バックナンバー 2019年 8月

8月1日(木)、大田区議会公明党の行政視察2日目。

本日は愛媛県西条市に伺い、ICT教育の推進・アクティブラーニングの取り組みなどを学ばせていただきました。

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平成30年1月30日、東京国際交流館(東京都江東区青海)において「第2回全国ICT教育首長サミット」が開催され、西条市が最優秀賞の一つである「2018日本ICT教育アワード」を受賞。同アワードは、全国ICT教育首長協議会のモデルケースとしてふさわしく、首長の主体的な行動がその地域の教育課題を解決し、他の地域でも展開可能な取組を顕彰するものです。

西条市では、「ワクワク度日本一に向けたICTを活用したスマートシティ西条~人と人とが繋がり合う一歩先の社会のあるべき姿を目指して~」というコンセプトを掲げ、これまで様々な教育の情報化施策を推進し、その取り組みが高い評価を受けたものです。

こうした背景がある西条市について、大田区としてもICT教育、アクティブラーニング授業を推進している観点から、同市の取り組みを学ぶ中で大田区にどのように反映できるかを検証してみたいと考えます。

前段として、政府が掲げる教育分野での成長戦略と人材教育の重要性について、平成30年6月15日に閣議決定された「第3期教育振興基本計画」において確かな学力のためのICT活用や、次期学習指導要綱によりプログラミング教育の推進が明示され、これからの教育分野での幅広い情報化・デジタル化の推進による環境整備が求められていきます。

これにより、各自治体の教育委員会でも、政府機関との連携による様々な取り組みがスタート。西条市では『住みたい西条』の実現を掲げ、「ワクワク度日本一の西条を目指して」としたICTを活用したスマートシティー西条構想を計画。その中で、教育分野については「豊かな心を育む教育文化のまちづくり」との柱を掲げ、ICTを契機とした「学び方改革」・「働き方会改革」を推進しています。

西条市の取り組みとして大きく分けて6分野を紹介していただきました。①電子黒板&デジタル教科書類、②学習者&教師用タブレットPC、③校務支援&テレワークシステム、④バーチャルクラスルーム、⑤英語学習AIロボット、⑥優秀なICT支援員の6分野です。

それぞれに政府機関や専門企業の支援を受けながら、効果的・効率的に事業展開されていることに驚きました。このうち、④のバーチャルクラスルームについて触れておきたいと思います。

これは、WEB回線を用いて市内の他校における小規模学級同士を、あたかも同じ空間で授業を行っているような仮想空間を作ります。これによって、A校の生徒とB校の生徒が一人の教員の授業を共に受けながら、時には質問し、時にはお互いに意見をしあうような授業が展開されます。また、必ずT2といって授業を進捗しているT1を補助する形でもう一人の教員がサポートすることで、教員同士のスキルの向上に寄与している面も大分にメリットがあると思いました。

現在、教育分野のなかでアクティブラーニングの取り組みが進められている中、やはり教員においても他の教員の授業をなかなか見ることが出来ないがために、そのスキルの向上が得られていない状況もあると聞きます。「1プラス1は2」と教える教育から、なぜ答えが2になるのかを生徒同士が議論しあうことによって得られる交渉力・問題可決力・コミュニケーション力などを育む教育、いわゆるアクティブラーニングが求められている中、西条市が推進している『バーチャルクラスルーム』は非常に効果的な手法であると感じました。3か年の国の支援によって情報環境の整備やデータ集積が行われてきたが、今後も市の独自財源によって継続していく伺いました。

大田区においても、例えば「さざなみ学園」のような小規模校と区内のICTモデル校との連携が出来れば、生徒・教員ともにさらに充実した教育環境が構築できるのではないかと考えます。

こうした西条市の取り組みをさらに検証しながら、是非とも、大田区の教育環境の整備を力強く推進していきたいと考えます。

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田村 英樹
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