決算特別委員会 審査第2日
9/19(水)から大田区議会平成24年第3回定例会が始まっており、
10/2(火)より決算特別委員会が始まりました。
審査第2日の10/3(水)、款別質疑「総務費」におきまして、AED設置場所の周知、お隣の目黒区の掲示板を参考にした区設掲示板の活用方法などの質問・提案を行ないました。
以下のとおり質疑の内容を掲載いたします。
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9月29日に「梅ちゃん先生」の放送が終わって、早くも4日目となりました。
4月から半年間、毎日のように「梅ちゃん」の顔を見て過ごしてきましたので、その笑顔が見られなくなると、ちょっと寂しいものがあります。(笑)
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大田区は、この「梅ちゃん先生」の舞台地ということで、7月に設立された「朝ドラ舞台地ネットワーク連絡会議」に参画されました。
早速、来月11月10日には、「朝ドラサミットin岸和田」というイベントが「カーネーション」の舞台となった岸和田市で開催されることとなり、「朝ドラ舞台地が連携し、地域の元気を全国へ発信!」とのことで、舞台となった地域との新たな交流も生まれ、今までにない形での地域活性化への道が開かれていくのではないかと期待しております。
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私は、東京葛飾区の生まれですが、葛飾出身と言うと、「男はつらいよ」の「寅さん」、若い人では、「こち亀」の「両さん」とすぐに話題になります。
これからは『大田区といえば「梅ちゃん」』が定着していくことを願っておりますので、「梅ちゃん先生」を活かした、さらなる取り組みをよろしくお願いいたします。
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それでは、質問に移らせていただきます。
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昨年の款別質疑におきまして、「区設掲示板や公園内の看板などにその場所から一番近いAED設置場所の地図や施設名称、連絡先などを常時掲示しておくことはできないものか」との質問に対し、
「今後、区設掲示板を使ったAEDの設置場所の周知について、どのような方法があるか検討していく」との答弁をいただきました。そこでお伺いいたします。
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(質問①)
区設掲示板の活用、公園の看板の掲示につきまして、その後の進捗状況をお聞かせください。
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(回答①:地域振興部参事〔地域振興課長〕)
AEDの設置場所の周知につきましては、現在区のホームページで施設の一覧をお示しさせていただいているところでございます。
また、公園内での周知につきましては、AEDを設置しております水泳場のある東調布、萩中、平和島公園において、野球場や交通公園などに、それから多摩川河川敷の運動施設については、野球場のスコアボードや庭球場の入り口に案内を掲示させていただいているところでございます。
区設掲示板の活用につきましては、掲示の効果を考え、掲示板の形状を研究している状況でございます。
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ここ1ヶ月、地域の数箇所の防災訓練に参加させていただきましたが、AEDを使用する訓練はどの会場でも実施され、すでに多くの方に馴染みのあるものになっていますが、
「本物のAEDはどこに設置されているのか?」「どこに取りに行けばいいのか?」といった声がまだまだありました。
(質問②)
区設掲示板に限らず、何か他に、AEDの設置場所を周知させる方法を検討されていましたらお聞かせください。
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(回答②:保健所次長〔保健衛生課長〕)
AEDの設置場所の周知方法でございますが、現在、来年25年度で178台の一斉更新を予定してございます。
この中で、区民の皆様がわかりやすい案内ができるように、周知方法の見直しを行っているところでございます。
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「区設掲示板」、区内897箇所すべてを確認したわけではないのでわからないのですが、4種類のタイプがあるようです。
(質問③)
この区設掲示板の面の大きさは、それぞれどれくらいのスペースがあるのでしょうか。
ポスターなど、どれくらいのサイズのものが何枚貼ることが可能なのか教えてください。
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(回答③:地域振興部参事〔地域振興課長〕)
現在の区設掲示板でございますが、ちょっと細かくなりますが、旧Ⅱ型、それから新型・新Ⅱ型というものと、アルミ型の4種類のタイプがございます。
仕様は3種類になっておりまして、掲示面の大きさについてのお尋ねでございます。
旧Ⅱ型が1メートル50掛ける1メートル、それから新型・新Ⅱ型は1メートル57掛ける90センチ、アルミ型が1メートル55と90センチという状態でございまして、全ての掲示板の掲示面が3分割をするようになっておりまして、中央に「おおたふれあい情報」、それから両脇にB3判横型もしくはそれ以下のポスターが4枚掲出できるという形状でございます。
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私の住まいは目黒区に隣接しておりまして、日常生活の中で目黒区の道路を通ることがよくあります。
よって、目黒区の「区設掲示板」もよく目にすることがあるのですが、目黒区では掲示板の下の空間を活用されていました。
この掲示板の下の空間の活用は、公明党の総括質疑で飯田委員も取り上げましたが、この空間の統一した場所に、さきほどのAEDの設置場所の情報、「この場所からどっち方向に何メートルの場所にあります」といったような表示をすることはできないものでしょうか。
(質問④)
掲示物は定期的に張り替えられてしまいますが、統一した場所に常にAEDの設置場所の表示があれば、住民の方々は日常生活で目に触れていく中で、どのあたりにAEDがあるのかと潜在的に覚えていき、地域の誰もが知っている情報へとなっていくのではないかと思いますがいかがでしょうか。
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(回答④:地域振興部参事〔地域振興課長〕)
ご指摘のように、区民の安全・安心を考えていく上で、AEDの設置場所の表示は広く知らしめるという意味で、重要であると考えております。
現在の区設掲示板での表示につきましては、掲示板の形状などから、安全性ですとか耐久性の面では、難しい状況があると思っております。
したがいまして、今後掲示板の形状変更を研究する中で、ご提案の目黒方式を参考にしてまいりたいと考えております。
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また同じく目黒区の「区設掲示板」の下の空間には「大震災時の避難場所」として、防災マップが掲示されていました。
しかも英語での表記もある二ヶ国語対応です。
「国際都市大田区」として、災害時、緊急時に関する情報に対しては、外国語での表記をこれからは増やしていく必要があるのではないでしょうか。
これは掲示板に限らず、さまざまな表示物で必要かと思いますがいかがでしょうか。
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(回答⑤:災害対策担当課長)
委員ご指摘のとおり、災害時に日本語で意思の疎通が十分にできない方に対し、必要な情報を伝達する手段として、外国語での表記は重要であると考えてございます。
掲示板以外の表示として、災害時には区のホームページで、英語、中国語、ハングルの3カ国語で情報提供をしていきます。
また、学校防災活動拠点事業の中でも、現在聴覚障がい者向け、外国人向けのコミュニケーションボードの導入を進めているところでございます。
これからも災害時に、必要な情報が多くの方に届くように努めてまいりたいと考えてございます。
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外国語表記のために、新たな設置物を作るのは大変かと思いますが、この「区設掲示板」の下の空間を活用することで、対応できるのではないかと思います。
随時、最新のお知らせを提供していく掲示と、緊急時のため、いのちを守るために常に情報を掲示しておくべきものがあるかと思いますので、さらに「ひと工夫」の取り組みをお願いいたします。
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以上で、大田区議会公明党の玉川英俊の質問を終了させていただきます。
ありがとうございました。