【議事録】H27第3回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(平成27年9月24日)
本会議・議案審議(平成27年9月29日)
決算特別委員会(平成27年10月1日~6日)
文教委員会(平成27年10月16日)
 


本会議・一般質問(平成27年9月24日)


◆5番(瀬順弘君) おはようございます。公明党、瀬順弘でございます。
 まず、質問に入ります前に、過日、関東、東北地方を襲った豪雨により多大な被害を受けられた皆様方に、心よりお見舞いと慎んでお悔やみを申し上げます。一日も早い復旧を心より御祈念申し上げます。
 さて、本日の一般質問では、議長より許可をいただきましたので、パネルを使用させていただきます。
 それでは、通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。本日は、大きく4点にわたって質問をさせていただきます。
 まず1点目、公衆無線LANについてであります。
 市長の所信表明において、東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み施策に公衆無線LANの環境整備が挙げられ、具体的に、立川駅南北デッキ上に整備。市内公共施設への整備拡大も検討との方向が示されました。今定例会で議案となります平成27年一般会計補正予算(第4号)においても、公衆無線LANの構築・保守委託料が計上されているところでもあります。
 これまで、公衆無線LAN整備については高口議員や福島議員も取り上げ、私も、一般質問や予算特別委員会において、災害時の通信手段、観光振興やシティプロモーションの面などで必要性を訴え、早急に整備すべきと申し上げてまいりました。これまでの御答弁では、「費用対効果、必要性、他市の状況などを踏まえ、調査研究を進める」とのことでありましたが、今回、いよいよ実現に向けて動き出す方向が示され、大変うれしく思うところであります。
 そこで、お伺いいたします。今回、公衆無線LANを整備する方向を示されたわけでありますけれども、さまざまな課題についてどのような検討がされ、またどのような認識で整備を進められるのか、お示しください。
 大きな2点目、ファーレ立川アートについてです。
 ファーレ立川アートは、屋外に設置されたパブリックアートであることから、風雨や直射日光にさらされ、清掃や修繕などの維持管理が必要となります。完成から10年を超えた平成17、18年度には大がかりな修復再生事業が実施され、38作品が見事によみがえりました。そして、20周年となった昨年度と今年度、市民団体、企業、教育機関、公共的団体、そして行政で構成されるファーレ立川アート再生実行委員会が発足し、再び修復再生事業が行われているところであります。
 今回の修復再生事業については、昨年、第3回定例会の厚生産業委員会における報告資料の中で、
   まちぐるみでアートの再生に取り組みながら、立川の文化とまちの魅力を改めて内外に発信する契機としていきます。
--と記載されております。
 そこで、お尋ねいたします。ファーレ立川アートは、広く国内外から高い評価を得ているパブリックアート群であり、立川の魅力の一つとして、さらに大きく発信していくべきと考えますが、ファーレ立川アートの周知についてどのように取り組まれているのか、お示しください。
 大きな3点目、子育て支援についてであります。
 国のまち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の一つに、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」とあり、その理念は、結婚、出産、育児について希望を持てる社会が形成されるよう、環境を整備することにあります。子どもを産み育てることに喜びを感じられる社会をつくる一つの観点として、赤ちゃん連れで外出しやすい環境整備という趣旨で質問をさせていただきます。
 なお、先日の大石議員の質問内容と一部重複する部分もあるかもしれませんが、少し角度を変えて質問させていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
 ある民間企業の調査では、乳幼児連れで不便を感じることの第2位がおむつがえできる場所が少ない、第3位が授乳できる場所が少ないとの結果が出ております。実際、私のところにも、子育て中の親御さんから、「もっとそのような場所があれば外出しやすい」、そのようなお声もたくさんちょうだいをしております。
 東京都では、平成20年から、小さなお子様を連れた方が安心してお出かけができるよう、授乳やおむつがえなどができるスペースを赤ちゃん・ふらっとと名づけ、公共施設や身近な地域への整備を推進しており、基準を満たす設備を整備して都へ届け出をすると、適合所、いわゆる赤ちゃん・ふらっとマークが交付される制度であります。
 ことし8月28日現在、都内全域で1,298カ所が届け出をされており、また、先日の答弁の中にもありましたが、立川市内にも12カ所あるということでありました。しかし、私も、立川ほどのまちで12カ所しかないというのは、とても少ないのではないかと感じております。
 第3次夢育て・たちかわ子ども21プランの策定に向け、平成25年の秋に市民意向調査が実施をされました。この調査によると、就学前児童のいる家庭へ、赤ちゃん・ふらっとについて、今後利用したいかとの質問に、約48%の方が利用したいと回答しております。この調査では、全部で17本の子育て支援関連事業について同様の質問をしており、今後利用したいとの回答率を見ると、この赤ちゃん・ふらっとは、全17事業中、3番目に高い結果となっておりました。
 なお、利用したい方が48%ということで、余り多くないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この質問は、就学前児童のいる家庭全体への質問であり、既に授乳やおむつがえの必要がなくなった子どもたちの家庭も含まれております。
 所管課にお願いして、ゼロ歳から5歳までの子どもの年齢別にした資料を作成していただきました。その資料によりますと、年齢の低いほうが赤ちゃん・ふらっとを利用したいとの回答率が高く、特にゼロ歳児、1歳児のお子様を持つ御家庭では、利用したいという回答が70%以上と、大変高いニーズがうかがえました。
 さて、先日の答弁でも御案内がありましたが、赤ちゃん・ふらっとの適合の基準は、プライバシーを確保した授乳場所、ベビーベッドなどのおむつがえ設備、調乳用の給湯設備、手洗い設備が必要で、同一室内の専用スペースとして整備されるのが望ましいとされております。しかし、改修や新設など、新たな整備には費用がかかることから、基準となっている設備、場所は、同一室内でなくても、一体的に使用できるよう案内すればよい。また、授乳やおむつがえスペースも専用であることが望ましいが、施設の状況に応じ、他の用途と併用しても差し支えないとされております。
 そういったことから、市の施設などで新たに多くの予算をかけなくても基準を満たす施設はほかにないのか、よく精査をしていただきたいと思います。
 また、民間事業者、特に駅周辺の大型店舗などでこの適合基準を満たしているところはないのか、新規の開発以外にも、民間事業者に協力を呼びかける努力をぜひ行っていただき、赤ちゃん・ふらっとをさらにふやしていただきたいと思います。
 そこで、お尋ねいたします。この赤ちゃん・ふらっとの設置について、これまでの立川市の取り組み状況についてお示しください。
 また、今後ふやしていくための取り組みについては、先日御答弁されておりますが、ぜひ御努力いただきたいと思います。その上で、既存の施設などでどうしても適合基準に合致させるのが難しいといった場合、部分的に、例えば授乳だけ、例えばおむつがえだけはできるといった対応もぜひ検討していただきたいと思いますが、見解を伺います。
 次に、大きな4点目。まず一つ目、支所等と市役所のビデオ通話導入についてであります。
 平成26年4月定例会の一般質問で、立川駅北口西地区再開発ビルに入る新しい窓口サービスセンターを念頭に、市民のあらゆる相談や要望に応えるコンシェルジュを配置することについて、見解を伺いました。御答弁として、「1人の人が全てのことに対応するのは難しい」とのことでありました。
 確かに、行政サービスは大変多岐にわたり、1人の職員が全てに対応するというのは相当な知識と経験が必要となり、そのような人材をどのように育成していくかなど、課題も大きいものであると思います。しかし、ワンストップで、しかも気軽に相談できることで、これまで届いてこなかった市民の皆様が困っていること、知りたいことなど、潜在する市民ニーズを見つけ出すことができ、より満足度の高い市民サービスが行っていけるのではないでしょうか。
 そこで、コンシェルジュについては課題が大きいわけでありますが、それにかわり、ビデオ通話を活用してはいかがかと考えました。ビデオ通話は、ネットワーク回線を利用し、互いの映像を見ながら会話できるもので、IPテレビ電話などとも言われます。少し調べてみますと、平成15年10月の窓口サービスセンター開設時にテレビ電話が導入され、翌年度末をもって廃止になっているようであります。
 そこで、お尋ねいたします。平成15年10月に窓口サービスセンターにテレビ電話を導入した目的、そして導入からわずか1年半で廃止に至った理由についてお聞かせください。
 次に、図書館での音楽配信サービス導入についてであります。
 立川市の図書館では、視聴覚資料として、カセットテープ、レコード、CD、ビデオテープ、レーザーディスクを所蔵し、今年度は新たにDVDの収集、貸し出しを始めたところであります。これらの視聴覚資料は、平成27年3月末現在、多摩の他市平均を大きく上回る4万3,805点を所蔵しており、その大部分はCDであります。
 現在、立川市の図書館では、CDをクラシック、ポピュラー、その他音楽、音楽以外、児童と五つのジャンルに分けて管理され、直近3年度を見ると、毎年、1,000枚強のCDを購入して資料を充実させ、市民の皆様に提供されております。多岐にわたるジャンルから予算の範囲内で資料を購入するのは大変な作業であると思いますが、本市の図書館が行う視聴覚資料収集についてはどのような考え方があるのか、資料選定はどのように行われているのか、お示しください。
 最後に、市民会館使用料の納付についてであります。
 たましんRISURUホール、立川市市民会館には、大小ホール、展示室、サブホール、ギャラリー、そして七つの会議室があり、日ごろより多くの利用者に御使用いただいているものと思います。これらの使用料については、午前から夜間までの丸1日使用する場合、会議室では部屋によって4,000円から1万4,600円、ギャラリーが4,000円、展示室及びサブホールが各9,300円となっており、ホールは平日と土日祝で料金が異なりますが、土日祝の場合には小ホールで5万6,000円、大ホールですと21万4,000円となっております。
 例えば、ホールを使用して発表会を行う場合、前の日に準備やリハーサルをすると2日間使用することになりますし、ホールの楽屋だけでは足りずに、会議室を別途、控室として使用する場合などもあります。割り増しや減額の制度がありますので、さきの額のとおりというわけではありませんが、特にホールを使用する場合には、使用料が高額になる場合があります。
 この使用料について、会館の受付で使用申請の手続をするときに支払う必要があり、「多額の現金を持ち歩くのが怖い」とのお話を伺ったことがあります。また、利用者アンケートのお客様からの声でも、「使用料の支払いを現金以外でも考えてほしい」とのお声があったようでもあります。
 そこで、お伺いいたします。現在、市民会館の使用料については現金でしか支払いができないのか、納付方法はどのようになっているのか、お示しください。
 以上で1回目の質問を終わります。

◎市長(清水庄平君) まず、公衆無線LANの整備につきましては、来街者や市民にとって利便性の高いインターネット接続環境を整備することにより、まちのにぎわいの創出や災害時の通信手段の確保、情報発信力の強化につながることが期待されます。
 本定例会において審議をお願いいたします補正予算案に関連する予算を計上してございますが、平成27年度に、本市の玄関口であり、都内有数の乗降客数を有する立川駅の南北駅前デッキ上への整備に着手し、その他の公共施設への整備についても検討してまいります。
 次に、ファーレ立川アートでございますが、多摩モノレール立川北駅周辺の町並みに設置された109の芸術作品群で、立川が世界に誇るパブリックアートと認識をしております。
 平成26、27年度については、関係団体で再生実行委員会を組織して修復事業を実施するとともに、広報、PRにも取り組んでおります。平成26年度は、アートディレクター、北川フラム氏の講演会やプロジェクションマッピングなどのイベントを開催、27年度は、写真コンクールやPRビデオの発信、クラウドファンディングなどを実施しております。
 また、ボランティアグループ、ファーレ倶楽部が、結成以来18年間にわたり、市民、来街者向けアートツアーを無料で行ったり、市内の小学5年生全員を対象に観賞事業を実施するとともに、作家を招いてのワークショップなども開催して、魅力の発信に貢献していただいているところであります。
 次に、子育て支援についての御質問であります。
 赤ちゃん・ふらっとについてでありますが、平成25年度の子ども未来センター以降、設置数はふえておりません。その間、西地区再開発ビル内に設置する方向で要請を行ってまいりましたが、床面積の問題等で設置までには至っておりません。
 今後とも、大規模な商業施設の開発申請があった際などに、赤ちゃん・ふらっとと同等な設備の設置を求めるとともに、市の公共施設におきましても、建てかえや大規模改修の機会を捉えて、設置に向けた検討を行ってまいります。
 なお、床面積等の問題で赤ちゃん・ふらっとが設置できない場合でも、授乳やおむつがえができる設備の設置など、赤ちゃん・ふらっとの必要要件の一部でも実施できるよう努力をしてまいります。
 その他は担当からお答えいたします。

