9月24日(水)一般会計補正予算の企画費、「あきた未来づくり協働プログラム事業費」に関して、1、収支計画を踏まえても継続して運営する事が厳しい2、他の施設との連携の方向性が見えない3、冬期間の厳しい時期と全体の観光をどうするか4、田沢湖再生プロジェクトの意にそぐわないとして、3名の委員より予備費に修正する案が提出された。修正案に対する質疑、賛成・反対の討論後、採決を行い、修正案は否決された。クニマス未来館に関しては、「計画内容に不確定要素はあるが、湖畔の活性化につながる事を期待し賛成する」との討論もなされた。昨年に修正案が可決された案件であるだけに当局の事業提出のあり方を問う委員もいた。県の補助事業ではあるが、運営コストと費用対効果も含めて、今後は誰もが理解・納得できる計画の提出を望むものである。補正予算は可決された。
9月18日(木)第29回国民文化祭県民参加事業として、思い出の潟分校にて開催された。昔ばなし大学を開講し、全国46地域で1万人以上の卒業生を輩出している小澤先生から、「伝統文化をなくさない努力」と題して講演。その中で「方言、標準語などは差別用語である。土地言葉、共通語とすべきである」と延べ、子ども達がふるさとを見つめ、より添い生きてゆく、暖かい心と想像力を沸き立たせるような昔話を伝えていく事の大切さを訴えた。福井県の栃谷陽子さん、和歌山県の額田美那子さん、沖縄県の田名陽子さんの三人の語りべが、天保年間の昔話や、土地言葉の特徴を話したあと、じっくりと昔話を語ってくれた。県内各地からも、参加した多くの語りべ達とフリー参加の方達も語ってくれた。小澤先生と三人の語りべ達は、生保内小の生徒達との交流会に参加した感想を、「生保内節の民謡やあんべいいな!のうた、噴火チャーハンなど、大人と子どもの垣根がなく、一緒に取り組んでいる。心の豊かさを感じた」と述べた。これからも伝統文化を大切に、子どもの成長と人々に暖かい心を育てることの重要さを感じた1日でした。
9月11,12日の2日間、本会議にて一般質問が行われた。1日目は、統合庁舎整備の考え方、司食品工業の誘致について、市立病院について(角館病院・田沢湖病院)、危機管理について(土砂災害の教訓、バイオマス施設)の案件で2名が質問に起った。2日目は、子育て支援、認定子ども薗、放課後児童クラブ、除排雪対策、国保税の負担軽減、米価暴落への不安、集団的自衛権、市議会選挙公報について、ふるさと納税、バイオエネルギーセンター、地域起こし協力隊制度活用、小中学校の統廃合、仙北市の生活モデルに対する意識、稼ぐ自治体の意識についての件で3名が登壇した。市長は、来年2月から始まるFISモーグルスキーワールドカップに備え、(仮称)スポーツ振興室を新設する方針を述べた。クニマス未来館建設では、「観光拠点か学習拠点か」で議会との見解の相違を示した上で、「必ずしも、黒字目的ではない」とした。財政が逼迫している中で、費用対効果も考えた上で、施設を建設してもらいたいと思うが・・・。
12月31日(日)昭和35年8月3日に生保内川水害が起き、16名の方が亡くなり、いまだ2名が行方不明である。この出来事をきっかけに国交省で整備した、生保内川遊砂池(堰堤203m)まで、歩き、歴史を学び、川に親しもうと毎年行われているものである。地元の子供達や、親、希望者も交え約60名が参加。約1時間歩き、生保内川で、岩魚のつかみ取りや水鉄砲、すいか割り等で楽しんだ。水害の起きた久保町内会の方達が準備して岩魚を焼いて豚汁をご馳走してくれ、角館高校の方達もテントの準備など手伝っていただきました。初めて参加した方達も「近くにこんな良いところがあるとは思わなかった、来年も参加したい」とウオーキングしながら話していました。癒やしのひとときとなりました。