【議事録】H29第4回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(平成29年11月30日)
本会議・議案審議(平成29年12月7日)
文教委員会(平成29年12月13日)
本会議・議案審議(平成29年12月18日)
 


平成29年11月30日 本会議・一般質問


◆5番(瀬順弘君) 公明党の瀬です。
 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。
 まず1点目、防災の取り組みについてお伺いをいたします。
 昨年、ことしと続けて台風の上陸・接近に伴い、立川市内においても家屋浸水や道路冠水に見舞われ、避難所を開設するなど、大きな影響を受けたところであり、地震のみならず、風水害も含め、市民の皆様の災害に対する意識は大変高くなっているところであります。
 市民の皆様の生命や財産を災害から守るためには、日ごろからの備えとあわせ、防災・災害情報の提供は大変重要な課題の一つと考えますが、災害時において市が市民の皆様へ情報を提供する手段としてはどのようなものがあるのかお示しください。
 次に、2点目、市営住宅の管理についてお伺いをいたします。
 立川市では、所得が一定基準以下で住宅に困っている方を対象とした公営住宅として、9団地465戸の市営住宅を管理・運営しています。入居者は、年2回募集が行われ、空室となった部屋へ新たな入居者が抽せんによって決定されるようになっておりますが、「市営住宅になかなか入れない」という声が依然として多く寄せられています。
 これまでの一般質問や予算・決算特別委員会でも取り上げてきましたし、さきの定例会の総務委員会で伊藤幸秀委員からも質問がありましたが、今回、改めて最新の状況をお聞きしながら、この課題について考えていきたいと思います。
 そこで、まず近年の市営住宅の募集状況について、募集戸数、応募数、倍率などをお示しください。
 また、さきの決算特別委員会の質疑で、募集にかけられない空き室が少なからずあることがわかったわけですが、空き室の状況はどのようになっているのかお示しください。
 さらに、市営住宅に設置されている駐車場について、「あいている区画が多く見られる」とのお声も寄せられますが、市営住宅の駐車場は何台分設置されているのか、また利用状況はどうなっているのかお示しください。
 最後に、今お伺いした入居募集の状況、空き室の状況などについて、市としてどのような見解をお持ちか伺います。
 次に3点目、富士見町の道路に関する要望についてであります。
 小項目の1点目、新奥多摩街道の歩道についてお伺いをいたします。
 市民の方々から多くの御意見や御要望を日々頂戴いたしますが、その中でも道路に関する案件は件数も多く、細かいことについては随時担当課で対応していただいており、大変感謝をしているところであります。
 その上で1点目の新奥多摩街道についてですが、こちらは都道ではありますが、市民の方から多く寄せられる声でもありますので、市としての認識をお伺いしたいと思います。
 この新奥多摩街道、富士見町六丁目の北側の歩道、富士見町団地に隣接する区間ですが、「歩道が暗く、夜、歩きや自転車で通るのが怖い」、そのような声が寄せられます。私も時々通りますので、気にして見ておりますけれども、特に夏場の街路樹が茂っている時期にはとても暗く感じますが、市の御認識はいかがでしょうか。
 もう1点、ここの歩道上にある電柱についてです。
 同じ新奥多摩街道でも、柴崎町の区間は電柱が植樹帯の中に立っておりますが、富士見町の区間は歩道上、場所によっては歩道の中央近くに立っており、大変通行の支障となっております。
 東京都では、防災や景観向上の観点から無電柱化を進めており、この新奥多摩街道も都の無電柱化計画路線になっていますので、電柱がなくなれば通行しやすく、安全な歩行空間になると期待をしております。
 そこでお伺いいたします。
 市では、この路線の無電柱化整備について東京都の動きを把握されていますでしょうか。また、最近この道路を通ると、作業員がマンホールに入って何か作業をしているような光景を見かけますが、これは無電柱化整備事業に関係があるのか、もしおわかりでしたらお示しください。
 最後4点目、文化芸術活動の発表の場についてです。
 市内では、文化芸術活動が活発に行われ、この秋を中心に立川市文化協会による市民文化祭も盛大に開催をされています。また、市内在住の著名な作家、アーティストもおり、文化的人材の育成・発掘・活躍できるさまざまな支援を行い、全ての市民が文化を享受でき、心の豊かさを感じられる、そのような立川市を目指すべきと考えます。
 さて、「鑑賞の場として美術館が欲しい」「活動成果を発表する場が欲しい」、そういった声は今なお多く聞かれるところであります。
 昨年9月28日にオープンした立川駅北口タクロスの窓口サービスセンターには多目的スペースが設けられています。この多目的スペースは、平成27年第3回定例会の総務委員会において我が会派の委員から提案をし、その後補正で予算を確保していただき、ピクチャーレールとライティングダクトが設置されています。
 これまで、このスペースの活用について市の考え方は、平成28年第2回定例会の報告では、「窓口業務の安定稼働を最優先しつつ、来年3月、4月の繁忙期までの状況を見て検討してまいります」、また平成29年第1回定例会の私の一般質問への答弁では、
   市役所本庁舎の多目的プラザの状況等を参考にしながら、今後窓口サービスセンターの業務の安定稼働を見守りつつ、より有効な多目的スペースの運営を検討してまいりたい。
--ということでありました。
 そこでお伺いいたします。
 この多目的スペースは、これまでどういったことに活用されてきたのか。また、3月、4月の繁忙期の混雑状況はどのようであったのかお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。

◎市長(清水庄平君) まず防災の取り組みについてであります。
 災害時においては、「市内外各地域における被害の有無に関する情報提供」「市・東京都・国・関係機関・協力団体等が行う救援救護活動の実施状況」等に関する情報を絶え間なく供給し、「情報の空白時間帯」と「情報の空白地域」をなくすことに重点を置いた情報提供が大切であります。
 本市では、災害時の情報伝達手段として、防災行政無線、見守りメール、エリアメール、ジェイコム多摩、エフエムたちかわ、ホームページ、ツイッターによって情報発信しております。また、東京都災害情報システム(DIS)を活用し、自治体ごとに報道機関にもデータを発信しておるところであります。
 その他、担当から答弁をいたします。

◎市民生活部長(井田光昭君) まず、市営住宅についての御質問でございます。
 市営住宅の応募状況についてでございますが、平成28年度につきましては、7月募集が6戸の募集に対して125件の応募があり、平均倍率20.8倍、翌年1月募集が4戸の募集に対して56件の応募がございまして、平均倍率は14倍となっております。
 また、29年度につきましては、7月募集が5戸の募集に対し49件の応募で、平均倍率9.8倍となってございます。
 次に、年度末時点での空き室数でございますが、平成26年度末が35戸、27年度末が40戸、28年度末が41戸となってございます。
 直近の空室数でございますが、11月1日現在で51戸となってございます。
 応募数や倍率には、募集住戸の場所や大きさなどによりばらつきはございますが、応募倍率は依然高く、市営住宅への需要が高いものと考えてございます。
 また、空室につきましては増加傾向にあるため、少しでも多くの住戸を募集に回せるようにしていきたいと考えてございます。
 続きまして、市営住宅駐車場の使用状況でございます。
 11月1日現在、9団地で266区画ございまして、そのうち142区画が使用され、124区画があきとなってございます。53.4%の利用率となってございます。
 居住者の高齢化に伴い、利用者が減る傾向にあるものというふうに考えてございます。
 続きまして、窓口サービスセンターの多目的スペースと混雑状況ということの御質問でございます。
 窓口サービスセンターの多目的スペースでは、リニューアルオープン後8回の利用がございました。内容は、期日前投票所が2回22日間、オリンピック・パラリンピック資料展示が2回40日間、資源とごみの分別に関する展示2回10日間、自殺対策の啓発等1回1日、ラジオ収録1回1日となっております。
 また、繁忙期の状況でございますが、本年2月には来客数が約6,000人でございまして、1日平均では約210人、3月には7,500人以上、これは日平均で250人でございますが、の来客がありまして、二、三十分お待ちいただく日も数日ありました。4月後半で一旦混雑はおさまった状況でございます。
 また、多目的スペースの使用方法についての検討状況でございますが、平成29年4月より5回の部会を行いまして、多目的スペースの利用範囲等について協議してまいりました。
 具体の利用方法につきましては、市や市民との協働による事業の展示や関連する広報、また市への届け出・申請等の受付事務などに使用するという方向性で取りまとめる予定としております。
 なお、これまで利用したことはございませんが、サービスセンターの待合スペースが混雑した場合には多目的スペースを利用することも考えてございます。
 以上です。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 道路照明につきましてですけれども、現地を確認したところ、街路樹のイチョウの葉が茂っていることから照度が遮られている可能性があるということでございます。
 それと、新奥多摩街道の無電柱化につきましては、立日橋北交差点から立川橋までの約300メートルの区間で支障となる既存占用埋設管等の移設を今年度から行い、その後、昭島市境までは順次整備を進めていく予定であると東京都から伺っております。
 時間がかかるとは思いますが、市民の安全・安心な歩行空間確保につながるものと思われます。
 また、調査につきましては、今後の無電柱化工事設計のため既存埋設管を把握する必要から排水管調査を行っており、すぐに工事等が始まるということではないとのことです。工事等を行うときには、お知らせ等を行うと伺っております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 御答弁いただきましたので、1番の防災の取り組みからお伺いを続けてしていきたいと思います。
 今さまざまな情報提供手段、お答えをいただきました。この中の防災行政無線についてお伺いをしていきたいと思います。
 11月1日と14日、Jアラートによる緊急地震速報訓練また全国一斉情報伝達訓練が実施をされましたけれども、1日の訓練時には防災行政無線からの音声に大変音割れが生じて声が聞き取れなかったというような状況であったと思います。私も外で聞いておりましたが、何を話しているのか聞こえないような状態でした。
 なぜそのようなことになったのか、原因についてお示しください。

