バックナンバー 2012年 8月 16日

【写真:高崎市総合保健センター健康予防課の皆様と活発な意見交換を行う】 

8月8日、高崎市の胃がんリスク検診(ABC検診)を視察してきました。

 胃がんリスク検診とは、血液検査でピロリ菌感染の有無(血清ピロリ菌IgG抗体)と胃粘膜萎縮の程度(血清ペプシノゲン値)を測定し、胃がんになりやすい状態かどうかをA~Dの4段階で判定する新しい検診法です。

 胃がんはピロリ菌感染が大きく起因しており、ピロリ菌感染によって胃粘膜の萎縮が進むほど、胃がんが発生しやすくなるといわれています。

 この検診はがんそのものを見つける検査ではありませんが、血液検査により、

 ①A群・・・胃がんになる危険度がきわめて低い、ピロリ菌の感染がなく胃粘膜が健康な人たち

 ②B~D群・・・ピロリ菌に感染(またはかつて感染)して胃粘膜に萎縮のある人たち

に分け、②となった方には、胃がんの存在を確かめる精密検査(内視鏡検査等)を受けていただくものです。

 胃がん発生リスクの掌握だけでなく、原因菌となるピロリ菌の除去や、A群の人たちにとっては内視鏡による精密検診を受けないで済むこともあり、

その有効性が指摘されています。

 足立区や目黒区では、ABC検診導入後、早期の胃がん発見率がアップするなどの成果も出ています。

 区議会公明党では、墨田区医師会の皆様との懇談の折にこの話を伺い、昨年の第3回定例議会で提案

 本年より、40、50,60歳の方のうち、希望者は条件に該当すれば、無料で検診が受けられます。

 しかし、受診率は極めて低く、様々な課題もあります。こうした課題解決に向け、先進自治体である高崎市を視察して来ました。

 区民への周知方法や実施体制、医師会との調整など、大変参考になりました。10月から始まる決算委員会での審議に役立ちそうです。

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