Archive for 2008年 8月 17日

柏崎支部、恒例の党員夏季研修会を実施。
本年の研修会は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の現地視察。
昨年7月16日、中越沖地震で3号機の変圧器火災など柏崎刈羽原発も地震の災害を受けた。

地震発生直後から放映された3号機の変圧器火災は、多くの市民に不安を与えた。
今回の研修会では、原子力発電所の安全性の確保とその安全性と信頼性についてより理解を深めることを目的とし開催した。

視察研修会では、東京電力より原子力発電所の安全性の確認作業の進捗や活断層の調査の結果などを説明してもらった後、構内視察を行った。

発電所は地震に際しても放射能を「止める・冷やす・閉じ込める」の基本システムは7号機全てが的確に作動したが、変圧器の火災や微量の放射能漏れを起こすなどの事象も発生した。

現時点では、原子力発電所の安全確認も大きな安全性を損ねるような被害も無く、概ねその健全性が確認されている。
地震のメカニズムについても、陸海の地質調査が終わり、活断層の大きさについてもほぼ特定され、今回の地震との関係が明確になってきた。
東電からは現在、今回の地震を教訓に、このような地震に見舞われても大丈夫なように耐震対策・安全対策を行っているとの説明がなされた。

活断層については、海底のF−B断層の長さ、これについては東電の判断は34Kmであったが国の判断により36Kmとなった。
発電所の敷地内を走る真殿坂断層についても、中越沖地震で動いたのではないかとの原発反対派の強い指摘もあり、掘削調査やボーリング調査を行ったが動いた兆候は無い事が確認された。

今回の研修視察に参加された党員中には、発電所の視察が始めてのメンバーもおり、「核格納容器の内側まで見ることが出来大変よかった。」
「本当に大きなプラントで驚いた。中は想像していたよりもきれいで安心した。」などの感想が聞かれた。

公明党広報
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柏崎市 真貝維義
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