“安全文化とは、易々と安心しない慎重さを尊重する文化”

14:00より柏崎刈羽原子力発電所に係る調査特別委員会主催による研修会を開催。
講師は、原子力コンサルタントの佐藤 暁先生。
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新潟県の「原発の安全管理に関する技術委員会」委員で原子力コンサルタントの佐藤暁(さとし)さんより、「原子力発電所の安全性の進化と新規制基準」と題して講演をしていただいた。
原子力発電所の安全の深化と新安全基準

論点は、大きく3点
1原子力安全はどう進化してきたか・していくのか
2新基準によって原子力安全はどう良くなるのか
3どのような弱点、未検討・未対応・未解決問題はあるか
4まとめ…現状認識と意思決定

原子力発電所の安産対策について、福島第一原子力発電所の事故以前と事故後に分けて説明をいただいた。
そしてまた、日本の安全対策・安全文化と海外との違いについても説明をいただいた。

講師は、原子力規制委員会の原発規制基準について、「旧基準に、海外の基準と比べて欠落していた項目の一部を加えたもの」とはなされ、テロ対策や防災・避難対策など原発外の要因による過酷事故対策などが不十分だと指摘し、「以前より強化されてはいるが(規制委の主張のように)世界最高水準の基準だとは言えない」とした。

 また福島第1原発事故には、水素爆発の経緯や爆発の発生した場所など未解明の点も多いと説明。安全審査については「『再発防止策を取ったので大事故はもう起きない』との考え方を改め、準備した安全対策が失敗した場合の考慮、安全意識を変える必要がある」と話されました。
海外の原子力発電所の設計思想や安全に対する考え方。テロ対策等新基準のクリアできていない問題、そして未熟な安全文化など未解決・未検討な問題があるのではないかと結んだ。


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