10月25日(土)国文祭行事で佐藤貞子~秋田おばこ物語~を仙北市民会館で開催。第1部は浅利香津代さんの「貞子~秋田おばこものがたり~」の朗読。貞子が生まれ育った田沢湖神代の生い立ちから全国巡業の最盛期の写真のスライド、浅利さんの貞子公演を映し出しながら、秋田弁で朗読を行ってくれた。第2部では、「北浦 花開く大地のうた」と題して、仙北地方の北部で伝承されてきた民謡の元唄を中心に構成。「田沢おばこ」「さんとがけ」「筏節」等、今は唄われなくなった民謡や「石神番楽」「生保内田植踊り」等の仙北市無形文化財などの発表もあり、満員の会場を盛り上げた。フィナーレは小学生、婦人会も加わり出演者全員での「生保内節大合唱」が会場一体となり圧巻でした。貞子の民謡手踊りが確実に子供達に受け継がれている事を感じてきました。
10月12日(日)国文祭イベント行事で、わらび劇場にて東北6県から10団体の青少年が力強く民俗芸能の発表を行った。東日本大震災の被災地の岩手・福島・宮城県の子供達は、「22mの津波で道具と練習場所、家や衣装もみんな流された中で、芸能をやる雰囲気ではなかった。そこから立ち上がって、その年のお盆に復活上演する事ができた」とのエピソードも話してくれた。(写真は気仙沼市の大谷小学校が演ずる平磯虎舞)。地元仙北市からは、石神番楽・生保内田植え踊りと角館高校の飾山囃子(おやまばやし)が出演した。東北各地で芸能を受け継ぐ子供達の一生懸命演技する姿に生きる力と勇気をもらいました。素晴らしかったです。満員の来場者も惜しみない拍手を送っていました。
10月11日(土)10月4日から始まった第29回国民文化祭・あきた2014 県民参加事業として角館交流センターで開かれた、語りのコンサート「本と一緒に~読書は人生の羅針盤~」に出席。角館中の「ヤクーとライオン」角館高校の「くわずにょうぼう」の読み聞かせ。馬頭琴奏者のバヤラトさんと舞踊・朗読のサローラさんで「スーホの白い馬」、秋田弁の昔っこ語り、最後に読み語りと盛りたくさんのコンサートでした。特に馬頭琴の音色に合わせての朗読や舞踊にはモンゴルの大草原を連想させ、優雅な響きに感動してきました。朗読や語りと共に心の豊かさを育てていく読書運動を推進していくことが、子供達の未来を開く事につながっていくと実感してきました。