Archive for 2009年 11月 26日

同僚の若井議員とともに、会田市長に22年度予算要望を行った。
柏崎市にとって、明年は19年7月16日発生した中越沖地震から3年目で復興計画の復旧期の最後の年度に当たる。そしてまた市制施行70周年と佳節の都市でもある。
昨年の世界同時不況は、いまだに景気経済に大きな影を落し、地方の景気経済は厳しいものがある。
また、政権交代が景気経済に影響があるのではと懸念をするところであります。
22年度の予算編成に当たっては最重要課題として、まず中小企業対策・雇用対策を予断なく実施すること。災害からの復興への道筋をつけるよう復興計画の遂行、そして市民満足度向上に向けての第4次行政改革の策定。相次ぐ職員の不祥事に対応した内部統制・コンプライアンス体制の構築をあげ、重要課題として市民生活の重要な循環バスなどの公共交通体制の構築などを強く要望した。

市長からは緊急重点要望についての認識は同意であった。また22年度、中浜、大洲地区地域を対象に柏崎駅からの循環バスの試行運転を行うとの回答があった。

平成22年度予算要望にあたり

昨年の世界同時不況から1年になるが、いぜん景気は低迷しており、政府は11月の月例経済報告でデフレを認定し、デフレが景気を腰折れさせる恐れがあるとの見方を示した。
政権交代による公共事業の一部凍結などの影響も心配である。政府は本年度2次補正と明年度初予算要所予算に雇用・環境、子供への対策を重点に編成するとの事であるが、国債の大増発は金利上昇につながる。また、地方自治体の予算編成にも予断を許さない。
地方経済には100年に1回といわれている世界的不況の影響が色濃く残り失業率は高く、地方格差が広がっている。
景気経済の悪化、雇用の不安、医療や介護に対する不安など様々な社会不安の中、安心安全への関心が高まっております。
柏崎市にとって明年は、平成19年7月16日の中越沖地震より3年目にあたる年であり、復興計画の復旧期最後の年度であり、また当市にとっては70周年という佳節の年であります。
22年度当初予算が、市民生活の再建や地域経済の振興はもとより、市政80周年、100年に向けて市民が安全・安心に、そして輝いて暮らせるまちづくりに向けての新たなるスタートになるような夢と希望を持てる予算編成を望むところであります。

緊急重点要望

I 緊急景気経済対策・雇用促進対策

II市民の信頼に応える自治体内部統制、コンプライアンスの確立

III復興計画の事業推進

重点要望

「小さな市役所 大きなサービス」を目指した自治体経営
1内部統制の強化によるリスクマネージメント・コンプライアンス体制の構築
●コーポレートガバナンスに基づく自治体経営の構築
●職員コンプライアンス教育の強化充実
●内部統制と連動した事業評価システムの構築
●人材マネージメントの充実強化による質の高い組織文化の構築

2持続可能な健全財政再建を目指した行財政改革
●コスト意識を持ち、持続可能な健全財政運営を目指した財政計画の策定
●住民福祉向上に向けた次期行政改革大綱の目的と目標の明確化
●アセットマネージメントによる資産活用
●「事業仕分け」による事業の見直し点検
●事業評価・予算連動システムの再構築
●新たな財源の確保・受益者負担の適正化
●高効率で、住民サービス向上をめざした組織編成
●保育園の民営化事業の推進

子供の可能性を開く教育を目指して
●教育委員会改革
●いじめ対策・自殺予防対策
●人権教育、啓発推進計画の策定
●こども育成基金の有効活用・・・「きぼう21」や教育ローンの利子補給
●次代を担う人材育成を目指した柏崎地域教育計画の策定
●小中一貫教育の実施
●「指導力不足教員」への支援・ダブルティーチャー制度の導入
●LD児などをはじめとするきめ細かな個別指導など障害児教育の充実
 

豊かさを実感できるまちづくりへ
●駅前再開発計画の策定
●地域公共交通の機能のアップによるまちづくり
●市民参加、協働による自立支援型の地域コミュニティの構築
●市街地における狭隘道路の解消
●まちづくり交付金による都市計画道路2路線の延伸と早期完成
●国道8号線バイパス並びに国道352・353の整備促進

チャイルドファースト社会を目指した子育て総合支援
●小児医療費の助成拡充ならびに小児救急医療電話相談事業の早期開設
●児童虐待ゼロ地域をめざすため、児童虐待防止連絡会議の連携強化
●「病時保育」「夜間保育」「休日保育」の実施による保育サービスの充実
●「新柏崎こども夢プラン」の推進
●発達障害者(児)の早期発見や総合支援策の策定推進
●子供の人権・安全を守る施策の推進
●放課後居場所事業の推進
 

豊かな人生をおくるためにー地域医療・地域福祉の構築
●がん検診受診率の向上
●自殺防止計画の策定
●健康増進・介護予防政策の推進充実
・ 地域や職域における健康増進、予防の連携強化
・ 生涯を通じた女性の健康支援…骨粗しょう症や貧血、乳がん等の予防と早期治療のために、健診の充実推進
●1次2次医療の更なる連携、3次医療救急医療体制の連携・ドクターカーなど救 急搬送車両の充実強化及び医師不足の解消への対策
●小規模多機能施設などによる地域ニーズに応えたサービス充実と重点化
●ケアマネージメントと地域包括センターの機能強化
●高齢者虐待防止対策機関の設置
●民間施設活用によるシルバーハウジングの充実
●障害者の自立支援体制の強化、障害者と共生できる地域社会の構築

地場産業を「地域成長のエンジン」に
● 電源地域振興促進事業補助金等の活用による優位性高い企業誘致、支援対策
●コミュニティビジネス・ベンチャー企業の育成、地域雇用の拡大
●地域の個性を活かす「観光のまちづくり」魅力ある地域観光を支援
●持続可能な農業を目指した支援策の推進
●街の賑わいを取り戻すための抜本的見直しによる商店街総合支援策定
●東京電力柏崎刈羽原子力発電所との共存共栄

バイオマスタウン構想による低炭素社会の構築
●バイオマス・自然エネルギーの活用・支援

個性豊かな地域と文化の再生
●地域の文化芸術振興の更なる推進
●文化芸術に触れる機会の拡大
●優れた地域文化の創生推進
●環境教育・地域間交流の拠点「柏崎・夢の森」事業の推進

災害に強い柏崎の形成を目指してー防災・減災対策
●過去の自然災害を踏まえた防災対策、減災対策、防災訓練の実施
・要援護者ならびに男女共同参画の視点を取り入れた被災者支援の確立
●住基カードによる避難者確認システムの導入

原子力発電所の安全対策
●安全文化の更なる構築推進と市民理解の推進
●国の安全体制の見直し

国際交流の推進と北朝鮮問題の解決
●拉致問題の解決への協力
●(財)国際化協会への支援

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柏崎市 真貝維義
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