大田区議会議員  玉川 ひでとし (公明党)

いつも 明るく! たくましく!

平成25年度 予算特別委員会 審査第5日

地域振興 政策 産業振興 議会 / 2013年3月31日


平成25年度 予算特別委員会 審査第5日の3/18(月)、款別質疑「産業経済費」におきまして、「下町ボブスレー」の取り組みについて、安倍総理の大田区訪問、施政方針演説による新たな支援の有無、「下町ボブスレー」のロゴやネーミングの取り扱い、資金集めの状況や今後の方法、応援グッズ・関連グッズの提案、大田区の技術を次のステップへどうつなげるかなど、具体的な質問・提案を行ないましたので、以下のとおり質疑の内容を掲載いたします。


大田区議会公明党の玉川英俊でございます。

「梅ちゃん先生」の放送が終了してから、早くも半年が過ぎ去ろうとしております。
ちょうど1年前の今頃は、梅ちゃん先生の放送まであと2週間と待ち遠しく、ワクワクしていたことを思い出します。
この「梅ちゃん先生」に関しましては、明日開催される「梅ちゃん先生推進委員会」にて、さまざま意見交換がされると思いますので、少し話題を変えさせていただきます。

昨年の5月22日、東京スカイツリー、そして、大型商業施設 「東京ソラマチ」が同時に開業されました。これは日本だけでなく世界中から大きな注目を集めるものであったと思いますが、この東京スカイツリー、東京ソラマチ開業の前日、 5月21日の東京新聞にて、あるニュースの記事が大きく1面のトップを飾りました。その見出しには、

五輪目指し「下町ボブスレー」
国産マシン開発 町工場滑り出す
大田の5社「技術力示す」

といった活字が大きく並んでありました!

そして、さらに面白いことに、女優の吉瀬美智子さんが東京新聞のテレビのコマーシャルの中で、「わたしもファンです。 東京新聞の」と言って、手に持って読んでいる新聞は、まさに、この5月21日付けの東京新聞になります。

しかもTV画面に、その見出しの下町ボブスレーとの活字もバッチリと映ります!

ご存じなかった方は、ぜひ注意してご覧になってみてください!

それでは、その「下町ボブスレー」に関する質問に移らせていただきます。


先月2月27日、安倍総理大臣が大田区の町工場を訪れ、経済産業省の中小企業庁による「”ちいさな企業”成長本部」、第1回目となる初会合が開催されました。
この会合には、松原区長も同席され、政府関係者と中小企業の経営者の方々により、日々の経営に関する課題や成長に向けた取り組みについて意見交換が行われました。
そのときの模様は、政府インターネットテレビで紹介されており、安倍総理大臣の真横で、下町ボブスレーネットワークプロジェクトの細貝委員長が和やかにプレゼンテーションを行う姿は、全国の多くの方がご覧になったのではないかと思います。
さらに翌日の2月28日、安倍総理大臣が衆議院本会議の施政方針演説の中で「小さな町工場から、フェラーリやBMWに、果敢に挑戦している皆さんがいます!」とプロジェクト委員長の細貝さんの名前とともに大田区の町工場がものづくりの力を結集して世界に挑んでいるということを取り上げられました。

「高い技術と意欲を持つ中小企業・小規模事業者の挑戦を応援します。
試作品開発や販路開拓など、新しいチャレンジを応援する仕組みを用意します。
ひたすらに世界一を目指す気概。こういう皆さんがいる限り、日本はまだまだ成長できると、私は、確信しています。
今こそ、世界一を目指していこうではありませんか!」

と力強く語られ、本会議場は大喝采となりました。

(質問①)
そこでお伺いいたします。
安倍総理大臣の大田区訪問や施政方針演説で下町ボブスレーが取り上げられたことで、大田区では、何か新たに支援する動きはありますでしょうか。お聞かせください。

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(回答①:産業振興課長)

下町ボブスレー推進プロジェクトへの支援の動きについてのご質問ですが、2月28日の安倍首相の施政方針演説では、「世界一を目指す気概」の事例として、下町ボブスレープロジェクトが取り上げられ、技術と意欲を持つ中小企業・小規模事業者の挑戦を応援しますと述べられました。