◎市民生活部長(井田光昭君) 11月1日に行われました防災行政無線での放送訓練におきまして、「音割れがして内容が聞き取れなかった」との御指摘を市民の方から多数いただいております。
 原因を調査いたしましたところ、もととなる出力機の音量調整のつまみを通常よりも大きく設定したことが原因とわかりました。
 その後、微調整を行いまして、11月14日に行われた情報伝達の放送訓練では音割れすることもなく、正常に音声を市内に流すことができたものでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 原因についてはわかりました。音量のことについては、これまで私も何回か取り上げさせていただきまして、去年には答弁としては、「音量に物足りなさがあると認識をしている」と、また9月では「国に対して音源の出力など聞こえやすいような対応を要望したい」というようなことでありました。
 今回は、こちらの出力機のつまみでという今御答弁でありましたので、そこで一旦大きくしたら大きくなり過ぎてしまったというようなことだと思います。その後調整をしていただいたということで一定の改善が見られたのかなというふうに思いますが、これしっかりと、前の状態では音が小さいというような状態でありましたので、そこはちょっと引き続きどの程度の調整が可能なのか、範囲が可能なのか。なかなかJアラートの試験だと何回もできるわけではないと思いますけれども、引き続きそのあたりは確認をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 その上で、台風とか大雨がありますと、雨の音や風の音で通常よりも防災行政無線聞き取りづらくなるというようなことがあるかと思いますけれども、これ聞き取れなかったときには、市民の方、何か情報を得るような手段、先ほど幾つかお示しをいただきましたけれども、どういったものが利用できるんでしょうか。

◎市民生活部長(井田光昭君) 防災行政無線で流します情報と同じものが自動応答サービスというもので同様の放送内容を確認することができます。この自動応答サービスの番号につきましては、042-523-5931で視聴することができます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 実はいろいろなお声をいただいて、その後市民の皆さんと、こういうものもありますよというお話をしたら、この電話応答サービス、余り知られていないのかなという感じがしました。私、この災害時の情報提供手段、ちょっと自分でまとめて、そういう市民の方には「こんなのありますので活用ください」ということで使ったりするんですけれども、これ見ると、「あっ、こういうのもあるんだ」というような声があります。
 もう何年か前から始めていただいていると思いますけれども、これぜひいろいろな機会で積極的に周知をしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、最初にお示しいただきました情報提供手段の中でエリアメールというのがあったかと思います。
 NTTドコモは「エリアメール」と。その他の携帯各社「緊急速報メール」というふうな名前で言われていると思いますけれども、緊急地震速報や津波警報など対象地域にいる対応機種の携帯電話にメールが配信されるというような仕組みだと思います。
 スクリーンをごらんください。
 市のホームページによりますと、緊急時のメール配信されるのは、気象庁からの緊急地震速報また津波警報そして立川市または国が発信する災害避難情報というふうに書いておりまして、
   土砂崩れなど自然災害の情報や、それらに伴う避難情報など、住民の安全にかかわるさまざまな情報を配信する。
--というふうに書かれております。
 立川市では、土砂災害警報、警戒情報が昨年また本年と1回ずつ発表されておりまして、避難準備・高齢者等避難開始情報の発令や、また避難所も実際に開設をされました。
 こういった状況のときというのは、このホームページにあります避難情報であり、住民の安全にかかわる情報であると考えますけれども、このときには緊急時メール配信というのは実際には行われていなかったかと思います。
 スクリーンの説明を終わります。
 立川市では、このエリアメール、緊急時のメール配信について、どのような基準で配信を行うようになっているのかお示しください。

◎市民生活部長(井田光昭君) エリアメールにつきましては、立川市近隣の地域におきまして、地震の場合は震度5弱以上の揺れを観測した場合に気象庁から、また洪水情報の場合は洪水予報河川の氾濫危険情報の発表を国土交通省から、携帯電話事業所を通じて住民の主体的な避難を促進するために自動的に配信する情報となっております。
 また、市が個別に「生命にかかわる緊急性が高い」と判断した場合、情報を特定のエリアの対応端末に配信することも可能でございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) すみません、市が判断した基準というのは何でしょうかということでお聞きをしたつもりでありますが、以前お聞きすると、災害対策本部で判断をしながら活用していくというようなことでありました。
 避難情報であれば、例えば避難勧告が出たら配信するとか、避難指示になったら配信するとか、また影響の範囲がどれぐらいだと配信するとか、判断を迅速にするために一定の基準をつくっておいたほうがいいのかなというふうに感じましたので、ここでは要望といいますか、ぜひ今後御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 防災行政無線また電話応答サービス、エリアメールということで今お聞きをしてまいりましたけれども、こういったさまざまな提供している情報提供の手段、これ市民の皆様にしっかりと周知をして、いろいろな手段を活用していただく必要があると思いますけれども、こういったいろいろな手段を用いていますよというようなことは市民の方にはどのように周知されているんでしょうか。

◎市民生活部長(井田光昭君) 本市では市民に全戸配布しております「防災ハンドブック」を通じて情報伝達手段の啓発を行っているところでございます。また、総合防災訓練、地域防災訓練、市の広報、ホームページ、出前講座などを通じてもその啓発に努めているところであります。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 今いろいろとお示しをいただきました。
 スクリーンをごらんください。
 市のホームページでは、ページの上部のメニューのところ、「防災・防犯」のメニューから「防災」というところをクリックしますと、上から2番目に、これちょっと見づらいですが、「災害時情報提供」というところがあります。そこをクリックしますと、情報提供のいろいろな手段が出てくるということになっています。
 ここの中身をちょっと見てみますと、Jアラートは情報提供の仕組みのことでありますので、実際音声は防災行政無線で流されるということですので、情報提供のツールということで考えますと、ここで出てくる緊急時のメール配信、先ほどありましたエリアメールそれから防災行政無線のデータ放送それと電話応答サービスというこの三つが情報提供手段ですよということで、たくさんある中で、この三つしか用意されていないのかなというふうに思います。
 先ほど御答弁の中でもありました防災ハンドブック、ここには、これもちょっと小さくて見づらいですが、防災行政無線からたくさん、先ほど最初の御答弁でいただいたほぼ全てのツールがここには記載をされているということだと思います。
 スクリーンの説明を終わります。
 こういったたくさんある情報提供手段、しっかりと整理して、わかりやすくホームページに載せていただきたいと思いますが、見解を伺います。

◎市民生活部長(井田光昭君) 御指摘のとおり、市のホームページに防災ハンドブックに掲載されている情報全てについて掲載するように整備してまいります。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) あと情報提供の手段の中でツイッター、SNSがありましたけれども、以前「フェイスブックなど、ほかのSNSもぜひ活用の検討をしていただきたい」ということで提案をいたしましたが、改めてツイッター以外のSNSの活用についての見解を伺います。

◎市民生活部長(井田光昭君) 本市では情報の発信におきまして公式ツイッターは採用しておりますが、フェイスブックについては採用してございません。
 防災に特化したフェイスブックの活用については、実現可能性も含めて検討させていただきます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 今、防災に特化したというふうにおっしゃられました。以前、質問をしたときには、
   ツイッターは防災だけに限らず、いろいろな行政からの情報、イベントの情報、そういうものも利用しているので、なかなか全体で二つのSNSを活用していくにはいろいろ課題がある。
--というようなお話であったかと思います。
 例えば、今フェイスブック、防災用にというようなことも検討の一つかという答弁かと思いますけれども、場合によってはツイッターも切り分けて、防災専用のアカウントでツイッターとフェイスブック連動させて情報発信する、そのようなこともぜひ考えていただきたいなと思います。
 SNSの特徴は、もう言うまでもなく、情報の拡散力でありますので、ツイッターしか使っていない方、またフェイスブックしか使っていない方、いろいろな方がもちろんいらっしゃいます。そもそもに使っていない方もいらっしゃいますが、一人でも多く情報を伝達していく、そういう意味では、ぜひこれ前向きに考えていただきたいと思いますので、要望いたします。
 あと情報提供の最後ですけれども、最近280メガヘルツ帯のデジタル同報無線システムというのがテレビや新聞で取り上げられて注目を浴びております。
 このシステムは、建物内や地下などでもつながりやすい特性を持った280メガヘルツの周波数帯のポケベルの周波数電波を利用したものです。防災ラジオや戸別受信機などの専用端末で緊急情報を文字で表示したり、また音声に変換することもできるようなシステムです。
 ことし5月末時点で、全国12都県21市区町が導入済み、または近く導入をするということで、東京都では江東区、豊島区など5区で既に導入されております。
 さまざま防災行政無線には課題もあるわけですので、この補完として市でも活用の検討をしてみてはいかがかと思いますが、見解を伺います。

