バックナンバー 2008年 11月
11月10日の法務省や総務省、官邸への要請行動より、公安調査庁は12日、観察処分の更新請求を行うことになったことをNHKは報道。内容は以下の通り。
オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」について、公安調査庁は、今も麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚の影響下にあり、危険性は払しょくされていないとして、来年1月で期限が切れる観察処分の更新を請求する方針です。
オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」に対しては、過去に無差別の大量殺人を起こした団体を対象とする「団体規制法」に基づく観察処分が適用されていますが、期限が来年1月末で切れることから、教団の関連施設のある自治体の代表らが、10日、柳公安調査庁長官に処分の更新を要請しました。一方、オウム真理教の一連の事件の首謀者とされ、死刑が確定している麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚について、弁護団は、10日、死刑の判決には誤りがあるとして再審=裁判のやり直しを求めました。公安調査庁は、「アレフ」は今も松本死刑囚の影響下にあるとしているほか、幹部が松本死刑囚の延命を祈るよう信者に指導していたことから再審請求が行われたことを祈りの成果ととらえ、今後活動が活発になる可能性もあるとみています。このため公安調査庁は、教団は反社会的な体質を維持しており、危険性は払しょくされていないとして観察処分の更新を公安審査委員会に請求する方針です。
抗議デモと学習会が開催されました。世田谷区議会のオウム対策委員会委員長として参加いたしました。学習会の冒頭、副区長、区議会議長とともに挨拶申し上げました。私のあいさつは以下のとおりです。
たたいまご紹介いただきました、世田谷区議会オウム問題・災害・防犯等対策特別委員会委員長の高橋でございます。第17回学習会の開催にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。本日の烏山地域オウム真理教対策住民協議会による学習会・抗議デモ、大変ご苦労様でございます。住民協議会として、このようなオウム真理教に対する反対活動が、平成12年暮れの信者の大量転入以来続けられ、今回が17回目になりますこと、さらに、国等への要請行動や監視活動・募金活動など、皆様の様々な活動に対し、深く敬意を表するものです。当委員会ではこれまでも、オウム問題の早期解決へ向けて、国や東京都への要請など活動を行ってまいりました。特に本年は、来年1月に期間満了となる観察処分の期間更新、また12月に見直しが予定されている団体規制法の存続・強化に向けまして、署名活動への協力や区議会としての意見書の取りまとめなど行ってまいりました。さて、住民協議会の皆様におかれましては、明後日、「観察処分の期間更新」「団体規制法の存続・強化」に向け、国に対する要請行動を行う予定になっており、私も同行させていただくことにしております。当委員会といたしましては、皆様方とともに一日も早いオウム問題の解決に向け、委員会の機能を十分に発揮して、烏山地域に安全で安心して暮らせる生活が戻るよう、引き続き努力してまいりたいと考えております。結びに、今後ますます住民協議会の結束と活動が強まりますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。