課題討議では議会を巡る活性化について、高知の偉人坂本龍馬にちなみ八策?を取りまとめた。
①行政監視機能の向上
②次世代(20〜30年先)を見据えデータ(未来カルテ)を活用した政策の視点
③議会(活動)の情報公開(発信力)の向上
④住民の声をどの様に集め(広聴機能)、議会に活かしてゆくか
⑤労働法制の見直し(議員の働き方改革、男女共同推進法、女性の活躍を阻む壁。臨月でも議会に出席していたパネラーの久坂くにえ鎌倉市議会議長、出産欠は病欠扱いに・・・会議規則に産前産後の休暇の明記も無かった)
⑥地方自治法第96条の活用(条例の制定など)
⑦多様性を生かした議会へ
⑧活発な議員間討議の推進
議会の価値を高め若者や女性が立候補し易い環境整備へ
議員年金が廃止されて議員を引退後の生活不安がある。もし選挙で落選した場合も失業保険は無い。(二元代表制の一方の市長は4年の改選ごとに多額の退職金がある、市長の退職金の廃止論もあるべきでは・・・とパネラーから意見)
会社員、公務員が議員になっても厚生年金の引き継ぎができない。厚生年金の加入は議員の成りて不足に一石を投じることになるのではないか。
市議会議長会では議員の厚生年金加入を国へ要望している。
コーディネーター(坪井ゆずる朝日新聞解説委員)からは議員の厚生年金の加入には、みんなが納得できる理論武装が必要。例えば市役所で働いている非正規職員に厚生年金の加入はどうあるべきかなど・・・
様々に意見の分かれる諸課題が、今回のフォーラムで少し整理がついた気がする。
帰りの飛行機の時間調整に高知城の散策へ。
明日から霜月に入るが、強い日差しを浴び背広を脱いでも汗ばむ。
議会を取り巻く多くの課題を、飛行機の様に厚い雲を突き抜けひらけるか⁉️
横一列の小さな窓からは、夕陽で赤く染まった雲海。
風をうける翼が平行となり南国土佐を後にした。
AM8:00新潟空港を飛び立ち伊丹空港経由で高知龍馬空港AM 11 :00に無事着陸。
途中、雲海の向こうに見える富士山を翼の下から仰ぐ?
全国の市議会議長はじめ議員、議会事務局職員が高知ぢばさんセンターの会場を埋めた。
初日の今日は 中島岳志 東京工業大学教授による基調講演。「現代政治のマトリックス・リベラル保守という可能性」
課題討議では、パネルデイスカッション「議会活性化のための船中八策」
なぜ議会改革が必要か?
県議会議員の政務活動費不正使用問題で号泣した議員の記者会見など、極一部のスキャンダル報道が地方議員全体のイメージが損なわれたことは、真面目に活動している議員には残念な事案であった。
議員、議会がリスペクトされる存在へ
会場にマイクがまわり意見、質問が飛ぶフォーラム。
真の地方自治の担い手たる議会。
地方自治法96条の行使で条例制定や決算審査、監視機能の向上に期待。
広報、広聴活動の課題も・・・
全国どの議会も問題点は同じか?
9時前に登庁し会派室で石山議員と細かい打ち合わせ。
公明党として議会運営委員会の協議内容の検討。これから予定の台風19号の被災者支援の募金活動、党員登録、住民相談、11月度公明党支部会の会場、内容についてなど、限られた時間で次々とお互いの手帳にペンが走る。
今日の議会運営委員会では、最初に議長から台風19号における甚大な被害に遭われた被災者へ議員互助会より支援金(25万円)の支出を行いたい旨の話があり、全会派から賛同の意思が示された。
その後は、新発田市議会基本条例の検証について、修正、追記載などの要否について議論。
公明党からは「議員研修のあり方」や「議会発議の条例制定に努めること」などを提案していた。
議会の活性化に向けた条例制定の見直しが着々と進んだ。
前回の委員会同様に意見書の提出について、一会派の代表委員から「市議会の先例より地方自治法を優先すべき」など、ヒートアップしながら休憩へ。自由意見、主張を述べていただき、一致点をひねり出す?非公開の議論に多くの時間を費やす。
予算審査・決算審査特別委員会の手法、目指すべき到達点は・・・について
年、4回の定例会の会期日程について、次年度から若干の変更へ
以前は議会運営委員で公明党会派の代表として私も議論をぶつけあっていたが、今は議長とともにオブザーバー席に着席し会議を見守る?
議会運営委員長から指名を受けない限り発言は許されないもどかしさがある。
埼玉県吉川市へ「なまず」を活用した町おこしについて行政視察。
吉川駅に到着するなり黄金の「なまずのモニュメント」(総事業費2,500万円)が目に止まる。
川に挟まれた土地柄であり昔から「なまず」を食する文化があった。
地域特産品開発推進事業を活用し商工業者が「なまず」関連の特産品の商品開発へ。
特産品販路開拓支援事業によって特産品として宣伝、販路開拓に弾みをつける。
農事組合法人が新生産調整推進対策事業(県単)を活用して休耕田になまずの養殖に成功し年間2トンを生産。
安定した供給の一歩を刻む。しかし今後、多くの需要が見込まれるが養殖の規模拡大や新規参入が現れないのが課題とのこと。
全国なまずサミットの開催では7月2日を「なまずの日」と制定。
7.02はナナマル2(ツー)としナマヅとゴロを合わせた。
毎年この日は給食に「なまずフライ」等の献立がある。
新発田市の特産品などで「〜の日」の制定は・・・⁉️
なまずの養殖場の現地視察の後は「なまずづくし」の昼食を初めていただいた。
今日の行政視察では中嶋通治 吉川市議会議長が歓迎の挨拶の後に、五十嵐惠千子副議長(村上市出身)が同郷の方々の来訪ということで挨拶に来られた。
五十嵐さんは公明党の先輩議員でありSNSを通じて吉川市での活躍は知っていた。
視察先でTwitterのフォロワーさんとまさかの名刺交換ができた。
経済建設常任委員会の行政視察の初日は湯沢町。
(一般社団法人)雪国観光園が取り組んでいる稼げる観光地、観光経営などについて湯沢町庁舎の会議室で伺う。
昨年、ジャパン・ツーリズム・アワード大賞を受賞した雪国観光園。
ブランドコンセプトは「真白き世界に隠された知恵と出会う」
雪国のコアなファン獲得のための取り組み、インバウンド観光の誘客促進、雪国A級グルメ、宿泊施設の品質認証制度(サクラ・クオリティ)の導入など、更なるブラッシュアップを伺った。
観光客の端境期の解消やSNSを活用した誘客、広域観光圏(魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、みなかみ町、栄村)7市町村が連携しての広域観光の実績、取り組みの温度差はないのか等の質疑に、南雲剛 湯沢町産業観光部長さんから新発田市のDMOに活かされる丁寧な答えが返ってきた。
DMOは観光プロモーションの先にある地方創生であったり、将来的な移住、定住が生まれることも期待している。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」と川端康成の小説、雪国。
登場人物の駒子に由来した笹餅の「駒子もち」が参考資料と一緒にテーブルに置かれていた。
湯沢町の人口社会増減率(3年前比)はプラス2.25%である。「長いトンネルを抜けたか?」