◎教育長(小町邦彦君) 立川市の図書館では、図書館法に基づく公立図書館として、全ての市民の知る権利、学ぶ権利を保障することを第一の原則といたしまして、日本図書館協会が採択しております図書館の自由に関する宣言を尊重いたしまして、立川市図書館資料収集基本方針を定めております。
 視聴覚資料の選定、収集についても、基本方針に基づく選定基準を定めており、活字文化とは異なる、音の文化や映像の文化に寄与する媒体として、市民の文化、教養、調査研究等に資する資料を収集しております。
 なお、資料の選定については、各館の担当者による選定会議において、地域の特性やニーズも考慮いたしまして行っているところでございます。
 以上でございます。

◎市民生活部長(渡辺晶彦君) 平成15年10月、立川駅北口に窓口サービスセンターがオープンした際、テレビ電話を導入いたしました。主に福祉相談などにおけるプライバシー保護を目的に、窓口サービスセンターと本庁や総合福祉センターとの間を結んで、直接面談ができるようにしたものでございます。
 しかし、残念ながら、ほとんど利用される機会がなく、平成17年度は実績がゼロで、事業が終了となったものでございます。

◎産業文化スポーツ部長(新海紀代美君) たましんRISURUホールは、平成26年1月より、指定管理者として民間事業者、合人社計画研究所グループが施設運営を行っております。お尋ねの施設使用料の収納事務も指定管理者が担っており、現在、利用者の方には、1階受付にて使用申請の際に、現金での使用料の納付をお願いしているところです。

◆5番(瀬順弘君) 御答弁いただきましたので、2回目の質問をさせていただきます。
 まず1点目、公衆無線LANについてであります。
 公衆無線LANの整備について、これまでの検討状況、利便性の高い場所へ、にぎわい、また通信手段として確保するということで、検討状況、また整備の方向性についてお示しいただきました。
 まず、最も必要度が高い駅周辺ということでありましたけれども、次年度以降の整備についてはどのようにお考えでしょうか。整備手法や仕組みづくりができれば、あとはどこに設置をするか、いつぐらいに設置をするかということになります。公共施設への設置、また駅周辺エリアへの設置、また観光振興やにぎわいづくりとして、特定のエリアへの誘導を考えた設置など、活用のことも含めて検討すべきであると考えます。
 そこで、公衆無線LANについて、設置場所や時期など、次年度以降の具体的な整備方針についてはどのようにお考えか、お示しをお願いいたします。
 次に、2点目、ファーレ立川アートについてであります。
 修復再生事業として、アート作品の修復、再生とともに、立川の文化とまちの魅力を改めて内外に発信する契機と捉えられ、非常に大事な観点であるというふうに感じております。先日の市長の所信表明においても、「あらゆる媒体を活用して内外に立川の魅力を戦略的に発信する」と述べられておりましたが、まさに、ファーレ立川アートは、シティプロモーション、魅力発信の大きなコンテンツの一つであると思います。
 先ほど周知について御答弁をいただきましたが、発信していった効果として、知った方々を呼び込み、にぎわいの創出へつなげていくことが重要であることは言うまでもありません。
 そこで、ファーレ立川へ足を運び、アートを見て、触れて、感じてもらうところまで広げて、つなげていく仕掛けの一つとして、AR技術の活用を考えてみてはいかがかと思います。ARとは、日本語で言うと拡張現実であり、タブレットやスマートフォンなどのカメラを通して見る現実の空間に、画像認識や位置情報などをもとにした別の情報を重ね合わせることで、現実世界とデジタル空間を結びつける技術のことです。
 言葉の説明ではわかりづらいと思いますので、ここでAR技術の活用例をパネルで説明させていただきます。こちらは画像認識技術を利用したもので、私が実際にデモ用としてつくったものをファーレに行って撮影してまいりました。このアートの作品にアプリを起動させたスマートフォン、タブレットを向けることで、同じ登録している画像か認識し、一致したアートである、画像であるという認識をしたときに、このように後からつくった別の画像が組み合わされる、そのような仕組みであります。これはデモでつくりましたので、中に書いている文字は実際のこのアートの説明ではないものですけれども、イメージとして見ていただければと思います。
 先日の一般質問でもくるりんの活用が出ておりましたが、補足的ではありますが、私もこういうところにもくるりんをどんどんと活用すればいいのかなというふうな形でデモをつくってみました。
 ほかにも、GPS位置情報とスマートフォンが持つセンサーを利用して、画面上にエアタグを出すものなどもあり、まち歩きナビ、観光サービスとして自治体で導入されている事例もあります。AR技術を活用することで話題性も高まり、アート作品への理解も深まるのではないでしょうか。ファーレ立川からにぎわいを創出する一つの手法として、このようなAR技術を取り入れてはいかがかと思いますが、見解をお示しください。
 次に、子育て支援についてであります。
 先ほど、これまでの市の取り組み、そしてこれからの取り組みなどについて見解をお示しいただきました。この認定箇所をふやすのと同時に、さらに、それを活用していただくためには、赤ちゃん・ふらっとをもっと周知すべきであると考えます。
 先ほど御紹介した市民意向調査では、「赤ちゃん・ふらっとを知っているか」との問いに対して、80%以上の方が「知らない」と回答しております。東京都のホームページにはファイルで一覧表が掲載され、また、子育て応援サイトのとうきょう子育てスイッチでは、お出かけマップとして赤ちゃん・ふらっとを地図上に表示させることができるようになっております。
 しかし、80%以上の方が知らないという現状を見ると、市としてもしっかりと周知啓発を行っていくべきと考えます。東京都の事業ですので、どこまで市でやるかということもあるかもしれませんが、現状では、立川市のホームページで赤ちゃん・ふらっとを紹介するページはありません。他市では、市のホームページに制度の紹介を掲載し、そこから東京都や子育てスイッチのページへリンクしている市もたくさんあります。
 先日の大石議員への答弁の中で、周知のため、ホームページへの掲載をしたいとされておりましたが、単に東京都のホームページへリンクするのではなく、地図なども取り入れて、見た方が活用しやすい工夫をすべきだと考えます。最近は、ウエブ上の地図にマークをつけて表示させるようなことも簡単にできるようになっております。
 そこで、改めてになりますが、赤ちゃん・ふらっとの周知についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。
 次に、四つ目、市民サービスの向上について。
 まず、1点目の支所等と市役所のビデオ通話導入についてであります。
 先ほど導入の目的、福祉相談を主とした、そして廃止となって理由は、利用がほとんどなかったということが示されました。
 私は、2年ほど前、ある銀行に行ったところ、窓口ではなく、相談室のようなところへ通されました。そこには机の上にパソコンのモニターが設置され、ビデオ通話ができるようになっており、画面の向こうの担当者と相談をしました。最初は、画面を通してということで戸惑いもありましたが、話をしているうちに、すっかり目の前に相手がいるような感覚となり、書類の記入についても画面を通して説明してくれるなど、とてもわかりやすく、便利に感じたことを覚えております。
 テレビ電話自体は新しい技術というわけではありませんが、窓口サービスセンターでの廃止から10年以上が経過し、ICT技術も当時とは比較にならないほど大きく発展しております。例えば、ネットワーク回線を利用したビデオ通話サービスでは、スカイプやLINEといったパソコンやタブレット、スマートフォンで使用できるサービスが大きく広がっております。また、パソコンでビデオ通話することもできますし、通話に必要なカメラやマイクなども低価格となり、費用面でのハードルも低くなっております。
 このような状況を考えると、ビデオ通話の相手先についても、かつての福祉相談だけではなく、もっと多くの部署に広げ、さらに、窓口サービスセンターと本庁のみではなく、他の出先部署と市役所がつながることで、より活用されることも考えられるのではないでしょうか。
 そこで、より手軽に導入できる状況となった環境なども踏まえ、改めてビデオ通話の導入を検討してみてはいかがかと思いますが、見解を伺います。
 次に、図書館での音楽配信サービス導入についてであります。
 御答弁いただきました図書館資料収集基本方針、またそれに基づく選定基準を定め、資料を収集しているということでありました。私も、今回の質問に際して、この基本方針を見ようと思いましたが、ホームページには掲載されておらず、図書館長に御用意をいただきました。多摩26市の図書館のうち、収集方針、また基準などをホームページで公開されているところは、10市ほどあるようでありました。一昨年の図書館協議会議事録を読んでおりますと、この収集方針について、ホームページで公開する方向で検討しているとの発言もあったようでありますので、ぜひホームページ公開の検討を進めていただくよう、これは要望とさせていただきます。
 さて、図書館運営の指針となる第2次図書館基本計画が、今年度からの5年間を計画期間として策定されました。この計画の基本的考え方として、
   利用者へのサービス拡充、蔵書資料の充実、利用施設・システムの整備を進めるなど、図書館機能の強化を図ることにより、多様化した利用者ニーズに十分かつ柔軟に対応していきます。
--とされております。
 そして、この計画の施策の柱の一つである図書館サービスの拡充では、「デジタル情報サービス提供の可能性について、調査・研究を進めてまいります」と記載され、取り組み事項3の視聴覚資料の計画的な収集・保存にも、
   視聴覚機器や情報配信の動向に注目しつつ、これからの視聴覚資料サービスの方法について調査・研究を進めます。
--と記載されております。
 1回目の質問の中で、本市図書館の視聴覚資料所蔵数は、決して他市に劣るものではない数字として紹介をさせていただきましたが、図書館利用者アンケートでは、充実してほしい資料として、CD等が23%、要望の自由記述の中でも、「CDの種類、数をふやしてほしい」との意見も多く見られています。
 そのような中、視聴覚資料サービスについて、他の自治体の取り組みなどを調べてみたところ、音楽配信サービスを導入している公共図書館も多く、近隣ですと三鷹市、武蔵野市、府中市、青梅市、23区では千代田区や江東区が、ナクソス・ミュージック・ライブラリーという音楽配信サービスを図書館に導入しておりました。このサービスで収録されているレコード会社数は751、CDは10万枚以上にもなります。視聴覚資料を充実し、サービスの拡充を図る意味で、音楽配信サービスの導入を具体的に検討していただきたいと思いますが、見解をお尋ねいたします。
 最後に、市民会館使用料の納付についてであります。
 先ほど、現在は現金でしか納付できないとの御答弁でありました。さきにも述べたとおり、市民の方が大きな額の現金を持って歩くことは非常に不安もあることから、現金以外での支払い、例えば口座振り込み、またクレジットカードでの支払いはできないのでしょうか。ぜひ使用者の利便性を向上させるため、口座振替やクレジットカード支払いを導入すべきだと考えますが、今後、導入するつもりはあるのでしょうか、見解をお示しください。
 以上で2回目の質問を終わります。

◎総合政策部長(佐橋恭子君) 公衆無線LANについてでございます。
 平成28年度以降の市の公共施設への整備につきましては、観光や防災など整備目的を明確にした上で、予算編成作業とあわせて検討を進めてまいります。
 現時点で具体の場所等についてお示しすることはできませんが、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、国や東京都での公衆無線LAN環境整備の動向にも注視をし、効果的な整備に努めてまいります。
 以上でございます。

◎産業文化スポーツ部長(新海紀代美君) ファーレ立川アートは、貴重な文化芸術作品であり、立川を特徴づける非常に価値の高い観光資源の一つと考えております。現在、デザイン性の高い新たなアートマップの作成なども進めており、さまざまな手法で魅力の発信を図り、シティプロモーションにつなげてまいりたいと考えております。
 特に、今後は、海外からの来街者を見据え、外国語対応の解説資料の作成や人材育成に取り組むとともに、御提案のAR技術の活用も視野に入れたガイドアプリの開発など、検討してみたいと考えております。
 次に、たましんRISURUホールの施設使用料の収納方法につきましては、利用者の利便性向上のため、現在の窓口での現金納付以外、どのような方策がとれるか、指定管理者と協議してまいります。
 以上です。

◎子ども家庭部長(松村正一君) 現在、赤ちゃん・ふらっとの情報につきましては、東京都のホームページに一覧表として掲載がございますが、都全体の情報となっておりまして、利便性を考慮いたしますと十分とは言えない状況となっております。今後は、市のホームページに市内の赤ちゃん・ふらっとの情報を掲載してまいります。
 また、文字情報の周知ではなく、地図による表示も含め、効果的かつ効率的な周知方法についても研究してまいります。
 以上です。

◎市民生活部長(渡辺晶彦君) 平成28年秋にリニューアルオープンする窓口サービスセンターにつきましては、現在、ビデオ通話の導入は予定しておりません。今後、番号制度の施行による窓口業務の変化などを見ながら、また他市の事例、窓口を持つ各部署との連携も含め、研究してまいりたいと考えております。
 以上です。

