大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

杭打ち偽装対策にボーリングデータ公表を

建設 行政 / 2015年10月31日

連日新聞紙面のトップに杭打ち偽装についての記事が掲載されている。

どうすればくい打ち偽装をなくすことが出来るのか。

杭の設計長は、代表的なボーリング調査の結果に基づいて決定される。

しかし、あくまで設計であり、施工時には杭支持層に到達しているか確認が必要である。

杭掘削機などが支持層に達した時には、先端にかかる圧力や電流値の変化によって確認することが出来る。

信頼を得るには、これらの記録を確実に記録保管して、マンションであれば購入者に公表して確認出来るようにすることも必要だろう。

今回の事件で、国や自治体などの発注者が、報告されているくい打ちのデータについて調査したところ、幾つもの不正や疑わしいデータが確認されたという。

このことは、発注者が施工業者からの報告書のチェックを出来ていなかったと言っているようなものである。

つまり、発注者は工事が終わり引き渡しを受ける前におこなう工事完了検査が不十分であったことになる。

すべての書類を検査するのは困難であることは分かるが、特に杭に関しては今後確実に行う必要があろう。

また、施工中に支持層までの深さが設計より深くなった場合にはその時点での変更対応が難しくなることもある。

このことから、設計段階で十分な本数のボーリング調査を行っておく必要があるだろう。

参考に下図は建築学会の出している建築面積に対するボーリング本数の目安である。

 

建築面積とボーリング本数

 

私は今年の8月議会で、公共事業のボーリング調査結果の公表について質問したが、民間事業についても公表の協力をしてもらうことも良いだろう。

このことで、施工業者に対する信頼性が高まることや、本来の地域の地盤特性を広く活用できるようになるだろう。

こうした、官民土質ボーリングデータ公表の流れに期待をしたい。

健康寿命延伸の仕組みづくりを

医療 / 2015年10月30日

健康寿命延伸産業分野におけるニーズ・シーズのマッチングに関する調査の報告書をみた。

予想通り、健康に関する意識は高いことが分かる。

調査結果に表れたように、ポテンシャルの高い健康意識を産業に結びつけることは容易なことではないかと感じた。

下の図にあるように「特別な健診・人間ドック」「自宅でできる健康診断キット」などが、今後利用したいと思っている人が多い。

忙しくてなかなか健診を受けられない人は「自宅でできる健康診断キット」は有り難いだろう。

健康意識を健康づくりに結びつける仕組みを求めている人が多いのだとおもう。

※下図は~「健康投資/健康経営」の視点からの健康寿命延伸産業活性化に向けた方策調査事業~から

ScreenClip [1]

 

つくば市・藤沢市の視察に

交通 生活 / 2015年10月29日

生活産業常任委員会の視察に参加しました。28日はつくば市の「環境モデル都市行動計画」、29日は藤沢市の「湘南藤沢地方卸売市場の民営化の経緯と運営状況」と東京駅にある「じゃらんリサーチセンター」についてそれぞれ伺いました。

なかでも特に印象に残ったのは、湘南藤沢地方卸売市場の民営化と運営状況について運営する青果会社社長からの話でした。

民営会社として藤沢市から民営化協議が整い譲渡されるまでに市場施設、配送センターの整備がされました。

この際のポイントととして以下、説明された。

①市場整備の規模は一般的なものよりコンパクトなものにした(規模の縮小)。このことは広ければ良いというのではなく、狭くても工夫すれば出来る。

②市場に買い付けに来る客もいるが、今はこちらから届けるサービスが必要であることから、配送センターを設置した。

③建設費用は補助金を受けない。補助を受けないことで市場運営にかかる制約を外したいとの考えがあった。

市場運営の制約を外すことで、必ずしも競りが必要ではなく、相対で値を決められること、かつ価格の公表が出来るなどのメリットがある。

つくば市

つくば市

藤沢地方卸売市場

藤沢地方卸売市場

宅配便の再配達削減の取り組み

エネルギー 生活 / 2015年10月27日

宅配便配達の走行距離のうち、25%は再配達のために費やされているという調査結果が出ている。

宅配便を初回で受け取った方の割合は少ないでしょう。

自宅で品物を受け取れるのは便利ではあるが、確かに再配達はムダなことだ。

宅配をしている方から話を聞くと、「昼は留守が多いので、夜に再配達せざるを得ない」と言っていた。

ファミリーマートではコンビニ受け取りの宅配をはじめたが、この方が効率は良いだろう。

コンビニも地域に必ずと言ってよいほどあるから、コンビニに取りに行くのはそれほど大変ではないと思う。

平成27年9月に国土交通省がおこなった「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」について

報告書が公表されている。

日頃感じていたことが検討されていているので嬉しく感じた。

便利さと効率を皆で考えていかねばとおもう。

 

 

 

家賃債務保証会社の7割強が増収

生活 / 2015年10月26日

高齢者や外国人などへの家賃滞納対策として、家賃債務保証サービスを導入する家主や住宅管理会社が増えているという報告がありました。

保証会社の7割が増収で、2014年度に損益が判明した36社のうち、黒字を計上した企業は32社(構成比88.9%)。一方、赤字企業は4社(同11.1%)とのこと。

高齢者や身寄りがなく保証人が立てられない方にとっても、家主や管理会社にしてもお互いにメリットのある制度です。

第三者の保証制度により、双方が安心して賃貸住宅の貸し借りが出来ることで市場の活性化や住宅施設のサービス向上にもつながると考えられます。

発表元:帝国データバンク > 家賃債務保証会社48社の経営実態調査

 

