毎年開催されている公明党の夏季議員研修会ですが、今回は佐賀県・長崎県の合同の研修会となりました。午前中は、発達障がい者施策についての長崎大学准教授の講演及び防災・減災のための総点検手法についての民間会社からの講義がありました。
 発達障がいについては、不登校事例の43%に発達障がいが見受けられるという報告もあり、その対応に課題が山積しています。早期発見、早期療育に繋がるライフスタイルに合わせた取り組みが必要であり、専門家の育成や療育環境の整備など、いろいろ考えさせられました。
 防災・減災のための総点検では、道路陥没事故を防ぐために道路や橋梁、河川や港湾の護岸等を総点検する取り組みが紹介されました。これにはマイクロ波を照射して地中の異常箇所を発見する車を使用するとのことで、実際にその車を見せていただきました。(写真)時速60キロで走るということで、交通規制などを行うことなく簡単に地中の空洞を発見できるそうです。道路では下水管の老朽化で破損した部分から水が漏れだし、そこから空洞化が進み道路陥没に繋がるようです。各地で事故の報告もあり、自治体での取り組みが必要です。
 午後からは、秋野参議院議員から「今後の医療福祉制度・厚労省の方向性と自治体の役割」についての講演、政策ディスカッションとして人口減少時代の自治体の可能性についての意見交換、議員の活動報告など盛り沢山の内容でした。
 今回は、長崎県の議員とも意見交換ができ、それぞれの議会ことも情報交換できたことは良かったと思います。公明党は今年11月17日に結党50周年を迎えます。国会議員から地方議員にいたる3000人のネットワークで、様々な課題に取り組んで参ります。

コメントは受付けていません。

ブログバックナンバー
Twitter
サイト管理者
佐賀市 池田正弘
ikeda@komei-saga.com