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 本日(3/11)、東日本大震災の発生から一年を迎えます。

 犠牲となられた方々に改めて哀悼の意を表しますとともに、今なお不自由な生活を余儀なくされておられる皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 「負けない心」で苦難に立ち向かう東北の皆様の姿から、私たちは支えあう絆の大切さを学び、そして勇気と希望を頂きました。

  「人間の復興」・「心の復興」が成し遂げられるまで、日本全体で支え応援し続けていくことが大事だと思います。 一日も早い復興をお祈り申し上げます。

『冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を』

 

引き続き、一般質問と答弁の概要を、掲載させて頂きます。 

災害時の避難対応について

  (1)      避難所開設・運営について

<質問>  昨年3月11日の東日本大震災では津波による甚大な被害が発生し、要援護者を含む多くの住民が長期の避難所生活を余儀なくされた。

 その中で浮かび上がってきた課題として、要援護者への配慮・女性の利用を考慮しての避難所の運営、更衣室や授乳室、プライバシー保護の問題などがある。

 これらの教訓を活かして避難所開設・運営マニュアルの整備を行なったり、HUG(避難所運営ゲーム)などを活用した訓練を行なう自治体が増えている。

 最近、秋田県大館市で避難所開設・運営マニュアルを作成して避難所へ配布をし、避難所開設・初動対応簡易フローの貼り出しを行なったとのことで、早速そのマニュアルを取り寄せてみた。

 特に要援護者や女性の視点を取り入れた避難所の事前準備、避難スペースの配分と避難者の受入れ、救援物資の配布、共同生活を送る上での運営ルールなど様々な課題については、その場での対応はなかなか困難であるため、チェックシートを含むこのようなマニュアルは必要不可欠である。

 鈴鹿市では避難所運営マニュアルが未整備であり、早期にマニュアルを整備し各避難所に周知徹底させる必要がある。

 避難所開設・運営マニュアル作成への取り組みと、県が所有するHUG(避難所運営ゲーム)を活用しての模擬体験・訓練への取り組みについて尋ねる。

 

 

<答弁>  鈴鹿市において震度4以上、また本市を除く三重県内において、震度5強以上の地震が発生すると、災害対策本部を設置する。

 その活動内容をまとめたものとして、鈴鹿市災害対策本部運営マニュアルがある。

 しかし、指摘のとおり、避難所での共同生活が困難な災害時要援護者への適切な対応やプライバシー保護への配慮など多くの課題について具体的に定めた避難所開設・運営マニュアルが未整備であることから、三重県が示す手引きや先進地の事例を参考にしながら、マニュアルを早期に策定したい。

 避難所運営ゲームなどを活用した模擬体験・訓練については、回数的に充分とはいえないため今後は拡大に努め、実際の模擬体験のなかで感じた意見を取り入れた避難所運営マニュアルの策定に努めたい。

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鈴鹿市 藤浪清司
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