◎教育部長(新土克也君) 図書館の視聴覚資料につきましては、平成24年立川市図書館協議会の意見具申等をもとに検討を進めまして、本年9月1日から映像資料にDVDを加えることとしました。
 御提案いただきました音楽配信サービスは、クラシックを中心に100万曲以上聞くことができ、全国約110の大学、学校、公共図書館に導入されていることや、今後はCDよりも音楽配信サービスが主となる傾向であることは承知しているところでございます。
 本市のCDの資料数や利用状況とともに、既に配信サービスを導入している自治体の状況などを参考に、その効果などを分析した上で調査研究を進めてまいりたいと考えております。

◆5番(瀬順弘君) 御答弁いただきましたので、3回目の質問をさせていただきます。
 まず一つ目、公衆無線LANについてであります。
 これから、2020年に向けて効果的に整備を進めていくという御答弁をいただきました。ハード面の整備とともに、これを周知し、また活用を生み出し、このWi-Fi環境をブランド化していくソフト面での戦略もあわせて検討していただきたいと思います。周知をしなければ活用は望めませんし、知らなければ災害時にも活用されないわけであります。
 私も先進自治体の調査などに行ってまいりましたが、公衆無線LANを導入している多くの自治体では、シンボルマークを決めて視認性の高いステッカーなどをつくり、Wi-Fiルーターの近くに張ることで、一目でその場所でWi-Fiが提供されていることがわかる仕組みが取り入れられております。このマークが一つのブランドとして、まちのイメージアップにつながっているともお聞きしました。
 このシンボルマークの一つを参考として御紹介いたします。これは、本市と姉妹市であります長野県大町市のWi-Fiのシンボルマークで、大町市のキャラクター、おおまぴょんが描かれております。
 また、ルーターを使ったスタンプラリーや、クーポン発行によって商業振興につなげている例もあり、利活用のアイデアはさまざまな分野に広がりますので、庁内でも関係部署との連携が大切になってくると思います。例えば、ハード整備の部署、また応用、利活用が考えられる部署、シティプロモーションにつなげるための部署、今後設置が検討される施設の担当など、また柔軟な発想で活用を考えられる若手職員なども含めた検討会議のような組織も必要ではないかと考えます。
 そこで、今後の公衆無線LANの利活用について検討体制はどのようにお考えか、お示しください。
 次に、ファーレ立川アートについてであります。
 ファーレ立川アートのコンセプトの一つに「驚きと発見の街」とあり、直接アートを感じ、楽しんでいただくため、作者名や作品名、解説などのキャプションがファーレ立川アートにはありません。しかし、アートを見た後に説明を見ることで、より理解と親しみが深まるとも考えられますし、先ほどのAR技術を活用すれば、アートガイドがついているような形で作品を見て回ることもできます。
 国土交通省では数年前から観光ICT化を推進しており、外国人観光客を誘致するため、AR技術を活用した観光案内事業の事例紹介や導入の手引なども作成し、公表しております。先ほどの御答弁でもありました外国人観光客の誘致という意味では、ICT技術を活用することで多言語化にも容易に対応でき、また、そういった意味では東京オリンピック・パラリンピックを契機とした取り組みとしてふさわしいものであると考えます。ガイドアプリの開発という御答弁もございました。ぜひ実現に向けて研究を進めていただくよう、これは要望とさせていただきます。
 3点目の子育て支援についてであります。
 施設をふやすこと、そして周知すること、御答弁をいただきましたので、両輪としてしっかりと頑張っていただきたいと思います。
 さて、赤ちゃん・ふらっとは屋内にあるわけでありますけれども、外出しやすい環境という意味では、イベント会場など、屋外にもそのような場所があるといいのではないでしょうか。調べてみますと、屋外でのイベントなどの際に、移動式赤ちゃんの駅などと呼ばれる簡易テント式の授乳、おむつがえスペースを主催者へ無料で貸し出している自治体が多くあります。この移動式赤ちゃんの駅は、簡易テント、折り畳み式おむつ交換台、椅子、テーブルがセットとなっているもので、すばらしいところは、専用のテントですので、一目で授乳、おむつがえスペースとわかるデザイン、また比較的手軽に設置できるというところであります。
 本市には、国営昭和記念公園やサンサンロード、みのーれ北側広場など、屋外イベントを行える場所が多くあり、実際にさまざまな団体によって多くのイベントが実施をされております。赤ちゃん連れでも安心してイベントなどにも出かけられるよう、本市においても移動式赤ちゃんの駅を導入し、貸し出しをしてはいかがかと思いますが、見解をお示しください。
 4点目、市民サービスの向上について、この中の一つ目、ビデオ通話についてであります。
 もちろん慎重な研究が必要でありますけれども、ぜひ他の自治体での導入事例なども参考にしていただければと思います。総合的な行政窓口、相談窓口以外にも、広島市では手話通訳、横浜市神奈川区では外国語通訳サービスにビデオ通話、テレビ電話が活用されております。コンシェルジュ配置にかわる総合窓口として、また窓口職員の負担軽減、さらには災害時には映像も送り、見ることができる情報通信手段として、ぜひ積極的に研究を進めていただきたいと思いますので、これも要望とさせていただきます。
 次に、図書館での音楽配信サービスについてであります。
 調査研究を進めるという御答弁をいただきました。先ほどの御答弁でもありましたけれども、このサービスについては、クラシックの音楽が中心であります。公表されているコンテンツの内容は、クラシック、ジャズ、民族音楽、その他となっておりますが、クラシックが全体の9割強であります。その前提でメリットなどを御紹介させていただきたいと思います。
 まず、メリットとして挙げられるのは、豊富なタイトル数であります。曲数は150万曲以上、CD枚数で10万枚分以上であります。そのうちクラシックが約9万4,000枚でありますけれども、ことし3月時点の本市図書館のクラシック所蔵枚数が8,000枚弱でありますので、その10倍以上の数になるわけであります。
 次に、人気の高いCDですと同じタイトルを複数購入することがありますが、音楽配信サービスでは同じものを同時視聴可能ですので、同一タイトルを複数そろえる必要はありません。さらに、利用者へは、カウンター窓口でIDとパスワードを発行して渡すのみで、例えば14日間など、設定した有効期限でパスワードが自動的に切れますので、CDを返却する必要もありません。
 次に、図書館側のメリットですが、実際のCDを持つわけではありませんので、CDコーナーや保管スペースが不要。新しいタイトルが追加されても、サービス配信側が登録を行いますので、職員による登録作業も必要ありません。さらに、破損や汚れなどによる再生不良や廃棄ということもなくなります。
 最後に、導入費用ですが、サービスの提供を受ける利用料金については、何人まで同時に利用できるか、つまり同時アクセス数に応じて金額が決まります。本市の視聴覚資料購入額のうちクラシックCDに使う金額は、貸し出し実績のジャンル別比率を参考にしていると先日伺いましたので、昨年度の資料購入費と貸し出し実績でクラシックCDのみの購入額を試算してみますと、既に導入している武蔵野市と同じ同時アクセス数で利用することが十分可能だという計算となります。つまり、全てのCDではなく、クラシックCDのみを音楽配信サービスで保管するということも導入の一つとして考えられるのではないでしょうか。
 これらのことも含み、近隣でも導入事例があり、参考にできると思いますので、ぜひ積極的に調査研究を進めていっていただきたいということを要望させていただきます。
 最後に、市民会館使用料の納付についてであります。
 指定管理者と協議を行っていくという御答弁をいただきました。口座振り込み、またクレジットカード支払いというのは、同時でなくても結構だと思います。とにかくできるところから対応していただけるよう要望いたします。
 以上で3回目の質問を終わります。

◎総合政策部長(佐橋恭子君) 公衆無線LANについてでございます。
 ハード面の整備とともに、それをどのように活用していくかということが大変重要でございます。観光や防災などの整備目的に応じて、庁内で連携して取り組む必要がございますので、関係部署と意見交換を行っております。市民や来街者の利便性向上に向け、整備後の活用方法や平成28年度以降の公共施設への整備計画につきましても、関係各課と連携し、検討を進めてまいります。
 以上でございます。

◎子ども家庭部長(松村正一君) 赤ちゃんの駅についてでございます。
 授乳やおむつがえのためにはプライベートを確保できる空間が必要であり、特に野外での催し物の際に、移動式の設備は利便性が高いと聞いております。全国の自治体におきましても導入が始まっているのは承知しておりますので、今後、先進事例を参考に、安全性や利便性のほか、子育て団体との連携、協働なども含め、運用の仕組みについて調査研究してまいります。
 以上です。

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本会議・議案審議(平成27年9月29日)


◆5番(瀬順弘君) すみません。では、3点お伺いをしたいと思います。
 まず、21ページの柴崎分水中央線跨線樋架替工事委託料、先ほど御説明の中で、完了時一括払いということで、予算的には今回減額になっているというお話、御説明いただきましたけれども、一応確認ですけれども、工事のほうの予定は、当初、27年度、28年度、2カ年の予定だったと思いますけれども、こちらは変更ないのかどうか、教えてください。
 それと、大体の時期、工事のスタート、それから完了、大体の時期がもし今の時点でおわかりでしたら、お示しをお願いいたします。
 続いて、23ページ、小学校普通教育振興校内無線LANの整備委託ですけれども、こちらは当初予算の中では無線LAN機器購入という費用はあったと思うんですけれども、この整備委託というのが当初予算で入っていなかったと思います。今回、整備委託、早期に進めるということで計上されているということでありましたけれども、当初予算で整備委託が計上されていなかったのはなぜか、教えていただければと思います。
 それから、3点目、25ページ、地域学習館維持管理で、柴崎学習館の各所改修工事というのが上がっていると思います。柴崎学習館は、利用者の方々から、さまざまな御意見、たくさん挙がっておりまして、教育長のほうにも要望ということで出ているかと思います。可能な範囲で順次対応していくということで、以前にも御説明いただいていますので、そこが盛り込まれたのかなと思っておりますので、大変ありがたいなというふうに感じているところですけれども、ここの中で想定しております、具体的にどういった工事をされるのか、お示しいただける部分ありましたらお願いいたします。
 以上です。

◎基盤整備担当部長(吉野晴彦君) 柴崎分水の中央線跨線樋架替工事ですが、当初、2年間の債務負担を組んでいまして、一括で払うのではなくて2回に分けて払うことになっていましたけれども、JRのほうから一括でいいということで、今回、減額の補正をお願いしております。
 それで、工事の流れですが、10月の中旬から準備工に入りまして、最終的には平成28年2月末に片づけ工が終了するという予定になっております。
 以上です。

◎教育部長(新土克也君) 校内LANの敷設の御質問です。
 27年度当初予算の部分につきましては、中学校及び小学校2校分のLANの工事費、それから備品等の購入があったと思うんですが、6月の補正でもって、これを設計委託というので6月補正で補正させていただいて、内容を変更させていただいて、今中学校のところをやっているところです。ですので、当初のLANの敷設工事費等の部分が、6月の補正で設計委託に変更になったというところでございます。
 今回は、この補正は、今度小学校ですね、残り16校の小学校についてのLAN敷設を前倒して年度内に設置したいということでの補正予算ということでございますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、柴崎学習館の工事等でございますが、まず一つは、照明でございます。ホール及び下の地下にございますミニギャラリーのところの照明をつけるということであります。
 ホールにおきましては、普通の照度は足りているんですけれども、どうしても展示するときに照度が少し暗いというお話を伺ったとともに、高齢の方がダンスをしたりするときに、やはり夕方の薄暮ぐらいになりますと、ちょっと足元が暗いという、そういうこともございましたので、ホールにそういう照明を明るくするという工事を行います。
 それとともに、ミニギャラリーも天井が高いものですから、少し暗いものですので、その展示に当たって明るくするために照明をつけます。
 そのほか、何点かホールの舞台から下におりるときに、寿教室とか高齢の方が使うことも非常に多いものですから、手すりがあったほうが安全上ということが要望で出ておりましたので、その部分を手すりをつけるなり、あるいは自転車の駐輪場で移動式の2列ございますが、そのうちの1列を取り外して、他の教育委員会の他の部署に持っていくような工事とか、そういう工事を行うものでございます。
 以上です。

◆5番(瀬順弘君) ありがとうございました。
 まず、柴崎分水のといですけれども、よくわかりました。前回も申し上げましたが、夜間の工事になるかと思いますので、くれぐれも近隣の方への配慮をまたよろしくお願いしたいと思います。
 それから、小学校の校内無線LANの整備委託費、すみません、補正予算で上がっていたということで、大変失礼をいたしました。順調に行われるように、よろしくお願いいたします。
 それと、学習館のほうもわかりました。さまざまな要望ある中で、特に優先度が高いものをチョイスをしながらやっていただいていると思います。引き続き利用者の声、ぜひしっかりとお伺いをしながら、対応できる部分、早急に進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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決算特別委員会(平成27年10月1日~6日)


