大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

宅地の前に柵を設けて良いわけないでしょう!

まちづくり 市民相談 建設 / 2017年4月29日

隣接の賃貸集合住宅の件で相談があり、訪問しました。

造成地設計、建築物が決まってからの工事説明会のため、

建設目的物等に対する要望を聞き入れてもらえなかったことに対する不満等でした。

すべての要望は叶わなかった様ですが、一部の要望に対しては

私が相談を聞く前日に、業者から対応するとの回答があり少し安心したようでした。

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柵の奥が玄関入り口になっています

 

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下に水路があります

 

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駐車場の入口も狭くなっている

問題は、帰りがけに玄関入り口で立ち話をしていると

水路の転落防止柵のことに触れ、「これも何とかして欲しいと要望したのですが、

業者の回答は、市役所からの指示なので変えることはできないと言われた」というのです。

でも、住宅の玄関入り口に1m程度ですが、一方的に設置されるというのはおかしいですね。

向かいの住宅地では、駐車場の入口も狭まっています。

この水路横断橋の構造については図面がないので確かなことは言えませんが、

たぶん、ここは通常の土留擁壁で終わっていたと思われます。

そこに隣接地を開発することになり、道路を接道する必要があります。

隣接地を擁壁まで盛土をするのでしたら良いのですが、

ここに水路があることから橋を架けることになったのでしよう。

しかし、橋を架けるには床版桁を載せる橋台が必要です。

そこで、直接擁壁の上に床版桁が載らないように、擁壁から離した所に

新たに橋台を設けて水路の幅より長い橋を架けたと思われます。

そのため、橋の長さの関係で、転落防止柵が宅地の方まで延びたのでしょう。

でも、この柵ぐらいは何とかなるものです。

市は現地を確認したのでしょうか?

確認した上で指示をしていたのなら、大いに問題ありですね。

一方的に宅地出入り口の前に柵を設けて何とも思わないのですかね?

 

 

 

 

 

H29年度の介護職員処遇改善による利用者負担は?

福祉 / 2017年4月28日

H29年度の介護報酬改正で4月1日から介護職員処遇改善の拡充が行われる。

これまで加算が4区分あったが、1区分追加された。

最も加算の大きい加算Ⅰ(今回新設)を取得すると、介護職員一人当たり37,000円相当で10,000円の増額になる。

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さて、介護従事者にとっては良いことであるが、一方の利用者に対しては若干の負担増となる。

各事業所から利用者に説明が行われているようだが、説明が不十分との声が利用者からあった。

このことで、私も勉強させて頂いた。

利用者の負担については下表の内容に変更される。

(上の表が29年度から、下の表が28年度までのサービス区分・キャリアパス要件別の改善加算率)

これまで訪問介護を受けていた利用者は、8.6%が10.0%(事業所が加算届出しない場合)

もしくは13.7%(事業所が加算Ⅰを取得した場合)になる。

例えば、加算Ⅰを取得した事業所の場合、これまで10,000円の利用者負担であった方は、

8.6%が13.7%になるので、5.1%(差分)×10,000=510円の負担増になるとのこと。

介護職員の処遇改善には利用者の負担増が伴うが、介護職員の人材確保が危ぶまれていることからも

やむを得ないこととご理解を頂くしかないだろう。

 

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平成29年度から

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平成28年度まで

健康診断やがん検診を統計学で検証すると?

医療 / 2017年4月27日

健康診断やがん検診が行われているが、これらの効果は信頼性の高い統計学で検証すると、どの様な結果になっているのか。

この分析で人々の適切な意思決定に役立てようとするのが、エビデンスに基づく医療(Evidence Based Medicine, EBM)で、世界的に広がっているという。

ここでポイントとして「統計学を使った解析なら何でもエビデンスがあるというわけではなく、最も尊重されるエビデンスはランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビュー」です。

「俗に言う偉い先生の意見や体験談は、RCTなどで裏付けられない限り、エビデンスとしては尊重されません」というのです。(そうだろう)

これらの検証結果によると、健康診断、検診、医療の本質が問われることになるのですが。どうしたらよいのやら・・・。

「ヘルスリテラシー」という言葉があります。これは「健康情報を入手して自ら健康管理等の判断・活用をする」といった意味で、このことも大事なことだと思っていますが、ヘルスリテラシーの情報にエビデンスとして信頼できるものは何か、一般市民には難しい判断になります。

「ヘルスリテラシー」のサイト「健康を決める力」もオススメです!