 

糖尿病治療に最適な「糖質制限食」

医療 / 2015年10月25日

今日は滋賀医大の若鮎祭でおこなわれた二つの講演会に参加しました。

一つは糖尿病治療に効果の高い「糖質制限食」について江部康二高雄病院理事長の講演です。

江部康二先生は、糖尿病治療の研究で、糖質制限食による治療法を確立されました。既に著書「主食を抜けば糖尿病は良くなる」で著名な方です。

江部康二先生の講演。Exif_JPEG_PICTURE

人類の歴史は約700万年、農耕が始まる前の食生活は木の実や動物の肉が日常的な食べ物でした。やがて1万年ほど前に農耕により穀物が主食となりました。人類の歴史から見ると穀物を主食としているのは1/700の期間です。つまり元々日本人も欧米人も長い間、糖質が制限された食生活を送っていたのです。

江部先生は臨床で、ご自身も含めて糖質制限食により糖尿病患者の症状が明らかに改善されたことを確認、さらに研究に取り組まれた結果、糖質制限食による治療体系を確立されました。

米国では糖質摂取量を抑えることで糖尿病合併症が激減しています。一方、日本の糖尿病治療では糖尿病合併症で苦しむ患者数が減っていないのが現状です。

具体的には、福岡県久御山町では1988年から糖尿病発症予防を目的に九州大学が食事指導(運動指導も)を行いないましたが、2002年には男性で増加率57%、女性で35%という結果でした。

結論としては、生活習慣病の根本要因は精製炭水化物の過剰摂取ということです。

大津市の特定健診の保健指導においてもこの「糖質制限食」を勧めて欲しいと思うのですが・・・

健康は食事から!糖質制限食を始めよう_江部康二 高尾病院理事長_配付資料

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もう一つは「神様のカルテ」の著者である夏川草介氏の講演です。

目指すべき医師に向かって真摯に生きようとする姿に敬服しました。患者の主訴にたいしてどの様に診断をするのか。そこに柔軟な物語力が必要と語っていました。多くの書物があるが古典を読んでほしいとも訴えていました。

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訪問診療を始めることに

医療 家族 社会保障 / 2015年10月24日

現在リハビリ通院している息子が、通院先の先生の勧めがあって自宅で訪問診療を受けることになりました。

今日初めて先生が看護師さんと一緒に自宅に来られ、さっそく、心電図検査やインフルエンザ予防接種、採血検査をしてもらいました。

また、胃ろうや障害者サービスについてアドバイスをいただきました。

胃ろうの管理についてのアドバイスで、週2回ほどの通水をしたほうがよいことや

栄養剤を送り込むために「加圧バッグ」が必要なことも始めて知りました。

ScreenClip

加圧バッグ

 

「何かあったときは電話を下さい。寝ている時間でもかまいません」と、電話の応対についても話してくれました。

患者の呼び出しに、いつ何度ときであっても電話に出るのは大変なことですが、有り難いことです。

でも、これからは障害者も高齢者も在宅医療の対応が求められています。

患者・家族も医師や病気に対する理解を深めることは大事なことだと改めて感じました。

 

 

市議会議員と大津市医師会が懇談会

医療 議会 / 2015年10月22日

大津市議会議員と大津市医師会との懇談会が22日琵琶湖ホテルで開かれました。

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今回のテーマは「大津市におけるがん対策」についてです。

滋賀医大 泌尿器科学講座 河内明宏 教授から「前立腺がんの現状と治療」について講演がありました。

前立腺がんは、男性で最も罹患数の多いがんです。

前立腺がんはPSAによる検診がありますが、厚労省からは対策型検診として認められていません。

今回の説明を聞き、同じがん検診と比較して最も高いがん発見率であることを知りました。

前立腺がん検診が他県では高い実施率であるのに、滋賀県では最低であると報告されていました。

前立腺がんの検診は簡単な採血でおこなうことができます。

精密検査が必要になれば生検が必要ですが異常の有る無しにかかわらず保険適用されるようです。

がん対策に市議会としても取り組んでいるなか、前立腺がん検診は進めていくべきものと認識しました。

◆配布資料 > 平成27年度大津市議会議員・公益社団法人大津市医師会懇談会

lCT研修会が行なわれました

議員活動 / 2015年10月21日

公明党滋賀県本部で議員のlCT研修会が開催されました。
党から3名の講師を迎え、ホームページの開設やFacebookについて説明をしていただきました。

始めにHPの必要性について話しがありました。

選挙の際には、ほとんどの人が議員のホームページを参考にしているようです。

ブログアップの頻度が少ない私ですが

これからは出来るだけアップしようと思います。

マイナンバーの説明会

市民相談 生活 / 2015年10月17日

地域の方にマイナンバーの説明を行いました。

マイナンバーについて、よく分からないので説明して欲しいとの要望があり、説明会を行いました。

資料を探したところ、政府からマイナンバーについて分かりやすいインターネットテレビが用意されていたので

活用させていただきました。

マイナンバー配布資料

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