけれども、厚生産業委員会で門倉委員もこのことを取り上げて、うっかりしないように、そういうことをしっかり周知することが必要だということと、またあわせて事前に、利用者にもうすぐ利用日ですよというお知らせができないのかというようなお話があったかと思います。
 私も前の一般質問のときには、事前にそういうことをすることで無断キャンセルをなくす、もし使わなくなっていれば、早目にキャンセルしていただければ、使いたいほかの方が予約をして使うこともできるだろうということで提案をさせていただきましたけれども、この事前の通知を、システムの予約をして、例えばメールで、あなたの利用日の1週間前になりました、もし使わなくなっていたらキャンセルを必ずしてくださいとか、そういう通知をして、うっかりというのをなくすことで、きちんと使っている方には不利益にならないように、そういう仕組みをぜひ検討していただきたいと思いますし、以前にも検討してくださいということでお願いをしたと思いますが、この状況については何か御検討いただいていますでしょうか。

◎スポーツ振興課長(久保義彦君) 確認メールの通知機能は当初、システム内についておりませんでした。そして、それをもしつけるとすると、やはり費用が結構かかってしまうというような答えを業者のほうからいただきました。
 その後、厚生産業委員会の後、再度確認したところ、通知機能は、現在バージョンアップでついているということが確認できました。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 改修するとお金がかかると言われていた割には、バージョンアップでもうできちゃったということで、そこはあえて突っ込みませんけれども、そういう機能がもうついているということであれば、あとはそれをどの時点でデータを抽出して、お知らせをするかということだと思います。
 6月からこのペナルティー制度開始だと思いますので、そこまでにいろいろ整理をしていただいて、施設予約システムの中で、恐らくメールを登録している方でないと受信ができないわけですから、こういった制度が始まるので、ぜひメールの登録もしてくださいというような周知も、このペナルティー制度の周知とあわせてやっていく必要があるのかなと思いますので、これはぜひ早急に検討していただいて、進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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[学習等供用施設管理運営について]
 続きまして、事項別明細書375ページ、学習等供用施設管理運営についてお伺いいたします。
 この中で、トイレの改修工事の費用が計上されております。今の学供施設の、これは洋式化の改修工事ということですけれども、洋式、和式、どういう状況になっているか、もしわかればお示しください。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 学習等供用施設の洋式、和式トイレの数でございます。
 全部、合計でよろしいでしょうか。11館ございますが。(「合計でいいです」と呼ぶ者あり)--男性用が、和式が11、洋式が23。女性用が、和式が34、洋式が28。それと多目的のトイレがございまして、そちらのほうは全て洋式ということで14。合計110ということでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 今回、この便所改修工事の費用が計上されているわけですけれども、これの対象の館が4館、主要施策の概要だったと思いますが、書かれていたと思います。この対象館、今回工事をする館の選び方というか、なぜその館を選んだのか、理由をお示しください。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 学習等供用施設の4館、羽衣中央、天王橋、柴崎、さかえの4館でございますが、私どもこの洋式化につきましては、福祉のほうのユニバーサルデザインのまちづくり緊急推進事業というのが、平成30年度と31年度で活用できるということで聞いておりまして、そちらを活用した形で進めたいというふうに考えております。
 まずは30年度でこの4館をやらせていただいて、その後、31年度で残りの館を進めたいというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 今回4館、今お示しもいただきましたけれども、この4館は、学供施設11館の中で言うと、比較的後でできた館ばかりということで、例えば、こんぴら橋会館は昭和57年の建築でありますし、羽衣中央会館は昭和63年。そういう意味では、比較的新しい館、4館が選ばれているという気がするんですが、その理由をお示しください。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 実は、こちらの平成30年度予算を検討した際に、保全計画、こちらの計画がありましたので、平成35年までに保全計画に載っているところは、その保全計画の中で対応するというふうに当初考えておりました。ということで、先ほどのような答弁をさせていただきました。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 今定例会で公共施設保全計画は一旦保留をするという大きな決断をされたわけでありますけれども、そうすると、ここの検討はその判断が出る前にされたのかなというふうに思います。見直す時間があるのか、ないのか、もしくはその後の公共施設のあり方、改修の方向性、そこを見据えた上で判断する必要もあるのかなと思いますので、そこの理由についてはわかりました。
 今の保全計画の保留について言いますと、例えばこの学供で言うと、滝ノ上会館と若葉会館が平成31年度大規模改修の予定で、平成30年度、本来ですと設計に入る予定であったということですが、この設計費用も計上されていない形となっております。
 このそもそもの考え方については、一般質問や代表質問でも出ておりますし、この委員会でも出ておりますので、そこについてはわかったわけでありますけれども、この大規模改修工事、例えば私の地元の館でも大変期待が大きかったというようなことで、なかなか改修されなかったところ、例えばバリアフリーであったり、トイレだったり、そういうところがいよいよかなという思いを特に管理運営委員会の皆さんは思っていらっしゃったのかなというふうに思いますが、この件については、運営されます指定管理者のほうに説明というのはされているのでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 今回、一般質問でそういった具体的な名称も上げられましたので、その後、私のほうから各委員長には説明をさせていただいております。
 また、3月22日に各学習等供用施設の代表者の方の連絡会がございます。そちらのほうでまた改めて報告、説明をさせていただきたいと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 説明をされたということはよくわかりました。丁寧にしていただいてありがとうございます。
 今後、どういうタイミングで、どういう方向性が出てくるのか、具体、これから入っていくかと思いますけれども、先ほど申し上げましたけれども、バリアフリー、段差のこととか、トイレのこととかも踏まえて、今後の具体的な計画が出てこないとわかりづらいところもあるのかなと思いますが、今後の方向性をこの指定管理者のほうにどのぐらいの時期にお伝えできるのか、していきたいと思っていらっしゃるのか、もし想定といいますか、ありましたらお示しください。

