議案に対する討論の続きを、掲載させて頂きます。
次に、議案第25号「平成24年度鈴鹿市一般会計補正予算(第4号)」については、国の補正予算の「防災安全交付金」を活用して、防災安全対策・通学路の安全対策が前倒しで行われることを評価致します。
この「防災安全交付金」を、補正予算で1億3000万円計上して、橋の長寿命化のための耐震点検、緊急輸送路のひび割れなどの点検、国府182号線所謂国府団地入口付近の通学路拡幅、安塚地子町線の歩道整備、矢田部・箕田線の舗装整備などが、前倒しで実施されることを高く評価致します。
しかし、民生費、老人福祉費の「地域支援事業費」6097万円を減額補正したことについては、平成23年度決算などで介護予防事業の計画の見直しなど、再三指摘し改善を求めてきたにも関わらず、前年と同じ結果となったことは執行部に大いに反省を求めたい。
新年度当初予算では、減額していますが、きちんと事業内容、計画を見直した上での減額か大いに疑問であります。
今後、更に高齢化を迎える中で、介護予防事業の重要性をしっかりと認識して取り組むことを求めます。
補正予算においては、国の予算を活用して防災安全事業が組まれておりますが、新年度においても、国の緊急経済対策事業や防災安全に係る事業、学校に対する補助事業などを活用できるよう準備をしていくことが大事であることを、申し添えさせて頂きます。
種々意見を申し述べましたが、基本的に補正予算、新年度予算ともに防災安全、福祉の向上、経済対策に取り組む姿勢が表れていることは、評価できます。
中には改善すべき点もあり、指摘もさせて頂きましたが、市民の安全・子ども達の安全に関わる予算の執行を遅らせることは、避けなければなりません。
本会議場、また各委員会・分科会での各議員からの意見・提言を執行部が重く受けとめ、対応されるものと確信致しまして、議案第2号「平成25年度鈴鹿市一般会計予算」をはじめとする新年度予算案及び、議案第25号「平成24年度鈴鹿市一般会計補正予算(第4号)」をはじめとする補正予算案について、賛成とさせて頂きます。
その他、権限移譲に係る条例や、国の制度変更に伴う条例改正など、特に問題は無いものと考えますので、全議案について賛成させて頂きます。
以上で、賛成討論を終わります。