前日の2月27日には、経済産業省の中小企業庁による、「ちいさな企業成長本部」の初会合が区内の中小企業で開催され、会合では、安倍総理などの前で、下町ボブスレーのプレゼンテーションが行われたことが総理の印象に残ったものと思われます。
国においても、下町ボブスレープロジェクトに注目し、経済産業省関連の補助事業の利用について働きかけがあり、現在、区は国の助言を受け、活用の可能性を検討しております。
また、数多くのメディアにおいて、このプロジェクトが取り上げられたことから、お問い合わせもいただいております。
現在、公益財団法人大田区産業振興協会では、下町ボブスレーへの寄附受領の窓口を開設し、寄附金の募集を行うとともに、大手企業等に対してもスポンサーとしてプロジェクトに参加いただけるよう呼びかけております。

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真っ黒なボブスレーのボディに映える真っ赤な「下町」、真っ白な「ボブスレー」の文字。

この「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」のロゴは、とてもかっこいいデザインだと思うのですが、
(質問②)
このロゴはどのように作られたものなのでしょうか。



(回答②:産業振興課長)

下町ボブスレーのロゴの経過についてのご質問ですが、下町ボブスレープロジェクトは、大田区内の中小企業の有志が協力し、大田の技術力で国産ボブスレーソリを製作し、日本代表のボブスレーチームに採用してもらいソチ五輪を目指すプロジェクトです。

この趣旨に賛同した約30社の大田のものづくり企業が無償で部品加工に協力しソリを完成させました。
ロゴマークにつきましても、このプロジェクトに賛同したNPO団体に製作協力を募り、その中の若手デザイナーによって作成されたものです。

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「梅ちゃん先生」のときは、NHKの番組だったため、ロゴを使用するにはさまざま制約があったようですが、

(質問③)
この「下町ボブスレー」のロゴや「下町ボブスレー」というネーミングを使用する場合には、何かルールはありますでしょうか。



(回答③:産業振興課長)

「下町ボブスレー」のネーミングとロゴマークの使用ルールについてのご質問ですが、下町ボブスレー推進プロジェクトには、これまでも区内外から、様々な形での応援や支援をいただいております。2台目のソリの製作も計画しており、本プロジェクトを成功に導くには、さらに多くの企業や団体、区民の皆様を含めた広範な方々からの支援が必要と考えております。

ネーミングとロゴマークの使用につきましては、現在、大田区産業振興協会が商標登録の準備をしております。多くの皆様に広くネーミングとロゴマークを利用していただき、地域を盛り上げてもらいたいと考えております。そのため、ネーミングとロゴマーク使用のルール化を現在検討しているところです。

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ボブスレーを1機作成するには約3000万円、海外へ運搬するだけでも約100万円と、ボブスレーの開発・遠征には多額の資金が必要とのことです。

公益財団法人 大田区産業振興協会のホームページでは、「下町ボブスレープロジェクト」へのご支援・ご協力のお願い~おおたのモノづくり力でフェラーリ・BMWに挑戦!~ と寄附金を募っておりますが、
(質問④)
現在までの寄附の状況を教えてください。



(回答④:産業振興課長)

「下町ボブスレー」への現時点の寄附状況についてですが、数多くのメディアにおいてこのプロジェクトが取り上げられており、ソチオリンピックに向かってプロジェクトの更なる盛り上がりも期待できると思っております。

寄附金の窓口となっている大田区産業振興協会には、寄附についても多数のお問い合わせをいただいております。
現在、区民の方々はもとより地元企業・金融機関等からも寄附をいただいており、寄附金額は約250万円強となっております。
今後、寄附額を増やしていく必要から、寄附金についてお問い合わせをいただいた企業には、産業振興協会の職員が説明に伺い丁寧に対応するなど、寄附金を広く募ってまいりたいと考えております。

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(質問⑤)
このような資金は大企業を巻き込んで、広告宣伝費などで資金を集めることはできないものでしょうか。



(回答⑤:産業振興課長)

