平成28年第4回立川市議会定例会において、12月2日(金)に一般質問を行いました。
質問は以下の3項目で行いましたので、それぞれの項目について3回にわけてご報告します。

1.行政評価について ← vol.1
2.学童保育所について ← vol.2
3.文化芸術の振興について

なお、質問及び答弁について発言をそのまま記載したものではなく、主旨を明確にするために一部補足や修正している場合があります。


2.学童保育所について
 

柴崎町の学童保育所について


【質問】今年度4月1日時点での学童保育所の待機児童は市内全体で200人と、昨年度よりは少し減少しているものの、いまだその解消が図られない。平成27年度、28年度と定員の増も図ってきており、来年度は新たに四つの学童保育所を開設に向けて動かれているが、待機児童解消について市の考え方、また取り組みは。

【答弁】学童保育所の需要については、保育所の増加に伴いより一層高まっている。今後も学童保育所の新設を初め、放課後子ども教室や児童館ランドセル来館等のさまざまな事業によって待機児童の解消を図るよう努めていく。

【質問】柴崎町の第一小学校は学区内の学童保育所は柴崎学童保育所1カ所のみでり、平成27年度35人、平成28年度28人の待機児童が出ている。公表されている本年1月1日現在の年齢別人口、最近の柴崎町の人口増、指定校変更などを勘案すると、平成32年には今よりも児童数がふえると考えられ、学童保育所を希望する児童数も増えていくと思う。柴崎町の待機児童対策はどのように考えているのか。

【答弁】放課後児童の安全な居場所づくりとして実施している放課後子ども教室“一小わくわくクラブ”は、小学校の御協力、地域の方の熱意に支えられ、放課後ほぼ毎日実施している。学童保育所の新設については、第一小学校に空き教室はなく、地域の空き店舗等一般の建物ではなかなか条件に見合う物件が見つからない状況。今後も引き続きさまざまな手法を検討しながら、待機児童の対策に努めていきたい。

【質問】学校があるときは授業が終わってからの数時間であり、放課後子ども教室は市内随一の開催数、実施数ということで、多くの方々がありがたく利用されていると思う。
しかし、夏休みについては“わくわくクラブ”も実施されておらず、一日中1人で過ごさないといけないので、夏休みの間だけでも何とかならないのか。柴崎町でサマー学童保育所を開設するとすると、具体的にどういった課題があるのか。

【答弁】開設場所の確保、予算の確保。また、現在2校のサマー学童保育所を受託しているシルバー人材センターは3カ所目の受託は難しいという回答を得ており、委託先が課題。

【質問】運営の面では、市内の学童保育所というのは委託や指定管理で民間参入が進んでおり、そういったNPOや社会福祉法人に運営をお願いしてはいかがか。

【答弁】指定管理、民間委託による運営実績があるので、サマー学童保育所を民間に委託することは検討できる。

【質問】可能性があるということであれば、交渉し実現の可能性を検討していただきたい。
場所の課題については、夏休みのサマー学童であれば学校内お借りできないのか、学校を所管する教育委員会の見解は。

【答弁】具体的な検討に入った段階で、子ども家庭部とともに協議していきたい。

【質問】学童保育所の件は喫緊の課題であり、一小学区の待機児童は市内で一番の待機児童数となっている。サマー学童について、運営面、場所の面は協議していく余地があるという話であり、早急に進めていただきたい。
もう一つの課題として予算の確保があり、全庁上げて最大限の力を尽くしていただきたいと思うが、理事者の見解は。

【答弁】市長の大きな公約の課題は子育てであり、限りがある予算であるができるだけ配慮していきたい。
 

開所時間について


【質問】保護者の方から、学校休業日、夏休みとかに学童保育所の開所時間を早くしてほしいというお話を聞く。公明党の市長への予算要望にも入れている。学童保育所は学校休業日は朝8時からの開所であるが、認可保育園はほとんどが朝7時や7時30分が開所時間になっている。保育園のころは子どもを7時や7時半に送ってから仕事に行っていた親御さんたちが、学童保育にに入るとお子さんを置いて仕事に行くことになる。子どもが一人で家を出るということでいろいろな心配があると思う。開所時間を早くしてくれというような声は市には届いているのか。

【答弁】ホームページからの問い合わせやタウンミーティング、学童保育所児童の保護者向けの満足度アンケートにより開所時間を早めてほしいという声は幾つか届いている。

【質問】改善を図っていただきたいと思うが見解は。

【答弁】平成23年度より、午前8時30分から午前8時に繰り上げを実施したところ。夕方も、午後6時から7時まで延長保育を行い、保護者の皆様の一定の理解をいただいている。開所時間を早めることについては、人員配置等保育運営上の課題があり、早急に対応することは難しい。

【要望】課題として捉えていただき、どういった方法でできるのかなど研究していっていただきたい。

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