「放射線の基礎知識  身の回りの放射線を知ろう」

講師:東京大学環境安全本部准教授   飯本 武志氏
主催:柏崎刈羽あすのエネルギーのまち研究会
 

飯本講師は、私たちは自然界から常に放射線を受けている事を理解する必要がある。
また、医療検査による被ばく、食品にも放射能が含まれる。
多量の放射線をあびたら、それは当然に「危ない」が、しかしながら、ほどほどの量なら、人体影響を指標として問題とならない。100mSv以下=安全ではないが、疫学上は影響を認知できない範囲である。放射線被ばくの全てが、「危険・危ない」は言いすぎと話された。




講演前に行われた、身の回りのモノで放射線測定を行った。

食品では干コンブ、健康肌着やトルマリン等以外のものが放射能数値が高かった。
通常では計測器の値が40~60(写真1枚目)、干コンブは141(写真2枚目)で2.7倍から3.5 倍の数値で、健康肌着は、480(写真3枚目)で8倍から12倍の数値であった。この計測器では測定した数値をベクレルに変換計算をしなければならないが、資料等によると干コンブは2000ベクレル/kgですから健康肌着は6800ベクレル/kgになります。




講演の論点

1・放射線防護のための「基準値」の考え方

   安全ルールのきめかた

2・放射線(能)に関する基準的情報の整理

   用語    放射線、放射能、放射性物質

   単位    ベクレル、グレイ、シーベルト

  特徴     放射線の種類、半減期

  身の回りも放射線、利用、リスクと安全

3・放射線被爆による人体影響の考え方

  しきい値のある影響としきい値がないと考える影響(しきい値=影響のない値)

  低線量領域の被曝と低線量率での被曝




講演のポイント

・自然界から受ける放射線量

世界の一人当たり年間線量=2.4mSv/年

日本の平均年間放射線量  = 1.5mSv/年

放射線従事者    50mSv/年     100mSv/5年

 

・放射線の人体への考え方 

100mSv/年以内は、リスクはあるがリスクが小さく線引きができない。

 国際的にはリスクを明確にできないので線引きは斜めになっている。

 

・国際放射線防護委員会(ICRP)の07年勧告に基づく線量基準値

*基準値の目安

「平常時」=年間1mSv以下に抑える

「非常時 緊急事態期」=事故による被爆量が20~100mSvを超えない

「非常時 復旧期」= 年間1~20mSvを超えないようにする

「非常時」と「平常時」では放射線管理基準は異なる

 「非常時」は、緊急事態期と復旧期に分けて基準値を定める

 

・食品の基準値

 福島第一原発事故以降、食品からの被ばく線量を年間5mSvから年間1mVsに変更

食品の安全値   もともと食品には放射性カリウム等が含まれている。

 

・放射線はどのように「危ない」のか

 *放射線の安全議論で重要なポイントは、「量」の概念

 多量の放射線をあびたら、それは当然に「危ない」

 ほどほどの量なら、人体影響を指標として問題とならない

 12万人規模の疫学で影響を認知できないレベル=100mSv

 100mSv・・・100mSv以下は安全の意味ではないが、被ばくの全てが、「危険・危ない」は言いすぎ

 

以上のように、話されました。



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