大企業にロゴマークを使用させて、広告宣伝費を募ってはどうかというご質問ですが、

ロゴマークは、現在、大田区産業振興協会が商標登録の準備をしております。
登録後は、ロゴマークを使用する企業などからロイヤリティ収入を得ることが可能となります。
一方、区内外の企業に対して、スポンサーとなっていただくための協力を求めているところです。
なお、スポンサーになっていただいた場合は、スポンサーとしてボブスレーの関係文書やポスター、ステッカーにその旨の表示をするなど、協賛の特典を用意すると聞いております。

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下町ボブスレーは、昨年の11月に見本市で初公開、12月の長野での初走行、そして、全日本選手権で好タイムを出して優勝してから、一気にさまざまなメディアに取り上げられるようになり、いまや大田区の代名詞になってきています。

「梅ちゃん先生の大田区」ではなく、「下町ボブスレーの大田区」になってきています。
このようなチャンスを逃してしまうのは、非常にもったいないのではないでしょうか。
大田区内の町工場や中小企業、技術への支援だけでなく、「下町ボブスレー」を題材に大田区を盛り上げて、みんなで応援していってはいかがでしょうか。
応援グッズなど、すでにさまざまなアイデアが出ているのではないかと思いますが、大田区内の地域をあげての応援キャンペーンや、下町ボブスレーの関連商品をはじめ、食料品や日用品などでもボブスレーの形をした、さまざまな商品を作って、販売して、地域の活性化を図る取り組みができるのではないかと思います。

あさって、3月20日、春分の日には、萩中通り商店会のイベントでアメリカでの激戦から帰ってきた下町ボブスレーの展示が行なわれるとのことですが、このようなイベントが行なわれるときに、応援グッズや関連グッズの販売などがあれば、さらに盛り上がるのではないかと思います。
以下、わたしを含む区民の方々から寄せられたアイデアをちょっとあげてみます。

まず、下町ボブスレー応援グッズとして欠かせないのが「ピンバッヂ」。
いま多くの人が2020年東京オリンピック招致のピンバッヂをされていますが、「下町ボブスレーを応援しています!」という意思表示のピンバッヂを作成してはいかがでしょうか。
また、「日本からの挑戦状。」というキャッチコピーの下町ボブスレーのポスターが大田区産業振興協会で無償配布されていますが、

区商連の加盟の有無にかかわらず応援店として名乗り出た商店には、「下町ボブスレーを応援しています」という意思表示の応援ポスターや応援ステッカーを店頭に張って、梅ちゃん先生の時のような「のぼり」も設置可能にして、「下町ボブスレー」のロゴやネーミングも無料で使用可能にするなどどうでしょうか。
ロゴやネーミングも使用可能となれば、さまざまなアイデアでオリジナル商品が作れるかと思います。
実際に走る下町ボブスレーのおもちゃ、携帯ストラップ、しおり、インテリア品をはじめ、食料品では、下町ボブスレーの形をしたパン、チョコレート、サンドウィッチ、海苔巻き、焼き菓子、洋菓子、和菓子、ドーナツ、ケーキ、煎餅、焼き海苔・・・などなど。
下町ボブスレーの形ではなくても、ロゴの焼き印を入れた食べ物なども考えられます。
日用品では、下町ボブスレーの形の筆箱、ポーチ、小物入れ、折りたたみ傘の収納袋、スリッパ、靴下・・・などなど。
下町ボブスレーのデザインのネクタイやネクタイピンなど、素敵ではないでしょうか!
他にも、下町ボブスレーを真似たものをダンボールなどで作って多摩川土手を滑らせるイベントなどを開催しても面白いのではないかと思います。
ちょっと斬新なアイデアも含めて、いろいろと列挙してみましたが、
(質問⑥)
応援グッズや関連商品につながるロゴやネーミングの使用、応援キャンペーンなどで、下町ボブスレーの応援を継続していく仕組みは作れないものでしょうか。



