多様性・レジリエンス
生物多様性について、枝廣淳子東京都市大学環境学部教授の講演に参加しました。
生物の多様性はもちろんのこと、社会における多様性の重要性を再認識。
生態系は食物連鎖で成り立っているのだが、中には特定の植物しが食さない昆虫がいるようだ。
だから特定の植物が無くなると、それを餌にしている昆虫は生きていくことができなくなることになるのだ。
今後「レジリエンス(回復力、弾力性)」が重要であり、これをつくり出すのに多様性が必要とも。
「レジリエンス」については今年の1月、SGI会長が記念提言で以下のように言及していました。
「人類を取り巻くさまざまな課題は、貧困や災害といったように呼び名は同じでも、その具体的な様相は、問題が起きている場所や周囲の環境によって、それぞれ異なります。また、先に触れた気候変動のように、さまざまな脅威が引き起こす影響は、同じ地球に生きている以上、いつでもどこでも、誰の身にも及ぶ可能性があるものです。
そこで必要となるのは、危機が深刻になる前に未然に防ぐとともに、被害に見舞われた場合でも、困難な状況をたくましく立て直していく知恵と行動――いうなれば「レジリエンス」の力を、それぞれの地域で日頃から強めていくことだといえましょう」
これからは人間一人ひとりが、自分で考えて生き抜く力を普段から蓄えていくことが大事なのでしょう。
また、その人でしか持ちあわせない力があることを認め合うことも忘れずに。