決算特別委員会 カーブミラー・水害対策について質疑
決算特別委員会、審査第4日の10/4(木)の款別質疑「土木費」において、カーブミラーと水害対策について質疑いたしました。
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大田区内に設置されているカーブミラーの本数はどれくらいあると思いますか?
大森地区:1,190本、調布地区:1,629本、蒲田地区:993本、糀谷・羽田地区:583本と合計4,395本のカーブミラーが設置されています。
そのカーブミラーの隣接区や私道との交差点での設置基準および設置までのプロセスを確認させていただきました。
また、呑川流域の豪雨対策の今までの取り組みの確認と地域住民への情報提供の要望をさせていただきました。
質疑の詳細を以下の通りご紹介いたします。
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大田区議会公明党の玉川英俊でございます。
一般質問でも取り上げました、カーブミラーについて、また確認させていただきます。
(質問①)
このカーブミラーは大田区内に何本設置されているのでしょうか。お聞かせください。
(回答①:道路公園課長)
大森地区:1,190本、調布地区:1,629本、蒲田地区:993本、糀谷・羽田地区:583本と、区内には、4,395本のカーブミラーを設置しております。
(質問②)
先日の台風24号で、トタン屋根が壊れてしまったり、看板が飛ばされてしまったりと、区内でも数多くの被害があったことと思われますが、区内に4,395本あるというカーブミラーが曲がってしまったり、壊れてしまったりといった被害はどれくらいありましたでしょうか。
また、そのような調査は、どのように行われるものなのでしょうか。
(回答②:道路公園課長)
現在、折れたものが1件、向きが変わったものを3件、それぞれ確認しており、速やかに設置や向きの修正を手配しております。
調査については、職員によるパトロールや区民の方からの通報によるものです。
私が住んでいる千束地域は、世田谷区、目黒区、品川区に隣接しておりますが、
(質問③)
隣接区との交差点での安全対策、カーブミラー設置や注意喚起の看板設置の要望等があった場合、隣接区や交通関係機関、地域住民とは、どのような連携で進められるのでしょうか。そのプロセスについてお聞かせください。
(回答③:道路公園課長)
区境については、隣接区と協定を結び、道路や交差点ごとに管理区を決めております。
交通安全対策やカーブミラー及び注意看板の設置については、事前に隣接区や警察署と協議するとともに、設置する場所の近隣住民の方の同意の下に設置することになります。
また、地域住民から大田区で管理していない箇所への設置の要望があった場合は、隣接区や警察署に意見照会を行っております。
(質問④)
区道ではなく、私道との丁字路や交差点などで、カーブミラーの設置等の要望があった場合、大田区はどのような対応を行うのでしょうか。
(回答④:道路公園課長)
カーブミラーなどの安全対策は、公道は道路管理者が、私道は私道の持ち主が実施することになっております。
ただし、交差点の見通しや通行量、過去の事故発生状況などを勘案して、交通管理者と相談することにより、設置ができる基準を設けており、区道等にカーブミラーを設置することがあります。
また、行き止まりの私道の箇所にカーブミラーの設置要望があった場合は、私道の敷地内に隅切りを設けたり、カーブミラーを設置することで安全確保をお願いしております。
続きまして、水害対策の質問に移らせていただきます。
この夏のゲリラ豪雨や台風などで、呑川の水位が上がり、氾濫してしまいそうな現場を目撃したとの心配の声を、調布地域でいくつかいただきました。そこで確認ですが、
(質問⑤)
呑川流域の豪雨対策として、今までどのような取り組みをされてきましたでしょうか。
(回答⑤:都市基盤管理課長)
東京都は、護岸整備や呑川の水を多摩川へ放流する下水道幹線の整備など、1時間50mmの降雨に対応した豪雨対策を進めてまいりました。
また、平成29年9月には、呑川流域河川整備計画を策定し、呑川流域において、1時間75mmの降雨に対応する整備計画を公表いたしました。
呑川流域の一部である上池台地区につきましては、東京都下水道局が豪雨対策下水道緊急プランにおいて、1時間75mmの降雨に対応する施設整備を推進する地区として位置付け、整備を進めております。
区では、雨水の流出を抑制するため、雨水浸透ますや透水性舗装などの流域対策に取り組むとともに、下水道施設の雨水排水能力を確保するため、雨水ますの点検や清掃、坂道に設置している雨水ます蓋のグレーチング化などにも取り組んでおります。
また、呑川の6地点に9台の監視カメラを設置し、水防態勢時に河川の状況を注視しております。
水防監視カメラの設置で、呑川の水位の変化状況をリアルタイム画像で確認できるようになり、地域の方から喜びの声をいただいておりますが、
(質問⑥)
上池台地域で雨水ますの水はけがよくなった分、それが呑川に流れてきてしまい、氾濫につながるのではないかとの声もありますが、いかがでしょうか。
(回答⑥:都市基盤管理課長)
呑川流域では、大雨の際には雨水が呑川に放流されておりますが、平成25年に浸水被害が発生した上池台3、5丁目付近については、新たな下水道管により、ポンプ所まで雨水を排水できるようにして、呑川への負荷を軽減し、上池台3、5丁目付近の浸水対策を進めています。
昨年度は呑川緑道散策路のサイン整備事業が行われ、呑川に架かる橋や公園・広場の名前、そして近くの駅や通り、スポットまでの距離といった回遊時の観光視点をはじめ、海抜の高さ、河口からの距離という防災視点での情報も表示されるようになりました。
今後も水防監視カメラや豪雨対策の取り組みなど、区民が安心できるより多くの情報やQRコードなどで確認できるサインも追加されていくことを要望いたしまして、大田区議会公明党、玉川英俊の質問を終了させていただきます。
ありがとうございました。