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バックナンバー 2011年 12月

  2011年(平成23年)も、あと残り1日となりました。

  今年は、3・11東日本大震災や大型台風による水害など、多くの災害に見舞われた一年でありました。寒い冬を迎え、今なお不自由な生活を余儀なくされておられる被災地の皆様に、心からのお見舞いとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 来年こそ無事故で幸多き年でありますよう、念願致しております。

  私事になりますが、昨年の12月に約30年間勤めた会社を退職し、現在の住いをお借りして新たな生活をスタートしてから丸一年が経過致しました。

  今年一年、多くの皆様に支えられ、励まされて、4月の統一地方選で初当選し、議員としての活動をさせて頂きました。

  市民福祉向上の為、また対話を通じてのご意見やご要望に耳を傾け相談に応じていくことで、ご期待にお応えできればとの思いで活動してまいりました。

  5月には、阪神淡路大震災で被災した兵庫県西宮市へ視察に行き、「被災者支援システム」の説明を受けてまいりました。

被災者支援システム

  視察の結果を元に、6月議会で初めての一般質問をさせて頂き、「被災者支援システム」の導入を提言し、9月の補正予算で導入のための予算が計上されました。

「被災者支援システム」導入へ

  9月議会一般質問では、小中学校6校で残っていた体育館のつり天井対策についても質問をさせて頂き、「次期実施計画に位置づけを求め、早期に改修工事を行なう」との答弁も頂きました。

  12月議会一般質問では、「子宮頸がん」・「ヒブ(インフルエンザ菌b型)」・「小児用肺炎球菌」の3ワクチン公費助成の来年度以降の継続と、高齢者の肺炎球菌ワクチンの公費助成と啓発推進を提言し、いずれも前向きに検討する旨の答弁を頂きました。

(その後、厚生労働省も来年度の3ワクチン公費助成継続を決定致しました。)

12月議会一般質問を終えて①、「予防接種の取り組みについて-①」

  議会・市行政ともに民間との違いが多く、常に新しいことの連続でしたが、民間との相違(違和感)や一般市民としての感覚を大事にして、「大衆とともに」との立党精神の原点宣言から50周年の明年も、初心を忘れることなく活動してまいりたいと思います。

 今年度の文教福祉委員会として、下記の2項目について調査研究し意見交換した結果、市行政への提言が以下の通りまとまりました。

  (1)地域医療について

  (2)コミュニティ・スクールについて

 

  <提言>

「地域医療について」

① 三重大学,三重県立看護大学,医師会,歯科医師会及び鈴鹿市の1次・2次救急医療機関とのさらなる関係強化に努めること。また,近隣市町との協力体制をさらに強化するよう努めること。

② 地域医療の取り組みを健康づくり課が他の業務と並行して行うことは困難であるため,例えば地域医療対策室などの地域医療専門部署の設置を検討すること。

③ 救急・応急診療に関し,看護師等の専門知識を有するものが,来院する前段階で電話相談を行うよう,電話相談窓口の開設を検討すること。

④ 基幹病院である鈴鹿中央総合病院と鈴鹿回生病院に対して,十分な補助を行うと同時に,市からの補助金が有効に活用されているかを精査するよう努めること。

⑤ 医師・助産師・看護師の確保に努めること。また,医師等を目指す学生等を対象に,市独自の奨学資金制度を創設するよう検討すること。

「コミュニティ・スクールについて」

① 他市の先進的な取り組みを十分に参考とし,各学校運営協議会がそれぞれの地域の特色を生かした独自の取り組みが行えるように,体制づくりの構築と支援に努めること。

② 他校の見本となるような先進的なモデル校の選定を検討すること。

③ 地域と学校のさらなる関係強化と相互理解に努めること。

 

 本日(12/22)、午後より開催された「鈴鹿市国民健康保険運営協議会」に、委員として参加させて頂きました。

 協議事項の『平成23年度国民健康保険事業特別会計決算見込について』と、『平成24年度国民健康保険事業特別会計予算案について』の説明を、事務局より受けて質疑応答がなされました。

 国民健康保険事業は、加入者の減少・高齢化・一人当たりの医療費の増加などにより年々厳しさを増しております。

 国民健康保険税の納付については、コンビニでの納付により改善も見られますが、口座振替による納付も増やしていく必要があると思います。

 何よりも定期的に健康診断を受診するなど、病気の予防、または早期発見、早期治療を心掛けて一人一人が健康な生活を送ることが大切です。

 そうした意味でも、高齢者の肺炎球菌ワクチンの公費助成と啓発推進は、高齢者の健康を守り、医療費の抑制にもつながりますので、来年度から実施されるよう、しっかり経過を注視してまいりたいと思います。

