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岩手県大槌町の大槌町破砕選別施設を視察しました。
この大槌町破砕選別施設で選別・分別された災害がれきを柏崎市で受け入れ処理を行います。

   今回視察は、柏崎市と同じように受け入れ表明をしている新発田市の一部事務組合、盛岡市議会と合同で行われた。

    視察は、がれき処理の現状や現場作業の状況などの説明を受け現場を見せていただいた。

   岩手県では、435万トンの災害廃棄物が発生し、この量は岩手県の一般廃棄物10年分に相当。
数箇所のがれき仮置き場で醗酵ガスによる火災が発生している、またこの夏には昨年のように悪臭や害虫の発生も懸念されている。


     がれきの広域処理が必要な理由。
   岩手県では、復興に向け26年3月までにがれき処理を終了させていとのこと。
  435万トンのうち焼却や埋め立てが必要ながれきの量は約183万トンで、岩手県内で3年以内に処理できる量は、約125万トンであり残りの約57万トンが広域処理、せざるを得ないがれきになる。

    心配をされる大槌町のがれきの放射能数値だが、最大値が80ベクレル/kgで国やIAEAが定めている国際機銃以下である。
    IAEAの基準では、100ベクレル/kg以下の一般廃棄物についてはリサイクル可能としている。つまり通常の生活からでる廃棄物や自然界のゴミと同じと認められるレベルであります。

     柏崎市のクリーンセンターは一日160トンの焼却処理ができます。計画では一日10トンのがれきを受け入れ処理する予定です。
     柏崎市の説明では、柏崎市のクリーンセンターの排気に含まれる放射能測定値は40~60ベクレルとのことであります。

    仮に大槌町からのがれきが100ベクレル/kgとしても、全体の1/15でありますから数値に大きな変化はないとのことであります。

    柏崎市も受け入れ表明をしていますが、3月定例議会で議会としても全会一致でがれき受け入れの議決を行っています。

     当然のことですが、放射能に対する安全対策は万全を期して、焼却処理をすることになります。
     市民のみなさんのご理解をお願いいたします。

    市民の皆さんからよく聞かれる8000ベクレル/kgと100ベクレル/kgの違いについて。

     8,000ベクレル/kgは「廃棄物を安全に処理するための基準」であり、100ベクレル/kgは「廃棄物を安全に再利用できる基準」です。

8000ベクレル/kgという基準は、埋立終了後に処分場の周辺にお住まいの方が受ける年間放射線量が0.01ミリシーベルト/年以下になり、かつ、災害廃棄物の処理・処分において、最も被ばくすると想定される人(廃棄物の埋立処分などに従事する作業員が年間1000時間作業した場合)でも、その年間被ばく線量が、一般公衆の線量限度である1ミリシーベルト以下になるように設定された数値です。

100ベクレル/kgという基準は、災害廃棄物を再利用した場合、その製品などによる年間被ばく線量が0.01ミリシーベルト/年以下になるように設定された数値です。

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柏崎市 真貝維義
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