防災行政無線の放送内容をJ:COM(ジェイコム)専用端末を設置することで自宅で受信することができるようになりました。

jcom-bousai1月25日号の「広報たちかわ」に掲載されましたが、立川市とケーブルテレビのJ:COM多摩が「行政告知放送の再送信に関する協定」を締結しました。この協定締結により、J:COMの専用端末を設置することで、防災行政無線の放送内容を自宅でも聞くことができます。

これまで防災行政無線については、家の中では聞こえづらい、大雨の時に聞こえない、などの声が寄せられることがありました。防災行政無線は市内に設置されたスピーカーから放送されますが、スピーカーの設置場所や向きの関係から聞き取りづらい地域もあり、近年は気密性の高い住宅も増えたことから、聞き取りづらいという声が聞かれます。市でも向きの調整や音量の調整などで対応してきていましたが、逆に音が大きすぎるなどの声も出ることがあり、全域に均一に聞こえるようにすることは大変困難でした。

私は、平成28年3月の市議会定例会・予算特別委員会で、特に重要な緊急放送が最大音量で流れる「全国瞬時警報システム(Jアラート)」の試験放送においても聞こえづらいとの声があることを取り上げ、状況の把握や改善を求めました。
H28-09一般質問更に、同年9月の市議会定例会・一般質問でも、「全国瞬時警報システム(Jアラート)」に関して改善を引き続き求めるとともに、他の情報伝達手段について質問を行い、見守りメールやツイッターなど現在行っている情報伝達手段の紹介と合わせて、今回導入されるJ:COM専用端末によるサービスを検討していることが明らかになりました。
私は防災行政無線難聴地域対策として導入検討を進めるとともに、検討段階において、(1)マンション等の放送設備にも接続できるようすべき、(2)サービスの設置や導入費用の補助制度を検討すべき、(3)高齢者とか要配慮者、福祉施設などには無償設置すべき、と3点について要望しました。
今回のサービス導入時点ではこれらの検討は結論が出ていない状況ですが、一日も早い情報提供手段の確保ということでサービスが開始されることになりました。要望事項については引き続き検討を促していきたいと思います。

※2月3日追記
上記検討を要望していた(1)マンション等の放送設備への接続については、専用分配器を設置することで技術的には可能という報告を担当部署からいただきました。但し、設置されている放送設備の仕様にもよるそうですので、詳しくはマンション管理組合からJ:COMへご相談してみてください。(立川市ホームページも2月3日にこのことが更新・追記されています)


このサービスの詳細については立川市ホームページをご覧ください。
立川市ホームページ 防災行政無線放送をご家庭で受信できます

防災行政無線に関するこれまでの私の議会質問の概要については以下のブログをご覧ください。
平成28年第1回市議会定例会(3月) 予算特別委員会質疑概要
平成28年第3回市議会定例会(9月) 一般質問概要

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