 * 『メルモニあんしんメール』・・・鈴鹿市で行っている、生活に役立つメール・災害情報などをメールで配信するサービス。http://www.anshinmail.city.suzuka.lg.jp/

 今朝(12/21)、前日より行方不明となっていた高齢者の方が、消防団をはじめ地域の皆様の必死の捜索にもかかわらず、残念ながら亡くなられているのが発見されました。

 謹んでご冥福をお祈り致します。

 私も今朝行方不明のことを知り、市に対してメルモニあんしんメールを使って情報提供の呼びかけが出来ないか問い合わせを致しましたが、その最中での訃報でした。

   今までは、災害情報・不審者に対する注意の呼びかけなどを行っておりましたが、行方不明者の対応はしておりませんでした。

 今後は、人命にかかわる問題でもあり、緊急を要する高齢者や子どもの行方不明については、家族からの依頼に対して柔軟に対応をしていくとのことでした。

 休日・夜間の対応や、連絡方法、周知などについても検討して頂くよう申し入れ、早期に検討していくとの答えを頂きました。

 今後痛ましい事件を繰り返さないよう、しっかりとした対応を求めてまいりたいと思います。

  本日(12/20)に閉会した今議会では、「平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)」などを審議し、全議案可決致しました。

 補正予算では、歳入歳出それぞれ 189,000千円を追加し、予算総額が歳入歳出それぞれ 59,317,600千円となりました。

 □     平成23年度 「鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)」を、可決。

 □     平成23年度 「鈴鹿市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」を、可決。 

・ 放課後児童対策費  10,000千円

  放課後児童クラブ25ヵ所に、AEDを設置する費用として、予算計上されました。

・ 大規模地震対策事業費  6,800千円

  津波予測などの見直しによる防災マップを作成し、全戸配布する予算として計上されました。

・ 緊急避難場所整備事業費  2,100千円

  緊急避難場所として、鼓ヶ浦小学校に屋上フェンスを取り付けるなどの整備に関わる調査費として、計上されました。 

・ 災害情報配信システム費  600千円

  緊急時のメルモニ安心メールを改善するため、システム変更の予算が計上されました。

 

 その他補正予算として、「障害者自立支援費  93,900千円」・「鼓ヶ浦サン・スポーツランド/維持修繕費 13,400千円」などが、補正予算として計上されました。

 その他の議案としては、1名欠員となっている副市長の選任同意・教育委員会委員の任命同意などの人事案件、条例の制定・改正に係る議案について、審議を行ないました。

 □      「鈴鹿市副市長の選任同意について」を、可決。

  2名体制の内1名欠員となっていた副市長に、鈴鹿市総務部長などを歴任し、現・鈴鹿市水道事業管理者である宮崎守氏の選任同意についてを、可決しました。

 

□      「鈴鹿市行政組織条例の一部改正」を、可決。

  危機管理及び防災に関することを行なう、「防災危機管理課」を設置する条例改正案を、可決しました。

□      「鈴鹿市職員給与条例の一部改正」を、可決。

  人事院勧告に基づく国家公務員の給与引き下げに準じて、市職員の給与引き下げを行なう改正案を、可決しました。

□      「鈴鹿市心身障害者小規模作業所条例の全部改正について」を、可決。

  鈴鹿市「心身障害者小規模作業所」の鈴鹿市「障害者生活介護施設」への移行に伴う条例の全部改正案を、可決しました。

施設の名称は、平成24年4月1日から「ベルホーム」となります。

□      「鈴鹿市下水道事業の設置等に関する条例の制定について」を、可決。

  市の経営する下水道事業の設置等について、必要な事項を定めた条例の制定を、可決しました。

  昨日(12/18)は、第14回鈴鹿シティマラソンの開会式に参加をさせて頂きました。

  全国各地から集った6,000人を超えるランナーが、鈴鹿サーキットの国際レーシングコースで行なわれた各種目に挑戦されました。

  F1マシンが疾走するコースでのマラソンは、貴重な体験で思い出に残るものだと思います。年々参加者も増えており、今後も更に盛り上がっていくよう応援してまいりたいと思います。