◎市民生活部長(井田光昭君) 現在、市ではエフエムたちかわ、ジェイコム多摩などと災害時防災情報の配信に関する協定を結んでおります。災害時には、さまざまな媒体を通じて情報提供することが重要でありますが、まずは協定を締結している既存の媒体の周知を進める中で、必要に応じ検討してまいりたいと考えてございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) では、必要に応じて、ぜひ御検討をお願いいたします。
 小項目の2番目、災害時薬事コーディネーターについてお伺いをいたします。
 現在、立川市においては、災害時に市の医療救護対策本部に参集し、医学的な助言・調整を行う災害医療コーディネーターが平成27年度から設置要綱により任命をされております。
 医療行為には、当然薬剤が緊密な関係となってくるわけであり、災害時において医療コーディネーターと同様の立場を持って活動できる薬剤師、つまり災害薬事コーディネーターを任命しておくべきである。これまで我が会派の山本議員がたびたび議会でも取り上げてまいりました。
 ことしの予算特別委員会では、「多摩地域の他市の設置状況を調査し、薬剤師会とも話し合いを進めていっている」という状況が示されましたけれども、その後、これまで市の取り組みの進捗状況はどのようになっているのかお示しください。

◎保健医療担当部長(横塚友子君) 災害薬事コーディネーターの設置につきましては、薬剤師会と協議の場を設けまして、既に人選の着手に入っていると伺っております。市としましても、早期の実現に向け対応を図っているところでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。人選ということになれば、もうかなり具体的に進んでいっているのかなと思います。予算のこと、それから設置要綱のことなどもあろうかと思いますので、市のほうでもしっかりとそのあたりの体制整えていただいて、一日も早く任命できるように御努力をよろしくお願いいたします。
 次に、小項目の3点目、学校の窓ガラス耐震化についてお伺いいたします。
 さきの決算特別委員会で資料をいただき、門倉委員から質疑がありましたが、強化ガラスが設置された学校はまだ少なく、飛散防止フィルムについては設置時期もわからないというようなことでありました。一日も早く窓ガラスの耐震化を図っていかなければならないと考えますが、教育委員会の見解を伺います。

◎教育部長(栗原寛君) 窓ガラスに飛散防止フィルムを張ることにつきましては、関連部署と協議をし、まずは災害時に第一次避難所として初めに開設をする体育館への設置を優先してまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 教育委員会でも現場を確認されていると思いますけれども、私もある学校でちょっと写真を撮ってまいりました。スクリーンをごらんください。
 フィルムが設置をされてはいるわけでありますけれども、すりガラスのように向こうがぼやけて見えるような箇所も大変たくさんあります。また、気泡ができていると。ところどころ破れている。そんな状態でありました。
 経年劣化でフィルムが硬化して、了解を得てちょっと触ってみますと、触ったところがパリパリと、もうフィルムが割れて剥がれて落ちてしまうというような状況でありました。
 これでは地震が起こってガラスが割れますと、飛散防止の効果は全くなく、飛び散ったガラスが下に落ちてしまう。下にもし児童生徒がいれば、上からガラスが降ってくる。そんなことにもなってしまうのかなというふうに思います。
 教育委員会では、このような飛散防止フィルムの劣化状況についてどのような認識をされていますでしょうか。

◎教育部長(栗原寛君) 原則として、校舎の南側の3階以上の窓ガラスに飛散防止フィルムを張っておりますが、その多くは平成の初期までに対応したものであり、耐用年数を過ぎ老朽化が進んでいる学校もございます。
 全体の貼付状況を確認したところ、全体的に劣化が激しい学校は5校、全体的ではないが複数の教室等で劣化が見られる学校は6校といった状況でございました。
 そのほかの学校につきましては、劣化がないか、またはあっても一部の状況でございました。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 その前の質問で、避難所になる体育館、優先してというようなお話もありましたが、今調査をしていただいて、教室の窓ガラスも細かく確認をしていただいていると思いますので、ぜひこれは計画的に対応していくということで強く要望をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、大きな項目の2点目、市営住宅の管理についてお伺いをいたします。
 最初に、状況をお示しいただきました。
 空き室が11月1日、直近の時点で51部屋あるというようなことでありましたけれども、空き室になる要因というのは幾つかあるかと思いますけれども、これ修繕をすれば入れる部屋というのは幾つぐらいあるのかお示しください。

◎市民生活部長(井田光昭君) 11月1日時点の51戸のうち、現在修繕中あるいは入居待ちのものが9戸ございます。残置物等により、すぐには修繕に取りかかれない物件が4戸ございます。これを除きまして、残り38戸が今後修繕を実施し、募集を行える戸数というふうに考えております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。今入居待ちも既にあって、要は残置物があってすぐに手をつけられないのは4戸だけというようなことで、空き家の空き室のほとんどは修繕さえすれば入居に回すことができるというようなことで、要は修繕のための予算を確保すれば、たくさん部屋を募集に回すことができるということだと思います。
 スクリーンをごらんください。
 課長に、現在入居されている方の家賃を調べていただきました。ことし9月の家賃で平均2万1,448円ということでありました、一月の家賃がです。ということは、2年住んでいただきますと、家賃の収入が50万円を超える。4年住んでいただくと100万を超えるということになります。もちろん、そのまま住み続けると家賃の累積の収入というのは当然ふえていくということになります。
 家賃の調査とあわせまして、入居から退去までの期間についても調べていただきました。平成28年度中に退去された15名の平均の入居期間というのが12年一月であったわけでございます。この12年一月の累積の家賃収入、計算をいたしますと、300万を超える額でありまして、あくまでも計算上の話ではありますが、一部屋300万までの修繕費であれば早く直して住んでいただくと。家賃で平均的な入居期間住んでいただければ戻ってくるということになります。
 先ほどこれから修繕すれば入れる部屋が38部屋あるということでお聞きしましたので、300万掛ける38部屋ですと、今修繕しないといけない部屋、総額1億ちょっとかけてでも修繕をしたほうが、いずれ家賃の収入で戻ってくる。何よりも公営住宅の目的である住居に困った方に住んでいただくことができるということになるかと思います。
 今回、調査していただいた28年度の平均の入居期間ですけれども、この年、入居1年で退去した方がいらっしゃって、非常に珍しいケースであったというようなことでしたので、そういう意味では、この平均の入居期間、もしかするともう少し長いんじゃないのかなというような感じのお話もされておりました。
 スクリーンの説明を終わります。
 そういったことも含めて、決算特別委員会のときも申し上げましたけれども、しっかりと予算を確保して空き部屋の解消を図っていただきたいと改めて訴えたいと思いますが、いかがでしょうか。

◎市民生活部長(井田光昭君) 今までも空室の解消に向けて努力をしているところでございますが、今後も継続して予算面も含め、努力していきたいと考えております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) しっかりと努力していただいていると思いますが、よろしくお願いいたします。
 以前、市営住宅の入居希望者が多いけれども、なかなか入れないというような質問をしたときに、市では新たに住宅をつくるようなことというのはなかなか難しいというような御答弁がありましたけれども、ちょっと調べてみますと、市営住宅、今9団地の21棟建っていて465部屋あるということで、1棟平均22部屋ぐらいある計算になります。
 今、先ほど示していただいた38部屋、それと入居待ち、今修繕中で9部屋あるということで、40以上の部屋が頑張れば入居に回せると。
 そうしますと、新たに住宅建てるのは当然難しいかもしれませんが、平均的な数で言うと、市営住宅2棟建てるのと同じぐらいの方に入っていただくことができるということであります。全部やると幾らかかるのか、今回はちょっとお聞きしませんけれども、そういった意味では、ぜひしっかりと予算を確保してやっていただきたいなと思いますけれども、理事者の見解はいかがでございましょうか。

◎副市長(大霜俊夫君) 決算のときにもお答えしましたように、類型を、きちんと空き家の類型を分類して、今議員がおっしゃられたように、もともと公営住宅は住宅の確保が困難な方、所得の低い方でというような形で運営している事業でございますので、その辺は十分勘案しながら予算面についても配慮していきたいと、そのように感じております。

◆5番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
 では、市営住宅の件、続けて、今度はちょっと駐車場のほうの件、お伺いをしたいと思います。
 すみません、スクリーンはまだ使いませんので。ボタンを押してしまいました。
 駐車場の件については、昨年の第3回定例会でも取り上げまして、利用率が大変低いということで、きょうお示しいただいた数字も53.4%。半分近くがあいている状態であるということでありました。「ここをコインパーキングやカーシェアリングなどに活用してはどうでしょうか」ということで提案をさせていただきまして、そのときの御答弁は、「事例があるので研究はしていきたい」というようなお話でありましたが、その後駐車場の活用について何か検討や研究をされていましたらお示しをいただきたいと思います。