(回答⑥:産業振興課長)
応援キャンペーンなどで、下町ボブスレーの応援を継続していく仕組みは作れないかとのご質問ですが、「梅ちゃん先生」の際には、推進委員会という組織を立ち上げ大田区全体を盛り上げようと、区商連を始め、多方面の方々の協力をいただきました。
「下町ボブスレー」は、多くのマスコミに取り上げられ、安倍総理の施政方針演説にも引用されるなど、大田区のプロジェクトから日本全国にもその話題が広まりつつあります。
応援組織としては、区内産業関連団体等をメンバーとする「下町ボブスレープロジェクト実行委員会」が発足しており、推進委員会のメンバーに対し、各種のアドバイスや応援を行っております。
さらに地域を上げて応援いただけるように、大田区商店街連合会にも協力を呼びかけ、商店街のお祭りやボブスレーにちなんだイベントを開催してもらうなど、地域から区全体を盛り上げられるようにご協力いただけるようにしてまいります。

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これから製作される「下町ボブスレー2号機」は、6月までに設計を終え、7月から部品を調達し、9月に入ってから組み立てる計画のようです。
その間、この下町ボブスレーの熱が冷めないように、さきほどの質問では、応援を継続していくための提案をさせていただきました。
下町ボブスレーネットワークプロジェクトは、ボブスレー製造に挑戦することで、一般の人にわかりにくい大田区の加工技術や企業間ネットワーク力、そして、モノづくりの将来の可能性を次世代に伝え、世界にPRして、新たな市場の受注獲得を目指しているものであると思いますが、
(質問⑦)
このプロジェクトを一過性のお祭りで終わらせずに、大田区の技術を次のステップへとつなげるために、大田区はどのように考えていますでしょうか。お聞かせください。



(回答⑦:産業振興課長)
一過性のお祭りで終わらせずに、大田の技術を次のステップにつなげるためにどう考えているかとのご質問ですが、下町ボブスレーは、大田区の中小企業約30社が手弁当で180余りの部品を製作し、組み立てた国産初のものです。


ボブスレー競技で勝敗を左右するものは、①選手の能力と②ソリの性能です。
ソリの性能を高めるために、1号機でも区内ものづくり企業の技術が結集されております。
具体的には、氷と直接、接するランナーの低摩擦化による技術の高度化が必要となります。

また、空気抵抗を減らすためにボブスレーソリ土台の金属部品とボディのカーボン樹脂とを融合させる技術は航空機産業の需要に応えられると考えられます。
オリンピックを目指すとともに、そこに投入された区内ものづくり企業の技術をアピールすることで、航空機産業や風力発電などの環境エネルギー開発分野への進出の足掛かりになるものと考えております。

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梅ちゃん先生では、最後に蒲田の町工場が新幹線の部品を手がけることになるという、大きな夢をかなえてハッピーエンドとなりました。

下町ボブスレーネットワークプロジェクトは、2014年の冬季オリンピックでの活躍がひとつのゴールであり、その先には、次世代エネルギー開発や航空機産業などに参入していくという大きな夢があります。
小さな町工場から、フェラーリやBMWに、果敢に挑戦しているというこのプロジェクトはフィクションではない、リアルなドラマであります。
大田区と大田区民とで力を合わせて、リアルタイムでこのプロジェクトを応援し、次世代に大田のモノづくりの可能性を伝えていけるように、夢物語ではなく、現実のドラマとなっていくことを願いまして、玉川英俊の質問を終了いたします。ありがとうございました。

※なお、この質疑の翌日3月19日(火)付の公明新聞の中小企業支援の欄で、「下町ボブスレー」のことが引用されました。

平成25年度 予算特別委員会 審査第2日

地域振興 現場調査 被災地支援 議会 防災 / 2013年3月31日


平成25年度 予算特別委員会 審査第2日の3/13(水)、款別質疑「総務費」におきまして、
大田区の被災地支援ボランティアの新規参加者募集の取り組みや今後の活動計画、防災塾受講者の役割、災害ボランティアの体制などについて質問・提案を行ないましたので、以下のとおり質疑の内容を掲載いたします。

大田区議会公明党の玉川英俊でございます。

3.11、東日本大震災が発生して、早くも2年が経ちました。

この未曾有の大震災により亡くなられた方々に 哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に 心からお見舞い申し上げます。

