いじめ防止へ、緊急申し入れ
今月10日に市内中学校で発生した、いじめが原因と見られる生徒の飛び降り事件を受け、16日(火)に市議会公明党議員団として、市長ならびに教育長に対し、緊急の申し入れを行いました。
大津市の一連の事案から、境港市でも9月議会の中でいじめ問題に関して多くの議員が質問に立ち、教育長もいじめの認知、把握に対する取り組みの強化・充実を図るとしていた矢先の事件であり、関係者、とりわけ保護者の間には心配と不安が広がっています。
このことを重く受け止め、公明党議員団として、以下のとおり要望書を提出しました。
いじめ防止対策強化を求める要望書
本市、市立中学校3年生の男子生徒が、10月10日校舎ひさしから飛び降り、全治3ヶ月の大けがをした。その直前、同校複数の男子生徒から、いじめを受けたとみられる。
いみじくも大津市での事件があり、又9月議会で複数、いじめの問題について議論をしたところであります。
今回の事例を徹底して検証し、予兆を見逃さない体制の整備が早期に必要と考える。なによりも学校に最優先して望むことは、生徒が安心して学べる場であり、生徒が集団の中で問題解決力を見につける場であることである。
今こそ、いじめを根絶する決意を、あらためて固めるべきであり、いじめの撲滅に向けて、教育委員会が毅然とした態度でのぞみ、学校を指導監督することを要望いたします。
[ 要 望 事 項 ]
1. いじめの兆候を早期に発見できる体制の構築。
2. いじめは、いじめる側が100%悪いとの考え方の徹底。
3. 被害者の保護、心のケア、再発防止などいじめ対処の基本原則の徹底。
4. 教職員、校長、教育委員会の情報の共有化。
5. いじめ相談ホットラインの開設された少年育成センターを、本市の教育再生の拠点として再構築されたい。
以上
境港市長 中村勝治 様
境港市教育長 佐々木邦弘 様
要望者
境港市議会 公明党議員団
代表 南 條 可 代 子
田 口 俊 介