  本日(12/19)午後より開催された「鈴鹿市地域公共交通会議」を、傍聴させて頂きました。

  公共交通利用促進への取り組み・公共交通利用総合案内書・新公共交通システム導入への地域アンケートについて等が、協議されました。

  公共交通利用総合案内書(鈴鹿市内公共交通時刻表)は、鉄道・バスの時刻表、路線図、乗り場案内などを網羅した冊子で、全戸配布される他、転入された方へも渡されて好評を得ております。

  会議では、時刻表の改正があるので、いつまで有効かの表示が必要との意見がありました。(基本的には、鉄道・バス共に3月中旬から4月にかけて年一回のダイヤ改正があるとのことでした。)

  新公共交通システム導入への地域アンケートについては、利用者負担・地域負担を具体的に分かりやすくしてはどうか等の意見がありました。

 来年(平成24年)の1月中には、高岡台の地域でアンケートが実施される予定です。

  鈴鹿市の新公共交通システムのモデルケースとしての取り組みですが、今後他地域への展開も視野に入れて注視してまいりたいと思います。

  昨日(12/14)、鈴鹿警察署に行き、神戸中学校入り口交差点に信号が設置出来なかった理由について、伺ってまいりました。

  木田橋からカーブの下り坂になっており、凍結などで止まりきれない危険があるとの判断で、離れたところに信号を設置したとのこと。

  朝の通勤通学時間は混雑をしており、時間帯による迂回などの交通規制も地元の理解が難しいとのことでしたが、何か良い方法がないか検討してまいりたいと思います。

  本日(12/15)午前、予算決算常任委員会が開催されました。

  各分科会委員長からの報告の後、採決が行なわれ「議案第69号 平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第3号)」及び、「議案第70号 鈴鹿市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」について、全会一致で原案可決すべきものと決しました。

  午後からは、防災安全特別委員会が開催され、東日本大震災の事態を受けて地域防災の見直しについて調査研究を行なった結果を踏まえ、市行政に対する提言について協議を致しました。

  情報伝達・災害弱者への取り組み・被災に対する事前の備えなどについて、意見を交わしました。

 「年末の交通安全県民運動」が、昨日(12/11)から12/20(火)までの10日間の日程で実施をされております。

 例年交通事故が多発するこの時期に、運動の重点を、

 ① 子どもと高齢者の交通事故防止

 ② 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

 ③ 飲酒運転の根絶

 として様々な運動が展開されております。

 私も、交通事故防止啓発活動の一環として、今朝7:30~8:20まで神戸中学校北西交差点に立って、「CLT(市民交通指導者)運動」に参加をさせて頂きました。

 各地域で活動された、市職員・市議会議員・校長先生・PTA・交通安全協会役員の皆様、寒い中大変にお疲れ様でした。

 本日は、文教福祉常任委員会が開催され、「平成23年度一般会計補正予算案(第3号)」や条例の改正などの議案を審議致しました。

 又、建替えを予定している「平田野中学校」の設計・コンセプトについて説明を受け、質疑を行いました。

 行政視察などの調査活動を基にした、コミュニティ・スクールと地域医療に関する提言についても、協議を致しました。

 

  前回に引き続き、一般質問の内容を掲載致します。

質問の要旨と答弁の概略は、以下の通りです。

3. 市職員の勤務時間管理について

   (3) 時間外勤務削減への取り組みについて

 【質問】 

  特に月80時間以上の時間外勤務をしている職員については、偏りがあることが分かる。

  次に、時間外勤務削減への取り組みについて、尋ねる。

  厳しい経済情勢の中で、民間企業は残業時間を大幅に減らす、基本的にはゼロベースへの取り組みに大変な努力をされている。

 まず時間外勤務・休日出勤に歯止めを掛けて、その中で業務の見直し・効率化を行ない、人員配置の見直し、ワークシェアリング、分業を進めることで時間外勤務の削減に努めている。

  鈴鹿市に於いては、平成22年度を例にすると、時間外勤務を1割減らすことで約4700万円の経費削減となる。

単純に考えてこれだけの予算があれば、色々な事業を実行することが考えられる。

  各部署によって状況が違うとは思うが、時間外勤務を削減するための目標設定はどうなっているのか。 ノー残業デー以外に、どういう取り組みをしているのか。 

【答弁】 

   これまでの時間外勤務削減への取り組みとしては、平成18年度から21年度までの集中改革プランの中でも時間外勤務手当について、前年度対比1%の削減目標を掲げ取り組んできた。