この震災当日、私はまだ区議会議員ではなく、翌月に控えた自身の区議会議員選挙の準備活動で地域をまわっているところでした。

地震発生時、近隣の住宅の窓ガラスがガチャガヤと音を立て、周辺の木はガサガサと大きな音を立てて揺れだし、電線は生き物のように波を打ち、いままで見たことの無い異様な光景でした。

携帯電話はつながらなくなり、夜は駅周辺に帰宅困難者があふれ、幹線道路は自動車が身動きできない大渋滞。歩道は歩いて帰宅をされる人の波。

翌日以降は商店の棚からは食料品が消え、薬局では開店前からトイレットペーパーを買う人で長蛇の列。

ガソリンスタンドも信号を3つ4つまたぐというはじめて目にする長蛇の列がしばらくのあいだ続きました。

いまではもう「あのとき」のことかもしれませんが、東北の被災地では、まだまだ復興が進まず、3.11から時間が止まったままの地域がたくさんあります。

この大震災をただの悲しみの終わらせるのではなく、未来への教訓として、さまざま学んでいく必要があると思います。

昨日の総括質疑にて我が会派の丸山委員から「大田区の被災地支援」について質疑がありましたが、わたしからも大田区の被災地支援ボランティアに参加してきた経験を踏まえて、いくつか質疑させていただきます。
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(質問①)
大田区では昨年10月に大田区の管理職員による被災地視察研修が実施されました。この視察で得てきた教訓から、どのような意識変革がありましたでしょうか。お聞かせください。
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(回答①:総務課長)
昨年の10月25日から、1泊2日で東松島市へ管理職員32名、私含めました事務局が4名、合計36名で視察を行ってまいりました。現地では、テレビでは見られない被災地の姿や被災者と日々接しておられます東松島市の職員の生の声を聞くことができました。また、参加した管理職はボランティア作業にも従事してきました。

その中で、管理職員は、管理職としてのその場で的確かつ短時間で判断を下さなければならない、そういう責任の重さ、責任の大きさ、さらには臨機応変な判断ができるかできないか。また、業務を継続していくためには部下職員の健康・安全、そういったものを管理職として自分たちの両肩にずっしりとかぶさってくるという意識を一様に受けとめてきたところでございます。そういう中で、帰って来るバスの車中ですとか、研修を受けた当日の夜話し合った中では、これまで以上に区民や職員の生命・財産を守るために、管理職として常にこれからも危機感を持って精進していかなければならないという思い、感想を一様に持ったということは私の受けとめた感想でございます。

大震災から2年が経った現在、全国での被災地へのボランティア参加者もピーク時の一割にも満たないほど激減しているとの報道を耳にしますが、大田区は変わらぬ姿勢で被災地支援ボランティアを継続し、先月の2月末時点で3131名、延べ9330名の方々が、区民ボランティアとして、被災地の宮城県東松島市における現地支援活動に参加されております。

私もそうでしたが、一度だけの参加では満足いかず、次は友達を誘って参加したり、一緒に活動した人と仲良くなって、次も一緒に参加しましょうと計画を立てたりと、毎回の被災地支援ボランティアの参加者は意識の高いリピーターが半数以上を占めているのではないかと思いますが、
(質問②)
約3000人の参加者のうち、1回だけ参加された人と2回以上参加されているリピーターの方の割合はどのような感じでしょうか。
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(回答②:区民協働担当課長)
2月末までに、約3,000人の区民ボランティアが参加されていますが、1回だけ参加された方と2回以上参加されているリピーターの参加比率はおおよそ3対2です。1回だけで終わらないリピーターの多さが伺われると思います。)

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(質問③)
まだまだ、はじめてボランティアに参加される方もいらっしゃいます。このような新しい参加者は何をきっかけに参加に至っているのか。区として把握されていましたらお聞かせください。
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(回答③:区民協働担当課長)
新しく参加された方に参加したきっかけをお聞きすると、一番多いのは大田区のホームページや区報でございます。ほかに、ケーブルテレビや区設掲示板に張られた被災地支援ニュースで知ったという方もおりました。会社の先輩や友人など、口コミで知ったというケースも多いようです。高校生ですと、学校の掲示版やご家族からボランティア募集を教えてもらったなどありました。

