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仙北市 熊谷一夫
kumagai-8677@htk.ne.jp
バックナンバー 2011年 2月

2月28日(月) 

仙北市議会議員全員協議会が開かれ、2月18日にマスコミ各社で報道された。旧角館町で03~05年分の所得税確定申告書が住民の知らない間に税務署に提出され、虚偽の医療費控除や申告を行い還付金を不正受給した疑いのある件で市議会として市当局から、現在までの経過と市長及び当局の考え方について質疑を行った。

マスコミ各社のテレビカメラがある中、門脇市長と佐藤総務部長が資料を基に事件発覚から現在までの調査について詳細に説明した。その後、投書による発覚についての市長の考えや税の徴収業務について、又、市民との信頼関係で成り立って居る行政の長としての考えは?平成14年以前の保存データはないのか?決算額とシステムの違いがわかったのはいつか?等々議員の半数以上が白熱した質議を行った。

【感想】 

税務署から確定申告書の写しの提供を求めたが断られたとの説明。・・今後の調査委員会で税務署の協力なしでどこまで真相解明できるか疑問である。

議会への報告をもっと早くすべきであったが、国税局より非公開にするようにと止められていた・・いつも市当局より先にマスコミ報道によって知らされる。市民から質問されても答えようがない。市長は議会とのへだたりを感じていないと思う。もっと市長及び市当局より情報提供できるように努めてほしいと思う。 この問題は、国税庁の調査もあり、調査委員会がどこまで踏み込めるか、又、いつから、誰が、何の目的で、法律を破ってまで行ったのか明らかにすることが大切であるが、議会も市長及び市当局も事の重大さを認識した上で徹底した調査、究明を行い、市民との信頼を回復できる解決を望む次第である。

2月26日(土)

神代就業改善センターで行われた市民講演会を聴講。内容は、門脇市長が「きびしくも前向きに」・・仙北市の昨年、そして新年度・・と題して講演。先般の確定申告業務問題の陳謝と市政報告そして新年度の一般会計における予算等についてであった。

次に、県立大学教授で本市総合産業研究所長の荒樋豊先生より、「仙北市。そして神代地区の可能性」と題しての講演があった。仙北市と都市との交流事業(仙北プロジェクト)を通して行政の力はひつようである。しかし、行政に依存していては人が育たない、「企画し、やり遂げる力」が必要であると強調。同感である。 今、仙北に風が吹いている。として6項目の”風”についてスライドを使って説明しておりました。①クニマスの生存②トキの来訪③国民文化祭の秋田決定④B級グルメ:神代カレー⑤アイリス人気⑥地域運営体による住民自治の可能性・・・・これらの風をいかに活かしていくかがこれからの地域住民の課題である事を考えさせられた講演会であった。

 

2月14日(月)

2月7日から角館町平福記念美術館で開催されている、河 正雄コレクション「故郷」展を見学。

韓国と日本の二つの祖国(故郷)を持つ河 正雄(ハ ジョンウン)氏は、韓国で生まれ、田沢湖で少年時代を過ごしました。

自分を育ててくれた日本の「故郷」や友に、感謝の意を伝え芸術文化の地域となってもらいたいと、生保内小学校、生保内中学校には、「陽だまりの像」・「憧憬の像」を寄贈していただき、田沢湖図書館には、多くの図書を寄贈してこられました。

今回のコレクション展は、韓国の河(HA)美術館に寄贈予定の貴重なコレクション100余点を見ることが出来ました。特に多摩美大客員教授の関根伸夫氏の「散華」は、7メートルを超える大作で、日本の桜と韓国の国花「木槿」をモチーフにし、日韓文化の融合を表しており大変印象的でした。<ふれあい><友愛><祈り>の各コーナーでの作品もそれぞれが河さんの二つの故郷への平和と友好への思いにあふれた作品展示で大変感銘を受けました。3月27日まで開催されるので、多くの人に鑑賞してもらえたらいいなあ~と思いました。

2月12日(土)クニマス世紀の発見特別展と杉山県立大教の講演会に出席

山梨県・西湖で約70年ぶりに発見されたクニマスの特別展示されている田沢湖のハートハーブで、秋田県立大学の客員教授である杉山先生の講演会に出席した。会場前には大きなクニマスの雪像が作られ、看板が目に入る。会場内に入るとパネル展示で説明、思わず「さかなくん」のパネル前で記念写真、当市所蔵のクニマス2体の展示のあとに西湖からのクニマスが展示されていた。たくさんの人達が携帯やデジカメでしっかりと写真を撮っていた。狭い会場に次々といすが運ばれ、講演が佳境にはいるころには、満員の聴衆でした。