◆委員(瀬順弘君) 私のほうから、ちょっと細かいところになるかもしれませんが、各款に出てくる項目ということで庁用車のことについてお伺いをいたします。
 現在、総務課のほうでは共用車ということで管理をされていて、それぞれ所管課で使う、事業に使う庁用車も借りているというようなことがあるかと思いますけれども、市の全体で庁用車として使っている台数というのがもしわかれば教えてください。

◎総務課長(中野彰君) 庁用車として庁内にある全体的は123台でございます。
 そのうち、総務課で管理しています共用で使う車としては38台になっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 各項目で庁用車のリース代ということでさまざまなところで出てくるかと思います。総務課以外にも交通対策課、道路課、子ども家庭支援センター、清掃事務所、ごみ対策課、教育総務課、生涯学習推進センター、スポーツ振興課、学校給食課、一般会計のほうでもそれぞれ各課で計上されているものがあるかと思いますけれども、このリース料というのは全部一括になっているのか、それから各所管課事業で使う車については、それぞれの所管課で契約されているのか教えてください。

◎総務課長(中野彰君) 車の使用につきましては、各事業で使うということになっております。
 そして、立川市の予算は事業予算になっておりますので、各事業ごとにリース料を払っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 一般的にですけれども、量が多くなればスケールメリットが働くというようなことがあるかと思います。事業で使う車の特殊な車であったりとかペイントであったりとか、あと現在の契約期間のこととか、いろいろあるかと思いますけれども、例えば、これ一本化して契約をして、それぞれの所管課事業で使う車はそれぞれが管理すると。運行の管理はそれぞれになるかと思いますし、共用車は総務課で管理をされると思うんですけれども、例えば123台一括してリースすると経費が安くなったりとかということはないのかなと思いますが、そういったことを調べられたことありますでしょうか。

◎契約課長(谷映己君) ただいまの一括のリースということでございますが、車種によりましてさまざま車検の時期等でリースの時期が異なっております。
 今後、全庁的に、もし車検の時期等が一括になるような状況になった場合には一括のリース契約等もできることもあるかと思うんですが、さまざま仕様も異なりますし、車検の時期が異なるということで、なかなか一括は今のところ難しいのかなと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。いろいろな条件あるのかなとは思いましたが、ぜひ研究といいますか、調査していただいて、そこで少しでもコストの削減ができればいいのかなということでちょっと思いましたので質問させていただきました。
 あとちょっと補足的に、現在123台ある車の中で四輪駆動車というのはお持ちでしょうか。

◎総務課長(中野彰君) 申しわけありません。総務課で管理している共用車には四輪駆動車ございませんで、ほかのところでお持ちの、各主管課でお持ちのものでの駆動形式はちょっと把握しておりません。申しわけありません。

◆委員(瀬順弘君) 去年なんかも2月に大雪が2週続けて降ったりとかで、いろいろと例えば道路のほうであったりとか対応されるときに、四輪駆動車とか、例えばタイヤチェーンを持っているかとか、そういったことで対応のできる範囲も変わってくるのかなというふうに思いましたので、これはちょっと今後の検討と、そういう必要があるかどうかというところも含めてですけれども、ぜひその辺の対応ということで考えてみていただけたらと思いますので、これは要望とさせていただきます。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) すみません、今のピアノのことに続いてですけれども、歳出のところでお聞きしようと思ったんですが、話が出ましたので、ここでお聞きしたいと思います。
 スタンウェイのD-274をお持ちだったということで、これ購入価格というのはおわかりになりますでしょうか、当時の。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 購入価格というのは、予算書に載っけておりますが、178万2,000円でございます。(「当初」と呼ぶ者あり)--スタンウェイの購入額ですね。失礼いたしました。
 備品の台帳上には、498万円となってございます。失礼いたしました。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 多分、今新品で買うと2,080万がD-274の定価だと思いますけれども、オーバーホールで随分お金がかかるということで新品購入したほうが安いというようなお話だったと思うんですけれども、利用者の方から売り払いに関して何か御意見とかお声は届いていますでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 利用者の方で、中には国立音大の学生などが弾いている方が何人かいらっしゃいました。それらのファンの方もいらっしゃったので、もう早くから予算が通った時点から周知をさせていただきました。特に何か御指摘などはいただかなかったんですが、もしもスタンウェイを今後も弾きたいという御要望があった場合にはRISURUホールとか、例えばアイムとかにもございますので、そちらを御案内しようということで職員の中では周知してございました。
 御質問があった意見ということについては、特にございませんでした。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 ちなみに、アイムにはスタンウェイはないですね。今ヤマハしかないと思いますので、私から訂正するのもおかしいですが、訂正させていただきます。
 これ随分古い、購入の時点の古いお話と、あともう実際に売り払って新しいものを購入していますので、今からまたもとに戻すわけにはいかないと思うんですけれども、スタンウェイのD型を持っているというのは物すごくもったいないことをしちゃったんだなという感想を持っている一人です。
 調律は調律で定期的に当然やらないといけないと思いますけれども、オーバーホールなり、あとハンマーを調音するとか、さまざまなメンテナンスが当然必要になってくるものであります。
 これは、ピアノに限らず、例えば今ファーレアートの修復再生をやっていますけれども、あれなんかも屋外にさらされて日に当たり、雨に打たれ、当然維持管理をしていかないといけない。ファーレの場合は、幸いにして市民の皆様、企業の皆様、御協力をいただいて修復再生事業ということで、逆にいい契機で、またPRも含めてやっていくということでいい形で動いているとは思うんですけれども、例えば、さっき競技場の話も出ましたけれども、学校もそうですが、今芝生化なんかもしていますけれども、当然芝生にすると、それなりにメンテナンスのコストがかかっていく。そういう意味では、このピアノもしっかりとそういった将来的なメンテナンスのことも考えて、しっかりと維持管理していかないともったいないことになっちゃうのかなという気がしました。
 ピアノも物によりますけれども、例えばオーバーホールしたら、あと50年使えますというようなことも十分考えられますし、市民会館のヤマハのピアノは、多分この間改修工事をしたときに、休館の間にオーバーホールをして、多分ヤマハのフルコンのピアノが500万ぐらいかけてオーバーホールをしていると思います。
 それだけ価値のある貴重なものであったということで、今から言ってもあれですけれども、今後いろいろな財産であったりとか施設、備品等、そういった先々のこともしっかりと考えていかないといけないなというのを今回のこの件で私は強く思いましたので、もちろん、いろいろな意味で考えた上でされているとは思いますけれども、なかなかピアノであれば専門的な部分があるというようなところもあるかと思いますので、そういった部分については、しっかりと専門家の御意見もいただきながらとか、長期的なメンテナンス等も含めて、しっかりと考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) おはようございます。
 総務費、2件お伺いしたいと思います。
 先ほど江口委員からもありましたホームページの件が1点目でございます。
 事項別明細97ページに、ホームページ構築運用事業委託料ということで、26年5月にリニューアルされたということで、先ほどいろいろと効果等は江口委員とのやりとりでわかりました。
 資料のほう、私も江口委員の請求の資料を見せていただきました。ホームページの効果というのはなかなかはかるのが難しいかとは思いますけれども、例えばページビューを訪問者で割ってみたりとか、あとトップからどれぐらい流れているのかとか、いろんな分析の仕方があるかと思いますので、これは日々しっかりと分析しながら一段と使いやすい形で運用していただけたらいいかなと思います。
 質問なんですけれども、リニューアルに伴って例えば更新の作業とかそういうところは職員の方にとって使いやすいものになったのかどうか、それからさまざまふぐあいが出たときにどのように、例えば広報課が一元的にそういうところをチェックしているとか、そういう体制があるのかどうか教えていただければと思います。
 それから次に、自治会等への支援事業ということで、行政評価のほうで120ページ、こちらを見せていただきますと、決算の数字ですね、特にここ3年ぐらい年々増加しているというような形だと思うんですけれども、このあたりどういった要因で補助金が増加していっているのか、そのあたりどのような御認識を持たれているのかお示しください。

◎広報課長(大塚正也君) 2点お尋ねをいただきました。
 まず、更新作業についてのお答えをさせていただきます。
 以前のホームページから現在のホームページ、CMSの操作性につきましては大きく変更がされております。当初、職員のページの更新作業については、若干戸惑いはございましたが、現在ではなれてきておりまして、情報発信数も以前のホームページから比べますと格段に情報提供数は伸びておりますので、操作性としては、皆さんなれて使い勝手がよく操作しているのではないかというふうに思っております。
 それから、ふぐあいの対応でございます。
 こちらにつきましては、何かふぐあいがあれば広報課のほうに連絡をいただき、広報課の職員で対応できるものは即対応させていただきます。システム的に難しいものに関しては、システムを構築しました事業者のほうにお願いしまして、そこでやっていただくというサポートをしております。
 以上でございます。

◎協働推進課長(初鹿俊彦君) 事務事業評価の120ページのところの補助金額の推移が、かなり変動しているということなんですけれども、ここの部分につきましては、集会施設の補助金の金額がかなり変動しているというふうなことになっております。この集会施設の補助金の申請は、新築のことがあったりすると金額が大きくなりまして、25年度から26年度に金額が大きくなったのは、実を申し上げますと、25年度中から繰越明許でもって26年度に行ったものが700万ぐらいございまして、その点で大きく変動があったものだと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございました。
 では、ちょっとここから一つずつお聞きしていきたいと思います。
 まず、ホームページについては、職員の皆様も使いやすい形ということでリニューアルされて情報発信数もふえているということで、非常に評価させていただきたいと思います。
 その上で、私もいろいろと情報を見るのに、ホームページを見るんですけれども、まずちょっと細かいことで恐縮ですけれども、公開する会議、市政情報というページがあるんですけれども、これはしばらくずっと現在情報がありませんということで、会議はいろんな公開する会議を行われていると思うんですけれども、ここに全然載ってこないというような実態があります。また、いろいろな資料等をPDFのファイルなんかがくっついているページもいっぱいあると思うんですけれども、これも同じウインドウで開いたり、新規の新しいウインドウが開いたりという、余り規則性がないのかなというふうに思います。
 外部サイトへのリンクのときも、同じように同一ウインドウで開いたり、新規ウインドウで開いたりということで、ちょっと私も使っていて見たページを戻ろうかと思ったら、戻ったんじゃなくて新しいページで開いていたので閉じないといけなかったりとか、リンクで飛んだページをぽちっと飛んだら、同一ウインドウで開いていたのでもとに戻れなくなっちゃったとか、ちょっといろいろと細々と不便だなと思うようなところがあります。
 このあたりの更新とかページを作成する上で、何かルールみたいなものというのは決まっているんでしょうか。

◎広報課長(大塚正也君) まず、公開する会議につきましては、トップページの左下のバナーのところ、ここに会議、審議会という形で、そこをクリックしていただくと入れる入り口が一つ。それから、トップページの上のほうのグローバルナビゲーションと、ナビゲーションのところから各分野ごとにクリックしていくと、また会議、審議会というか、そういったページにたどり着ける、二つのルートの今設定をかけおります。なかなかこれが、CMSの機能上、両方を関連づける作業、システムがまだちょっと完全に構築できていない部分がございまして、こちらのほうは今職員のほうも認識しておりまして、どちらからもアクセスできるようにしていきたいというふうには思っております。
 今、委員がおっしゃられました公開する会議がないという部分については、多分トップページの左下のところから入っていった部分でいくと、なかなかそういった表示になってしまうという現象は確認ができておりますので、ここは直していきたいと。また、ルールにつきましても、両方でうまく掲示できるようなルールを再度周知していきたいというふうに思っております。
 それから、リンク設定でございます。こちらのリンクの設定、リンクはサイト内のページに飛ぶリンク、それから完全に外部のページに飛ぶリンク、また添付ファイル、PDFに飛ぶようなファイル、こういった形のリンク設定がございます。基本的には、外部ページへのリンク設定以外は原則として新しいウインドウは開かないといいますか、外部ページに飛ぶ場合は新しいウインドウを開かせまして、内部ページで飛ぶ場合は同一ウインドウで開く、これが一定のルールという形でさせていただいています。
 なかなか、使い勝手の部分では御不便をおかけする部分もあるかもしれないんですが、こちらはアクセシビリティー上どうしてもこのようなルールを統一させていただいて展開させていただいております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。一応ルールを定められているということで、ばらつきがやっぱりあるようですので、どこかのタイミングなり、各所管課になるのかもしれませんけれども、きちんとルールどおり更新していくということで、一度徹底していただいたほうがいいのかなと思いますので、お願いいたします。
 あともう一つ、ちょっとふぐあいのことで、リンク先を開くとページが見つかりませんというようなこともあるんですけれども、このリンク先の確認はなかなか大変だと思うんですけれども、そういったところは何か規則的なものがあるのかどうか教えてください。