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わたしも自身の参加体験を話し、被災地へ足を運ぶように、映像などではなく自身の眼で被災地を見ておくべきだと、被災地支援ボランティアの参加を呼びかけておりますが、何かしたい気持ちはあるけれど、なかなか参加に踏み切れないという方が多いいのが現状です。

その踏み切れない理由を聞くと、「まとまった休みが取れない」、「体力に自信が無い」、「知っている人がいないとちょっと不安」、「朝早くに区役所に集合できるかわからない」、「長時間、高速バスに乗っているのが辛そう」、などといったものなのですが、

(質問④)
区としては新たな参加者を募るためにどのような工夫をされていますでしょうか。
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(回答④:区民協働担当課長)
ボランティア募集の際に、各回とも必ず初参加者を優先する枠を設けて参加しやすい工夫をしているほか、参加者のアンケートや交通事情が改善されたことから、出発時間を朝の6時から6時30分にするなど参加しやすい環境を整備しています。また、ふれあいフェスタや成人のつどいなどの区の行事の際に、パネルや写真を掲示して活動の様子を知っていただいたり、参加者の説明などで呼びかけているところです。区のツイッターで活動のお知らせなどもしています。引き続き、参加者の声を取り上げるなど、広報に力を入れてまいりたいと考えております。

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(質問⑤)
震災から2年が経過し、被災地の状況やニーズもさまざまな変化し、支援活動の形態も変化してきていると思いますが、その変化の状況や今後の新たな活動計画をお聞かせください。
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(回答⑤:区民協働担当課長)
普及から復興へと被災地の状況が変化していく中で、昨年暮れにはスクールバス待合所を建設するなどしましたが、今はごみ集積所や備蓄倉庫、子どもの遊び場の整備などのニーズが生まれています。時間の経過とともに孤独感が増してくるため、訪問活動のほか、大田区のNPOが開発した安心ノートを活用するために書き方講座などを開催し、高齢者の孤立化防止の取り組みを進めております。
今までも実施しておりますが、東松島市東名地区で大田区が開催しているランチ交流会に集まることを地元の方が楽しみにしております。今後はランチ交流会の前に、地元の皆さんとボランティアが一緒に、子どもの遊び場になるところにガラス片が多数散らばっている状況もございますので、こちらを整備したり、あるいは郷土料理を地元の皆さんにつくっていただくなどして、地域の皆さんが主役になる雰囲気づくりをサポートしてまいります。)

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次世代のメンバーにも被災地でのボランティア活動を通じ、防災意識と地域活動参加の意義を学んでもらいたいと、昨年7月より、高校生ボランティアの取り組みを開始されました。

私も昨年末、7度目のボランティア参加、現地でのクリスマス交流会の支援で、はじめて高校生ボランティアと一緒に活動を行いました。

ただでさえ職業もさまざまで、親子以上の世代を超えた集まりである被災地支援ボランティアに、若くて元気な高校生が加わり、とても新鮮でこちらも元気をいただきました。そこでお伺いいたします。
(質問⑥)
現在までの高校生ボランティアの参加状況および、その成果について、区の評価をお聞かせください。
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(回答⑥:区民協働担当課長)
昨年7月から今年2月までに、21の高校、94名の高校生がボランティアとして活動しました。東松島現地では、大田区の高校生は被災者の高齢者の皆さんに積極的に話しかけ、孫世代ということもあって、現地では元気がもらえる、話しやすいと大変好評でございます。また、大田区の一般ボランティアにとっては、高校生の率直な感想や非常に一生懸命に活動に取り組むことから、初心に返って頑張ろうという影響が見られます。
活動の成果でございますが、例えば都立つばさ総合高校では、ボランティア活動をした高校生が、1月ですけれども全校集会で写真などを使って被災地の現状やボランティア活動の意義を発表するなど、参加していない高校生にもみずからの体験を伝えるなど広がりが生まれています。

