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バックナンバー 2011年 7月

 5月24日 兵庫県西宮市へ視察に行き、「被災者支援システム」の開発者でもある吉田 稔 西宮市情報センター長より、説明を受けてまいりました。

 このシステムは、住民基本台帳を基にした危機管理システムであり、阪神淡路大震災発生時に震災対応に当たりながら情報を集約して、被災証明発行を速やかに行うなどの実績を残したシステムです。

 このシステムは総務省を通じて全国1852の自治体に、Web版として情報部門に無償で配布されているものです。

 まず、システム開発者でもあるセンター長の住民の命と財産を守る為との熱意と、他所の自治体が管理することに対しても主体的に取り組む姿勢に感銘いたしました。

 危機管理・防災への取り組みは、縦割り行政の弊害を無くす強力なリーダーシップを発揮する長と、全庁一丸で取り組む姿勢、過去の体験・他所の教訓を生かした事前シュミレーションが大事であると感じました。

 次期バージョンでは、復旧復興システムと要援護者支援システムがバージョンアップしており、支所や自治会・民生委員等とのネットワークと全庁一体で取り組む体制、本システムを活用することで被災者支援のみでは無く、防災・減災に役立つものであるということを認識いたしました。

 4月24日の統一地方選挙で、鈴鹿市議会議員に初当選させて頂き、初めての定例会で一般質問をさせて頂きました。

 今回の議会は、3月11日の東日本大震災後であり、市民の皆様にとっても又、行政・議会においても防災・安全を強く意識した定例会となりました。 

 私も、兵庫県西宮市に視察に行ってシステム開発者であり責任者でもある吉田稔氏より説明を頂いた「被災者支援システム」などについて、質問をし提言をさせて頂きました。

 以下、一般質問の概要を掲載いたします。 

1 災害対策について

【質問】災害発生時に於いては、行政の素早い対応が被災者支援並びに復旧・復興には不可欠である。災害時の危機管理に役立つ「被災者支援システム」が、総務省より無償配布されており是非活用すべきである。又、災害弱者を把握し救助や安否確認などを行なう「要援護者支援システム」への取り組み状況は。

《答弁》災害時減災や復旧復興などを早める為に事前の準備が重要。このようなシステムなどを含めて検討・研究している。要援護者に関する情報一元化を図る為データベース構築を行なっている。

2 公共施設・学校の安全対策について

【質問】災害時の怪我防止と避難経路の確保の為、窓ガラスの飛散防止フィルムを校舎に貼るべき。

校舎・公共施設の吊天井と照明器具の落下防止対策は。

《答弁》飛散防止については、今後建替えや大規模改修を行なう際に順次対応する。校舎の吊天井はなるべく早期に対応したい。大型公共施設は、国の基準見直しを受けて対応したい。

3 省エネ・エコ対策について

【質問】原子力発電停止の影響で、夏場の電力不足と、電力使用量の削減が課題となっている。

省エネ対策として、サマータイム制導入は考えていないか。公共施設のLED照明と太陽光の利用状況は。 

《答弁》サマータイム制は考えていないが、ノー残業デーの追加とクールビズの早期実施をする。太陽光発電は、本庁舎などで設置しており、建設中の消防署にも設置予定。LED照明は価格や照度の改善を見極めて対応する。

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鈴鹿市 藤浪清司
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