◎市民生活部長(井田光昭君) 御質問いただいた後に、東京都内の市部につきまして状況調査を行いました。
 回答があった中では、市営住宅の駐車場を居住者以外に貸し出しを行っている自治体、これが1自治体ございました。
 ただ、駐車場の活用につきましては、事故や騒音など居住者の方々の安全面や環境面への配慮も必要でございますので、また市営住宅全体の管理運営という側面からの検討も必要だというふうに考えてございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。駐車場も利用されれば、駐車場の分の収入というのがあるかと思いますので、そういった理屈で言うと、先ほどのあいている部屋と同じなのかなというふうに思います。
 さきの定例会の総務委員会で、伊藤幸秀委員が市営住宅の駐車場の不法駐車のことについて取り上げていらっしゃいましたけれども、例えば、ここをコインパークに使って、フラップ式のものだったり、ゲート式のものだったり、そういった形ですれば不法駐車というのも解消できるのではないかなというふうに思います。収入面、活用面、そしてそういったことの対策も含めて、ぜひ引き続き研究といいますか、検討といいますか、お願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 では、次に大きな項目の3点目、富士見町の道路についてでございます。
 電柱の件、無電柱化、動き始めているというようなことで、時間はかかると思いますけれども、期待をしたいと思いますし、ぜひ何か機会がありましたら、早期整備を市のほうからも申し入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 ここでスクリーンを使いたいと思います。
 もう1点の新奥多摩街道の歩道が暗いという件であります。市のほうでもいろいろ確認はしていただいているようでありますが、この場所は団地がずうっと続いていて、そこの植栽があります。なかなか隣接する建物の明かりが入ってこないということで、歩道を照らすのは街路灯しかないということであります。
 ここに設置されている街路灯は車歩兼用のもので大変高い位置についていて、すぐ横には大きな街路樹がありますので、先ほど御答弁いただいたとおり、光が拡散しないで直下を少し照らしているだけというような状況であります。
 スクリーンの説明を終わります。
 近隣の方から、そういった意味でも、暗い中から明かりが照っているところにぱっと人影が前から見えてくる。それが自転車だったら、気づいたころには、もうぶつかりそうになっているということで、ぜひ安全な通行のために何とかしてほしいという要望があるわけでありますけれども、ぜひ東京都へも対応を申し入れていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 先ほど御答弁いたしましたように、街路樹のイチョウの葉が茂っているということで、これにつきましては、夏場は日陰確保のため、せん定の時期を調整しているため、これから冬季でのせん定を行っていくと東京都から伺っております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。冬季はせん定もしていただいて、葉っぱもそんなに茂らない状態であれば、多少光が出てくるのかなというのは、私も実感をしております。
 夏場の日陰確保という意味合いが当然ありますので、そういった意味では、なかなか対応が難しい部分もあろうかと思いますけれども、ぜひ住民の声がさらに大きくなってきたときには、市としても後押しをしていただきながら、何か対策ができないのか一緒に考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、小項目の2点目、立川市認定外道路中14号線についてであります。
 スクリーンをごらんください。
 この道路は、畑道というふうに言われておりまして、青梅線畑道踏切から昭和記念公園南側の都道を結ぶ国有地の中を通る幅員の大変狭い認定外道路で、畑道踏切から南側は市道南130号線とつながっております。
 この近くには、北側に立川市総合福祉センターまたは社会福祉法人の施設があり、南側は富士見町二丁目の商店街や住宅地になっておりまして、青梅線を渡るための踏切があることから、人や自転車がよく利用する近隣の方にとっては大変大事な道路になっております。
 しかしながら、この道路は夏場には雑草が大変茂りまして、幅員が狭くなる。また、その草むらにごみの不法投棄が散見されるような状況もありますし、またごらんのとおり、路面が舗装されておりませんので、雨が降ると水たまりがあちこちにできてしまうというような道路であります。
 スクリーンの説明を終わります。
 このような状況について、市ではどのような認識をされているのかお示しください。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 立川市の認定外道路中14号線の雑草やごみの不法投棄につきましては、市といたしましては確認をしております。市民からの通報やパトロールで発見した際には、対応しているところでございます。
 また、雨天時の水たまりにつきましても把握はしておりますが、道路排水機能がなく地下浸透に頼っている状況であり、状態の悪い箇所は穴埋め等、応急的に補修をしている状況でございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。
 雑草が伸びてくると、特に梅雨時期と重なりますので、雨が降ると雑草が、草がぬれて、幅員が狭いですので、通っていると衣服にぬれた草がついて服がぬれちゃう、ぬれてしまうというようなこともありました。
 以前、道路課のほうにもそういうことで対応をお願いしたんですが、ことし、去年あたりはお願いする前に対応していただいているようで、市民の方からもそういった声というのは随分減ってきたのかなというふうに思っておりますし、そういう意味では大変担当の課の皆様には感謝をしているところであります。
 あとはこの路面であります。水たまりもそうですし、でこぼこが多いので、車椅子やベビーカーでの通行がしづらいという声がよく聞かれます。
 この道路については国有地の中にありますし、これまでさまざまな経緯や、また制約などもあるというのは承知をしているわけでありますが、多く声が上がっておりますので、ここで舗装するなど何か歩きやすい道路にしていただきたい、いただけないかなというふうに思いますが、見解を伺います。

◎基盤整備担当部長(志村秀已君) 認定外道路中14号線の舗装につきましては、道路排水や地下浸透に頼っていることから、舗装をすることで、かえって水たまりができる可能性がありますので、現地をよく調査した上で、舗装の有無もあわせて水たまりができない工夫を検討するとともに、隣接している土地所有者と調整を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。
 水たまり、またでこぼこ、これが通行しづらい原因ですので、舗装に限らずでも結構ですので、ぜひ近隣の方のお声も聞きながら、ここをぜひ。まあ、近隣の方は本当に長年、「ここは何とかならないか」という声は私の先輩議員からも引き継いで聞いておりますので、ぜひ協議・検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、最後4点目の文化芸術活動の発表の場についてお伺いをしてまいります。
 先ほど、これまでの活用について、合計8回、いろいろなことで利用をされたというような状況をお示しいただきました。また、3月、4月の繁忙期の状況というのもお示しをいただきました。
 最初の質問でも述べましたけれども、これまでの答弁でも、繁忙期の状況を見ながら、このスペースの活用を考えていくというようなことでありましたので、こういった状況も把握をされた上で、これからの活用というのも検討していただいているのかなというふうに思います。
 ここの活用については、庁内組織の「窓口サービスのあり方検討委員会」で検討を進めるということで以前御答弁をいただいておりますけれども、この検討委員会での検討状況についてお聞かせください。

◎市民生活部長(井田光昭君) 平成29年4月より5回の部会を行いまして、この多目的スペースの利用範囲等について協議してまいりました。
 その結果、具体の利用方法につきましては、市や市民との協働による事業の展示や関連する広報、また市への届け出・申請等の受付事務などに使用するという方向性で取りまとめる予定としてございます。
 以上でございます。

◆5番(瀬順弘君) すみません、1回目の答弁でいただいたかと思います。重複して、失礼をいたしました。
 混雑状況なども含めて、方向性としては少しまとまりつつあるのかなというふうに思っております。
 私、このスペースについては、ぜひ文化芸術面での活用を図っていただきたいということで、これまでの一般質問や委員会などでも申し上げてまいりましたし、ぜひ積極的にそういった面で文化芸術に使っていただきたいなということを改めて申し上げたいと思います。
 もちろん、先ほどもお示しをいただきました期日前投票の場所にもなろうかと思いますし、また庁内各部署での啓発活動や展示、そういったものにも使っていかれるのだと思いますけれども、一つの文化的なコンセプトを打ち出せるような活用というのも考えていただければというふうに思います。
 「年がら年中文化芸術だけで使ってください」とまで言うつもりはありませんし、先ほどの繁忙期の状況からすると、なかなかいろいろな面で、その時期には活用が難しい。ある程度の制約を受けることも、もしかしたらあるのかなというふうにも思いますけれども、例えば定期的に市民の方の作品を展示するとか、またコーディネーターやアーティストに企画展みたいなのを委嘱して文化的な活用をしていくというようなことができないかなと思います。
 できるだけ定期的に、また継続的に使っていくことで、この場所がミニ美術館といいますか、アートスペースというような認識を得られるような、ぜひ見せ方、使い方、そういったことを文化的コンセプトをつくっていくということで活用していただきたいと思っております。
 ちょっと例として今申し上げましたけれども、この多目的スペースの今後の文化的な活用ということでは、市は今何かお考えはありますでしょうか。

◎産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 窓口サービスセンターの多目的スペースは、市の庁舎にあります多目的プラザと同様に、市の施策や事業に関する展示や受付会場としても非常に便利で有用な場所であるというふうに認識をしております。
 そのような場としての多目的スペースの利活用の状況、これを踏まえつつ、文化芸術を発信する場所としてどのような取り組みができるのか。これは時期とか、その空間の使い方というのも全部含めて、これは庁内で検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
 今御答弁いただいた文化の発信場所のぜひ一つになっていくように、またそれは行政としての使い方もそうですし、市民の方があそこに行くと、毎週月の最初の1週間は何か文化芸術のことをやっているなとか、何かイメージがつくような使い方というのもぜひ検討に入れていただけるとありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、小項目の2点目、女性総合センター・アイムのギャラリーについてお伺いをいたします。
 今の窓口サービスセンターの多目的スペース以外にも展示スペースとして女性総合センター・アイムの1階のギャラリーがあります。ここの使い勝手について、市民の文化団体の方などから意見を伺ったわけでありますが、まずアイムのギャラリーで使える備品の種類と数についてお示しいただけますでしょうか。