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東松島市での学校避難所においては中学生ボランティアを募り、水の配給や物資の運搬、トイレの水の確保などを行い、校舎内の廊下や階段などの清掃は小学生も一緒に進んでやってくれたとのことです。

大田区の大森第六中学校では、毎年の学校避難所開設訓練で中学生自らがさまざまな訓練を行ない、防災意識の向上だけでなく、行動すること自体を学んできております。(質問⑦)
このような訓練を受けてきた次世代メンバーに、さらにその意識を高めた活動を継続し、経験を積んでもらうためにも、中学校卒業後に高校生ボランティアとして参加できることを呼びかけたり、その存在をアピールしていく必要性があると思いますが、区はどのように考えていますでしょうか。
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(回答⑦:区民協働担当課長)
東日本大震災で大きな被害を受けた東松島市においても、地元の中学生・高校生が学校が閉鎖されている期間、初期の時代におきましてはボランティア活動の重要な担い手でございました。
大田区の中学校での取り組みでございますが、例えば東調布中学校では、昨年PTAが主催しまして東松島市野蒜まちづくり協議会会長や大田区の被災地支援ボランティア調整センター事務局長を呼んで被災地の現状やこれから、それから大田区の防災について講演会を開き中学生やその保護者が学ぶ機会をつくるなどしました。また、池上地区の中学校でもOBが被災地支援ボランティアで活動しているということで、OBを招いて学習会を開いたり、そういう取り組みをしているところもございます。
引き続き、区内の中学校で被災地について学ぶ機会があれば協力してまいりますし、区内の全高校にはボランティア募集を周知してまいります。さらに、被災地での高校生ボランティアの活動をさまざまな媒体を通じて広く広報するなどして参加を促してまいりたいと考えております。
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区民ボランティアが被災地での活動経験を活かして、大田区で災害が起きたときに活動するための知識や技術を習得するための講座として、昨年より防災塾(基礎編)を開講され、平成25年度はその基礎編の修了者を対象に防災塾(応用編)を開講されるとのことですが、各地域には消防団や市民消火隊といった自分たちの地域は自分たちで守ると日頃から訓練を行なっている人たちがいます。
(質問⑧)
この防災塾修了者は、災害発生時、地域においてどのような役割になるのでしょうか。
防災塾の受講者、修了者へ区が期待している役割、位置づけをお聞かせください。
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(回答⑧:区民協働担当課長)
各地域には、消防団や市民消火隊をはじめ、市民防災組織が地域防災の重要な担い手として日ごろから訓練に励んでおられます。一方、防災塾では被災地ボランティアに被災地での活動を生かしつつ大田区の防災を学んでいただき、区の災害ボランティアセンターの担い手となることを期待しております。
したがって、区内で災害が起きましたときには、災害対策本部の指示に基づき、災害ボランティアセンターを設置します。防災塾の修了者につきましては、この災害ボランティアセンター運営を担う中核であり、全国から来られるボランティアを受け入れるリーダーやコーディネーターの役割をやっていただきたいと考えております。)

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今年の1月14日、成人の日に朝から大雪が降りました。

この日は3連休の最終日ということもあり、遠方へ出かけられた方々は大変な思いをされたのではないかと思います。

予想もしなかったかなりの量の積雪で、区内の道路ではいたるところで自動車が立ち往生してしまい、首都圏の鉄道関係の交通網も麻痺してしまう事態でした。

わたしも大田区総合体育館で開催された「成人の集い」に参加しており、大雪の影響で帰宅するまで大変時間がかかりました。

雪が止んだ後、地域の各所ではスコップを持って雪かきする姿が見られましたが、数日に渡って雪は解けず、雪かきをされていない道路では歩行者が足を滑らせて転倒するのではないかといった危険な箇所も多く目にしました。

このようなときに大田区内の安全確保のために、被災地の支援ボランティアの経験者や防災塾受講者などを招集して、緊急的な作業対応などできないものかと思いました。
(質問⑨)
台風や大雨、洪水、そして、このときの大雪といったような自然災害が発生した際に、ボランティアを招集して受け入れる体制、災害ボランティアセンターを設置するという実務訓練を兼ねた動きをしていってはいかがでしょうか。

