東京電力は、柏崎刈羽原発の敷地内にある断層について断層が生じた時期は、30万~20万年前とするの調査結果を発表し、「約20万年前以降の活動はない」という判断を示した。

7月に施行される新規制基準では、活断層の真上に原子炉などの重要施設を設置することを禁止しており、原子力規制委員会が今後、この断層をどう評価するか注目される。

  新基準では、活断層の評価範囲を従来の「13万~12万年前以降」から「40万年前以降」に拡大している。
東京電力の発表では、1号機から7号機までの原子炉のうち、4号機を除く6つの原子炉の下に計23本の断層が存在するが、これらの活動時期を調べるため、昨年9月から計7カ所でボーリング調査を行い、火山灰や化石を分析を行った。その結果、20万年前以降は活動した形跡はなく、ずれが生じているのは30万~20万年前よりも古い地層との判断をしたとのこと。
 

 
 《東京電力の発表》

当社は、平成24年8月10日に開催された旧経済産業省原子力安全・保安院の地震・津波に関する意見聴取会において、敷地内の断層の評価にあたっては安田層*1の地層の年代等のより詳細な検討が必要との意見をいただきました。
 

 

 これを踏まえて、当該地層の年代評価をより精緻に行うことを目的とした地質調査を行うこととしました。 

(平成24年8月23日お知らせ済み) 

 当社は、平成24年9月より発電所敷地内を含む全3地点7箇所においてボーリング調査を行い、採取した試料をもとに火山灰や化石による分析を行った結果、これまで安田層を後期更新世から中期更新世にかけて形成*2された地層と評価していましたが、中期更新世に形成*3された地層であるとあらためて評価いたしました。

  この評価結果から、発電所敷地内で確認されている断層*4は、いずれも安田層中で止まっており、安田層堆積終了以降、すなわち約20万年前以降の活動はないと判断しております。 

 当社といたしましては、今後も継続して調査・分析を行っていくとともに、新たに活断層評価に関する審査基準等が定められた際には、改めて適合性等について評価を行ってまいります。 

以 上

 

添付資料:柏崎刈羽原子力発電所 安田層の堆積年代に関する地質調査の概要(PDF 1.61MB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu13_j/images/130418j0201.pdf

 

*1 安田層

 柏崎平野およびその周辺に分布している地層で、発電所敷地内で確認されている断層が安田層中で止まっていることから、断層の活動性評価の際に安田層の堆積時期を目安にしている。

 

*2 後期更新世から中期更新世にかけて形成

 阿多鳥浜テフラ(約24万年前)を挟むこと等から少なくとも約24万年よりも前から12~13万年前に形成されたと評価していた。

 

*3 中期更新世に形成

 今回実施した調査の結果から30数万年前から約20万年前までに形成されたと評価した。

 

*4 発電所敷地内で確認されている断層

 柏崎刈羽原子力発電所敷地内では、α・β断層、F系断層、V系断層、L系断層、(1)・(2)断層の計23本が確認されている。

 



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