部落解放同盟 新発田住吉支部の荊冠旗開きが、晴天の下、隣保館にて開催された。2階の研修室は満席。NPO法人 人権センターながの 高橋典男事務局長さんから「同和教育の目指すもの、誇りを名乗って生きる」について講演があった。本人も部落差別を受けたが厭戦して来た時代、闘いを開始したきっかけなど、滔々と話された。被差別部落の若者は、現実に今でも結婚に際して、被差別部落出身というだけで理解されない等、事例を紹介しながら2時間を過ぎる講演に、涙を浮かべて聞き入る参加者も多かった。差別問題、人権問題は社会環境的に少しづつ変わってきた。サッカーの浦和レッズのサポーターの垂れ幕問題で無観客試合やアメリカNBAバスケットチームのオーナーの黒人差別発言による永久追放。朝鮮人蔑視のヘイトスピーチの裁判など関心が高まってきている。差別のない平和な社会実現に一歩一歩前進してきている。