ボランティアの招集は、何も問題がなければすぐに解散をすればよいわけで、シナリオどおりの訓練とは異なり、マニュアルどおりに運営できるのかどうか、正しい情報が収集できるのかどうか確認をすることができます。

このような動きを日頃から実施することにより、さらに大きな災害が起きたときのためのさまざまな課題が見えてくるのではないかと思いますがいかがでしょうか。大田区の考えをお聞かせください。
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(回答⑨:区民協働担当課長)
防災塾修了者を対象に、総合防災訓練や避難所運営訓練などに災害ボランティアとして参加することを通して、災害時の対応を学んでいただくとともに、地域との顔の見える関係づくりをしてまいりたいと考えております。
また、防災塾修了者が大田区の災害時に活動する経験を蓄積するためにも、委員の事例にありました大雪のような災害時に、実際に訓練も兼ねて地域の活動を応援する取り組みも検討していく必要があると考えます。
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(質問⑩)
被災地支援ボランティア参加者の有志が合唱隊を組んで、区内のさまざまなイベントに参加して、歌とともに「被災地のことを忘れない」、「震災のことを風化させてはならない」とアピール活動をされております。

イベントで関わりを持たれた方々などは、大田区の被災地への取り組みやボランティアの存在を理解していかれるかと思いますが、各自治会・町会や避難所となる小中学校や福祉施設などで、災害時に活躍するであろうボランティアの存在を知っていただくためにも、地域との連携、仕掛け作りなどのコーディネートをしていく必要があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
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(回答⑩:区民協働担当課長)
被災地でのボランティア活動から生まれたボランティア合唱隊は、音楽を通して大田区と被災地を結び、昨年5月には蒲田で開催された大田区と東松島市絆音楽祭の原動力となるなど、ボランティアならではの自由な発想で音楽交流や被災地支援活動の宣伝などを行っており、頭の下がる思いでございます。
ほかにも、被災地支援活動からはさまざまなボランティア活動が生まれており、大変喜ばしいと考えております。こうしたボランティアの取り組みと大田区の目指すものが一緒であるときは積極的に連携してまいりたいと考えております。

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「被災地から必要ないと言われるまで、わたしたちは何度でも行きますよ」

これは、わたしの知っている区民ボランティアの方々の口癖です。

このような心意気を持った区民ボランティアの存在、そして、「大田区方式」という独自の被災地支援を継続してきている大田区の取り組みを誇りに思います。

この支援活動の継続により、被災地の一日も早い復興と、さらなる地域防災力の向上へと突き進んでいくことを願いまして、大田区議会公明党、玉川英俊の質疑を終了させていただきます。

ありがとうございました。

平成25年第1回定例会・予算特別委員会

ボイス 地域振興 政策 産業振興 被災地支援 議会 / 2013年3月31日


平成25年2月21日(木)~3月27日(水)まで、35日間の日程で平成25年第1回定例会が開催されました。
そして、2月28日(木)~3月25日(水)の期間には、平成25年度予算特別委員会が行なわれました。

この予算特別委員会の款別質疑において登壇しましたので、そのときの動画を公開いたします。
※動画開始は、画像をクリックしてください。

3/13(水)、大田区予算特別委員会、審査第2日目。
総務費での質疑、区民協働担当課長とのやり取りの動画(19:33)。

大田区の被災地支援ボランティアの新規参加者募集の取り組みや、今後の活動計画、防災塾受講者の役割、災害ボランティアの体制などについて質問・提案を行ないました。


3/18(月)、大田区予算特別委員会、審査第5日目。
産業経済費での質疑、産業振興課長とのやり取りの動画(18:24)。

「下町ボブスレー」の取り組みについて、安倍総理の大田区訪問、施政方針演説による新たな支援の有無、「下町ボブスレー」のロゴやネーミングの取り扱い、資金集めの状況や今後の方法、応援グッズ・関連グッズの提案、大田区の技術を次のステップへどうつなげるかなど、具体的な質問・提案を行ないました。
なお、テキストは別途掲載いたします。