緊急時の情報伝達 多言語対応の強化に向けて
緊急時の情報伝達 多言語対応の強化に向けて
外国人観光客が増加する中、東京2020に向けても、万が一の際、安心して滞在できる環境づくりが必要です。
病気やけがの際、外国人観光客や外国人市民が医療機関を受診するには、コミュニケーションの面で課題があります。また、地震など災害が発生した際の支援も必要なことから、支援体制の充実とともに、日本語以外の言語での119番通報の対応や災害時の通訳ボランティアの活動マニュアルの作成を、平成28年3月の一般質問において、求めました。
現在、市消防局では、日本語以外の言語での119番通報に対応できるよう、多言語に対応可能なコールセンターを介した同時通訳サービスを導入し、英語、中国語、韓国語をはじめ、16ヶ国語に対応しています。
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/shobo/shobokyoku/1008850/1014146.html
地震等災害時の支援体制については、市とさがみはら国際交流ラウンジの運営団体との協定に基づき、外国人相談窓口を開設し、ボランティアの方々と連携しながら、避難所での通訳や相談活動、情報の収集などの支援体制があります。
2017年3月には、国際交流ラウンジ運営機構の災害時のマニュアルが作成されました。
最近の災害が、頻発化、激甚化する中、障がい者や訪日外国人など災害弱者に対する避難支援を充実させていく必要があります。
現在、119番通報について、聴覚や言語機能に障害がある方が音声なしで通報できるシステムである「ネット119システム」の導入を取り上げており、実現に向けて取り組んでいきます。
さて、本市では、昨年9月から、スマートフォン専用アプリ「災害時ナビ」が開始。
避難所情報や災害ノウハウ集は、多言語(英語、中国語、韓国語)に対応しています。
災害等に関する情報や市からの避難情報などを受け取れるほか、GPSを使用して地図上に避難所を表示したり、カメラ機能で実際の風景上に避難所の方向を表示したりすることができる無料のアプリです。是非、皆様もご活用下さい。
https://www.ms-ins.com/sumaho/saigai.html
写真は、相模原市消防局の化学災害を想定した訓練。前日から積雪の対応に追われる中、そのまま訓練へ。寒い中、水を使用しての訓練。地域の安心・安全を守る存在です。