大津市議会議員 佐藤弘

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病院経営と最適治療について

医療 / 2016年7月22日

先日、大津市民病院の先進医療について会派で視察を行った。

放射線治療や手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の現状についてヒヤリングした。

最後に、医療アドバイザーについて尋ねたところ、

病院経営は結局、医療報酬に繋がる手術を如何に行うかとのことであった。

ここで改めて、医療のあり方について考えさせられた。

例えば、前立腺がんについて「ダ・ヴィンチ」による手術は経営的には効果を上げることになる。

しかし年齢にもよるが、果たして前立腺がん手術をした方が本人にとってよかったのか

それとも、年齢を考慮してそのままにしておいた方がよいのか

判断は難しい。

病院が本人にとって適正な処置をする場合、医療報酬を受け取らない(手術をしない)選択もあり得るわけだ。

そうなると、単に病院経営を視点にした場合、個人の適正なる治療は無視されはしないだろうか?

病院経営と本人の最適治療のマッチングが今後求められることになるのではないだろうか?