  所属長に対しては、所属職員の時間外勤務時間の一覧表を毎月送付したり、ノー残業デーの残業には時間外勤務命令書の提出を求めたりしている。

  結果として、平成20年度では前年度に比べ増えていた時間外勤務時間数は、平成21年度で前年度対比 98.3%、平成22年度では前年対比 96.1%と減少している。

  時間外勤務の多い所属については、従来より所属長ヒアリングを実施し、増加原因の把握に努めている。

 【質問】 

  実際時間外勤務自体は若干減っているとのことだが、僅か数%に過ぎない。

削減の目標が低ければ、削減への工夫も生まれてこない。

  時間外勤務削減に対しては、各自治体で色々工夫をして取り組んでいる。

  富山県富山市では、7月から本庁舎内の照明を午後8時に完全消灯する取り組みを始め、4月~9月までの全職員の時間外勤務時間の合計が前年と比べて10%縮小し、手当も率で約8%、金額でも、5200万円減らすことが出来たとのこと。

  また、他の自治体では庁内で一律の目標を決めるのではなく、職員の業務実態に合った計画を立て、前年度比 3%~15%の削減に取り組んでいるところもある。

  それぞれ「何故残業するのか」といった問題点を洗い出し、数値目標も設定して会議時間の短縮や、ミーティングで個人が抱える仕事について把握をし、担当者以外でも対応出来るようマニュアル作成に取り組むなどの工夫をしている。

 各部局がそれぞれ自主的に仕事内容などを精査して、まずは目標を定めて削減に取り組むことが必要である。

 それと共に鈴鹿市全体として目標を定め、削減に取り組むことも必要である。

  削減に向けて、今後どのように取り組むのか、尋ねる。

 【答弁】 

  市民サービスを低下させることなく時間外勤務を削減するためには、今後もより一層各部署の業務量の把握に努め、適正な人員配置を行なうことはもちろんであるが、削減目標を全庁的に共有し、全庁で一体となって取り組むことが重要であると考えている。

  来年度からの第3期行財政経営計画の中では、行財政改革を進め、事務の効率化を図り行政コストを削減するという施策もあるので、行政改革という側面からも取り組んでまいりたい。 

以上で、12月議会一般質問の内容掲載を、終わります。

  前回に引き続き、一般質問の内容を掲載致します。

質問の要旨と答弁の概略は、以下の通りです。 

3. 市職員の勤務時間管理について 

      (2)       健康管理・メンタルヘルスについて  

【質問】 

  一人当たりの時間外勤務時間数を答弁頂いたが、部署によって偏りがあることがよく分かる。おそらく職員による偏りもあるものと考えられる。

  今回示された第3期行財政経営計画の中では、時間外勤務について触れられているのは単位施策―124 「働きやすい職場環境の充実」の箇所で、その指標を「時間外勤務が月80時間以上の年間延べ職員数」に設定して現状値 277人を 200人に削減するとしている。

 時間外勤務80時間以上の部局ごとの月平均人数について、尋ねる。

  また、労働基準局の指導もあり、これら時間外勤務の多い職員に対して及び、対象の職員を管理する管理職への健康管理・メンタルヘルスへの取り組み・時間外勤務削減への指導を当然実施しているものと思うが、それについて尋ねる。 

【答弁】

  時間外勤務80時間以上の部局ごとの月平均人数を尋ねられたが、月平均にすると数字として人数がわかりにくいと思われるので、部局ごとの年間延べ人数で答える。

(以下の通り)

   時間外勤務月80時間以上
  年間延べ人数  
企画財務部 82
総務部 14
生活安全部 1
文化振興部 6
保健福祉部 91
環境部 0
産業振興部 36
都市整備部 1
土木部 3
消防 13
教育委員会 20
水道局 10

 

  こうした長時間勤務者に対しては、労働安全衛生法において、健康の保持を考慮して厚生労働省令で定める要件に該当する労働者に対し、医師の面接指導を行なわなければならないとしている。

  その要件とは、一月当たり100時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められる者であり、本人の申し出により実施するとされている。

  本市では、80時間を越える職員を対象にして、毎月所属長に通知し、所属長が所属部長に報告の上、本人の意思確認を行ない希望があれば医師の面接指導を行なう。

  また、長時間労働はメンタルヘルス不全へと進む懸念もある為、発生予防が大切と考え、精神面で悩む職員への対応として鈴鹿厚生病院との委託契約によりメンタル嘱託医を設置し、相談体制の充実に努めている。

  相談を躊躇する職員への対処として、電話相談窓口を庁内LAN電子キャビネットに掲載し、利用促進に努めている。

  また、管理監督者を対象としたメンタルヘルス嘱託医による研修を年1回行なっている。

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鈴鹿市 藤浪清司
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