バックナンバー 2008年 7月
震災から間もない八戸市の視察でした。大きな被害はなかったものの庁舎の壁には亀裂が入っており地震の大きさを物語っていました。八戸市は翌日からお祭りがあり、仕掛けのある大きな山車の作成の最終段階でした。さて、使用済み食用油をリサイクルしてごみ収集車とトラクターの燃料に再利用しています。市内のスーパーで回収。毎年回収量も増え定着しています。てんぷら油で車を走らせようプロジェクトと題してごみ収集車の燃料として環境対策に徹底しています。次に八戸市下水道事務所へ。マイクログリッド導入による世界初の実証研究の成果を視察。新エネルギーによる分散型エネルギー供給システム、マイクログリッド。太陽光や風力発電、下水処理場から発生するバイオガスの発電。市庁舎や学校の電力をすべて補うシステム。大きなプロジェクトでしたが、研究期間終了後のこれからの対策は、修繕費、ランニングコストの問題から、太陽光発電のみ残し、他は撤退するという状況でした。新エネルギー利用の難しさを痛感しました。
区議団5名で函館市へ視察に。函館市の徹底した行政改革、アウトソーシング推進の状況を勉強しました。すべての事業を対象にスリム化をはかり、民営化、委託化を進めています。保育園の全園の民営化やごみ収集などの民間委託など大胆に進めています。区としてもいかに行政改革を進められるか課題を明確にすることができました。また、ごみ減量についての状況を視察。特徴は、有料化と容器プラの資源化への取り組みです。一般ごみの個別回収と資源の集団回収。容器プラの資源化への取り組みは循環型社会への重要なことですが、大きな財源がかかっていることに課題が残ります。追加で、函館市のベンチの写真を載せました。折りたたみ式のベンチは、バス停ベンチを進める世田谷区にとっても有効と考えます。