第7回ユネスコスクール全国大会に参加
12/5(土)午前は、昭和女子大学グリーンホールで開催された、第7回ユネスコスクール全国大会に参加しました。
大田区議会質問で何度も取り上げている、持続可能な開発のための教育(ESD)研究大会になり、
「未来をひらくESD-さらなるつながりと広がりを求めて-」とのテーマで開催されました。
※ESD = Education for Sustainable Development
開会式のあと、日本ユネスコ国内委員会の安西祐一郎会長と昭和女子大学の理事長でもある坂本眞理子学長との特別対談、「グローバル人材を育てる」を拝聴いたしました。
安西会長からは、
今までの「知識を増やすだけ」といった伝統的な教育方法は、グローバル化において変革しなければならない。
教育の仕方を考え出さなければならない時代である。主体性をもって、多様な人々と協働して学ぶ態度・姿勢が重要。
人に尽くす=自分が人を活かしていることに誇りを持つ。
感謝して生きることが大事。
といったことが語られました。
坂本学長からは、
「正しい回答を早く出す」ことが良いとされてきた大学入試教育であったけれど、
知らないものに出会った時に「何だろう?」と立ち向かう力、答えが見えなくてもあきらめない力が必要。小さな成功体験を積み重ねて「私だってできるんだ!」と自信をつけさせること。
未来に生きていくために新しいものに立ち向かえる力を先生自身が怖じ気づかずに新しいことにチャレンジしてほしい。
自分で発見して、先生方がお手本になってほしい。
と熱く語られました。
2019年に廃止される大学入試のセンター試験の後は、ESDを学んできた子どもたちが報われるものとなる・評価されやすいものになる・その方向に進み、10年がかりで教育改革がなされるだろうとのことでした。
2015年9月にニューヨーク・国連本部で開催された国連サミットで採択となった「持続可能な開発のための2030アジェンダ」について、今後注視していきたいと思います。
夕方からは、第6回ESD大賞表彰式・閉会式が行われ、大田区立大森第六中学校が見事に文部科学大臣賞を受賞されました!
授賞式の模様です。日本ユネスコ国内委員会 ESDフェイスブックより
日頃、大岡山駅前ロータリーの花壇整備作業などで一緒に活動している地元の中学校です。
文部科学大臣賞受賞、おめでとうございました!!