8/13(木)、公明党鈴鹿市議団として、「学力向上に向けた教育支援体制の確立を求める要望書」を、末松市長に手渡しました。
「学力向上に向けた教育支援体制の確立を求める要望書」
近年、少子化が進展する中で、未来の宝である子どもたちに対する教育の充実は、「鈴鹿の未来づくり」に繋がる重要な課題であります。
先日視察で訪れた北九州市では、小中学生の基礎学力の向上と学習習慣の定着を目指した学習支援策として、「ひまわり学習塾」事業を行っております。
「ひまわり学習塾」は、小中学校の教室を使い、放課後に小学3年生から6年生と中学3年生を対象に、教員OBや大学生、地域住民が指導員となり、週2回、無料で子どもたちの宿題や自習を支援する事業であります。
この事業では、小学生は国語と算数、中学生は数学と英語の基礎学習の支援を行っており、それ以外にも中学3年生には、私塾に委託した受験を視野に入れての学習支援事業も行い、着実に成果をあげております。
市長は施政方針において、「今後の鈴鹿の教育について方向性を明らかにすると同時に、教育施策についてもリーダーシップをもって着実に進めてまいります。」と述べられましたが、本市の学力向上に向けた教育支援の体制づくりは、喫緊の重要課題であり、学校現場に任せるのではなく、鈴鹿市としてのビジョンと目標を明確に定めて取り組むべきであります。
以上のことを踏まえ、下記の事項を要望致します。
記
1. 学力向上に向けた教育支援の体制づくりを計画的に行うこと。
2.放課後または、土曜日に教室などを活用した学習支援事業を導入すること。
3.学生や教員OBなど有償ボランティアによる学習支援を検討すること。
4.経済的な事情などで塾に通えない生徒を支援するため、受験を視野に入れた学習支援事業を検討すること。
5. 学校のICT 環境整備及び、教員のICT 活用指導力の向上を計画的に進めること。
6. 未来への投資である教育関連予算の拡充に努めること。