◎広報課長(大塚正也君) ホームページのリンク先のことでございます。
 現在のシステムでいきますと、リンク先につきましては、システム上自動的にリンク先が機能しているかどうかというのを、一定のタイミングで検索といいますか確認して、ふぐあいについては吐き出してくるというようなシステムにはなっておりますが、これが常時監視しているわけではございませんので、先方、そのリンク先のページが例えばリニューアルしてしまったとか、ページを削除してしまったというタイミングと、ごらんになっている方がリンクをクリックしたタイミング、そういったところでリンク切れという状況が発生することがございます。その場合ですけれども、できるだけ庁内のマニュアルといいますか周知としましては、更新してから時間のたっているもの、ある一定の年月がたったページをお持ちのそれぞれの所管課につきましては、たまにページをチェックしていただいて、リンクが機能しているかどうか、そういったものを広報課としても周知徹底をしていきたいというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) よろしくお願いします。
 たまたま見たのが、東京都の防災ホームページにリンクが張られていて、そこを見ると「このページは平成26年3月にリニューアルいたしました」ということで、ページがなくなっております。システムでチェックされているということだったんですけれども、ページ自体のURLがなくなっちゃっていると多分チェックでひっかかるんだと思いますけれども、URL自体は残っていて、このページは閉鎖しましたとかとなると、多分そこまでのチェックがシステム上はかからないと思いますので、これたくさんある、5,000ページぐらいあるんですかね、たくさんあるページを一つ一つチェックするのも大変かと思いますけれども、何かうまくチェックできる体制といいますか、そういったものも考えていただければと思います。
 あと、ホームページに関しまして、新しいホームページになって、各ページの下のほうにそのページに対する何か御意見が書けるような欄ができたかと思いますけれども、ここは活用されているのか。どれぐらいそこの記入欄から来ているのか、件数がもしわかりましたら教えてください。

◎広報課長(大塚正也君) リニューアルされましたホームページの下の部分でございます。このページについての御意見をお聞かせくださいという欄がございます。こちらは、平成26年度中にこちらの機能で寄せられた御意見は1,400件ほどございます。こちらの寄せられた御意見、いろいろなアンケート機能につきましては、CMS上それぞれの担当の所管がシステムのほうにアクセスをして、自分のページ、自分の所管しているページにどういった意見が寄せられているかということを確認することが可能となっております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 26年度中で1,400件、結構な数が来ているのかなと思います。この御意見の内容、いろんなものがあるかと思いますけれども、二、三例示できるものがあればお示しください。

◎広報課長(大塚正也君) 幾つか事例としましては、例えば職員採用試験のところで、立川市の職員の仕事というリンクを張った動画をつけて、昨年つくったものがあるんですけれども、これは大変好評で、そちらのいただいた御意見ですと、役に立ちましたということで、来年度一般事務の枠で採用試験を受けようかと考えていたので、職場の雰囲気が伝わってきてとてもよかったですと。もっともっとほかの部署のPRが見たいと。それから、例えば登録した印鑑や印鑑登録をなくしたらというような欄のところで一つ御意見が寄せられたのは、PDFで記載例と一緒になっていますが、記載例と用紙は別々にしてほしい。印刷しようとするとA4の用紙1枚に記載例と用紙が半々に印刷されてしまいますというような、こういった改善できるようなそういった御意見をいただいている。こういったものがそれぞれ寄せられております。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。いい意見が来ると職員の方の励みにもなるかと思いますし、また改善の要望についてはタイムリーに、各所管課が対応されるということだったので、そういう意味ではタイムリーに反映をできる仕組みかなと思います。仕組みとしては、非常にいい仕組みを取り入れられたのかなと思いますので、ぜひ今後も活用していただければと思います。
 ちょっとこまごましたことで何か文句みたいなことばかり言ってしまいましたけれども、最初に江口委員とのあれでございましたけれども、ホームページに入って迷わずに目的にたどり着きやすくなったというのは、ホームページにとっては生命線、非常に大事なところで、そういった意味ではこの改善というのはとてもよかったのかなと、私は非常に評価させていただいておりますので、今後ともさまざまな改善、工夫を繰り返しながら、ぜひ運用していただければと思いますのでよろしくお願いいたします。
 続きまして、自治会等への支援事業ということで、先ほどこの補助金額、ここ三、四年増加している要因ということで、特に増加が大きかった25年度、26年度については繰り越しがあったということでお示しいただきました。ここに、事務事業評価のほうでは、新築した自治会数、それから修繕した自治会数ということで数字が載っておりますけれども、実際に修繕とか新築の要望があった数というのはおわかりでしょうか。

◎協働推進課長(初鹿俊彦君) 実際要望があった数でございますけれども、自治会のこういう業務をやっている上で、相談ということでもお受けしたりしているところがあります。自治会から例えば修繕なんかの要望があったときには、一つは現場に行ったりしまして、その場合、該当しなかったらできないというようなこともございまして、実際は正確に何件の御相談があってということまでは、あと電話とか窓口とかもございますので、正確なところは把握してはございません。すみません。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。随時来たりとかもすると思いますので、わかりました。
 事務事業評価のほうは現場確認の件数が書かれていますので、要望いただいて修繕なりの対応の可能性があるところは、現場に行かれているということであれば、少なくとも33件、26年度でいえば33件は要望があって現場を確認してきたということになるかと思いますけれども、なかなか予算の範囲内で対応するというのは非常に大変かなというのはよくわかるわけですけれども、ここの事務事業評価で出ている22年度から26年度、ちょっとその年度の当初予算をずっと見ていきますと、実際には当初予算から補正して増額して対応されているというような状況があるかと思いますけれども、この補正でされている分というのは、要は前年度要望としては聞いていなかったんだけれども、年度に入って新たに出てきた要望に対応しているものなのか、もしくは前年度要望がたくさんある中で精査して実施する場所、予算を決めたんだけれども、うまくやりくりをして少し予算を持ってこられたので、それに応えることができたのか、そのあたりもしわかれば教えてください。

◎協働推進課長(初鹿俊彦君) 25年度までの当初予算の出し方でございますけれども、実際自治会から要望とか希望調査に基づいてお出ししていたわけではなくて、26年度以降につきまして、前年度に自治会から新築修繕の要望が出されて、それでその段階でうちのほうで積算というんでしょうかね、予算編成上の資料とさせていただいて、当初予算で計上させていただいております。
 以前は、たしか当初予算が500万ぐらいだったんじゃないかなと思うんですけれども、例えば25年度ですと2件の新築がありまして、それが補正でお願いしたものでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 22、23、24年度は、当初予算450万ですね。25年度は900万、26年度が2,100万1,000円ということで、26年度から事前に要望をお聞きして、きちんと対応する予算をとられた。25年度と比べて当初予算ももう倍以上になっていますので、そういう意味では事前に把握されて計画的にされるということで、26年度の費用から始められた事前に聞くという仕組みは、非常にいい仕組みかなというふうに思います。さまざま自治会の施設の中でもいろんな要望が当然出てくるかとは思いますけれども、行政としても、やっぱり限りある予算の中で計画的にやっていくという意味では、事前に聞かれる仕組みというのはとてもすばらしい仕組みだと思いますので、しっかりとこれからも各自治会の支援という面で頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) それでは、私のほうから1点だけお伺いしたいと思います。
 事項別明細175ページに補装具等給付事業というのがあるかと思います。この中で、扶助費のところに括弧で中等度難聴児支援事業分を含むということで書かれているかと思います。
 この中等度難聴児の発達支援事業、東京都が制度として事業をスタートさせて、立川市も平成26年4月から開始されているということで、非常に大事な制度だなというふうに思っております。障害の認定を受けられない子どもたちにもやはり発達の段階でしっかりとコミュニケーション能力をつけていく等のことで事業がスタートしたかと思います。
 この事項別明細の中に含むということで書かれているんですけれども、これは平成26年度、この中等度難聴児支援事業分がお幾ら分になるのか、また助成を受けた人数がどれぐらいかおわかりでしたらお示しをお願いいたします。

◎障害福祉課長(高木健一君) 中等度難聴児についての御質問です。
 人数は5名分で件数は9件になっております。金額は98万6,417円です。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 5名受けられているということですが、年齢別、ざっくりでも結構なんですが、もしおわかりでしたらお示しください。

◎障害福祉課長(高木健一君) 年齢ですけれども、申しわけございませんが、そこまでは出しておりません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。対象が18歳未満の子どもたちということだと思いますので、その中でされているかと思います。
 この事業の周知というのは26年度、どのように行われたのでしょうか。

◎障害福祉課長(高木健一君) 事業の周知でございますけれども、広報誌であるとかそういうことを使いまして周知しております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。障害の認定を受けられない方で一定の要件を満たした方が対象ということで、なかなかそういった方を把握してピンスポットに周知するというのは難しいのかなとは思いますけれども、しっかりと必要な方に行き渡るように引き続き周知のほうも頑張っていただきたいと思います。
 それで、事務事業評価のほうで、これはこの中等度難聴児発達支援事業に限らずだと思うんですけれども、申請から決定まで、この補装具給付事業ということでの評価だと思いますが、申請から決定まで時間を要するというような表現がされておりましたけれども、これはこの中等度難聴児発達支援事業についてもやはり同じような形なんでしょうか。

◎障害福祉課長(高木健一君) こちらにつきましては、窓口で申請を受け付けた後に東京都のほうに進達しておりますので、多少その辺時間がかかるかなというふうに思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。必要な方が申請されると思いますので、東京都のほうでの受理した後の手続もあるかと思いますけれども、立川でできる範囲で速やかに東京都へ送るとか、そのあたりしっかり努力といいますか、できることをお願いしたいというふうに思います。
 この事業の利用者とか、また利用しようかなと思った方から何か要望とか、この制度についての御意見とかというのは何かお聞きになられていますでしょうか。

◎障害福祉課長(高木健一君) この制度自体、平成26年度から立川市は始めましたので、まだ周知という部分で十分なのかどうか、その辺ちょっと十分ではないかなというような現状もありますので、特に26年度、市民の方から問い合わせ等はございませんでした。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。対象者5名ということで、人数的にも非常に少ない、今の段階では少ないので、そんなに意見が出てくるあれでもないのかなというふうな気もします。
 この助成の御案内、ちょっと見ますと、修理及び付属品等の交換は対象外ですということで書かれております。これ、東京都の制度ですので、東京都のほうもそのような形になっておりますけれども、子どもたち対象ですので、例えば成長によって補聴器で耳のところにフィットさせるイヤーモールドとか、そういうのも子どもたちの成長によってやはり買いかえが必要になったりとかということもあるのかなというふうに思ったりもします。また、遊んでいる途中で外れて落としちゃったとか、そういったことで、故意ではないけれども故障してしまったとか、そういうことも、これから受けられる方がふえてくればそういう事例も出てくるのかなというふうに思います。
 東京都の補助としては、当然この修理費とか付属品、消耗品については対象外ということになっていますけれども、今後、そういうケースが出てくることも考えられるとは思いますし、他市ではそのあたり柔軟に対応されている市もあるかと思いますので、そのあたりは少し研究も同時に進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これは要望とさせていただきます。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) それでは、私のほうから1点だけお聞きをしたいと思います。
 行政評価の386ページ、新生児等聴覚検査事業というものがあります。これはこの事務事業評価表にも書いていますけれども、平成14年度から16年度モデル事業ということで、東京都のモデル事業に豊島区とこの立川市がモデル事業として実施し、その終了後、立川の単費で継続されているということで、これは非常に大事な事業で、市が独自の取り組みで進められているということで大変評価したいと思います。
 その中で、一般的には、この新生児の聴覚検査をしたときに、1,000名に1人から2人、またいろいろな研究、調査もありますけれども、1,000人に1人から5人という調査などもあるかと思いますが、非常に高い率で見られるのかなというふうに私は感じております。
 この事務事業評価表の中で、過去5年、検査で異常が発見され、フォローしている数というのが示されていますけれども、ここ5年で見ますと0.26%、先ほどの一般的な調査の数字と合致しているのかなとは思いますけれども、非常にたくさんの子どもたち、ここで異常が発見されるのかなというふうに思います。
 人数としては、26年度実績1ということではございますけれども、この事務事業評価の今後の方向性というところで、制度の周知に努め、受診率の向上を図るというふうに書かれていますけれども、これは具体的にどのような周知を図っていくのか、向上させていくための方策などお考えのことをお示しください。