◎総合政策部長(小林健司君) 女性総合センターのギャラリーも一つの文化的活用スペースでございます。ギャラリーの備品についてのお尋ねでございますが、展示用として穴あきパネルが17枚、それから平机6台、丸机3台、それから椅子が12脚、案内板2枚を貸し出ししてございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。ありがとうございます。
 いただいた御意見というのは、具体的に申し上げると、「テーブルがもう少し使えないかな」というようなお話でありました。
 今机、長机が6台、それから丸いのが3台ということでお示しをいただきましたけれども、例えば陶芸とか盆栽とか生け花とか、また立体のアート造形物、こういったものは壁面展示できませんので、そういった意味ではそういったものを展示する場合にはテーブルを使いたいということでありますが、今現状ある長机6本ではとても飾り切れないので、もうちょっとふえると、あそこも使えるんじゃないのかなというような御意見であったわけでありますけれども、これ机をふやすということはいかがでしょうか。

◎総合政策部長(小林健司君) 今現在として、備品の机を買い足すことについては考えてございませんが、今後の利用状況等を踏まえて検討したいと考えてございます。
 ギャラリーの貸し出し備品につきましては、不足する場合、特に今おっしゃられたような陶芸であるとか盆栽であるとか、あるいは華道であるとか、机を利用するような場合につきましては、我々の貸し出し備品が足りないようであれば持ち込むことも可ですので、そういった御利用をしていただければというふうに考えています。
 また、今申し上げました備品以外にも、5階フロアの貸し出し用の平机4台の一部、部屋の中で使っていないようなことがございましたら、そちらの融通がききますので、その辺は御相談いただければと考えてございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) わかりました。
 課長とお話ししていると、今までそういう要望自体がそんなになかったというようなことも言われておりましたけれども、今回、そういった声、この場を使ってお届けをさせていただきますので、今後さまざまな利用の中でそういった声がないか、よくアンテナを張っておいていただければなというふうに思います。
 それから、5階の使っていないものの一部、場合によっては貸し出し可能というようなことでありましたので、いろいろ主催者の方とも、ぜひそこはうまく御相談に乗っていただきながら、できること、できないこともあるかと思いますけれども、よろしく御対応いただきたいと思います。
 持ち込みが可ということでしたので、持ってこられるような方については、そういう御案内もいいかと思いますけれども、なかなか--例えば高齢者の多い団体であったりとか、また机1本といっても結構重たいものではありますので、ぜひそういうところはそういうことも可能でありながら、さらに場合によっては御相談はしてみてくださいというようなことで、ぜひ可能な範囲の対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で一般質問を終わります。

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平成29年12月7日 本会議・議案審議


 

議案第114号 立川市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例

◆5番(瀬順弘君) それでは、お伺いさせていただきます。
 思いやりエリアの件、先ほど質疑もございましたけれども、先ほど御答弁の中でもタクロスのところにも設定をされていると。私の記憶の中では、アイムの横の地下のところ、あそこにもあったかと思います。
 私も時々利用させていただくと、あそこにたくさんとまっていて、後から子ども乗せ自転車の大きいのが来て、でもスペースがいっぱいで置けなくて困っていらっしゃる方を見かけたことがありますし、私も普通のいわゆるママチャリと呼ばれるもので行きますが、私が行っても、中にいる係の方が、どうぞこことめてくださいなんて、よっぽど疲れた顔をしていたのかもしれませんが、勧められたこともありまして、係の方で柔軟にしていただいているのかなとは思いながら見ていたんですけれども、現状そこの状況、どういうふうに市のほうで把握されているのか、思いやりエリアの現状をちょっと教えていただきたいのが1点目です。
 それから、2点目ですけれども、南口の第二有料自転車駐車場、ここは定期利用と一時利用があって、先ほど来の質疑の中で、定期利用のほうは新しくできる西の有料自転車駐車場とあと現存あるところの空きスペースで大体充足していくということがわかったわけですけれども、私が聞き漏らしていたら申しわけありませんが、一時利用のほうが650台ぐらい、たしか第二はあったかなというふうに思うんですけれども、この一時利用の自転車の、そういう方が今度どこにとめればいいのか、今想定されているところをお示しいただければと思います。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 思いやりエリアといったものを、実は議員御指摘のように、幾つか既に展開してございます。
 ただ、余り積極的というよりは、これから改めて思いやりエリアといったものを前面に押し出していこうということで行ってございます。
 そういった意味では、特に実は思いやりエリアが駐輪場、駐輪場によりまして運用が違うんですね。例えばスライドするような駐輪ラックがあるところについてのもの、それから平置きのところ、それから上下2段ラックのところ、段差のラックのところという形で、実は思いやりの考え方が若干違ってくるということがございまして。
 それから、先ほど中山議員の御質問にもありましたけれども、これからそういったものを前面に、これは表示はしているんですけれども、なかなか市民の方がわかりづらいといった状況がございましたので、これから新しい駐輪場のあり方として思いやりエリアというものを前面に出して、市民の方にも御理解いただき、ここは自分は、思いやりエリアは、力は要るけれどもこっちにとめていこうと、まさにこれが思いやりエリアであろうというふうに考えておりますので、これは指定管理者等を通じましてさまざまにお気軽にお声がけくださいと、大丈夫なんですよといったことがわかるような周知方法を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 それから、現在の一時利用につきましては、基本的には今新しくできる南口の西と、現在一つの宅地の地権者と、一時利用用に約250台程度とめられるんですけれども、用地交渉の協議を重ねているところでございます。63街区といったところなんですけれども、58街区の南側、交差点向かいにあって、さほど距離が離れないところと現在用地の交渉をして、そこに一時利用の駐輪場が臨時駐輪場として整備できないかといったことについて地権者の方との交渉を、協議を行っているところでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 思いやりエリア、先ほどのいろんなやりとりの中で方向性はよくわかりましたので、ぜひ丁寧に周知していただいて。
 思いやりをもって、配慮が必要な方にどうぞという意味と、もしかすると元気な方はそこをあけて、こっちに載せましょうという市民側の思いやりも醸成していく、その両面で駐輪場が皆さんにとって使いやすい場所になっていくと思いますので、ぜひそこは丁寧に周知と、あといろんな工夫を進めていただきたいと思います。
 それから、今一時利用用で250台程度ということで用地交渉中のところがあるということでお示しいただきました。
 9月の環境建設委員会で多分資料を出された中で、仮称としてついているところ、ここがまだ用地交渉中ということで今回はここに載ってこなかったのかなという理解をいたしました。
 これは時期的には、交渉中ですので何とも言えないかとは思いますが、めどとしてどういうタイミングでそこを使えるように、供用できるようにしていきたいというふうに、めど、もしくはお考えをお示しいただければと思います。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) これは相手があることですのではっきりしたことは今なかなか申し上げにくいところがございますけれども、基本的に来年12月には東京都のほうに建築敷地として更地としてお渡しをするといった方向で協議をしてございます。
 その間、一部分で工事に支障のないところにつきましては、工事というのはデッキですとかエレベーターの解体工事の作業ヤードとして現在の駐輪場を使いますので、そういった作業ヤードとして支障のないところ、今南西部分の角あたりを考えているんですが、そういうところについては極力、引き続き利用していく方向で検討していると。
 そうはいえ、やはりラックも解体して東京都のほうに建築現場としてお渡ししなくちゃいけないということで、極力、それにブランクがあかない形で新しい用地において駐輪場を開設したいということを目標に現在、協議を行っているところでございます。
 以上です。

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平成29年12月13日 文教委員会


 

議案第96号 立川市幸図書館ほか4施設の指定管理者の指定について

◆委員(瀬順弘君) それでは、お伺いしたいと思います。
 まず、図書館、今回、地区館8館、指定管理ということで、既に導入されているわけでありますけれども、図書館のあり方として、中央館と地区館の関係というのは、非常に重要かなというふうに思います。
 今回、また改めて指定するということに当たりまして、中央館の考え方もお聞きしておきたいんですが、もしこの場でそぐわなければ御指摘ください。
 中央館、これまで直営でされていると思います。指定管理の各館を統括しているという立場だと思いますけれども、このあり方というのは、この後も続いていくのかどうか、市の考え方をお示しいただきたいと思います。
 それから、2点目、児童サービスについてでございますが、選定基準の2ページのところに、評価項目、評価の視点ということをいろいろと書かれている中で、6番のサービス業務等に対する考え方・取り組みのところに児童サービスの考え方・取り組みというのがあるかと思います。
 児童サービスについては、子どもたちは余り遠くの地区館、図書館に行ってというわけにはいかないと思いますので、そういった意味では、各館、同水準のやっぱりサービスが提供されるべきかなというふうに考えますけれども、今回、Aグループ、Bグループ、各1者、別のところに指定されるようになるかと思いますけれども、そこで児童サービスの水準についてのばらつきがないのかどうか、この今回の選定の中で出てきた事業の計画や考え方などからどのような御見解をお持ちか、お聞きしたいと思います。
 それから、3点目ですけれども、答申のほうに審査結果ということで、Aグループ、Bグループ、それぞれの一次審査、二次審査、総合審査、点数が明記されております。
 Aグループのほうは、総合審査で1,750点満点のうち1,181点で、Bグループのほうは1,285点ということで記載されておりますけれども、今回、両方とも各グループ1者ずつの応募だったということでありましたけれども、これは点数が例えば何点以下だと指定できないなとか、そういう基準があるのかどうか、その考え方についてお示しいただきたいと思います。
 以上です。

