バックナンバー 2007年 9月

10月1日よりスタートする障害者就労移行事業を区議会公明党で視察しました。党として議会で様々障害者の就労支援に関して提案。自立支援法の中で大きな事業が始まります。全国初の「IT特化型就労移行支援事業」である「さら就労塾@ぽれぽれ」を視察し施設長より説明を受けました。障害者の安定した就労実現のため、就労基礎力としてパソコン技能とアプリケーション操作を基本から学習。知的・身体・精神障害のある方で一般就労を目指す方を支援します。25台の教育用パソコンを備え、講師の指導のもとに基礎から発展、資格取得も目指します。職業人としての適切な考え方とやり方を身につける研修プログラムもあります。

恒例の赤堤こどもみこし。多くの子どもたちが集まり、赤堤1丁目・2丁目・3丁目を練り歩きます。六所のまつりには、警戒に消防団として出動します。2日間の夜の警戒と、子どもみこしの警備、終了後は模擬店のテントの片付けを手伝います。子どもみこしには、赤堤小学校の泉校長をはじめ、教員が毎回駆けつけ、子どもたちとともに動きます。赤堤小の良さがここにも現れています。

9月19日より約1ヶ月間にわたる世田谷区議会第3回定例議会が始まりました。私は、会派を代表して代表質問に立ちました。内容は以下の通りです。
1、区長のリーダーシップを問う (1)区政改革を今後どのように進めるのか (2)安全網セイフティネット社会の構築について (3)地方政府としての区のあり方
2、行財政改革について (1)官から民へスリムな行政への改革について (2)より適正な受益者負担について (3)新たな財源確保について (4)出張所改革 土曜窓口の開設、本格実施について
3、災害に強い街づくりについて (1)耐震改修の取り組みについて (2)緊急地震速報の対応について (3)民間事業所との防災協力と連携強化について
4、高齢者対策について (1)療養病床再編を受けて区としての受け皿確保を要望 (2)介護人材の対応について (3)せたがや介護支援ボランティアについて
5、障害者施策 (1)障害者雇用の創出について
6、住宅施策 (1)高齢者や社会的弱者への住宅計画
7、子ども・子育て支援について (1)在宅子育て支援 子育てステーションの展開について (2)保育サービス待機児ゼロへの取り組み 保育ママ・保育室の拡充と認証保育所の保護者助成について (3)インフルエンザ予防接種の子どもへの助成 (4)妊産婦健診の無料化について (5)子育て世代の住宅支援 (6)子ども基金の活用について
8、産業政策 (1)福祉産業・福祉事業の産業政策としての位置づけ
9、環境問題 (1)温暖化対策への区長の決意と区の執行体制について (2)環境配慮契約について (3)環境にやさしい自転車利用について
10、みどり政策 (1)みどり率33%への具体的手法について
11、教育 (1)不登校・いじめ対策 ほっとスクールの拡充について (2)生涯学習の考え方と区内大学との連携について
以上、多くの課題を質問・提案しました。詳しくは今後、世田谷区議会のホームページにアップされ録画中継で見ることができます。

 

世田谷区内で活躍しているフリーペーパー「トリコ」。地域密着型フリーマガジン。NO3号の9月号の特集、その時に備える。災害時の世田谷区の施策を紹介していただいています。世田谷区も頑張ってます。その時に備える区の取り組みの一部を紹介! 私の実績でもある「災害・防犯情報メール」や「災害用マンホールトイレ」を取り上げています。区民への公報の仕方を様々考えていますが、民間のフリーペーパーで広く紹介していただくことはありがたい状況です。フリーペーパーの役割にも今後期待されると思います。災害への備えが大変に重要な状況の時に、多くの区民が関心を深くし行動に移せる環境作りが大切です。(写真はフリーペーパーと災害用マンホールトイレを設置した状況:防災フェアで)

