今後の原子力について(その2)
今回は、相模原市内の話題です。
最近、新聞やテレビ等のメディアで頻繁に出てくる放射線の数値である「シーベルト(Sv)」。
先日も相模原市内全域の生活圏を3kmごとに区切り、その内27区画の中央付近の空間放射線量を測定し、その結果が公表されましたが、その単位もマイクロシーベルト毎時(μSv /h)でした。
測定結果は0.06~0.16マイクロシーベルト毎時(μSv /h)の範囲内でした。(6/16~22測定)
さて、この値が高いのか低いのか? ここが気になります。。。
<ずっと屋外にいると仮定すると(特殊なケースですが)>
0.06マイクロシーベルト毎時 ×24時間 ×365日=526マイクロシーベルト/年
=0.526ミリシーベルト/年
0.16マイクロシーベルト毎時 ×24時間 ×365日=1402マイクロシーベルト/年
=1.402ミリシーベルト/年
1ミリシーベルト/年(一般人の年間被爆限度とされる線量) を越えてしまいました。
しかし、学校の屋外活動制限の目安では、屋外8時間、屋内16時間と仮定しており、屋内にいる時は屋外の0.4倍の放射線量を被爆するものとしているので、次のようになります。
0.16マイクロシーベルト毎時 ×(8+16×0.4)時間 ×365日
=841マイクロシーベルト/年
=0.841ミリシーベルト/年
これで1ミリシーベルト/年 以下となりました。
この基準でいきますと、0.19マイクロシーベルト毎時が 1ミリシーベルト/年に対する目安となります。
私も、自前で簡易線量計を購入して、あちらこちら計っています。正確な情報が重要だと感じるからです。
但し、内部被爆については今後の課題となります。