◎教育部長(栗原寛君) 1番目の中央図書館の運営のことについてお答えします。
 今現在、中央図書館の管理・運営は、直営でございますが、何かそれを変更するというような形での結論的なものは出ておりませんが、中央館の役割ということを見た中で、最適な運営方法というのは、今後も検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◎図書館長(土屋英眞子君) 私からは、2点目、児童サービスの水準のばらつきについてのお尋ねでございます。
 現状といたしましては、今、八つの地区館それぞれに担当する小中学校、受け持ちをしていただいております。学校への支援ということでは、団体貸し出しあるいは図書のリサイクル活用など行っていただいているところでございます。
 また、未就学のお子さんに向けましては、おはなし会、ボランティアの皆様に大変御協力をいただきながら、各図書館、地域に根差すような形でおはなし会を進め、参加の数も多くなっているところでございます。
 2者での大きなばらつきというのは、私の中ではばらつきがないように、それぞれ事業を行う際には、事前に御相談をいただいたり、誤解が生じないような形で進めるよう、月に1回の連絡会、また児童書につきましては、担当が集まりまして、選書なども全館一堂に会した中で評価会という形で行っております。そういったものを通して、ばらつきがないように努めている状況でございます。
 以上です。

◎行政経営課長(渡貫泰央君) 審査基準のお尋ねでございます。
 審査基準につきましては、各項目5段階で実施してございまして、おおむね5段階のうち、3段階、5点満点だと3点というのが仕様書水準というようなことで、おおむねの基準を持ってございまして、それを下回る場合につきましては、二次審査の事業者のヒアリングのときにおいて、当該項目への質問を通しまして内容を確認して、審査会では、最終的には決定していただくといった形で考えて、実施しているところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 3問目の評価の基準、点数の考え方はよくわかりました。ありがとうございます。
 それから、中央館のお話、ちょっとお聞きして、お答えいただきました。中央館と地区館の関係というのが、今おっしゃっていただいた部分、直営から変えることは今のところは考えていないというようなお返事をいただきました。
 あと、児童サービスも含めてですけれども、やはり中央館が統括していく図書館の機能をしっかりとまとめていっているというのは、この児童サービスのところにもあらわれているのかなというふうに思うわけですけれども、そういった意味では、中央館との連携、それからAグループ、Bグループと二つに分かれていますので、そこの館の連携、現実には、先ほどお答えいただいたように、選書であったりとか、いろんなところで皆さん、集まって、いろんな協議をされているということで、実態としてはそういう形でやっていただいていると思うんですけれども、このあたりの連携の仕方であるとか、また連携に対する業者の、指定管理者の姿勢といいますか、そういうところももしかすると評価の一つの基準になってもいいのかなというふうに思うんですけれども、そのあたり、今、これで示されている選定基準表ですね、評価項目、評価の視点、この中でいうとそういう部分というのはどこか視点として含まれるところがあるのかどうか、教えていただければと思います。

◎図書館長(土屋英眞子君) 今の児童サービスにつきまして、評価のところではどのような視点が重要だというふうに捉えているのかというお尋ねだったかと思います。
 私ども、この選定基準、前回と見直しをしましたところでは、重要な部分、特に今回、5項目を重要ということで、5点が基本、10点が重要、15点は特に重視というふうに位置づけをいたしました。
 選定基準の中では、5項目、まず2の図書館運営に関する基本的な考え方、3、実施体制と人員配置、5の人材育成、6のサービス業務等に対する考え方・取り組み、7のサービスの質の確保・向上、この5項目を特に重視ということで、配点を高く選定基準に入れさせていただいたところでございます。
 以上です。

◎教育部長(栗原寛君) 中央図書館と地区館との連携についての評価項目、どういったことが考えられるかということでございますが、今、図書館長のほうでお答えしたのが児童のほう中心でございますが、主に当たるのが2番目の図書館運営に関する基本的な考え方、ここが図書館の本当に基本理念であるとか計画、そういったものをやはり地区図書館においてもそれを考慮した中での運営ということ、それはすなわち地区館と中央館との連携ということにつながっていくと思います。その辺が評価項目となります。
 以上です。
 

議案第97~107号 立川市学習等供用施設指定管理者の指定について

◆委員(瀬順弘君) すみません。では、3点お聞きをさせていただきたいと思います。
 まず、この学習等供用施設の指定管理の期間ですけれども、3年という形だと思うんですけれども、今、市が導入している指定管理、3年であったり、5年のような施設もあるかと思いますけれども、この学供施設が3年にしているという部分の意味合いといいますか、理由といいますか、そういったことをお示しいただきたいと思います。
 それから、2点目ですけれども、審査会の中で、議事の中でいろいろ記載されておりますけれども、仕様等の説明をされているということで、指定管理の仕様書のようなものがあるかと思いますけれども、その仕様というのはどういったことが明記されているのか。全部でなくて結構です。主なものをお示しいただきたいと思います。
 それから、3点目ですが、この指定管理の期間で大規模改修が行われる施設があるかと思いますけれども、そういった意味では、指定管理の内容といいますか、業務のところも多少変わってくるところがあるのかなと思います。そのあたりは今回、指定する審査を行うに当たってどういった配慮といいますか、考慮がされているのか、お示しいただきたいと思います。
 以上です。

◎行政経営課長(渡貫泰央君) 指定の期間でございます。
 本市におきましては、指定管理者の導入の館におきましては、3年から5年というような形を基本としているところでございます。
 ただし、公募を前提とした場合につきましては、5年程度、今は基本としてございますが、今回の学供施設につきましては、特命非公募というようなことではございますので、3年というような形で設定しているといったところでございます。
 以上でございます。

◎行政経営課長(渡貫泰央君) 指定の期間でございます。
 本市におきましては、指定管理者の導入の館におきましては、3年から5年というような形を基本としているところでございます。
 ただし、公募を前提とした場合につきましては、5年程度、今は基本としてございますが、今回の学供施設につきましては、特命非公募というようなことではございますので、3年というような形で設定しているといったところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 3点目の大規模改修の関係ですけれども、まだ必要なところ、これから協議をする部分もあるというような意味合いかと思いますけれども、そのあたりは指定管理の仕様の部分、先ほどちょっとお答えいただいた中には、指定管理料のことも、これはでも、収支の報告だけになるんですかね、ちょっとそこの確認も含めてですけれども、その辺が入ってくると、先ほどおっしゃっていただいた休館の間どういう体制でやるかというのは、この指定管理の仕様の中にきちんと明示されていなくて、これから協議で大丈夫なものなのかどうなのか、ちょっと心配するところなんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) 仕様に明記がされていないということで、これにつきまして先ほど申し上げましたように、館が使えない状況のときにどのような業務が継続して必要になるのか。例えば各館では、地域の方に向けてお便りを出すとか、そういったもの、それから、あるいは改修が終わってリニューアルするときの受け付け業務ですね、そういったものが事前に開始になりますので、そういった業務につきまして必要なものというふうには考えておりますが、その業務を館が使えない、いわゆる指定管理をする対象の建物が使えない状況の中でどのように取り扱っていくかということにつきましては、また担当課のほうと協議をして決めていきたいというふうに今、考えているところでございます。
 以上です。

◎生涯学習推進センター長(五十嵐誠君) すみません。現状といたしましては、具体的には書面等にして、じゃ、これはこういうふうにしようというところまではお話はできておりませんが、例えば指定管理料ということではなく、別途委託契約のような形もあり得るのかなというようなお話は、担当の行政経営課のほうとはしているところでございまして、具体的なものは、すみません、まだできておりません。

◆委員(瀬順弘君) これからの部分がある、少し先だとは思いますので、詰められないところがあるのはいたし方ないと思いますが、要は今回、この指定管理、仕様を決めて、これでやってくださいという、これは契約をしていくわけですよね。
 その部分で今後、協議をしていく中の調整事項がその後もきちんと問題なく協議をして、例えば必要なお金が手当てされるとか、その辺は後からでも大丈夫だという認識でいいかだけ最後、確認させてください。

◎教育部長(栗原寛君) 大規模改修を予定している学供施設もあり、学供施設の大規模改修が初めての事項になりますので、そういったことは今回、ある程度それが先例になっていくものというふうに考えております。
 先ほど、生涯学習推進センター長が御答弁申し上げたとおり、現在の仕様の中にも別途協議ということがございますので、それを利用するということがございます。実際に大規模改修を行われる施設、いつからいつまで使用ができないのか。また、使用ができない期間も予約の受け付け等、そういった業務は発生するということでございます。
 そういう期間がはっきりした段階で、指定管理の管理運営委員会と協議を詰めていきます。それによって両者納得できるような形で協議を進めていきたいというふうに考えておりますので、問題はないと考えております。
 以上でございます。
 

