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バックナンバー 2012年 3月

 本日(3/6)、3月定例会(本会議)において、一般質問をさせて頂きました。

以下、質問と答弁の概要を、数回に分けて掲載させて頂きます。

農業支援・振興策について

(1)       農業経営・担い手・生産組織の現状と課題について

<質問> 鈴鹿市は自動車産業を中心とした工業都市であるとともに、温暖な気候風土と豊富な水資源に恵まれた豊かな大地があり、その中で稲作・野菜・お茶・植木・畜産など多種多様な品目が生産されている。

 鈴鹿市の農業は、生産量・生産額・農業就業人口・経営面積など、様々な指標で三重県下トップクラスを誇っているが、全国的に農業の経営環境は年々厳しさを増してきているのが実状であり、三重県及び鈴鹿市も同様に厳しい環境にあり、将来に向けて有効な対策が必要である。

 15年前と比較すると、総農家数で約7割に減少、販売農家数で6割弱に減少している。

 耕地面積別農家数の推移では、15年前と比べて、0.5ha未満では約4割に減少、0.53haでは、6割以下に減少しているが、35haでは、ほぼ横ばい、5ha以上では、2倍近くまで増えており、集約化が進んでいることがうかがえる。

 これらのことを踏まえ、まず鈴鹿市の農業経営・担い手・生産組織の現状と課題について尋ねる。

<答弁> 日本の農業が直面する現実は、危機的な状況にある。日本における農業所得は、平成2年に6.1兆円あったが、平成20年には3兆円となり約20年間で半減している。また、農業従事者の平均年齢も平成7年に59.6歳であったものが、平成22年には、66.1歳と年々高齢化している。

鈴鹿市の農業従事者は、平成12年4017人であったが、平成22年には3367人と減少してきているが、「認定農業者」は平成15年3月末に205経営体であったものが、平成24年1月には240に増加している。認定農業者や営農組合が徐々に増加し、農地の集約化が積極的に進められている。

今後も生産組織や担い手の確保・育成のための施策を進めていかなければならない。

 本日(3/2)本会議において、「平成24年度 鈴鹿市一般会計予算」に関して、以下の3項目について質疑をさせて頂きました。

 ①「先端技術事業費・次世代産業育成支援事業費」について

 ②「緊急経済対策住宅リフォーム促進事業費」について

 ③「安全安心対策整備事業費」について

①「先端技術事業費・次世代産業育成支援事業費」について

 今回新規事業として、次世代産業の商品研究開発などへの補助事業であるが、その詳細について尋ねる。

<答弁> 次世代産業育成支援事業費125万円について説明する。

企業立地促進法に基づく産業集積に関する取り組みにかかる経費で、

1. 自動車基幹部品及び周辺機器製造産業

2. 先端材料活用産業

3. 住生活産業

 の3業種についての勉強会に必要な費用25万円と、その参加企業による試作品製作補助金100万円である。

  試作品製作補助金については、有識者による審査を行ない、補助対象経費の1/2、限度額100万円を補助する。

②「緊急経済対策住宅リフォーム促進事業費」について

  建設業界を中心とした地元企業活性化と消費拡大のための新規経済対策予算と理解するが、具体的な内容について尋ねる。

<答弁> 緊急経済対策住宅リフォーム促進事業費3018万9000円について説明する。

  内訳は、住宅リフォーム工事補助金として3000万円、交付決定通知等の郵送料が18万9000円である。

補助率は10%とし、最高5万円の補助金を交付する。

  事業の目的は、住宅リフォーム工事を市内業者により実施した者に対し、経費の一部補助することにより、地域経済活性化を図り、雇用の確保に寄与することを目的とする。

  補助金交付の対象となる工事は、

・     市民個人が所有し、自ら居住する住宅であること。

・     建物本体のリフォームに要する経費が10万円以上となる工事であること。

・     交付決定通知を受けた後に着手し、かつ平成25年3月31日までに完成する工事であること。

 地元(市内)業者の定義と、予算額を超えて申請があった場合の対応について尋ねる。

<答弁> 市内業者については、個人・法人を問わず、市内に自宅又は本社があり、その住所で見積書・工事完了証明書などの発行に自社印を用いる事業者とする。

 補助件数は、600件以上の利用を想定している。予算額を超える申し込みがあった場合は、申込者全員を対象にして抽選で優先順位を決定する。

  市民及び地元(市内)業者への周知徹底及び申請方法について尋ねる。

<答弁> 周知については、

・     「広報すずか」に特集記事を掲載して詳細な内容を知らせる。

・     市のホームページに年度当初より、制度の紹介と利用に関する詳細説明及びQ&Aなどを掲載する。

・     市内業者へは、業界団体を通じて個々の事業者向けに詳細を記した文書配布を依頼することを考えている。

申請方法は、

・     希望者は、募集期間内にハガキによる申し込みをする。

・     市は、申込内容を審査し「補助候補者」に交付申請書用紙を郵送する。

・     交付申請書に見積書と着工前写真・契約書等を添付して提出してもらい、市の書類審査後、「補助決定者」に交付決定書を郵送する。

・     決定通知書に基づき、初めて工事に着手してもらう。

③「安全安心対策整備事業費」について

   この事業は、平成22年度から平成25年度に掛けて老朽化した公園施設整備・改修を行なうための予算であるが、計画の進捗と今年度対象となる公園・施設の内訳について尋ねる。

<答弁> 平成22年度から平成25年度の4年間の総事業費は、1億3000万円で、延べ35公園の遊具の改修やトイレのバリアフリー化を計画。

 初年度には、8公園、今年度は7公園で改修を行なっており、今年度末の進捗率は約60%の予定。

 平成24年度は、大廻公園・飯野地子町公園・西条2丁目1号公園・竹野公園・大池公園・算所公園・平田一色公園・太陽の街南緑地公園・弁天山公園・江島公園の遊具改修を予定している。

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鈴鹿市 藤浪清司
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