◎教育部長(栗原寛君) 保全計画が一旦保留ということで、学校で言えば第七小学校までは設計、そして実施を見込んでおりますが、それ以降については、現在保留ということでございます。
 これにつきましては、教育施設だけでなくて、市全体の公共施設のあり方をどうしていくかということで、公共施設の再編等にも大きくかかわってきます。
 30年度に一定のその方向性が見えた中で、今まで大規模改修の実施のために見合わせていた工事、緊急性を要するものも中にはあるかもしれませんので、まずそこの全体像が見えた中で、個別の対応をどうするかということを決めていく段取りになると思います。その段階で各館の指定管理者の方には御説明するような、そんなタイミングで考えているところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 もちろん中途半端な状態で言えないと思います。そのあたり、ぜひ丁寧に説明は続けていただければと思います。
 今、御答弁で、緊急性のあるものについてはというようなお話もありましたが、そういったものはふだんから対応していただいているとは思いますけれども、そのあたりも丁寧に聞き取っていただきながら、これは先ほど具体的に申し上げた、予定されていた館以外も、全体もそういうことになるかと思いますけれども、そのあたりについては丁寧に進めていただきたいということを要望としてお伝えしておきます。

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[図書館事業管理運営について]
 最後に、図書館事業管理運営ということで、事項別明細書375ページから始まりますが、377ページに音楽配信情報料というのが、30年度初めて計上されたものだと思います。これの内容について、簡単で結構ですので、御説明ください。

◎図書館長(土屋英眞子君) 音楽配信料についての御説明をさせていただきます。
 私ども図書館では、視聴覚資料を集めて貸し出しをさせていただいております。その視聴覚資料の提供の一つといたしまして、音楽配信サービス、具体的にはナクソス・ミュージック・ライブラリーということで、クラシックを中心に配信サービスをしていただけるサービスでございます。
 CDの貸し出しは減少傾向にございますが、利用者の方はおられるというところ、また今年度はCDの大量不明という部分もございまして、その一つの対策にもなり得るのではないか。また、物理的にCDの書架はほぼ埋まりつつあるというところで、配信サービスを導入してはどうかということで、私ども既に入っている市などを視察をしたり、調査などをして状況を伺った上で、今回、私どもの図書館システムの更新の時期に合わせまして、31年1月から始めるという予定でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 これは具体的に、音楽配信、配信される音楽を聞くまでに、利用者はどういった手続を踏んで利用することができるのか。それから、これは図書館の中でも、例えば家にパソコンがないとか、そういう方でも使うことができるのか、お示しください。

◎図書館長(土屋英眞子君) 御利用に当たりましては、まず私ども図書館の利用資格ということで、登録カードをお持ちの方がまず第一条件でございます。
 貸し出しをさせていただくということで、館にお越しいただきまして、パスワードをお渡しいたします。
 館内での視聴は現時点では考えておりませんで、近隣の市でこのサービスを導入されている市では、スマートフォンへの対応はない形でお入れになっているんですが、私どもはパソコンのそばだけで聞くというのでは十分そのよさを知ることは難しいかなというところで、スマートフォン対応プランということで、実際にその配信を受けたものをスマートフォンで聞くことができる。この近隣ではまだ入れていないようなんですが、そういった形でのサービスを考えております。ですので、館内については、現時点では考えてございません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 27年9月の一般質問で、こういうサービスがあるけれどもということで御提案をさせていただいて、入れていただきました。
 提案したとき、議会で取り上げたときは、まだ参加レーベルも750ぐらいだったでしょうか。配信のビットレートも128キロということで、CDになりかわるのかとか、また、ファンにとってはちょっと物足りない部分もあるのかなと思いつつ提案をさせていただきましたが、今はレーベルもふえて、グラモフォンとか、デッカとか、超有名レーベルも参加をされているようでありますし、ビットレートも320に上がって、音質としてはほぼCD並みの音質まで引き上がっている。いいタイミングで入れていただいたんだろうなと思っています。
 このタイミングで導入を決めた、先ほど図書館システムの更新というお話がありましたが、そういうタイミングで今回決められたのか、ほかの何かタイミングとして、この年度に入れるよという何か理由とかきっかけになったものがあれば、お示しをお願いいたします。

◎図書館長(土屋英眞子君) 私ども、システムの更新が来年度にあるということはわかっておりましたので、今年度の当初の部分で、29年4月、5月ごろにかけて、実際にお試しというような形で、使い勝手ですとか、どんなものかというのを職員のほうでも体験させていただきました。
 その後、大変残念な不明というものがあったわけなんですけれども、やはりそこの部分でも一つの対策になるのかなという意味では、転んでもただは起きないようにという部分も考えているところではございます。ちょっと表現が不適切だったかもしれませんが。
 とにかく図書館になかなかお越しになれない方も何かきっかけでお越しいただければ、皆様の課題解決のお役に立てるという部分を知っていただきたいという思いもございます。
 以上です。

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