◎健康推進課長(池田朋之君) 今、委員御指摘のとおり、モデル事業から始めまして、そのまま継続して実施しているところでございます。
 26市におきましては、本市と小金井市のみの実施ということで、非常に立川市にとっても意義ある制度だというふうに認識しております。
 1,000人に1人の割合ということですけれども、立川市の対象者が1,453人、受診者が697名、そのうちの1人、フォローが必要だということで異常が認められた件数になっております。
 この事業につきましては、聴覚に障害があるということは重大なことですので、早期発見に努めることが責務だと思っておりますので、引き続き行っていきたいとは思っておりますが、この対象者1,453人に対する697人ということなんですけれども、これにつきましては補助の対象となっていない医療機関もありまして、実際、実態は697人かどうかというのはまだ不明なところなんですけれども、この立川市独自の事業につきましてさらにPRに努めまして受診率向上に努めたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すみません、向上をどうやって図るんでしょうかと聞いたつもりだったんですけれども、しっかりと取り組みをしていただきたいと思います。
 事務事業評価表の中では27年度の目標値が60%ということで、今年度実績として61なんですが、向上を図るという割には目標が変わらないのか、微減になっておりますが、このあたりの理由をお示しください。

◎健康推進課長(池田朋之君) この検査につきましては、全ての乳児が立川市内の医療機関で出産するわけではありません。また里帰り等ありまして、その周知の仕方につきましても、全出産につきまして補助が適用されるということをアピールするということはなかなか困難なことになっておりますので、母子健康バッグの中にも入ってございますし、事あるごとに、機会がありましたらPRに努めまして向上に努めていきたいと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ちょっと幾つか聞こうと思いましたが、少し飛ばしまして、これ、周知をしっかりしていくとともにといいますか、その上でしっかりとこの必要性といいますか、この検査の意義、効果というのをしっかりとうたっていく必要があるかなと思っています。
 今、お答えにもあった部分も一部含みますが、ホームページとか、あと母子手帳をお渡しする際に同封されているチラシとか、いろいろと周知は図っていらっしゃるのかなというふうには思うんですけれども、この聞こえの検査を行います、助成がありますということで、助成の制度をいろいろと説明されているんですが、この新生児のときに受ける必要性が何であるのかというところをもっとしっかりとうたう必要があるかなというふうに思います。
 特にこの聴覚障害というのは早期発見・早期療育で言葉の発達にもつながっていきますし、また親御さんにとってはとても不安なことを抱えてこれから育てていかないといけないという面では、いち早くフォローの手を差し伸べる、それがこの事業の趣旨だと思いますので、そういう意味では、例えばいろいろなチラシであったりとかホームページも、やはり早期発見が大事なんだよというところをもっともっと強調して、ぜひ受けてくださいというふうに伝えていく必要があるかなというふうに思いますけれども、これはちょっと要望とさせていただきます。
 最後に一つだけ、受診率がなかなか上がらないといいますか、過去の経緯も見ますと、ここ特に4年、58%、58%、60%、61%ということでほぼ横ばいの状態かなと思いますけれども、この上がらない要因というのはどこにあるとお考えでしょうか。

◎健康推進課長(池田朋之君) 委員おっしゃっていましたとおり、PRの仕方にあると思います。ひとえにそれに尽きるんですけれども、今言いましたとおり、母子健康バッグまたはホームページでこの聴覚障害の重要性、早期発見・早期療育という観点からもう少しPRに努めて、受診率向上に努めていきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
 ほかにも、例えば当然自己負担分もあると思いますし、また検査できる医療機関がたしか4カ所しか市内にはないんですね。自己負担のところは、今の補助金をふやすかどうかという、お金の話に直結してくるわけですけれども、市内で今4カ所しか受けられないと思うんですけれども、これは例えばほかに対象となるところがないか、要は市内に実際検査できるところが4カ所しかないのか、もしくはそういう御協力をいただけているのが実態として4カ所なのか、そのあたりお示しください。

◎健康推進課長(池田朋之君) 今おっしゃったとおり、市内医療機関は4カ所になっております。この検査は高度な機器を使用しますので、市内の例えば助産院とかありますけれども、やはりその機器がきちんと備わった施設ということになりますと、市内4カ所の医療機関ということになっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。確かに、自動ABR検査機だと思いますが、300万から多分500万ぐらいするような機械だと思いますので、かなり高額だということはあるかと思います。
 先ほどの補助の額であったりとか、また一つはこういう医療機関がそういう検査機器を導入する場合に一部負担をするとかで検査の受けられる対象医療機関をふやすとか、ちょっとそんなことも少し研究してみていただければなというふうに思います。
 恐らく、この割合で、先ほど1,000人に何人というようなお話もしましたし、過去5年の実態として異常が発見されている率から考えると、この対象者の方々、子どもたち、赤ちゃんが全員受けると、恐らく年間にあと1人、2人見つかってくるような割合になってくるかと思いますので、ぜひ多くの子どもたち、赤ちゃんに受けさせてあげてほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) それでは、私のほうから何点かお伺いさせていただきたいと思いますが、表示されているのと私の持ち時間が異なりまして、残りが少なくなってきましたので、簡潔にお伺いしたいと思いますので、ぜひ御答弁も簡潔にお願いできればと、恐縮ですがよろしくお願いいたします。
 まず、西砂学習館のピアノの件でございます。
 収入のところでも、売り払い収入のところでも私を含め4名の委員から質問が出たかと思います。ちょっと誤解があるといけないので、重ねての質問をさせていただきますが、私は、ピアノを売却したこと自体を何か責めているわけではなくて、状態も私は知りませんので、どうだったのかなというところはありますけれども、そこに至った経緯ということでちょっと重ねて質問させていただきたいと思います。
 まず、先日のやりとりの中で、他の議員でしたけれども、オーバーホール、修理をするのに300万ぐらいかかるというようなお話があったと思います。今回の新しいピアノの購入は、当初予算では290万ぐらい組んでおられましたので、購入するのとオーバーホールするのは余り変わらない金額だったのかなと思いますけれども、その中でなぜ今回修理ではなくて購入を選ばれたのか教えてください。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 購入いたしましたスタインウェイですが、昭和48年の購入というふうに年数がたっておりますので、オーバーホールしても何年間使えるかわからない中で、新品のグランドピアノを購入するほうが使用上もよいというふうに判断いたしました。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) その判断に至った中で、修理の専門家さんとか楽器メーカーの方とか、専門的な御意見は聞かれたのでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 専門的見地を持った方から御意見を聞くということはいたしませんでした。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 市の事業で市政アドバイザー事業というのもあると思いますけれども、やはりそういうのを活用してもよかったのかなというふうに思います。専門家また修理技師さんのような方にきちんと状態を見ていただいた上で判断されていれば、買いかえというのも一つの選択肢でもありますし、当然の判断だったのかなというふうにも思います。
 ピアノは特に普通の物品とは違って、やはり文化という視点を検討の中で持っていただきたかったなというふうにも思います。西砂学習館にスタインウェイがあるというのは、知る人は知っていますので、まちの中の小さなホールでない施設にも立川にはスタインウェイがあるんだということで、誇りを持っている市民の方もいらっしゃったかと思います。
 今回のことであれですけれども、今後さまざまな観点でもやはり文化的な視点、観点というのもぜひお持ちいただいて、行政運営を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 2点目に、小学校普通教育振興のところでお伺いいたします。
 この中の費用の中で、図書の購入費というのがあるかと思います。今回、資料請求をさせていただきまして、資料をお出しいただきました。ありがとうございました。
 この図書購入費を見ますと、小学校も中学校も多い学校、少ない学校ばらつきがあるかと思いますけれども、このあたりはどのような基準で予算の割り振りをされているんでしょうか。

◎学務課長(田村信行君) 学校図書についてのお尋ねです。
 毎年度、学校に図書を買う予算ということで配当していますが、これにつきましては、文部科学省で学級数に応じた標準冊数という基準がございます。それをもとにそこに満たない学校を、より配当を多くして、図書の充実に努めている状況でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 冊数を満たしていても、ちょっと破れてしまったりとか買いかえとかもあるかと思いますので、そういった意味では満たしている学校も予算をつけていただいているのかなと思います。
 その上で、予算要望ですね、先ほども別の委員からもありましたが、我々も請求させていただきまして、見させていただきました。特に小学校では、平成22年から26年、毎年図書購入費の増額という要望が出ていると思います。予算の中で割り振りをしながらということであると思いますけれども、工夫の一つで図書館でいわゆる除籍本ですかね、そういった本を学校とか団体に差し上げるようなことをしているということをお伺いしたことがあるんですけれども、このあたりは学校として活用されているのかどうか、お示しください。

◎学務課長(田村信行君) ただいまありましたように、立川市の市立図書館との連携ということで、購入する図書以外にも今ある本を有効に活用してございます。例えば今お話ありましたように、市立図書館で除籍本となった本、これを有効活用しようということで、そういったものを学校側に示しまして、学校のほうで活用できるものは学校側に場所を移して有効活用すると。
 あと、それ以外では市立の図書館から児童生徒向けに団体貸し出しというものを行っています。比較的長期間貸して、例えば調べ学習ですとか学級ごとに学級文庫的に置いておくものとして活用していまして、これについて小学校も始めましたし、中学校も今年度から行いまして、そういったように多方面のほうから図書の質と量を確保できるような方策を取り入れています。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 除籍本の件は、学校によってちょっとばらつきがあるというような、ばらつきといいますか、来る学校、来ない学校があるというようなお話も伺ったことがありますので、せっかく図書館と連携している事業ですので、ぜひ有効に活用していただけるよう意見として申し上げさせていただきます。
 3点目に、柴崎市民体育館についてです。
 26年度で指定管理が終わり、27年度から新たな業者が指定管理に入っているかと思います。ここでこの引き継ぎについてお伺いをしたいと思うんですけれども、4月以降のコース型教室、これの周知が遅かったんじゃないかというようなお声を聞いたことがあります。
 実際に今までは、4月から3カ月クールで年4期に分けてコース型教室が開催されたと思いますけれども、27年度に入って4月からコースがスタートせずに5月からスタートしたというようなことだったと思いますけれども、これは26年度中の引き継ぎとしてきちんとできていなかったのかどうか、このあたりの要因についてどのように御見解をお持ちか、お示しください。

◎スポーツ振興課長(井上隆一君) ただいまのお尋ねでございますが、26年度中の引き継ぎとして今回の事業者がかわる事前の引き継ぎが行われたか否かでございますけれども、十分に行われたというものではございませんでした。
 といいますのは、館内に周知はしたということはございますけれども、主に施設内の備品の確認であるとかふぐあい箇所の確認、あるいは従事社員の研修であるとかそういったところの引き継ぎでございました。事業についてはなかなかお互いの事業者のノウハウ等々もあって、間に当然私どもが入りましたけれども、なかなか出せるところ、出せないところがありまして、ここのところはうまく引き継ぎというところにならなかったのかなと思っております。
 ただ、通常ですと2月の段階で4月以降の事業の周知といいますか、告知というか、そこら辺を市民の方に申し上げるんですが、ここのところは館内の表示のみにとどまったんですが、4月に入りまして1カ月間は、お試し期間ということで特段のお申し込みなしに当日に行っていただいて、まずお試しをするということで対応させていただきました。おおむね好評のうちに終わったというふうに聞いてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 施設の管理というのは一番大事な部分だと思うので、きちんと引き継ぎはされたということでしたけれども、事業も楽しみにしている市民の方にとっては非常に大事な部分です。指定管理の募集要項にも終了時、それから開始時、きちんと引き継ぎをしなさいというのが明示されていると思いますので、そういった意味ではこの事業の部分もスムーズに移行できるようにというのはしっかりと市が責任を持って、場合によっては指導していく必要があったのかなというふうに思いますので、これも意見として申し上げさせていただきます。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) 1点だけお伺いいたします。特定健診についてです。
 資料をいただきました。ありがとうございました。また、事務事業評価に掲載をされておりまして、重複した資料請求してしまいまして、申しわけございませんでした。
 これを見ますと、23年度から年々特定健診の受診率が下がっております。26年度、38.3%、この数字は多摩地域26市の中でいうとどのぐらいの位置にあるのでしょうか。

◎保険年金課長(白井貴幸君) 38.3%という数字は、26市はかなり高い数字を誇っておりまして、26市中26位でございます。

◆委員(瀬順弘君) 特定健診の受診率、しっかりと上げていかないといけないということで、事務事業評価のほうもさまざまな取り組みが26年度も行いましたということで、書かれております。事務事業評価の今後の方向性の中で、対象者が自然と受診したくなる健康診査となるよう検討と、すばらしい、受診をしたくなる検査というのは何か具体的なイメージがありましたら、教えてください。

