バックナンバー 2012年 10月
10月2日の総括質疑に引き続き、10月9日の福祉保健所管分の質疑に立ちました。1点目は、動物愛護法の改正にともない、災害時のペット対策が盛り込まれ、区の責務と役割も明確になってきました。今回は、災害時の避難所へのペット同行マニュアル(ガイドライン)の作成を要望しました。世田谷区には、推定で犬5万頭、猫6万匹が飼われており、家族として生活している世帯は約10万世帯とも推測されます。その世帯での動物の飼い方や災害時の備えや避難所について、人間と同じように飼い主が備えをすることが必要であり、区民向けのマニュアルの重要性を訴えました。 2点目は、子ども初期診療所の拡充について。梅ヶ丘病院跡地の計画がいよいよ本格化する中で、平日夜間や土日の子どもの診察はなくてはならない大切なものです。梅ヶ丘計画で施設の拡大や時間の延長など求めました。 3点目は、児童館での中高生の利用についてです。行政の狭間にある中高生への政策を進めることが重要。札幌市では104館の児童会館で、週2回、夜間9時までの高校生の活動の場としている。世田谷区は25館で夕方6時まで。中学生、高校生の拠りどころとしての場が重要といいながらあまりにも行政のあり方が違う。現在の児童館の夜間利用を含めて、中高生の受け皿としての機能を求めました。
世田谷区制80周年記念式典が世田谷区民ホールで開催。昭和31年に世田谷区の紋章をデザインした高山節子さんに感謝状と記念品が贈呈されました。先月の9月11日に高山さんと区長との初めての面談 (9月11日のブログで紹介) し、80周年の式典で紹介しようと急遽決まりました。高山さんは、私ども赤堤の六所の森の会代表の窪田さんの紹介で、区の紋章製作者が知り合いでいらっしゃることが判明し区長へつなぎました。作成から56年の時を経て初めて感謝状を手渡すことになりました。紋章は旧漢字の「世」の字がもとになってデザインされ、伸びている三本は発展を意味し、全体の丸は和を表しているそうです。紋章は、区役所や小中学校に飾られており、道路の標識やマンホールなどにも使われています。世田谷区にとって大恩人をここで表彰できたことに嬉しく思っています。
10月2日、区議会決算特別委員会の初日、総括質疑で区長をはじめ、部長以上の幹部職員と議論し、質問提案を行いました。まず、財政の厳しい状況が続く中、開かずの踏切対策など大きな事業も控えている重要な時である。区長の区政運営に対する姿勢について議論。その後、私が提案している高齢者の孤立を防ぐ、高齢者見守りネットワークの本格実施と区の最前線である出張所・まちづくりセンターの再構築を。次に、学校跡地活用について、青少年・若者の活力を見いだせる施設と防災拠点の整備を訴えました。次に、保育について、特に、世田谷区独自の制度で区民の評価も高い保育室・保育ママ制度の継続・拡大を訴えました。また、がん対策について触れ、死亡原因の1位であるがんに、区民の意識を高めるためにも「がん対策推進条例」の制定を求めました。