杉山教授の講演は、「クニマスとはどのような魚か」と題して、田沢湖の歴史、クニマスがどのようにして田沢湖に生息するようになり、学術的に紹介されたのはいつか、地元漁師とのかかわり、その生態に及び70年前になぜ絶滅したのか・・・スライドを使用して紹介しながら説明してくれた。そして最後に、「何がわかったか?何もわかっていない?」としてまだまだ不明な点が多いことを話し「今後も調査を続けたい」とした。印象的だったのは、クニマスはほんの少し前まで田沢湖に生きており、地元には漁師がおり、生活し食べていた。という歴史的事実を紹介し、「70年前の田沢湖に思いをはせるとクニマスを里帰りさせること、田沢湖再生は大きな夢である。」と話していたことだった。今回西湖から来たクニマスも、70年ぶりに田沢湖が見える場所で展示され、みんなの熱いまなざしをいっぺんに受け、すこし緊張したかもしれないが、先祖を知り、歴史を知り、地元のフィーバーぶりに喜んでいるように見えたのは私だけでしょうか?今後も西湖のクニマスや漁協、観光協会、富士河口湖町の方達には大変お世話になりますが、しっかりと今後の方向性と進むべき課題を見据えて対処していく事が私達のとるべき道であることを考えさせてくれたクニマス展でした。

2月10日(木)上桧木内地区の小正月行事である紙風船上げが行われた。

仙北市議会でも初めて、上桧木内の烏屋森地区の方々に作成をお願いし、紙風船を上げることができました。(写真)

家内安全や五穀豊穣を願い、武者絵や美人画などを紙風船に描いて空気を送り込み、空に上げるもので、わが議会の願いには、市のロゴマークと共に「住みよい仙北市にする為に汗をかきます」と描かれていました。その通り、活発な議論と行動に責任を持つという、議会・市民の期待であると思いました。寒い中、雪の降りしきる中、地元烏屋森地区の皆さんにはたいへんにお世話になり、ご馳走になりましてありがとうございました。夜空へのみんなの願いが叶いますように・・・・・。

2月7~8日 行政視察研修で佐賀県有田町の重要伝統的建造物群保存地区へ

1日目 長崎へ飛び平和公園、原爆資料館、グラバー庭園を見学。夕方には、長崎中華街でランタン祭を見学した。

平和公園での平和祈念像の銘文に作者北村西望氏の「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」と刻まれていた。悲惨な原爆資料館見学と共に改めて、戦争の愚かさ、悲惨さ、平和の大切さを思う。世界平和の為に、唯一の被爆国である日本から核兵器のない世界を!平和の世界を!と多くの人に平和へのメッセージを伝える一人でありたいと思う。

2日目 佐賀県有田町へ、有田焼で有名な町だが平成3年に重要伝統的建造物群保存地区(製磁町)に指定され、トンバイ塀や江戸期~昭和初期の建物156件が有田の磁器生産の町並みが残っている。禁裏御用窯元、宮内庁御用窯元である400年前から、15代続く辻常陸窯の説明と見学もさせていただいた。丁寧な説明と気が遠くなるような繊細な作業をしている姿に感心させられ、伝統を守り、後継者を育成していくことの難しさを感じてきました。帰りに人間国宝14代柿右衛門窯を見学。すばらしい作品と値段の高さに目の保養と感嘆する。ひとつひとつの作品に磁器文化の香りを感じてきました。有田町議会事務局はじめ議長さん文化財課長さん方には、大変にお世話になりました。お土産までいただいて感謝です。

3日目 下関出発。鉄道ファンなら誰でも知っているレトロな駅の町、門司駅を訪れ、大宰府天満宮を見学。たまたま隣接の九州国立博物館でゴッホ展を開催中であり、見たかったが大混雑と時間の関係で残念でした。帰りは福岡空港から羽田そして秋田空港へ。空港へ降りたら吹雪でした。今回の研修視察で充電したエネルギーをしっかり今後の議員活動に活かしていきたいと思います。