大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

2月通常会議で代表質問

議会 / 2014年2月26日

2月24日、大津市議会公明党議員団を代表して、質問をおこなった。

質問項目は以下のとおり。

1.26年度予算について

2.市長マニフェストについて

3.都市計画マスタープランの策定について

4.協働のまちづくりについて

5.生活困窮者自立支援法について

6.学校における色覚障害の対策について

7.「土砂等の埋立て等に関する規制条例改正」の影響対策について

8.公衆無線LANの普及について

昨年に引き続き、今年度も中期財政計画の収支不足について各会派から代表質問があった。
今年度の収支不足は31億円。この対策についての答弁は、いつも決まったようなセリフがでてくる。
「扶助費が伸びている」「行政改革でムダを省く」「投資的経費を削減する」「経常経費を抑える」といったところだろうか。
今回の質問で私は、中期財政計画と予算の性質別金額を比較した数値を質した。
中期財政計画と予算には著しい乖離が見られるのだ。
歳出については、義務的経費である扶助費が中期財政計画に比べ36億も減じている。
投資的経費も42億削減されている。一般行政経費は増えている。
答弁とは全く逆である。
扶助費は減っている、行政改革を進めているという割りには、行政経費は増えている。
投資的経費も削減されているが、金額が大きすぎる。
人件費も増えている。その理由は「人件費の一部を投資的経費に振り替えるため」というが、それなら同じ基準にしておくべきだろう。
経常経費は経常収支比率の目標は90%以下としているが、91%以下(つまり91%?)と報告された。
あくまで、中期財政計画は想定の数字なのだろうが、こんなに数字がかけ離れていては比較にならない。
今後、予算編成前にはもっと詰めた金額から予算編成をみていかないと、本質が見えてこないだろう。

ICTを活用した協働

市民協働 / 2014年2月20日

千葉市では、昨年7月~12月にかけて、ICT を活用した市民協働型のまちづくりを目指し、実証実験「ちば市民協働レポート実証実験(ちばレポ)」をおこなった。

実験の内容は、スマートフォンなどを使って、市民が道路、公園、ごみなどで気づいたことを位置情報付きの写真と共に投稿し、必要に応じて千葉市が対応する実験です。
このようなシステムは、ヨーロッパですでにおこなわれている。
問題は、市民情報を情報を受けた自治体がどう判断し処理するかである。
緊急性の高いものや市でなければ対応できないものもあるだろ。また、これまで入らなかった情報が簡単に投稿できるので相当の数の課題があがってくることも予想される。
今回に実験では投稿されたことの対応を市民求めなかったようだが、市民の協力で参加出来るものがあれば、問題のあった情報を公開して、対処出来る人に対応してもらうのはどうだろう。
そして、参加協力した市民の改善結果が写真でWeb上に公開されることで、喜んでもらえるのではないだろうか。

遺跡調査を効率よく進めるには

教育 電子情報 / 2014年2月8日

先日、大津市埋蔵文化財調査センターの視察に伺った。

当センターは「市内の遺跡の調査を行い、出土した遺物などの収蔵、保管、調査、研究をする」施設である。

本来は遺跡調査の成果物を保管すれば役割は果たしているのですが、センターではせっかくの出土品を市民サービスに役立てたいと様々取り組んでいました。

出土した遺物の実測図の作成には、定規や方眼紙を使用してかなりの手間が掛かっているようで聞くと、遺物の成果をまとめるのに掛かる時間は、現地での遺跡調査の三倍とのこと。

これらの遺物の調査は順番におこなわれますが、この作業が進まなくては当センターに集められた遺物の保管量は増えるばかりとなります。

そこで、遺物を効率よくするにはIT技術を取り入れたらと提案しました。

最近は、発掘現場の測量から出土品まで遺跡調査データの処理システムが数多く出回っていますし、ハード・ソフトも安価になっていますので、是非とも導入して効率化を図ってもらいたい。

いろいろあるので以下、関連したHP・資料を紹介します。

写真から、3DモデルができるPhotoModelerは35万円程でお勧めか?

考古遺物形状のディジタル計測・図化システムの開発 岩手大学工学部情報システム工学科
PhotoModeler紹介ページ(写真から正確に高品質の3Dモデルおよび3D測定を作成)