バックナンバー 2013年 7月

しばらくぶりでブログを更新します。筆不精ならぬ、「ブログの更新」不精をお詫びします。

先ずは6月の都議選、7月の参院選で皆様に絶大なるご支援をいただき、

公明党は大きく勝たせていただきました。皆様の真心からのご支援について心から感謝申し上げます。

 これから実感できる景気回復めざし、党を挙げて取り組んでまいります。

今後とも変わらぬご支援、何卒、よろしくお願い申し上げます。

山口代表の党声明の動画&記事です。是非ともご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=0AVWvEAIKL8&feature=youtu.be

https://www.komei.or.jp/news/detail/20130722_11794


 さて選挙も終わり、年度当初からの会派としての研究課題であった

  1. 学級崩壊やいじめをなくす「学級力向上」プロジェクト
  2. 公金徴収一元化

について、7月24~25日と新潟市に1泊2日で早速調査活動に行ってまいりました。

今回は「附属新潟式学級力向上の取り組みについて」を報告させていただきます。 

附属新潟式学級力について説明を受ける公明党

<視察の背景・目的>

 大きな社会問題となっているいじめや学級崩壊 - 墨田区も例外ではありません。

その要因は多岐に渡り、さらに複雑に絡み合っています。その原因のひとつに学級力の低下が指摘されています。

国立教育政策研究所が平成13年に発表した「学級経営をめぐる問題の状況とその対応」では、

学級が上手く機能していない原因(意見が多かった順)として、

  1. 教師の学級経営が柔軟性に欠ける
  2. 授業の内容と方法に不満を持つ子どもがいる
  3. いじめなの野問題行動への適切な対応が遅れた
  4. 校長のリーダーシップや校内の連携・協力が確立されていない などが指摘されています。

 学級経営について、クラス担任だけが担うのではなく、学校全体として取り組んでいく仕組み・

システムが必要ではないかと認識し、学級力向上の先進事例である新潟大学教育学部附属小学校の取組みを視察することにしました。

<視察内容>

  1. 附属新潟式学級力に関する具体的取り組みについて(パワーポイント)
    • なぜ、今、「学級力」?
    • 附属新潟式学級力とは?
    • 「附属新潟式学級力」のめざす具体的な8つの力
    • 具体的取り組み・・・実施方法(毎月のR-PDCAサイクル)
    • 学級力の良さとは?(児童の声、教員の声)
    • 資料

  1. 質疑応答(主な質疑)

       Q1.附属中学との連携は?

       A1.連携なし。中学では実施していない。小学校の時に実施するのが効果的と考える。

       Q2.国立附属小学校ということで、いじめや学級崩壊といったことは公立小学校に比べ

          少ないのでは?

       A2.本校でもある。特に自己主張の強い子どもが多く、学級をまとめることは大きな課題。

       Q3.新潟市の公立小学校でも取り組んでいるのか?

       A3.市内全小学校はないが、学校によって実施しているところもある。

          また鳥取市では全小学校で実施していると聞いている。

       Q4.スタートして10年。スタート前後で大きな違いはあるか?

       A4.生徒の落ち着き、主体的意識を持って学校行事に取り組むようになった。

<感想>

 先日、課題を抱えている区立中学を視察。小学校時代の学級崩壊が解決されず、

そのまま中学に移行したため、他の学年にも影響を及ぼしかねない新たな課題も発生していました。

校長先生からは課題解決に向け、教職員だけでなく、保護者・地域も関わりながら、

様々な取組みを実施している旨を伺いました。

 社会が複雑化し、児童生徒の家庭環境なども大きく変わってきていることから、

子ども達の間でも「孤立化」が大きな問題になってきています。

学校は子ども達の学びの現場であるとともに、1日の大半を占める生活の場であることから

学級経営は益々重要になってきています。

 しかし、その学級経営は未だに「担任任せ」の点が大きいのも事実であります。

時代に即応した学級力向上のシステムを構築しないと、教師・子ども達の双方の孤立化が

深まるばかりでは危惧しています。

今回の視察の研究テーマは「今こそ全校体制で学級経営を!」-今回の視察を受けて、研鑽を積み、

墨田区の実状に沿った学級力向上の取組みができないか検証・提案していく必要性があると感じました。

おおこしのTwitter
公明党広報
サイト管理者
墨田区 大越勝広
okoshi-s-komei@polka.ocn.ne.jp