報告 立川市学校給食共同調理場から提供した給食に起因する集団食中毒に関する補償と求償について、若葉台小学校開校に向けた取組について

◆委員(瀬順弘君) すみません。今、中町委員から求償の件、お話がありました。
 たしか9月の文教委員会で求償するよということで御報告をいただいて、そのときに、たしか一定の期限を定めて求償を行っていきますよということだったと思うんですけれども、先ほどの中町委員とのやりとりだと、最後、完了する時期ということで明言がなかったのかもしれないんですが、これは一定の期限というのは、言えなければ定めたのか定めていないかだけでも結構なんですが、これはきちんと定めて求められているのかどうか確認させてください。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 納期限という形で一旦は設けております。11月15日ということで設けておりましたが、やはりそこまでに納付ができない、精査がかかるということで、私どもは今、猶予しているような状況でございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。引き続き、よろしくお願いいたします。
 若葉台小学校開校に向けてのほうでちょっとお伺いさせていただきたいと思います。
 まず、説明会を実施されて、さまざまな質疑があったということで、私もこの教育委員会のほうでまとめられた内容を見ました。
 それで、ちょっとここの中からまず2点お伺いしたいのが、プールを屋上に設置することで、災害時等にトイレの排水に使えるというようなメリットを回答として挙げられていたと思いますけれども、これは校舎内のトイレ、あとマンホールトイレと両方あるかと思うんですけれども、これはどちらのほうにも流れるような仕組みなのかどうか、教えてください。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 現在、そこの部分を今度の実施設計のほうで定めていくところでございますが、今のところ想定は、マンホールトイレでございます。ただし、先ほど、災害時に何かということがあった場合に、通常の校舎等のトイレのほうに水が流れるかどうかは、今後検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 校舎内のトイレが使えれば、使えたほうがいいんでしょうから、設計の段階でそこが特別費用がかかるとか、物すごく技術的に難しいとか、そういうことがなければ両方に流れるように配管しておいていただくと便利なのかなと思いましたので、ちょっと意見として申し上げました。
 あと、これは操作をする場合、そこまで具体的かどうかわかりませんが、バルブをあければそっちに行きますよとか、何か切りかえの弁がついているとか、簡易に、要はいる人で、例えばマニュアルというか、紙を見ればすぐできるようなものになるのかどうか、その辺ちょっと今の段階でもしわかれば、教えていただければと思います。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 今の御指摘の部分、ごもっともでございます。そこの議論、まだしているところではございませんが、御指摘の趣旨は、多分簡易にできるようにということだと思いますので、そのようなことができるかどうか、検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) よろしくお願いします。
 それから、もう1件、別件ですけれども、学校の新学校の特色の案として、吹奏楽クラブの立ち上げをということで、それをなかなか継続性を保つのが難しいよというような質問が出たというようなことでありますけれども、これは私も難しいというか、本当にそういう主導的に引っ張っていく方がいないとなかなか難しいのかな、立ち上げるのも大変だし、それを継続させるのも大変なのかなというふうに思いますけれども、回答の中では、具体的にどの教員がとかいうことは今の段階では言えないけれども、今後、地域の皆さんの力もかりながらやっていきたいというような回答だと思うんですけれども、このあたり、ちょっとめどといいますか、例えば仕掛けづくりだったりとか、何かお考えのことがあれば、お示しいただきたいと思います。

◎指導課長(小瀬和彦君) 基本的には、今、瀬委員からお話のあったとおりの回答なんですけれども、4月に向けて、実は12月から音楽体験教室ということで、若葉小学校それからけやき台小学校の子どもたちにぜひ吹奏楽をやってみたいとか、触れてみたいとか、親しんでみたいということで、12月からスタートしてございます。
 あと、12月は2回、もう一回年内に行っていく予定で、私どもとしては、円滑に4月からいけるように、子どもたち自身、心の交流も含めて、音楽体験講座を今、設定しているところでございます。
 それから、後ほどまた出てまいりますけれども、社会教育法、地教行法の改正で、地域学校協働本部事業が本格的に全校でスタートいたします。これからは、学校を支えるという一方向だけではなくて、学校は学校で地域に貢献していこうと、そういう双方向で、またある先生がいなくなったら吹奏楽は途切れましたという形にならないように今、準備を整えているところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ちらっとお聞きすると、この体験教室、結構好評なようで、主催というか、されている吹奏楽団の方も思ったよりたくさん子どもたち、来てくれたというようなお話もお聞きしましたので、私、個人的にもぜひこういう文化で心の交流の推進を強力に進めていただきたいなと思います。
 市内のほかの学校でも吹奏楽のクラブ、あるところあると思いますけれども、なかなか運営でやはりまさにここで出ていたいい先生がいるときはよかったけれども、移動してしまって継続が大変だとか、保護者の方ももう子どもが卒業して教えてくれていた方がいなくなったとか、なかなか継続させていくのが非常に大変だなというお話はあちらこちらでお聞きします。
 そういう意味では、今、後から出てきますが、地域協働本部、そういった地域とのかかわりの中でやっていくというのは非常に重要ですし、そこの部分でぜひ教育委員会、学校としてしっかりとそこの連携を深めていく仕組みというのがきちんとできていくと継続的な運営がやりやすいのかなと思いますので、今、そういうおつもりで頑張っていただいていると思いますので、引き続きお願いしたいと思います。
 それから、校舎のことで1点お伺いしたいと思います。
 1階の平面図、門を入って昇降口が1カ所あると思いますが、普通教室は2階、3階、4階に配置されていると思います。
 子どもたちのこの主な動線、具体的には階段は主にはどこの階段、階段A、B、Cとあるかと思いますけれども、どの階段を主に利用する想定になっていらっしゃいますでしょうか。

◎教育総務課長(庄司康洋君) 一番多いのは、やはり昇降口から近いAになろうかと思います。次にBになります。またCという形で、一番多いのがAということで考えているところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 上のレイアウトを見ると、A階段がかなり使われるのかなという気がしたんですが、もしメーンがA階段になるとすると、この幅といいますか、広さというか、これで6学年、子どもたちが上りおり、特に朝の登校時間なんか結構混み合っちゃわないかなという気もしないでもないですが、何かそういう御議論とかはありましたでしょうか。

◎教育部長(栗原寛君) 平成28年度に新校舎のマスタープラン検討委員会で、今、委員から御指摘をいただいた議論はございました。やはり朝、登校時に時間がかなり短い時間の中で児童が登校してくる。そこでメーンに使う階段については、一定の広さが必要ではないかということは検討委員からも御意見をいただきました。その点を踏まえた中で、現在、この広さということで考えているところでございます。
 以上です。
 

報告 コミュニティスクールと地域学校協働本部について、全国学力・学習状況調査について

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 それでは、まずコミュニティ・スクールと地域学校協働本部について、お聞きしたいと思います。
 法律の改正によって学校運営協議会の設置が努力義務になったということで、その以前は、さらなる設置の促進が必要という明記で、平成16年の改正で設置することができるということで、段階を経てこういう形になってきているのかなというふうに思いますけれども、まず最初にお伺いしたいのが、この学校運営協議会、これからどのようなスケジュール感で設置されていくおつもりなのか、お示しいただけますでしょうか。

◎指導課長(小瀬和彦君) まず、コミュニティ・スクールについてなんですが、来年度は一部導入ということで、基本的には五中校区、そして八中校区で、具体的には今回の法改正で、例えば八中校区は第八中学校と新生小学校、小学校1校、中学校1校です。したがって、学校運営協議会を一つつくります。
 また、第五中学校の校区のように、上砂川とか第九小とか大山小とか、やはりちょっと地域性がそれぞれ出ている。そこへは、協議会をそれぞれの学校でつくっていきます。基本的には、もう校長先生方にはお声がけしているんですけれども、8月から9月にかけて成果と課題、ちょっと早いんですが、少し駆け足でチャレンジしていただいて、そして成果と課題を明らかにした上で、平成31年度は全校導入としていきたいと考えているところです。
 実際に実施要綱等々は、今もう準備が終わっているところで、あとこれから細かい一つ一つのタイムスケジュール及び提出資料等々、これから作成しているところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 今、30年度でもう五中校区と八中校区、4校と2校で6校ですか、導入していくというようなお話をいただきました。
 いろいろもう準備を入られているということですけれども、これは年度当初からもうこの運営協議会が立ち上がっていくという認識でいいのかどうかというのと、ここにはいろいろ地域の方が入ってくるということで、先ほど、校長先生にはもうお話ししていますという御答弁ありましたけれども、そういった地域の方のめどといいますか、目星というのもつけつつある状態なのかどうなのかお示しください。

◎指導課長(小瀬和彦君) 失礼しました。言葉の使い方が私、よくなかったです。導入を検討しているというところでございます。ただ、準備を怠らないように、しっかりと準備は今、整えてございます。
 それから、まずお話があった、特に立川市は、ネットワーク型学校経営というのを何年も前から始めてございます。そして、実際、今、学校評議会があります。したがって、大きな飛躍的なステップではなくて、他市に比べて比較的狭いステップで実現が可能となってございます。
 それから、導入校に関しては、4月スタートをめどに目指しているところですが、余り縛りをかけてしまいますと、先ほどの人材とか、いろいろございます。その辺は臨機応変に、柔軟に対応していきたいと考えてございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 私、去年、福岡県春日市に行きまして、いわゆるコミュニティ・スクールの取り組み、平成16年から法改正で設置できるようになってすぐに取り組みを進めた先進的な市でありましたので、いろいろと取り組みについてお伺いしてきました。
 その内容とあわせてといいますか、立川でどうお考えになっていくのかなということでちょっと質問させていただきたいんですが、このまず学校運営協議会、いろんな方が入られるということで、春日市では20名以内を定員として協議会を組織されているという点と、あとそこの中には行政職員が必ず入っているというようなことでありました。
 このあたり、何か組織のあり方といいますか、体制というか、まだ確定というか、これから考えていくんだと思うんですけれども、今、想定されていることがもしありましたら、お示しいただきたいと思います。