毎年恒例の水曜会(ますみ会)の視察を行いました。昨年は、中越地震の被災地、山古志村へ行きましたが、今年は山梨県です。山梨県で有名なのは、ミレーの作品を所蔵している山梨県立美術館です。山梨の風土に合った「ミレー」の作品を集めていて、今では約70点の作品を持っています。そのため「ミレー美術館」と呼ばれます。作品「種をまく人」暗い色で描かれていますが、ミレーはその後、版画を作成。版画では細かい部分まで良く分かります。美術館は全国各地にありますが、これからの美術館は一つの特徴が必要であると思います。世田谷区にも美術館がありますが、これが世田谷の美術館であるという特徴を示していかなければならないと感じました。

公明党区議団メンバー5名で、世田谷区船橋にある「すきっぷ」に視察に行き施設長より話をお聞きしました。知的障害者の就労支援を行っているこの施設は、全国から注目され多くの方が視察に訪れています。すきっぷでは、通所で2年間程度職業準備をしながら自分に合った職場を探します。これまで、公的機関や民間企業への就職は93%にのぼります。一人一人の特性を活かし、今まで200名が就労につながっています。特徴は、個別目標と援助プログラムです。一人一人のニーズに合わせ目標とプログラムを作成し、4ヶ月ごとに評価と新たな目標を設定します。就職後のアフターケアも充実しており、本人・家族・会社の相談に応じています。これまで、国会の職員として、また、東京大学へ就労した方もいます。就労への評価は全国のモデルとなるものであります。施設内も視察させていただきましたが、真剣な表情がそこにはあります。自立支援法のテーマである自立を目指した就労が重要になります。

9月14日から15日にかけて、希望丘小学校の避難所宿泊訓練に参加。希望丘小学校の宿泊訓練には、欠かさず毎回参加し勉強させていただいています。ここでのPTAや地域の皆さんの話を私の議会質問に繋がっています。そして、災害用マンホールトイレの整備推進など防災についての施策になっています。今回の訓練では、聴覚障害の協会の皆さんも参加され、手話通訳の方も手伝っていただいています。区内11箇所の医療避難所ともなる希望丘小学校において、障害のある方とともに行うことはとても大切なことです。また、高齢者擬似体験も行い、視野が狭くなるメガネや白内障体験のメガネ、また、重りをつけて歩くなど若い人が高齢者を感じれる体験も行いました。多くの方が宿泊し訓練を行いましたが、矢作校長や駒井運営委員長や委員の皆さんの努力には大変感謝です。

東北大学川島隆太教授が会長をつとめる学習療法研究所とくもん学習療法センターが行う学習療法士の認定研修会で勉強してきました。認知症予防に確実な効果を示している学習療法。私も書籍や新聞で勉強し、3年前の2004年6月議会で取り上げ区としての認知症予防に役立てるよう質問もしています。今回は、さらに学習療法の原理や効果について知識を深め、世田谷区においても多くの認知症に悩む高齢者や家族の手助けになるような方法を考えてまいりました。研修会では、現在の脳トレーニングブームで読み書き計算を単にすればいいというような間違ったやり方が多くなっていると。認知症の状況を的確にとらえるための判定方法(FAB検査・MMSE検査)の方法や適切な学習資料の選び方なども研修しました。

災害時の避難所に指定されている赤堤小学校。赤堤1丁目・2丁目・3丁目が避難所として使用し、運営にあたります。避難所運営委員会の皆さんが詳細なマニュアルを作成し、担当を決め行われました。昨年は、2丁目の住民として参加しましたが、今年は、世田谷消防署上北沢所が出動することもあり、地元消防団、11分団も出動しお手伝いにあたりました。赤小のPTAの方や子どもたち、また、町会の皆さんも多く参加し機材の使い方や災害時の備えなど学びました。

9月2日、緑丘中学校にて「せたがや防災フェア」が開催。世田谷区と防災関係機関、民間協力団体及び避難所運営組織が連携して災害対策をPRし、区民の防災意識の普及・啓発および防災行動力の向上を図ることを目的として開催されました。消防・警察・自衛隊も出動して大々的な防災フェアとなりました。地元町会や消防団の方々も協力いただきました。特に注目は、ふだん見ることのできない自衛隊の手術車や搬送車が身近で触れることができたことです。災害時の負傷者の救出には欠かせない設備であると感じました。阪神淡路の震災の時も出動し、また、イラク等にも海外の平和貢献として出動した経験があるそうです。

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