地域科学研究会主催の「議会制度・運営の見直しと新しい取り組み」~「議会の権能」の強化・充実のためにと題した研修会に参加をしてきました。
 参加者は17名の県議市議、2名の議会事務局員の参加でありましたがでしたが17名の議員のうち6名が公明党議員であり、しかも四日市市議会の樋口博巳講師も公明議員でありました。各議会で公明党議員が改革の旗を振っている感を持った研修会でした。

研修会での各講師の講演テーマと概要は以下のとおりです。

「議会制度の充実」「議会と長との関係の見直し」の検討方向と議会運営への新しい取組み
-地方制度調査会での検討動向と通年会期制、臨時会の招集権、再議制度、専決処分等について

講師 廣瀬 和彦 氏(全国市議会議長会法制参事・明治大学公共政策大学院講師)

 廣瀬講師からは、現行の議会制度の課題点なども交えて、通年議会や臨時議会の開催権についての議論。阿久根市のように専決処分を行った場合、現行では訴訟にゆだねるしかない点や名古屋市に見るように、条例公布を実施しない場合のことは現行制度は想定をしていない。しかしながら近年は3年ほどで地方自治の改正が行われており、現場が消化しきれない点もある。しかしながら、地域主権の観点からも議会の役割は重要である。との観点での講演であった。
 
 議会と首長の関係は、追認機関との批判もある。議会は議会として住民の代表として政策立案そして監視の強化という本来の機能をしっかり果たすべきであります。

 [四日市市議会]通年議会(市議会で全国初)を定めた議会基本条例
       ~市民から信頼される議会を目指して~

講師  樋口 博己 氏(三重県四日市市議会議員 公明党)

 樋口議員からは、平成11年当時の議会構成や改選による議員区政の変化による議論の変遷や合併による議会の変化なども話していただいた。
 議会改革の必要性は議員は皆口にするが、結構温度差もある。11年統一地方選挙で当選をされた新人の皆さんが四日市市議会の改革の先導的な役割を果たした点は興味深いものがあった。
 我が柏崎市議会も明年には通年議会とし、議員間討議もしっかり行い議会報告会を開催したい。
 
 

 

 

二元代表制下における議会と首長
            ~マスコミの眼から見た名古屋市、阿久根市等における議会と首長の対立~

講師 青山 彰久 氏(読売新聞東京本社編集委員)

 青山氏からは、阿久根市や名古屋市の事例。専決処分の乱発、公務員給与削減や議員報酬の削減、議会との対立などの事例から、なぜ住民は支持をするのか、住民意識の根底にある行政に対する不満・不信を凝縮させる手法・・・ 二元代 表制の現実、議会不要論、間接民主主義への失望などがいわゆる喝采型政治を支持している。

 本来の自治体の基本としての地方自治制度の確立・・・首長と議会二元代表制は地域社会を統合する政治的な役割を果たすべきであり。議会改革による多様な住民の意見を反映し本来の住民代表機関としての原点に返り議論を重ねるべきとの内容でありました。住民参加の議会また自治体運営が必要であると再認識をいたしました。

 また、青山氏からは、東日本大震災後、東北地方に何回も視察に行っているが議会、議員の活動が見えないと被災者の声を聞かされた。私も中越沖地震の際に被災者の皆さんの所へ訪問させていただいたが、すべて被災者の皆さんに満足行けたとは思っていない。また、議会も特別委員会を立ち上げたが、県や国への陳情そして、各政党への陳情などを行ったが、議会として被災者と向き合ったかというと反省が残る。
東日本大震災は、規模も被害も中越沖地震とは比較にならない。議会、議員の活動が被災者の皆さんに見える形で復旧復興への取り組みがなされることを願っております。

   講師の講演テーマおよび講演概要は以下のとおりです。

「議会制度の充実」「議会と長との関係の見直し」の検討方向と議会運営への新しい取組み
-地方制度調査会での検討動向と通年会期制、臨時会の招集権、再議制度、専決処分等について

講師 廣瀬 和彦 氏 全国市議会議長会法制参事・明治大学公共政策大学院講師

1.地方自治法の次回改正に向けた検討動向
(1)地方行財政検討会議(2010年)の検討結果
  ・「地方自治法抜本改正についての考え方」
(2)第30次地方制度調査会における検討事項
  ・通年会期制、臨時会の招集権、再議制度、専決処分
2.通年会期制(議会日数の増加)について
(1)なぜ通年会期制が検討されているのか
(2)会期日数を長くした場合の長所と短所
(3)全国にみる通年会期の取り組み
  ・三重県議会、四日市市議会、白老町(北海道)等
3.議会の権能を強化・充実するために
(1)議会運営の問題点と課題
(2)首長との関係性
(3)議会運営の新しい取り組み
 

 
 [四日市市議会]通年議会(市議会で全国初)を定めた議会基本条例
       ~市民から信頼される議会を目指して~

講師  樋口 博己 氏 三重県四日市市議会議員(公明党)

1.議会基本条例制定への経緯
2.議会基本条例の基本方針の三本柱
・「市民との情報共有」「市民参加の促進」「議員間討議の活性化」
3.通年議会・議会報告会等の実施状況
4.今後、想定される課題と更なる改革への議論

 
 
 二元代表制下における議会と首長
  ~マスコミの眼から見た名古屋市、阿久根市等における議会と首長の対立~

講師 青山 彰久 氏 読売新聞東京本社編集委員

1.鹿児島県阿久根市と名古屋市に学ぶ
 -議会の否定、喝采型政治、首長新党
2.喝采型政治と地方自治
 -喝采型政治の構造、住民の政治参加の不足
3.自治体の基本構造としての地方政治制度
 -二元代表制の目指すもの、地域社会を統合するという地方政治の役割
 -二元代表制の現実、間接民主主義への失望と政治不信
4.地方政治改革-議会改革の基本的方向、多様な住民意思を反映して議論する議会に
 -首長と議会を純粋に分離するモデル、住民投票を組み込んだ新しい制度

                                     以上

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