大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

CLT(直交修正板)って、いいかも

未分類 / 2014年7月20日

公明党の統一地方選挙重点政策の項目に、林業の振興としてCLTの普及と木材利用等の促進をあげています。

CLTについては日本CLT協会のHPに、以下のように紹介されています。

CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネルを示す用語です。
CLTは1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた新しい木質構造用材料です。
CLTの建築材料としてのメリットは、寸法安定性の高さ厚みのある製品であることから高い断熱・遮音・耐火性を持つこと、また、持続可能な木質資源を利用していることによる環境性能の高さなどが挙げられます。
また、CLTパネルを用いた構法として見ると、プレファブ化や、接合具のシンプルさなどによる施工性の速さや、RC造などと比べた場合の軽量性も大きな魅力です。日本では2014年1月にJAS(日本農林規格)が施工され、JASでのCLTの名称は、「直交集成板」となっています。
現在も日本の多くの山林には未整備のままの植林が多くあります。日本建築の材料としては適しているにもかかわらず、伐採・集積・加工となると輸入材に比べ割高になるので放置されたままになっているのでしょう。また、放置すれば益々建築材料としては不良品となるので悪循環です。また杉花粉など花粉症の原因ともなり環境問題としても対策が必要ではないでしょうか。
このCLTの材料には、樹木に節などがあっても問題は無さそうです。
あとはコストをいかに縮減するかです。
伐採・集積・加工・販売ルートを行政が支援することでシステムが出来上がれば何とかなるのではないでしょうか。
伐採の後はこれまでと同じ針葉樹を植林して資材としての利用もよいし、広葉樹を植えれば美しい山になることでしょう。
いずれにしても、針葉樹林が樹齢60年~80年になっている現状をこのままにしておいてよいとは思えません。
日本の山を生かし守るため、何らかの手立てを打つ必要があるのではないでしょうか。