◎保険年金課長(白井貴幸君) 具体的にと申されますと、なかなか--受診したくなるようなものであればよろしいとは思うんですけれども、なかなかすみません、具体的にはちょっと思い浮かばないです。すみません。

◆委員(瀬順弘君) 私も、これを読んでどんなすてきなものが出てくるのかとちょっと楽しみにしておりましたが、これきっといろいろと検討されていると思いますので、期待をいたします。
 以前、一般質問で私、コンビニ健診を取り上げさせていただきましたけれども、27年度の目標値55%と、これ計画に書かれている数字でしょうから、この説明は結構なんですけれども、かなり思い切ったことをしないとやっぱり難しいだろうなというふうには思います。団体健診とか、前にも言いましたがコンビニ健診とか、先進事例をしっかりと研究していただきながら、受診したくなる健診をぜひ実現していただきたいと思いますので、意見として申し上げます。
 以上です。

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◆委員(瀬順弘君) 下水道管路維持、管理に当たると思いますけれども、人孔ですね、マンホールのふたを交換したり、劣化したものでつくったりとしたりすると思います。立川のマンホール、私もいろいろちょっと写真を撮ってみたりしましたが、いろいろなデザインとか色つきとか、何かいろいろあるようでしたけれども、これ要は立川でオリジナルで立川のものをつくっているんだと思いますけれども、26年度のこの決算の中で、工事に使ったものではなくて、劣化するものの交換用とか、そういったものでつくったこのマンホールのふたというのは幾つかおわかりでしょうか。

◎下水道管理課長(佐藤敦君) 下水道管理課では、平成26年度の鉄ぶたなんですが、工事以外ということなんですが、原材料費で購入しているものがやはり55組ございます。現在のデザインにつきましては、平成8年の下水道普及率100%にあわせてつくったものでございまして、現在に至っているということでございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 多分耐用年数15年ぐらいとかと言われていると思います。道路用と歩道用で耐荷重の違うものとか、種類もあると思うんですけれども、これで鋳造でつくられているということは、木型をもって鋳造でつくっているので、今の木型をずっと使うと、今と同じデザインしかつくれないと思うんですけれども、毎年何枚かつくっていくものであれば、ちょっと思い切ってデザインを変えてはどうかと思います。以前、くるりんの活用とかも出ておりましたし、また今ある多いやつはヘルスフルシティ、健康都市立川の字が書いているのかなと思いますけれども、第4次長計で都市像、将来像も変わりましたし、何かの機でそのデザインを変えてみるということも検討していただけたらいいかなと思います。意見として述べさせていただきます。
 以上です。

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文教委員会(平成27年10月16日)


◆委員(瀬順弘君) それでは、私のほうから教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書からと、通学路の防犯カメラについて何点かお聞きしたいと思います。順次お聞きしていきますので、よろしくお願いいたします。
 まず、点検及び評価に関する報告書のほうですけれども、まず5ページのところに、教育委員会の会議の公開等に関することということで、点検評価がされております。最後の外部評価委員の評価のところにも、昨年度から傍聴者が40名から64名にふえ、教育行政への関心の高まりを反映し、大変喜ばしいということで書かれております。しっかりと公開しながら、そして教育行政に関心を持っていただくということで、一つの評価が出ているのかなということで、私も非常に評価させていただくところであります。
 この項目の中で、2番の評価のところの成果・課題のところに、議事録については迅速に公開することが課題であるというふうに書かれております。きのう現在、ホームページを見ますと、議事録が5月の14日の定例会、今から5カ月前のものが最新のものになっているということで、恐らくちょっと時間がかかっているので、これを迅速にということで書いていただいているとは思うんですけれども、なかなかちょっとすぐにできないというような何か理由がありましたらお示しください。

◎教育総務課長(栗原寛君) 今、委員御指摘のとおり、少し会議の開催から詳細な議事録の公開までお時間がかかっているところでございます。これにつきましては、音声をとって、その音声データを翻訳というか、そういった業者の方にお渡しして、その後、初校が戻ってくる。初校の中でもなかなか音が、声が聞き取りづらい部分であるとか、また、発言とは違う内容のものが初校で上がってくることがございます。そのようなものを誤記というか、そういったものを改め、最終的には毎回議事録の確認者、委員お一人を選んでという形になりますが、そういった手順を踏むと、やはりかなりお時間がかかってしまう状況でございます。
 ただ、詳細な議事録公開までにはお時間がかかってしまうかわりに、今は会議が終わったその後すぐに、会議で議題となったもの、協議内容ですとか報告内容をホームページ上にアップするような形で、市民の方にどういったことが教育委員会で協議されているかということをお示しするようなことはしております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 議事録自体起こすのに、今テープにとって業者のほうで起こしていただいて、恐らく教育委員会の中で初校チェックをして、修正して、最後、議事録署名人のほうで最終の確認をしていただくというような流れだと思います。これは例えばテープをお渡しして、業者から初校が上がってくるところに、およそでいいんですけれども、大体どれぐらいの期間がかかっているのか。そこからチェックをして最終議事録として完成するのにどれぐらいの時間がかかっているのか。要はその時間のかかっている部分がチェックのところにあるのか、業者から上がってくるところにあるのか、どちらのほうが要因になっているのかとお考えでしょうか。

◎教育総務課長(栗原寛君) まず、業者から初校等が上がってくるのは、やはり2カ月程度はかかっているものと考えております。その中で確認作業というのも集中してできればいいんですけれども、なかなかほかの業務等があって、それに集中した業務がなかなか職員の時間が割けないような状況ございます。
 確認等はやはり同じく時間を2カ月ぐらいとった中で、また署名という形、署名委員の確認ということで、おおむねやはり5カ月、6カ月かかってしまうという状況になっております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 その業者に委託して出てくるのが、今2カ月ぐらいというような御答弁でしたけれども、一般的にどれぐらいのものなのか、ちょっと私も想像はつきませんけれども、例えばこれが1カ月早くなれば、もう1カ月早くアップできるのかなというような気もしますので、一度ちょっと委託業者にも早くできないものかというのは御確認いただければいいのかなと思います。費用のこともあるかと思いますので、随分高くなっちゃうということなのかもしれませんけれども、一度ぜひ御確認いただければと思います。
 議論した内容についてはすぐアップされているということで、そういったところで確認はできるのはすごくいい形で運用されているのかなと思いますけれども、その内容についてどういう議論があったというのを、やはり見る方は知りたいところだと思いますので、少し工夫の余地がありましたら、課題ということでも挙げられていますので、ぜひ少しでも迅速にできるように御努力いただきたいと思います。
 続きまして、19ページですね。すみません、18、19、同じ施策ですけれども、ここの19ページの3番、各種支援員の配置の中で、スクールソーシャルワーカーの派遣というところがございます。決特でもスクールソーシャルワーカーの活用とか、いろいろと質問も出てはおりましたけれども、ここの中でスクールソーシャルワーカー数が4名、派遣日数が75日、延べ派遣校数10校ということで記載されておりますけれども、これは前年度が、スクールソーシャルワーカー、前年度というのは25年度ですね。スクールソーシャルワーカーが3名、派遣日数が73日で、延べ派遣校数が74校とありました。それで、派遣日数はそんなに変わらない、73が75なんですけれども、延べ派遣校数が74から10校ということで、これ非常に大きく違うのかなと思いますけれども、このあたりの要因はどのようにお考えでしょうか。

◎指導課長(泉澤太君) 失礼いたしました。
 こちらで延べというふうに書いておりますけれども、カウントの仕方が実質の校数ということで記載したところを、表題のほうを変更し忘れてしまっております。大変申しわけございません。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。実際に行った1校は1校でカウントしているのか、同じ学校に2回、3回行ったのを全部カウントしているかの違いということですね。わかりました。では、その点は結構でございます。
 続きまして34ページ、生涯学習のほうですけれども、評価のところの成果・課題のところで、学習等供用施設の利用件数が58件の減となったが、利用者数は6,110人の増加であったということで書かれております。この学習等供用施設はコミュニティの形成にも非常に大きく役立っている、私も地元の学供施設、またいろんな学供施設に行きますと、やはり地域の方に非常に有効に使っていただいているという実感を持っております。
 今、管理運営が地域の住民の皆様を中心とした管理運営委員会で、指定管理を受けて管理運営をされておりますけれども、さまざまいろんな御苦労のお声も聞くところであります。こういった中で、特に私がお話を伺うのは、施設の修繕であったりとか、補修であったりとか、そういったところがさまざまちょっと課題があるんですというようなお話を伺うわけですけれども、この26年度、この修繕とか改修とか、どの程度要望が上がってきていて、どの程度それをしっかりと対応できたのか。数なり金額なり、ちょっとわかる範囲で結構ですけれども、ざっくりなところでも結構ですけれども、感覚としてどの程度の御認識なのかお示しください。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 委員御指摘のとおり、学習等供用施設、市内に11館ございますが、施設の工事、また保全に関する修繕ということは御要望もいただいていますし、公共施設全体がそうなんですが、老朽化という大きな問題を抱えてございます。具体的な話になりますと、細かい修繕につきましては、各館指定管理者ということで、定額の修繕費を配当させていただいていますので、その中で管理運営委員会の裁量でやっていただいているもの、例えば鍵の交換とか、ちょっとした修繕などはいろいろ直接やっていただいております。
 そのほか大きなところでは、例えば空調機の改修、これは11館ある中で、最初にできた昭和年代のものから順次交換していまして、今年度で大体一通りの空調機の修繕は終了いたしました。
 ただ、また一通り回りますと、最初に修繕したところがちょっと心配になってきたりとか、本当に公共施設の工事とか保全というのは、なかなかこれで終わりというところはございません。
 さらに御要望として多いのは、トイレの洋式化などもございます。これにつきましては、公共施設全体もそうなんですけれども、抜本的ないろんな対応というところでは、大規模修繕をしたいというふうに思っております。細かいところでは、御要望を伺いながら、各館から上がっているところを順次優先順位をつけながら対応させていただいております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 なかなか大きなものについては、多分管理費の中ではできないということで、要望が上がってくるかと思いますけれども、この要望というのは随時受け付けられているものなんでしょうか。もしくは例えば来年度ぜひここをやってほしいというのを事前にお聞きするような形なんでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(浅見孝男君) 当課の担当職員が会館に伺ったときとか、あとは委員長との会議等で、随時お話は伺っております。
 先ほどもちょっと申し上げましたとおり、細かいものから大きなものまで要望は多々いただいておりますので、主に予算策定前に個別に聞き取りをさせていただいたり、また、書式でやりとりをさせていただきながら優先順位をつけて、計画的に当課としては対応させていただいております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました、ありがとうございます。
 予算のこともありますので、そういったことで事前にお聞きしていただくというのは非常に管理運営委員会の皆様も、とにかくどこかのタイミングで伝えたいというようなことも思っていらっしゃると思いますので、ぜひその形でしっかりと吸い上げていただきながら、優先度に応じて対応していただければと思います。
 私もいろいろお話聞く中では、バリアフリー化、車椅子でちょっと部屋に入れるようにしたいとか、そういったこともなかなか管理運営委員会としていただいている修繕費ではちょっと難しいというようなお話も聞いております。当然、優先度がいろいろと判断されてついていくかと思いますけれども、本当にこの地域の核となっていくのが、現になっているのが学供施設だと思いますので、可能な範囲でしっかりと地域の皆様の、また運営者の要望にお応えするような形でぜひ御努力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、次に58ページでございます。こちらは学校と学校図書館の取り組みということで、図書館に関しても、その前のページにもいろいろと書かれております。子どもの特に読書活動などにしっかりと努力していく必要があるのかなと思いますし、また、図書館の関係のところをざっと見させていただいても、本当に立川の図書館は他市にもう群を抜くぐらいのさまざまな取り組みをされている、そのような実感を持っております。本当に日ごろの御努力に感謝申し上げたいと思います。
 その中で、ここの58ページのところで、2番の評価のところに成果・課題というのがありますけれども、ここの中で学校での読書環境の整備が進んだということで、しっかりと学校で読書できる環境をいろんな形で整備をされ、これが進んできたというふうに書かれておりますけれども、59ページの学校図書館の貸し出し数、こちらを見ますと、中学校63.8冊というふうになっておりますけれども、これも前年のこの報告書を見てみますと、中学校は25年度は100.6冊ということで、3割減ぐらいに、4割近く減になっているというようなことになっております。特にこの中学校、小学校のほうは少し下がっておりますけれども、そんなに大幅ではなかったんですけれども、この中学校の貸し出し数というのが大きく減っているということについては、どのような御認識をお持ちでしょうか。