報告内容の一部から

  • 健康診断やがん検診は寿命を延ばすか

    >健康診断が総死亡率を減らすことはありませんでした。がんや循環器疾患についても同じような結果になりました。

  • がん全体の死亡率や総死亡率がマンモグラフィによって減るかどうか

    >有意な低減効果が見られませんでした。

 

介護ロボット(マッスルスーツ)など視察

ボランティア 国際問題 福祉 議員活動 / 2017年4月25日

今日は公明党議員団で市内施設の視察を行いました。

はじめに、介護ロボットを導入された、「ケアタウンからさき」を訪問しました。

製品名は「腰補助用マッスルスーツ」のスタンドアローン型で、補助力は最大25kgfとなっています。

ScreenClip

※メーカーへリンク

 

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スーツを装着後に補助機能となる人工筋肉に空気を送り込むことでアシスト力が発現されます。

実際に装着させた頂きましたが、腰を伸ばす方向にアシストされるので、かがむときには反対方向に動かすので若干負荷がかかります。

確かに腰への負担については楽にはなりますが、一時的に使用する際には装着の時間(僅か2分ぐらい)が面倒かな?と感じました。

次は、明日都浜大津の国際親善協会を訪問し、事業内容等について話を聞きました。

大津市のホームステイ受入を充実して欲しいようでした。

外国人の相談対応が丁寧に行われていることも初めて知りました。

語学講座は現在6カ国語が行われていますが、スペイン語やポルトガル語の要望もあるとのことでした。

5名全員が賛助会員の申し込みもしました。

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介護ロボットは誰のもの?

政治家が肝に銘ずべき言葉

政治 / 2017年4月20日

月刊「公明」5月号の記事で、8世紀の英国の思想家・下院議員として活躍したエドマンド・バークの言葉が引用されていた。

政治家のあるべき姿を説いた言葉だ。

 「選挙区の有権者としっかり結び付き、密に連絡を取り素直なやりとりをするのは、代議士にとって幸福かつ光栄なことに間違いない。代議士にとって、有権者の願いは非常に重大なものであり、有権者の意見は高く尊重されるべきで、有権者の要件には絶えず注意が向けられなければならない。代議士にとって、自分の休養や楽しみや満足を有権者のために犠牲にすることは義務である。そして、いかなる場合でも、代議士は自分の利益よりも有権者の利益を優先させなければならない」

「しかし、偏向していない意見.成熟した判断、正しく開かれた両親などを犠牲にしてまで、皆さんにも皆さん以外の誰かにもそして、どんな人たちの集まりにも.仕えるということはできない。(中略) 代議士が皆さんに負うているのはただ勤勉に努力することだけではない。判断にもまた責任を取らなければならない。そして、自分の判断を犠牲にして皆さんの意見に従うということは皆さんに使えるのではなく、皆さんを裏切ることを意味する」

これまでも議員として心掛けてきたつもりであるが更に肝に銘じていきたい。また、大衆に迎合することなく、信念をもって「あるべき考え」を訴えていきたい。

 

脳脊髄液減少症について勉強会

医療 教育 福祉 / 2017年4月19日

公明党滋賀県本部の議員研修会が行われました。

今回は脳脊髄液減少症について、患者・家族支援協会代表理事の中井宏さんから話を聞きました。

以前も脳脊髄液減少症については同会からの要望を聞いて、公明党としても取り組みを進めてきたと理解していました。

しかし、中井代表や滋賀県内の患者(親御さん)の生の声を聞いて、全く進んでいないことが分かりました。

時間的には脳脊髄液減少症については教育委員会で周知されているはずと考えていたのですが、患者さん家族の話から、その後に起きた事故で脳脊髄液減少症の認識はまったく無かったことが分かりました。

健康保険の適用も進んでいると思っていましたが、医師の理解が進んでいないことから現実は対象とすることは困難であることも理解しました。

少しづつ前進はしているものの、まだまだ議会で訴えて行く必要があると認識しました。

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会派勉強会を始める

議員活動 / 2017年4月18日

公明党議員団では毎週勉強会をすることにしました。

今日は「大津市指定管理者制度に係るモニタリングの実施内容」と「特定健診実施計画及びデータヘルス計画に基づく保健事業の実施結果・評価」について担当課からヒアリングをおこないました。

医療カルテのICT利活用

医療 / 2017年4月15日

医療に関するICTの活用がNPO日本サスティナブル・コミュニティー・センターが運営主体となって進められている。

その一つが、医療医機関ごとに管理されている個人の医療履歴を自ら集約管理できる仕組みとして考案されたのがポケットカルテです。

ポケットカルテは、介護や高齢者福祉にかかる費用も含めて、個々の住民単位での一元管理が可能であるようで、自分自身の健康・医療・福祉・介護履歴情報により、生涯にわたって支出している費用の総和も可視化できることが判明したようである。

