障がい児の移動支援の充実に向けて
障がい児の移動支援の充実に向けて
小中学校の特別支援級の子どもたちは、通学の際、保護者が送迎しているケースが多いのが実情です。
保護者の病気や妊娠、入学式など兄弟児の行事により、送迎が困難な場合もあることから、公明党として、移動支援の充実を求めています。
現在、本市では、屋外での移動が困難な障害のある人に、外出に必要な支援を行う移動支援事業を実施しています。
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/fukushi/shogai/service/1006509.html
また、通学時における送迎等の実態調査も実施されています。
この送迎支援については、必要とされるサービスも様々あり、保護者が必要としているサービスの情報提供を行い、保護者の負担を減らし、ニーズに合ったサービスを受けられる体制づくりが必要です。また、学校に相談されることもあり、学校への情報提供も求められるところです
平成28年3月の一般質問をはじめとして、これまで移動支援の充実を求めてまきました
保護者と学校現場への情報提供の充実に向けて、ポスター「登下校の送迎にも利用できる市内のサービス等一覧」が作成され、全校に配置されています。
このほど、学校現場への通学の送迎に関する調査も実施され、現場の先生からは、相談の際に、このポスターを活用したケースが6割に達しているとの結果も出ました。
移動支援事業では家族の病気などで特例がありますが、学校への送迎は保護者にとって負担は大きく、就労の妨げになっていることから、子どもの生活を安定させるためにも、今後も、制度の拡大を求めていきます。
また、医療的ケア児への送迎支援は、介護タクシーを使用しても看護師の付き添いが必要なため難しい状況にあり、訪問看護ステーションと連携した介護タクシーに看護師を乗車させる取り組みなども、これまで一般質問等で取り上げてきましたが、引き続き、充実に向けて取り組んで参ります。
写真は、陽光園のバスを視察。医療依存度の高い子どもの通園支援に向けて。