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参院公明、最多28議席に
連立を組む自民党は57議席を獲得。自公の与党両党で、改選定数の過半数(63議席)を超える計71議席を確保した。非改選議席と合わせた議席数でも、与党は過半数(123議席)を上回る141議席となり、引き続き安定した政権運営の下、政治を前に進めていくこととなった。
公明党が挑んだ選挙区のうち、全国屈指の大激戦区となった兵庫選挙区(定数3)では、新人の高橋光男氏が執念の追い上げにより、50万3790票で2位当選した。公明の得票率は22・9%で、16年より0・7ポイント増えた。
福岡選挙区(定数3)では、新人の下野六太氏が40万1495票で2位当選。公明の得票率は16年比1・4ポイント増の22・8%を記録した。愛知選挙区(定数4)では、新人の安江伸夫氏が混戦を突破し、45万3246票で4位当選した。
埼玉選挙区(定数4)では現職の矢倉克夫氏が53万2302票、神奈川選挙区(定数4)では現職の佐々木さやかさんが61万5417票、大阪選挙区(定数4)では現職の杉久武氏が59万1664票をそれぞれ獲得し、いずれも3位で2期目の当選を果たした。東京選挙区(定数6)では現職の山口那津男氏が4期目に挑み、81万5445票で2位当選した。
比例区で公明党は、政党名と候補者名を合わせた得票総数で653万6336票を獲得した。投票率が大きく低下する中、得票率は前回の13・5%とほぼ同じ13・1%で、現職の山本香苗、山本博司、若松謙維、河野義博、新妻秀規、平木大作の各氏と新人の塩田博昭氏の計7人が当選した。=
一方、野党は、立憲民主党が改選9から17議席に増やしたものの、共産党は1減の7議席、国民民主党は2減の6議席だった。日本維新の会は10議席、社民党は1議席、諸派のれいわ新選組は2議席、NHKから国民を守る党は1議席をそれぞれ得た。