8月25日、柏崎市議会産業建設常任委員会で坂井市のシティーセールスを視察しました。
坂井市は、越前織で栄え最盛期には500社を超える業者が現在は50社にまで減少しているなか、越前織による全国ストラップコンテストや全国シティーセールスプロモーションなどを企画し、シティセールスに取り組んでいる。
坂井市 シティセールスについて
シティーセールス推進理念
今ある資源に “光” を当てる ~「連携」「シビックプライド」~
・共通の価値観を通して連携が生まれる
・市民の誇りがまちをつくる
これまでの課題
人口9万人の坂井市だけでは情報発信が難しい、お城ブームの中でも市内にある丸岡城江戸時代の最も古い天守閣を持つが、認知度は低い。
越前織で栄え、スーツ等の襟についているタグのシェアはちない業者がトップを占めるが、業者数は10分の一に減少している。
シティーセールス推進の取組について
1、越前織ストラップ全国シティーセールスデザインコンテスト
・ストラップ越前織500社が現在50社ほどに減少、組合からの要望に応え 全国の自治体にストラップセールスを開始。
・ストラップデザインコンテスト コンテスト2016 10の自治体が参加 大賞に選ばれた自治体に出向きメデア発表を行い情報の発信。職員のストラップでその事で話題になる。
・2年後 在日大使館に声をかけ7カ国が参加。大賞に選んだことで内閣府も興味を示す 内閣府もストラップを活用している。
・この事業を行うことで、これまで関係のなかった自治体との関係、「連携」ができた。
2、全国シティーセールスプロモーションサミットの開催
これまで4回の大会が開かれ105の自治体が参加している。
多くの自治体が参加する事により大企業からの関心が高まり、企業もサミットに参加。
3、特別区全国連携プロジェクトサミット
これまでのシティーセールスの取組から品川区と連携を結ぶ。(東京都特別区全国連携プロジェクトによる地方との連携)
坂井市のアンテナショップを品川区戸越銀座に出店。品川区との市民交流が始まる。
4、えちぜん鉄道沿線ブランド化事業
えちぜん鉄道の駅名を変え(4駅)新たな駅名で情報発信。
駅名が変わることで市民意識が変わり、「こうふくロードマップ」の作成につながる。 奈良興福寺の荘園があったことからの繋がり歴史があり、興福寺=こうふく路
大関駅は、駅名は残し当時の大関稀勢の里を迎えてイベントを行った。
5、その他
住安度ランキングの向上を目指していく
坂井市シティーセールス推進課林特命監は、3年契約で採用されているとお聞きをした、現在2年半が過ぎたとの事であるが、目に見える成果が表れている点が民間出身らしいと感じた。
地域の資源に光を当て、市民協働でブランド力を作り出していく。坂井市も生駒市も職員が斬新なアイデアと市民と一緒にまちづくりに取り組んでいる。
柏崎市内にも食であり、ものつくりの技術であり、歴史・文化・自然・観光であり多くの資源があるが、どこに視点を置き磨き上げるか、市民との連携・協働による新たなブランド力を作り上げるか、待ったなしで取り組む覚悟が求められている。
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