◎指導課長(小瀬和彦君) ありがとうございました。ちょっと言葉の説明が私、不十分でございました。
 先ほど、瀬委員からお話あったように、今回の法改正の一番のポイントは何だ、なぜ立川も踏み切ったかと、踏み切ろうと導入を検討しているかというところは、教職員の任用に関する人事でございます。今回の法改正で、その人事に関しては、教育委員会規則で定めることができるという文言が入ってございます。したがって、他区市町村、他県も今後、導入するところは多いと思っております。
 それから、先ほどの人数等々ですが、基本的には、現行の今、学校運営協議会、学校評議会がございます。まずはそこを今までの検証等しっかり確認をして、またどういうところが課題で、どういう人物がもっと欲しいのかとか、そこをしっかり見きわめた上で行きたいなと思っています。
 それから、どちらかというとコミュニティ・スクール、こういう形だというのではなくて、まさに地域とともに歩んで、地域の声を聞いて、よりよく成長できる、そういうコミュニティ・スクールのイメージでございます。
 行政職が入るのかという点でございますが、その点も今、行政職入る、入らないというところは、検討しているところでございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ある意味では、立川はもうネットワーク型の学校経営ということで、地域とのつながりを重視した学校運営をされてきておりますので、先ほど、指導課長御答弁いただいたとおり、立川は、本当にスムーズにいけるのかなという期待は私もしているところであります。
 先ほど、ちょっと挙げました行政職員が入っている春日市。何で入っているかといいますと、やはり学校と地域の方、お互いにどちらかが一方的に支えるのではなく、ともにやっていく。その中で、いろいろ行政的課題がやっぱり出てくるというところで、それぞれの要望に応じて、ここの学校には実はこういう大きな課題があるというときに、それに応じた職員を、つまり教育委員会の事務局の職員ではなくて、市長部局の職員もそこに行くということがあるそうです。各校、各協議会には、2名の行政職員を任命しているというようなことでお聞きしました。
 これが立川にそのまま合わせるのがいいのかどうかというのは別だともちろん思いますので、そういったやり方をしているところもあるというのを御参考に、今後、いい形をぜひ検討していっていただきたいなと思います。
 組織の件で最後、1点だけお聞きしたいのが、この学校運営協議会は、一定のやはり権限を持つと。つまり学校の経営方針、そういったものを承認するような立場にもなっていくということでありますけれども、そういった意味では、この今の学校評議員ももちろんそうですけれども、より一層責任を持って参画していただくことになると思いますが、そういった場合のこの協議会のメンバーの方の任命とか任用というのは、誰がどういう権限で行うのか、お示しいただけますでしょうか。

◎指導課長(小瀬和彦君) 基本的には、校長先生等々から御推薦をいただいて、教育委員会が任命をするという形になるかと思います。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 それから、次に、学力・学習状況調査についてお聞きしたいと思います。
 細かな分析、またこの表なんかもとても対比ができてわかりやすいのかなというふうに思っております。
 中学生については、全国平均よりもここに出ている項目でいいますと上に行っている。これまで示されているのも、傾向としては中学生、非常に東京都平均や全国平均を上回るような数字になっているかと思いますけれども、例えばこの小学校国語の1ページのところ、国の平均との差がだんだん下がりぎみなのかなというふうに思っております。
 それから、5ページの小学校算数のところ、これもA、Bそれぞれ昨年と比較するとちょっと下がっているのかなと思いますが、この下がっていること一個一個根掘り葉掘りというつもりはないんですが、この傾向を教育委員会としてどう見られているのか。このピンスポットだけで見る必要はないのかもしれませんし、教育委員会としてどのように見られているのか、まず御見解をいただければと思います。

◎指導課長(小瀬和彦君) ここだけでピンポイントでは捉えてございません。御案内のとおり、これが同じ子どもたちではなくて、子どもたちは学年でやはり変わってまいります。やはりその年、その年の若干弱み、強みが出てございます。ただ、全体としては、教育委員会としては、底上げが図られているという捉えでございます。今後、分析を続けて、詳細にまた行っていきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 先ほど、グラフの説明で、右側にシフトしてきているということで、学力の定着が図られているということでしたので、私もこの上がった、下がった、一つずつ毎年6年生が受ければ、ことし受ける子たちと来年受ける子たち、子ども自体が違いますので、いろいろあるかと思いますし、そこを逆に言うとそこで何かを判断するんじゃないよというところは、私も全く同感でございます。
 あと、細かな分析をされていて、授業改善にまでつなげていくということでは、本当にわかりやすい資料をお出しいただいたのかなと思っていますので、感謝申し上げたいと思います。
 最後、1点だけすみません。21ページ、22ページ、カリキュラム・マネジメント、学習指導と学力の相関というところがありまして、すみません、ちょっと私、表の見方がよくわからなくて、申しわけないんですが、例えば21ページ、学校質問ということで、指導計画について知識・技能の活用に重点を置いて作成しているかどうか、よくしている、どちらかといえば余りしていない、全くしていないということで、色分けになっていると思うんですが、この質問と、これはそれぞれの項目における児童生徒の教科の平均正答率をあらわしているというふうに書かれているんですが、すみません、ちょっとこの表の見方をわかりやすく御説明いただけるとありがたいんですが。

◎指導課長(小瀬和彦君) 失礼いたしました。カリキュラム・マネジメントのほうは、実際に学校が回答した数、数字です。失礼しました。
 それで、右側のほうを見ていただくと、ちょうどいい御質問で、本当は、これは発言したかったんですけれども、児童の発言や活動の時間を確保してやっていますか、そこは何と63.5%やっているよという平均正答率なんです、子どもたちの。逆に、いや、余り行っていないな、行っていないよというのは、平均正答率では48.8%、逆に言えば教員が授業中、意図的に児童生徒の発言とか、活動の時間を確保しているとか、また授業で扱う物事に見合って内容をまとめて書くようにしているということで、確実に授業改善が図られるとある意味これで検証された結果だと思ってございます。
 数値に関しては、失礼いたしました。

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平成29年12月18日 本会議・議案審議


 

議案第120号 平成29年度立川市一般会計補正予算(第8号)

◆5番(瀬順弘君) それでは、41ページの市営住宅管理運営についてお伺いいたします。
 修繕業務委託料、今回非常に大きな額で計上していただきまして、説明でも空き住戸の改修、それと火災警報器ということで御説明をいただきました。
 空き住戸の課題については、決算でも、また今回の一般質問でも取り上げさせていただきまして、現在修繕して入居して、修繕さえすれば入居いただける部屋が38部屋あるということでございましたけれども、今回のこの予算でどれぐらいの部屋が改修されるのか、1点教えていただきたいと思います。
 それから、今回のこの費用については繰越明許になっているかと思いますけれども、大体どれぐらいの時期にその改修が進んでいくのか、時期的なめどもありましたらあわせてお伺いしたいと思います。

◎市民生活部長(井田光昭君) 今回補正をお願いしております38戸でございますが、これにつきましては明許繰越ということで、今年度中に修繕を依頼し、順次募集していくということでございます。
 それと、例年募集の時期は12月、7月ということでやっておりますので、それまでの間、今年度前倒しということで修繕を進めていきたいと思っております。修繕する予定の部屋は38室ということでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) 38部屋ということで、修繕が必要な部屋全てをやっていただくような予算をつけていただいたのかなと思います。大変今回思い切って予算つけていただいたということについては大変高く評価させていただきたいと思います。
 あと、工事の期間ですけれども、38ということは、全部一遍になかなか進むわけでもないのかなと思いますけれども、今、募集の時期、12月と7月ということで御答弁ありましたけれども、そうなりますと、今ちょうど12月の募集をされているのかなと思いますが、この次の7月の時点で大体この38戸のうち幾つぐらい募集に回せそうか、もしおわかりになりましたらお示しいただきたいと思います。
 あと、一般質問のときの御答弁で、空き家の類型なんかも分類しながらしっかりと修繕に向けて予算の配慮をしていきたいという御答弁いただいたんですけれども、この空き家、38部屋の今回修繕する部屋の類型というのももしおわかりでしたらお示しいただきたいと思います。

◎市民生活部長(井田光昭君) まずどのくらい募集にかけられるかというお話でございますが、空き室の修繕につきましてはJKKのほうに委託してございます。それで、年度末、29年度末にこれだけの発注をするということはこれまでございませんでしたので、相手方、先方のJKKのほうがどのくらいの期間で対応していただけるのかというのは少し不透明な部分がございます。
 ただ、通常の修繕内容で申し上げれば、今年度中に、今後、今年度、これからあと15戸程度は募集にかけられる状態になるだろうというふうには考えてございます。
 それと、部屋の類型別ということで、38室ございまして、そのうち一般の2DK、これが6室、同じく一般の3DKが24室、高齢者世帯の2DKが6室、同じく高齢者世帯の3DKが1室、そして福祉単身世帯向け1DKで1室、車椅子単身世帯が1DKで1室という内訳でございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) ありがとうございます。細かな類型等も示していただきました。
 ずっと指摘している募集倍率が非常に高いという中で、今回、年度中含めて15戸程度出てくるというのは、これまでの募集で一気に15部屋も出ることというのは余りなかったのかなと思いますので、ぜひ、JKKに委託ということでありましたので、少しでも早く順次利用に回るように御努力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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