二つ目に、地域共通診察券「すこやか安心カード」で、30までの医療機関の診察券として使用できる。これで幾つもの医療機関の診察券を持つ必要がなくなる。

この他にも、医療圏リソース管理システムではそれぞれの医療機関が保有する高度な医療機器などを登録しておくことで、緊急搬送時にどの病院に搬送すれば患者に必要な医療機器の対応が可能であるか分かるシステムである。

こうした医療に関するICTの取り組みを患者、医療機関、行政が積極的に行っていくことが求められる時代になったと思う。

 ScreenClip [10]YouTubeにリンク

 

介護に関する調査研究事業報告書

社会保障 福祉 / 2017年4月11日

介護に関する調査研究事業について、数多くの報告が行われています。

このHPの「質問に役立つ行政関連情報」にも掲載しましたが

参考に、ここにもリンクを設けます。

介護予防サービスの利用実態に関する調査事業 報告書(PDF:2041KB)

介護保険法に基づく介護サービス事業者に対する行政処分等の実態及び処分基準例の案に関する調査研究事業 報告書(PDF:1580KB)

新しい包括的支援事業における生活支援コーディネーター・協議体の先行事例の調査研究事業

新しい包括的支援事業における生活支援コーディネーター・協議体の先行事例の調査研究事業 報告書「高齢者の活躍と暮らしを応援する地域づくりのヒント集」(PDF:23051KB)

介護サービス計画書の様式等の利用実態に関する調査研究事業 報告書(PDF:4869KB)

地域支援事業の実施状況及び評価指標等に関する調査研究事業 報告書(PDF:4038KB)

介護人材の需給推計に関する調査研究 報告書(PDF:2153KB)

適切なケアマネジメント手法の策定に向けた調査研究事業 報告書(PDF:3924KB)

介護に取り組む家族の支援に資する民間サービスの普及・促進に関する調査研究事業 報告書

セミナー>地域包括ケアシステムにおけるこれからの保険外サービス~地域での展開と家族支援~

<第一部 保険外サービスガイドブック発刊後の動向と自治体の取り組み>
1.公的保険外サービスに関する政策動向
      厚生労働省経済産業省
2.公的保険外サービスの普及拡大に取り組む自治体の取組事例
      愛知県豊明市福岡県福岡市
3.地域における事業者間連携の取り組み
     くまもと高齢者支援インフォーマルサービスネットワーク

<第二部 介護に取り組む家族向けの保険外サービス>
4. 民間事業者事例紹介
    ・認知症家族の見守り 社団法人セーフティネットリンケージ
    ・仕事と介護の両立支援 株式会社wiwiw
    ・情報の面からの家族支援 株式会社エス・エム・エス

5. 本年度調査研究結果の紹介 株式会社日本総合研究所

発表元:日本総合研究所

介護と仕事の両立を実現するための効果的な在宅サービスのケアの体制(介護サービスモデル)に関する調査研究

発表元:みずほ情報総研

地域包括ケアシステムの構築や効率的・効果的な給付の推進のための保険者の取組を評価するための 指標に関する調査研究事業 報告書

事業報告書(PDF/7,632KB)

発表元:NTTデータ経営研究所

特別養護老人ホーム入所者の医療ニーズ対応のあり方に関する調査研究事業 報告書

概要版

高齢者の在宅生活継続に向けたサービスのあり方に関する調査研究 報告書

概要版

発表元:エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ

介護施設におけるケア記録の電子化並びにケアの効果及び効率性分析事業 報告書

認知症施策における民間活力を活用した課題解決スキーム等の官民連携モデルに関する調査研究事業 報告書

資料編

発表元:みずほ情報総研

 

道路利用者の立場で安全な道路に

交通安全 / 2017年4月2日

10年近く前から自治会として要望していた道路側溝の改修工事が行われた。

カーブで見通しが悪いところに幅員が狭いために事故が数回あった。

片側のオープンのU字溝が蓋付きの側溝に変わったので、これで車同士の離合もしやすくなった。

しかし、残念なことに境界杭が飛び出たままになっている。

また、一部であるが舗装と側溝の高低差があり、横断方向に急勾配で擦り付けられていた。

これでは、暗いと境界杭にぶつかる人や車があるかも知れない。

急勾配になっているので足をくじいたり、自転車がハンドルを取られることも予想される。

境界杭のことも、危険なので下げてもらうようにお願いしていたのに残念です。

側溝の高さがなぜ舗装面より極端に低くなってしまったのだろうか?

設計か?施工か?監督不行き届きなのか?

もっと道路利用者の視点でしっかりとした施工をして欲しい。

 

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道路面と側溝の高低差が極端

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境界杭が飛び出ている

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境界杭が飛び出ている