◎指導課長(泉澤太君) 中学校の場合は、学校図書館にある図書を活用するものと、子どもたちや御家庭が持っている本を朝の読書等で活用しておりますので、そうした中で、こちらは片方しか載っておりませんので、トータルで読書が減っているという認識は持っておりません。
 ただ、今回の御報告の中では、図書館の活用数が私どもの予想以上に低かったということで、今後また充実させてまいるように考えております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 確かに御答弁いただきましたとおり、貸し出し数だけが子どもの読書の実態というわけではないというのは非常によく理解できます。学校でもしかしたらその場で読んでいる子が実はふえているとか、そういうこともあるかもしれません。そのあたりもやはり総合的に判断していくためには、この貸し出し冊数だけではなくて、実際図書室を利用した例えば人数なのか、先ほどおっしゃられたとおり、家から本を持ってきて読んでいる子がクラスの中で何割ぐらいいるのかとか、どういう形がきちんとした評価になるのかちょっと私もよくわかりませんけれども、それも含めた総合的に子どもの読書の、やはり環境を整備していく上では、実態をしっかりとつかむ必要があるかと思いますので、そのあたりももしほかのデータなんかもあるようでしたら、また何かの機会で総合的な読書ということで、御見解をまたお聞きしたいと思いますので、データのとり方ですとか、どういった項目を調べるかとか、そういったところはぜひ御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、通学路の防犯カメラについてでございます。
 先ほど若木委員からもありましたので、ちょっと別のことをお聞きしたいと思いますけれども、ことしのスケジュールが一番下に書かれておりまして、先ほどの御説明の中でも12月中には設置して運用が開始されるというようなお話でしたけれども、次年度以降、それぞれの年度でまた設置していくと思いますけれども、次年度以降も、この時期的なものというのは同じぐらいでお考えなのか、もしくはまた違う時期をお考えなのか。そういった時期を今現在どのようにお考えかお示しください。

◎学務課長(田村信行君) 今年度、初年度としまして4カ年計画で行うということで、今年度につきましては、例えば学校と協議して設置場所の下見をするですとか検討するというのが、時間もかかりました。あと、地域団体などへの説明も丁寧にことしは行ってきたところです。
 来年度につきましては、今年度のそういった経過、設置状況も踏まえて検討することとしていますが、市民の方からは、ぜひとも設置を早くしてほしいですとか、私たちの近くの通学路はいつできるのなどの声もありますので、来年度以降につきましてはできるだけ早期の設置を考えて取り組んでいきたいと考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 東京都の補助金も使うということで、来年一遍にではなくて4カ年かけてということであるかと思います。そのあたり、どこの学校に決まった段階で、それぞれの学校で、じゃどの場所にという検討が始まっていくかと思いますので、これは先ほども御答弁いただきました中にもありましたけれども、早く設置してほしいというようなお声もあるということですので、できるだけ年度スタートして、早い時期に進められるように御努力いただければと思います。
 それから、もう一つ、2点資料の2番目に設置内容というところで、28年度以降、初年度の検証も踏まえ、その後の設置校、設置年度を決めていく予定ということでありますけれども、この初年度の検証というのは、どういった形でどういった検証をされるのか、今お考えのことがありましたらお示しください。

◎学務課長(田村信行君) この検証というのは、設置した後もそうなんですけれども、設置するまでのことを特に私どもちょっと考えていました。例えば、先ほど言いました設置場所をどこにするかということ、地域の方への説明をどうするかということ、あと、今度はこれからなんですけれども、おおむね今各学校に5台の設置場所の候補というのは定めているんですが、これから実際に設置業者と設置を予定する、電柱等が多いんですけれども、電柱等の所有者と申請を含めたそういう協議をすることになります。そういったことが、これからやる上でどういった課題点があるかとかも踏まえて、今年度行ったことの検証を踏まえて、来年度設置場所等の検討をすると。だからやり方のことと、あとは設置方法、設置台数も含めて、そういったことでことしのことを踏まえて、今後また東京都とも来年度に向けて補助金の話をしていきますので、そういったことも踏まえて来年度以降に当たっていきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) よくわかりました。
 今回初めてということなので、その協議の仕方であったりとか、検討のプロセスというのが試行錯誤しながらされたんだと思いますので、今回のよかったところ、また協議でちょっとうまくいかなかったところがもしあったとすれば、しっかりと見直しをしながら、次年度以降、また計画的に、また速やかにカメラの設置ができますよう、御努力いただけますようお願いいたします。
 以上です。

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[所管事項質問]
◆委員(瀬順弘君) それでは、所管事項の質問ということで1点、小中学校の楽器についてということで質問させていただきます。決算特別委員会でお聞きしようと思ったんですけれども、自分の持ち時間が切れてしまいましたので、ここで聞かせていただきたいと思います。
 小学校、中学校、普通教育振興の決算の中で、楽器のリースという費用が出ていたかと思いますけれども、この楽器のリースというのはどのような楽器、幾つぐらいかというのを、たくさんあればちょっと細々になっちゃうと思いますので、大まかでも結構なんですけれども、どういった楽器をどれぐらいリースしているのかお示しください。

◎学務課長(田村信行君) 楽器のリースにつきましては、クラリネットやトランペットなど管楽器を中心に現在は小学校5校で16台、中学校全9校で15台、小中合わせて14校31台を楽器のリースとして契約しています。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。管楽器を中心にということでお示しいただきました。
 この楽器は授業なんかで使うのが中心なのか、またクラブ活動、部活動で使われることが中心なのか、どのような使われ方がしているかお示しください。

◎学務課長(田村信行君) 学校での楽器の活用につきましては、小中学校ともクラブ活動ですとか部活動の吹奏楽、ブラスバンド、こういった部活動、クラブ活動で使用しています。また、授業の中でも音楽の授業ですとか、あと音楽会等の学校行事で児童生徒とも使用しています。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 吹奏楽、今市内の中学校9校全部に吹奏楽部があると思いますし、小学校も管楽器クラブとか器楽クラブとか、そういった形で管楽器、吹奏楽をやっているクラブも非常にたくさんあると思います。
 立川で今さまざまな部活動のこと、これまでの議会なんかでも運動部、文科系含めてですけれども、やはり今、昔と比べれば子どもも少なくなっている中で、なかなか部活動として成り立たないような運動部、団体、競技なんかは特にそうですけれども、そういう競技もありますし、また、指導員のことも、立川はしっかりと指導員を入れていただいたりということでフォローはしていただいていますけれども、そういった中で中学校9校全部に吹奏楽があるというのが、実はすごいことかなと私は思っております。御承知のとおり、吹奏楽、一人、二人じゃなかなかできませんので、現状としてどうしても人数の少ないところもあるかとは思いますけれども、そういった意味では、立川の一つの観点として、吹奏楽、音楽の活動というのが非常に活発なのかなというふうに思っています。
 吹奏楽についていえば、当然この市域の中で音楽の専門の大学もございますし、また自衛隊の中には航空中央音楽隊という、いわばプロ中のプロの吹奏楽団もあるわけであります。さまざま連携しながら、こういったことも少しずつ広まってきているのかなというふうに思いますので、そういった意味では、立川の一つの特徴として、この音楽の活動というのをしっかりと支援しながら広めていく必要があるかなと思います。音楽だけということはなかなか言いづらいとは思いますし、さまざまなスポーツ、さまざまな趣味などもたくさん子どもたちもいろんな活動をしているとは思いますけれども、特徴的な観点ということでは、しっかりと支援していくことも必要かなというふうに思って、今回質問させていただいております。
 先ほど吹奏楽など部活動を中心にということで、楽器を活用してもらいながら、音楽の授業でも使っているということでありましたけれども、この楽器の種類ですとか、例えばクラリネットでも、じゃどれぐらいのモデルのものをリースするのかとか、そういったことというのはどのように決められているんでしょうか。

◎学務課長(田村信行君) 楽器の購入につきましては、小学校、中学校とも校長会を主にした教科ごとの研究部会がございます。その中の音楽部会で実際に各学校の要望を踏まえて取りまとめをして調整して、購入するものの楽器の種類ですとか、あとはモデル、型式などをその部会で取りまとめていただいています。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。
 管楽器はすごく高いと思うんですね。ちょっと事前にどんなものが学校にあるのかなというのも調べさせていただきましたけれども、バリトン、サックスなんかも今リースしていただいているようですけれども、ヤマハの一番エントリーモデルで五十数万円するというようなものもありますし、楽器によっていろいろあると思いますけれども、なかなかそのクラブ活動に入りたいけれども、楽器がないとできないとか、楽器が高くて買えないとか、そういう状況もあったりするのかなというふうに思います。そのような中で、学校でこのようにしっかりとそろえていただきながらやっていただいているというのは非常にありがたいなというふうに思いますけれども、現状リースをしている楽器で、先ほど音楽部会で決められているというようなお話がありましたけれども、現状のもので足りているのか、もっと実は要望があるのか、そのあたりは音楽部会のほうからどのようなことでお聞きされているかお示しください。

◎学務課長(田村信行君) 各学校、その音楽部会からも楽器の要望は出ています。そういった中では、例えば今回リースで使っているものは新しい楽器なので、児童生徒も音楽に対する意欲が湧くとか、そういったことも聞いてございます。また、古い楽器も多くなってきていますので、そういったことでも導入の要望がある現状でございます。
 そういった中で、小中学校とも、そういう多くの要望の中で限られた財源ということもありますので、そういった中で高額なものはリースという手法で調達したのが、今回の楽器リースで使っているものにもつながってございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) わかりました。そういう形で調達していただいているということで、なかなか楽器は物をそろえるのも大変ですし、またこれを維持していくこと、それから例えば楽器によってはかなり頻繁な消耗品が必要になるものもあるかと思います。そのあたりいろいろと現場では御苦労されながら、また場合によっては御家庭での御支援もいただきながら、うまくやっていっていただきたいなと思います。
 私もちょっと何校か、昔立川の市内の学校の吹奏楽部や、またいろんな指導を受けているところを間近で見させていただいたこともありますけれども、どうも音が出づらいなと、頑張って子どもたちが吹いていて、先生がちょっと貸してごらんと吹いたら、技術の問題じゃなくて楽器の問題だというようなことで、これは根本的に修理しないと直せないよとか、あとはちょっとねじを締めればうまく音が出るようになったという軽微なものもあります。何かの機会でそういうこともうまく取り入れながら、ぜひ維持していっていただきたいなと思います。
 ちょっと本題に戻りまして、リースされているということですけれども、小学校16校、中学校15校の楽器をリースされているということですが、このリースの契約というのはどれぐらいの期間で、いつぐらいまでという契約になっているんでしょうか。

◎学務課長(田村信行君) 現在、小中学校とも1契約ずつ行っていまして、両方とも5年間のリースでございます。小学校につきましては、23年度の2学期から導入しまして、来年度、28年8月末で契約期間が切れるものでございます。あと、中学校につきましては、平成26年の2学期、9月から使用しまして、これも5年間、平成31年8月末までの契約期間となってございます。そういったものを利用してございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 そうしますと、小学校の楽器がそろそろ来年度夏ごろにリースが終了するということになると思いますけれども、これはリースが終わった、契約が終わったときには、楽器というのは引き揚げられちゃう、返さないといけないのか。リースでお金を払い終わって、その後楽器はそのまま使えるのか、そのあたりおわかりでしたらお示しください。

◎学務課長(田村信行君) 現在利用しています楽器のリースにつきましては、リース期間満了後に無償譲渡される契約となってございますので、リースが切れた後も引き続き使用することができます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すばらしい契約をされているなと思います。
 先ほど、楽器が足りているかどうかということでお聞きして、新しい要望があったり、また古いものもあるので買いかえたいとか置きかえたいとか、そういうことも話としては出ているということでしたけれども、例えばこの小学校、来年の夏に契約が切れて、今リースをしている楽器はそのまま無償譲渡、いただけるということで使い続けられるということですけれども、このリースが終わった後、また足りない楽器がまだあるようですので、そこをリースするというような考え方、新たなものをリース契約して導入するというような考え方はお持ちでしょうか、いかがでしょうか。

◎学務課長(田村信行君) 今後の楽器のリースについてでございますが、先ほど言いましたように、来年度小学校のリースが終了いたします。これにつきましては、小学校校長会、その音楽部会からも必要な楽器がありますので、引き続きこういった要望が出てございます。所管する課といたしましては、特に高額な楽器はリースによる調達を今後考えていきたいと思っているところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 そろそろ来年度の予算も検討を進められていくかと思います。ぜひ、リース終わってもらえるからそれで終わりじゃなくて、今おっしゃったように、しっかりと要望に応えていくような形で御努力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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