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静岡県原子力防災センターは、平成28年3月、浜岡原子力発電所から約20kmの位置にある富士山静岡空港隣接地に、環境放射線監視センターとオフサイトセンターを一体構造とした施設として建設された。

これは、国が東京電力福島第1原発の事故を受け2012年9月にオフサイトセンターの立地要件を原発から5〜30キロ圏内と変更した。御前崎市にあったオフサイトセンターと環境放射線監視センターは浜岡原発から約2キロに位置していたため、原発から約20キロの空港西側700メートルに移転した。

原子力災害時には、環境放射線監視センターは緊急時モニタリングを、オフサイトセンターは防護措置の実施方針決定等の役割を担う。
原子力防災センターは、地上3階、RC造で地下免震構造となっており、非常用発電機や放射性物質除去フィルターを備え、延べ床面積4780平方メートル。
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2階に国や中部電、各自治体がテレビ会議をする合同対策協議会室や記者会見室などオフサイトセンター、1階に放射線測定室や除染室など環境放射線監視センターを設置した。仮眠室などもあり、最大300人の利用を想定している。
2階は主にオフサイトセンターとして使用し、一般見学者用に原子力防災等の基礎知識を学ぶことができる展示室・展示スペースが設けられている。

また、放射線防護の観点から、コンクリート外壁の厚みは18センチ以上で、極力窓を減らし放射性物質を遮る換気装置を備え、広範囲にわたって放射性物質が拡散しても運用できる。建築事業費約25億円は全額を国が補助した。

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今回の視察では、放射線測定室や除染室、モニタリングポストの監視分析など環境放射線監視センターの日常業務の説明、オフサイトセンターのテレビ会議システムを備えた合同対策協議会室や、空調設備の放射性物質除去フィルターなどを見学した。

私たちの視察の際にも、静岡市の自治会の皆さんが視察をされていたが、原子力災害時の情報伝達など各機関の連携強化対応や日常の放射線監視などの活動を広く周辺住民に知ってもらうことは大変重要なことであり、そしてまた、施設見学を平成29年7月1日から行っているが、新潟県にも大いに参考にしていただきたい。
また、原子力防災センターの前には、災害時自衛隊などの終結拠点としてha.の用地を確保して整備を進めているなど、空港の活用も含め災害時の拠点機能を集結している点は、柏崎市も様々な視点からチェックし更なる防災機能強化を求めて生きたい。

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